kazkaz奮戦記&社会批評 by kazkaz of 車輪の下
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■2013年04月27日(土)07:07
元組長ら2人の死刑執行=ファミレス射殺事件―政権交代後5人に・法務省
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【元組長ら2人の死刑執行=ファミレス射殺事件―政権交代後5人に・法務省】(2人の死刑執行 安倍政権2回目) 谷垣禎一法相は26日、2005年に千葉県市原市のファミリーレストランで暴力団組長2人が射殺された事件で死刑が確定した元組長ら、死刑囚2人の刑を執行したと発表した。2月21日に3人に執行して以来で、現在の安倍政権下では2回目。昨年12月の政権交代後、計5人の死刑が執行されたことになる。法務省によると、執行されたのは、元組長浜崎勝次(64)=東京拘置所=と元組員宮城吉英(56)=同=の両死刑囚。浜崎死刑囚は11年12月、宮城死刑囚は09年6月に死刑が確定していた。未執行の確定死刑囚は134人となった。(時事通信 4月26日(金)10時58分配信)
第二次安倍政権発足後2回目の谷垣法相による死刑執行である。暴力団の抗争事件だから、何も気に留める必要もないかもしれない。問題なのは、短期間で2回目の死刑が執行されたという事実である。 景気の落ち込みに比例して社会の凶悪犯罪が増加してきているように見える。それは一見未執行の確定死刑囚の数字からも伺えるようであるが違うだろう。確定死刑囚の数字が100を超えているのは、オウム真理教による一連のテロ事件の首謀者達の死刑囚の人数が突出してからであろう。彼らが処刑されれば、その数字はかなり減る。彼ら(特に麻原彰晃)を処刑しない理由は、報復テロを警戒してのことであろうと推測される。さすれば、特に死刑に匹敵すべき凶悪犯が増えているわけではないようだ。 どうも、死刑執行が取り上げられる事件は、テロ事件を除いて、犯罪の事実が顕著で、死刑による抑制力が高いと評価される凶悪犯罪であるようだ。つまり、誰にも批判されない犯罪の事実が顕著な凶悪犯罪を死刑執行対象としていると考えられる。所謂つまみ食いである(間引きでもある)。こんなつまみ食いをしているから、難しい事案の死刑確定事件は、未執行のまま棚上げにされてしまうのである。 思うに、法務大臣は、未執行のまま棚上げにされている事件の処理に全力を尽くすべきであり、つまみ食い(間引き)で成果を誇示しているようでは、無能の域を出ない。未執行死刑囚の削減には何らの効果も奏さないのである。 我々は、見せかけの正義に騙されているのかもしれない。 | | |
■2013年04月20日(土)20:28
父「危篤」で飲酒運転 停職に
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【父「危篤」で飲酒運転 停職に】(日本人の法規遵守の甘さ) 京都府立大は19日、飲酒運転で警察に摘発された係長級の男性職員(52)を、停職5カ月の懲戒処分とした。府内の病院に入院していた父親が病気で危篤状態となり、車で駆けつける途中だったという。同大によると、男性職員は昨年11月12日午後5時50分ごろ、京都市東山区で車を運転中、別の車と接触事故を起こし、駆けつけた警察官による検査で呼気から基準を超えるアルコールが検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発された。この日は入院中の父親の容体が悪化したため仕事を休んでいたが、同市内の自宅で焼酎約1合を飲んだ後で「危篤」の知らせを受け、病院に向かう途中だった。父親は2日後に亡くなったという。(産経新聞)
社会にはルールがある。飲酒運転の禁止も運転者に課せられたルールである。如何に切羽詰った状況・事態でも可能な限りルール違反とならないように事態を回避する義務がある。この事件では、例えば家族による代理運転か、タクシー等の代替手段で病院に行くことが可能であったと思慮する。他に手段がなくても、飲酒運転は認められない。 ここに、日本人の法規遵守の甘さが見て取れる。
しかし、例えば飲酒時に地震・津波等が起きて、自動車のみが逃げる手段の頼みの綱だとすれば、これは超法規的に許されると解釈されるかもしれない。 | | |
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