kazkaz奮戦記&社会批評 by kazkaz of 車輪の下
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現在新規更新は休止中ですが、過去10年間の社会批評を検索ができるようにデータベース化しています。思考がデータベース化されていますので、現在社会を考える一材料になると思います。「検索」でご利用下さい。
◎私と社会学&社会批評
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■2009年12月31日(木)20:16
大晦日です。良いお年をお迎え下さい・・。
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大晦日ですね。まもなく新しい年がやってきます。来年はどんな年になるでしょう。回復の兆しが見えない世界・日本経済。混沌としています・・。
ところで、(−)x(−)がプラスとなる理屈、(−)x(−)=(+)。 実におもしろい。 これは、クーロンの法則で説明されるようです。
F=e・e'/r^2 (r=2つの電極間の距離,e,e'=電荷の量)
e e' F + + +(斥力) + - -(引力) - + -(引力) - - +(斥力)
数学や物理の説明では分かります。 しかし、この法則を今の不況を乗り越える手段として適用できないのは残念ですね。(−)経済を(+)経済に導くには、地道に(−)を0に近づけて、(+)経済にもっていくしか方法はありません。頭の中で考える理屈だけでは、この社会を動かすことはできない。この社会を動かしていくのは政治です。 政治にはリーダーが必要。その手に社会の存亡が掛かっているのです。
年越しそばを食べました。日記も書いたし、後はぽかーんとして寝るだけ・・。 除夜の鐘は聞こえるのかな?
それでは、また。 | | |
■2009年12月23日(水)11:14
税制改正 家計に増税色強く,差し引き所得増も・・。
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22日決まった平成22年度税制改正では、所得税・住民税の扶養控除が廃止・縮減され、家計には増税色の強い内容になった。一方で、子ども手当や高校無償化などの財政支出に重点を置き、所得格差を是正する「控除から手当へ」という政策スタンスを鮮明にした。ほとんどの子育て世帯で差し引きでは、所得が増える見込みで、家計を潤す一定の効果は期待できそうだ。(産経新聞)
・・・ということか。 全体像が見えずにいた。 反省。 | | |
■2009年12月22日(火)17:10
高校無償化も所得制限なし・・。
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川端達夫文部科学相は22日の閣議後記者会見で、来年度からの実施を予定する高校の実質無償化について「所得制限なしに(授業料支援を)支給することは確定した」と述べ、財務省などとの折衝の結果、所得制限導入を見送ることで決着したことを明らかにした。(時事通信)
ここまでしてマニフェストにこだわる民主党。何故? 下手なプライドを捨てて、現実を直視しなければいけないのではないか。 本来、国家の政策は、直面する問題に全神経を集中して、その問題を解決することにある。先ず、優先しなければならないのは、不況対策・雇用問題だ。これをないがしろにし、小手先の政策を強行に実現するのは浅はかではないかと思う。 戦略なき民主党。その政策を無理やりに実現することを国民が願っている訳ではない。 ここに国家経済・国民生活と遊離した政策先行の危険性を見るのである。
財源確保ができない民主党のマニフェストは破綻したのだ。その現実を受け止めて新たな政策を導く勇気・決断を持って欲しいと思う。 | | |
■2009年12月22日(火)12:24
暫定税率 事実上維持・・。
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来年度税制改正で最大の焦点となっていたガソリン税(揮発油税)の暫定税率は21日夜、仕組みを変えて税率を維持することで決着した。自動車業界では、政府の動きを牽制(けんせい)しようと同日に緊急声明を発表したが時すでに遅し。石油業界からは、看板の書き換えに過ぎない廃止に「裏切られた」との声が挙がった。(産経新聞)
今回の表明を「無駄」という観点から捉えてみる。 暫定税率制度をそのまま維持すると、経費はかからない。しかし、新しい仕組みを構築するには、立法・経費他諸々の出費がかさんで、新たな無駄を生み出す。 民主党の掲げる「無駄をなくす」とは、一体?
また、子供手当てでは所得制限を設けない方針に落ちついた。 窓口での手続きの煩雑を考慮してとのことだが、無駄なお金をばらまくより、事務手続きにお金が掛かっても良いのではないか?お金をばらなく無駄と事務手続きの経費を天秤にかけることには納得がいかない。必要な経費を計上することは、正義に反しない。ここに、民主党の掲げる「無駄」の解釈に違和感を憶えるのである。
下手なマニフェストに縛られて、有効な政策を打ち出せない民主党政権こそ、新しい無駄を生むのではないかと思慮する。 | | |
■2009年12月21日(月)13:16
就職氷河期「今年は無理」高校生苦渋の進学・・。
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今年の就職戦線は「氷河期の再来」とも言われる厳しさで、大学生だけでなく、高校生も就職難にあえいでいる。(読売新聞)
昔は貧乏で頭が良くても進学できず、やむを得ず就職せざるを得ない、そんな時代があった。今は、就職氷河期にあって、就職浪人をあきらめ、進学する道を選ばざるを得ないとは、皮肉な時代だ。
不景気のどん底。デフレ社会。
(−)経済を(+)に転じるには、一見(−)のカンフル剤を投与すればよいように思える。すなわち、(−)x(−)=(+)。 しかし、こんなカンフル剤を見つけることは実際の経済社会では非常に困難だ。 せめて、(−)を0に近づけていく政策が必要である(中期ビジョンの策定)。 そして、0から(+)に推移する長期ビジョンの策定が必要だ。
ところが、今の民主党政権,中期ビジョンも長期ビジョンも見えてこない。 ひたすら、借金をして金をばらまき、内需拡大を詠っているが、その効果は見えてこない。ビジョン無き政治は国家・国民経済を麻痺させる。戦略無き政治は、国家を混乱に陥れるだけである。
政権交代が(−)を(+)に転じるカンフル剤だと思っていたが、それは間違いだったことに気づく。
寒い。今年の寒波は強烈だ。身にしみて感じる。
「コンクリートから人へ」という政策は、一見人に優しいように聞こえる。しかし、これは税金のばらまき先を公共事業から個人へと転換するだけである。今、就職氷河期にあって必要なのは、人を排除して進められてきた近代合理主義を見直して、「機械から人へ」を取り戻すことではないかと思慮する。即ち。その時代時代に見合った共存共栄の道を探っていくことが肝要だと思う。
所詮、私の持論は鳩山首相には届かない。憤りを感じる。 | | |
■2009年12月16日(水)03:11
陛下、中国副主席と会見・・。
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天皇陛下は15日午前、皇居・宮殿「竹の間」で、来日中の中国の習近平国家副主席と会見された。陛下が中国の政府要人と会うのは、2008年5月に国賓として来日した胡錦濤国家主席以来。会見は午前11時から約25分間行われた。(時事通信)
この問題、民主党は宮内庁の定める「一ヶ月ルール」を知らなかったと推測する。しかし、会見を強行設定した裏には、慣行を破っても中国との友好を深めるという意図があったことは間違いない。 確かに、天皇の国事行為は内閣の助言と承認のもとに行われる。宮内庁の規定する「一ヶ月ルール」も、時の内閣の要請があれば、それを変更することも仕方のないことなのかも知れない。 大切なのは、今回の特例事件を契機に、民主党政権の下での天皇陛下の外国要人との接見ルールを見直すことが肝要だと思われる。 外交が絡む極めてデリケートな問題だけに、慎重な見直しが要望される。
追記:外国要人の接客行為は、国事行為ではなく、国事行為と私的行為の中間の公的行為である。内閣の助言と承認は必要ない。拒否権のない国事行為と異なり、天皇には拒否権がある。・・・ということは、宮内庁の「一ヶ月ルール」は内閣の助言と承認に縛られないことになる? | | |
■2009年12月11日(金)09:10
政府「国債発行44兆円以下」断念・・。
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政府は10日、2010年度予算編成で、新規国債発行額を44兆円以下に抑制するとしていた目標を事実上断念する方針を固めた。(読売新聞)
できないのに出来るという。そして結局はできませんでしたとのたまう。 税収入が落ち込み、赤字国債が大幅に増えることは予想できたのに、根拠のない44兆円以下に抑制するという数値目標を掲げ、結局はできませんでしたとのたまう。 なぜ、できないものを出来るというのか。 政府の景気動向の見通しが甘すぎるのではないかと思う。 民主党の掲げる公約は、結局は絵に描いた餅。食えないのである。 | | |
■2009年12月08日(火)22:43
<2次補正>経済対策7.2兆円 閣議決定 亀井氏に思う・・。
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政府は8日朝の閣議で、09年度2次補正予算に盛り込む総額7.2兆円の経済対策を決定した。国民新党が対策の規模拡大を求め、政府・与党内の調整が難航していたが、政府が7日に提示した1000億円の上積み案を国民新党代表の亀井静香金融・郵政担当相が了承し、最終決着した。(毎日新聞)
国民新党の亀井大臣は、こんなことは言いたくはありませんが、連立政権の弱みにつけこんで、まるで民主党をゆすり、自己の党の政策を強引に実現させる感がありますね。 社民党と同じ駄々っ子。そして、たちが悪い。 数合わせで仕方なく連立を組んでる民主党ですが、相当のジレンマに悩んでいる様子。菅副総理が怒るのも良く分かる気がします。 それも次期参院選挙までの辛抱です。 国民新党なんて、切っちゃいましょう。それが賢明です。 しかしまあ、民主党が単独で政権を担う場合は、独裁政権となる懸念があります。次の総選挙が行われるまでの4年間、政局はどうなっちゃうんですかね。心配です。
それでは、また。 | | |
■2009年12月04日(金)07:36
事業仕分けで漢方薬保険適用外へ・・。 無駄とは?
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予算の事業仕分けで、漢方薬が保険適用外の医薬に認定された。削れるものは何でも削ってしまえという政府の方針が浮き彫りだ。 私も、現在、統合失調症の薬の副作用で便秘になり、排便を促す漢方薬を処方されている。この漢方薬が処方されなくなるとどんな悪影響が出るか?
確かに、事業仕分けは視覚化され、必殺仕事人のようにばっさり切ってかっこいいという風潮さえある。しかし、その審議は非常に短時間で、仕分け人の恣意的判断があることも確かだ。どれだけの人が漢方薬に頼って生活しているかは考慮されていない。また、科学・スポーツ振興などの抑制・・。 しかし、民主党のこの無駄きりによって、国民生活にそのしわ寄せが出ることは政権発足時から予測されていた。「コンクリートから人へ」は、公共事業を抑制し、マニフェストに記載されているように一部の人に予算をばらまくこと。その裏で、予算が切り詰められ、しわ寄せを被る人達の存在は明らかだったのだ。 どんなに、無駄きりと称して本来必要な予算を削って財源を捻出し、自己のマニフェストを実現しても、私は民主党を認めない。 国家の使命は、等しく国民のために貢献することであり、国民を犠牲にして自己のバラマキ政策のマニフェストを実現して政権を維持することではない。 民主党の掲げる「無駄」とは、国民生活に必要な予算を無理やりに(恣意的に)無駄な予算と仕立て上げること。その手法は、あまりにも乱暴すぎる。
みなさんは、どう考えますか?本当に民主党の手法は間違っていないのか良く吟味し、見定める必要があると思います。 | | |
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