kazkaz奮戦記&社会批評 by kazkaz of 車輪の下
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■2015年12月29日(火)14:31
今年の統括―「人を殺してみたかった。」
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「人を殺してみたかった」 殺人容疑の19歳 北海道 北海道音更町のアパートで美容師金野恵里香さん(31)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同じアパートに住む会社員の少年(19)が「人を殺してみたかった。(相手は)誰でもよかった」などと供述していることが捜査関係者への取材でわかった。道警は4日、司法解剖して死因の特定を進めるとともに、動機を慎重に調べている。 道警によると、金野さんは3日朝、アパート1階の自室で首や胸を刃物のようなもので刺されて倒れているのがみつかった。発見時、玄関は施錠されていなかった。少年は金野さんの部屋の上の階に住んでいるが、金野さんと交友関係はないという。(朝日新聞)
自首の男子高校生 祖母殺害の疑いで逮捕 26日夕方、千葉県君津市の17歳の男子高校生が「祖父母を殺した」と警察に自首し、市内の住宅から 60代の祖父母が遺体で見つかった事件で、警察は祖母に対する殺人の疑いで高校生を逮捕しました。 男子生徒は「殺すのは誰でもよかった。祖父母に恨みはなかった」などと話しているということです(NHK)。
<批評> 今年は、「人を殺してみたかったから殺した」「殺人未遂を犯した」等の事件が数多くみられました。要因はなんでしょうか。「人を殺してはいけない」という重要な規範が軽視され、「人を殺したい」という欲求が勝ったということです。重要な規範は、その人が所属する社会で学びますが、本来規範を教える学校でさえ、試験勉強に励むことだけを重視し、規範を教えません。家庭でも同様です。社会では、殺人事件のドラマが氾濫し、人を殺すゲームも、欲望と化します。社会で誰かがその欲求を回避する教えを説くなんてことはありません。人を傷つける痛みなどを社会は教えなくなりました。昔は、ちゃんばらごっこなどして、切り傷や殴り合いで人間の痛み等を自己で体験して、他人をいたわる心を養いました。しかし、昨今、当たらず障らずの社会教育で、自己を通して他人をいたわるという経験が無くなってしまいました。人を傷つけるとどれだけの痛みを伴うのか、それを学習する機会が奪われているのです。社会では、当たり前のことが当たり前でなくなってしまっているのです。 今、規範教育が低迷しています。自己を通して社会で規範を徹底的に教え込む。そんな教育が必要な時代になってきているのではないかと思います。
社会は変わりつつあります。良い方向に代われば問題ないのですが、何か悪い方向に向かう感じがします。来年は、良い方向に向かえばよいですね。
温かい正月を迎えたいですね。皆さんはご旅行等の計画はありますか?事故などないように気を付けて下さいね。それでは、良いお正月を。 | | |
■2015年12月17日(木)11:01
11月30日付けの記事を削除しました。
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11月30日付けの記事は、誤解のある発言をしましたので、削除しました。 | | |
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