kazkaz奮戦記&社会批評 by kazkaz of 車輪の下


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私と社会学&社会批評


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■2008年12月31日(水)13:51  本年の統括・・。
 本年を一字で表せば、「変」な年とされています。
 それはそれで良いのですが、私が考えるには、今年は「硝子経済」が破綻した年であると認識しています。
 一見、美しく輝く硝子も、一点にひびが入ればそこからひびが全体に広がっていき、曇りを通りこして脆く崩れてしまう。そんな硝子経済が齎した悲劇が100年に一度の不景気を生み出した結果だと思います。
 破綻した硝子経済を元に戻すには、その硝子全体を交換し、より強度の高い「強化硝子経済」を構築しなければならないのです。例えば、硝子に網を張って、被害を最小限に抑える危機管理体制の再構築が重要だと思います。
 日本国家も、脆い硝子で構成された自民党政権を一度白紙に戻して、政界再編・政権交代が必要なのではないかと思慮致します。
 来年は、明るい話題が欲しいものですね。

 それでは、みなさん、良いお年をお迎え下さい。

■2008年12月28日(日)14:20  政府・行政庁の責任・・・。
 先日、解雇された派遣社員の一人が無銭飲食で捕まったという記事が目にとまりました。この年末、衣食住に困る人達が沢山いるという現実を目にして、ただ手をこまねいてみている訳にはいかないと思います。政府が講じる手立てでは、彼らを救うことはできないと思います。
 例えば、彼らを救うために、全国の国・地方自治体の公共施設に簡易宿泊所を一時的に設けて寝食の提供を行うという緊急避難措置を講じては如何かと思います。
 今の不況は、人的災害です。利潤の追求のみに走っていた企業の責任はもとより、いざなぎ景気に酔いしれ、国民の生活の危機管理政策を怠った政府・行政庁に全責任があると痛感します。
 今、生活に困っている国民が多々いるのに、自分達だけはぬくぬくと生活している国家に明日を見ることができないのは私だけでしょうか。
 極論を言えば、自分達の住んでいる住居を提供してでも国民の生活を守るのが政府・国家公務員の責任の果たし方ではないかと思います。
 それを、今の政府・行政庁のお役人達に求めるのは、どだい無理な話かもしれません。企業も、自己防衛だけに必死です。
 今となっては遅すぎるのですが、企業も国家も、社会的責任を果たすため、国民を守る危機管理体制の再構築を行う必要があると思います。
 
 それでは、また。

■2008年12月09日(火)18:28  京都地裁書記官事件・・。
 京都地裁の書記官が判決文を偽造して、振込み詐欺事件で凍結している預金口座から自分の預金口座へ入金させた事件、司法の信頼を揺るがす悪質な事件ですね。
 この事件で、書記官は、下記するように、HPに載った預金口座情報を悪用していた可能性が示唆されています。

 振り込め詐欺事件で凍結された預金口座から偽の振込依頼書で現金が引き出された事件で、預金保険機構がホームページ(HP)で公告している口座情報の中に、現金が引き出された埼玉県内の凍結口座と一致する情報があったことがわかった。(読売新聞)→記事

 被害者救済情報を悪用した家裁書記官。司法も信頼を損ないかけています。何故、書記官は道を踏み外したのか、真相解明が待ち望まれます。今回斧の事件のように、情報化社会が齎す弊害を完全に払拭する手立てはないのでしょうか。有効に利用されなければならない情報が犯罪を裁き抑止する司法に属する心もとない一人の職員の手によって犯罪に悪用される。正に、残念な事件です。

■2008年12月06日(土)06:56  与党チームの雇用対策の疑問符・・。
 与党の「新雇用対策に関するプロジェクトチーム」(PT、座長=川崎二郎・元厚生労働相)は5日、非正規労働者の就労支援などを盛り込んだ追加雇用対策をまとめ、麻生首相に提出した。(読売新聞)→記事
 この中で、雇用維持対策では、派遣社員を正規社員として採用した企業に1人当たり100万円(大企業は半額)を支給する制度などが盛り込まれています。
 これは、定額給付金と同様に、政府の金のばらまき政策ではないかと思います。
 一時的な雇用対策も永続的な実効性を持たなければ、愚策に過ぎません。
 では、どうすればよいのでしょう。
 税制優遇策を採っても、企業からの税収入が減少すれば、効果的ではありません。一層のこと、派遣社員制度を含めた非正規雇用制度を廃止し、新たな正規雇用制度を打ち出すのも一つの考えだと思います。
 しかしながら、最も改善すべき点は、企業側から正規雇用を要請する雇用環境を整備することです。難題ですが、これを解決・模索することが厚生労働省の役人の仕事です。それ故に税金から給与を支払っているのです。これを解決できない役人に給与を支払っていることは税金の無駄遣いなのです。査定はFですね。民間の就職斡旋会社に比べてハローワークが極度に機能していない現状を打破するのも解決すべき課題です。ハローワークに勤務する職員が一定期間中に一定の職業斡旋ができない場合は、給与をカットする等の施策も講じるべきかなと思います。ハローワークでふんぞり返っている傲慢な職員にはあきれ返ります。彼らにこそ、緊張感・責任感を持たせるべきなのです。そうは思いませんか?
 所詮、国家に身分保障され、天下りで再就職ができる行政庁の役人に有効な雇用施策を講じることを期待するのは無理な問題なのかもしれません。

■2008年12月06日(土)03:14  お知らせ・・。本日記の入口
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■2008年12月03日(水)02:28  市職員による生活保護費の盗難・・。
 山梨の市職員が生活保護者宅から保護費を盗んだ容疑で逮捕されました。→記事
 生活に困窮している保護者宅からお金を盗む。それが生活保護者を監督する市職員が行うなんて、世も末ですね。
 市の管理体制が問われる事件です。

 生活保護を受給する場合は、その資産の全てや預金残高等を開示しなければなりません。一方、生活保護を担当する市職員にはこのような査察はありません。
 今回の事件、窃盗した市職員が給与を差し押さえられていた事実が判明しています。このように、金銭的に危うい職員は、担当から外すという措置を市が講じるべきだと思います。市の管理体制のずさんさが招いた事件ではないでしょうか。

■2008年12月01日(月)07:47  科学と神のはしがき・・。
 ノーバート・ウィーナーの著書『科学と神』のはしがきで、著者は、
「オートメーションから生じる失業の問題は、もはや予想ではなく、現実に近代社会の難題となっている。」と述べている。
 私は、もう一度、未来予想図を描くこの著書を紐解こうと思った。
 難解な書物であるが、読解しようと思う。

 社会の景気は依然として回復していない。
 正に、世界恐慌である。
 明るい未来予想図は、未だ見えてこない。
 

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