kazkaz奮戦記&社会批評 by kazkaz of 車輪の下


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現在新規更新は休止中ですが、過去10年間の社会批評を検索ができるようにデータベース化しています。思考がデータベース化されていますので、現在社会を考える一材料になると思います。「検索」でご利用下さい。


私と社会学&社会批評


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■2012年10月25日(木)20:15  グーグルが竹島表記変更=韓国政府は抗議,修正要求。
【グーグルが竹島表記変更=韓国政府は抗議,修正要求。。。】
【ソウル時事】韓国外交通商省報道官は25日の記者会見で、インターネット検索大手米グーグル社から、同社の地図サービス「グーグルマップ・グローバル版」で、島根県・竹島(韓国名・独島)の表記を「リアンクール岩礁」とするとの説明を受け、「受け入れられない」と修正を求めたことを明らかにした。従来、グローバル版では「独島」とともに、韓国の住所も記されており、日本政府は修正を働き掛けていた。報道官によると、グーグル側は韓国の在外公館に対して18日、韓国版では「独島」、日本版では「竹島」と表記されるが、それ以外の第三国を対象とするグローバル版では「リアンクール岩礁」となると説明。こうした措置は「異なる見解がある全ての地域に適用される」との立場を伝えたという。(2012/10/25-17:23)

 こういう動きには、韓国は異常なまでに迅速に反応しますね。韓国は独島,日本は竹島,グローバル版はリアンクール岩礁。これでは、日本側の竹島も、国内では存在価値を示しますが、海外版(グローバル版)で埋まってしまいますね。
 グーグルにご再考願いたいところです。

■2012年10月16日(火)13:14  森口氏 東大の聴取に主張変えず[iPS臨床応用] 科学者倫理
【森口氏 東大の聴取に主張変えず[iPS臨床応用]】−科学者倫理−
 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った世界初の臨床応用となる移植手術を実施したと主張している森口尚史氏が15日午後、米国から帰国した。森口氏は特任研究員を務める東京大病院に向かい、事情聴取を受けた。会見した病院側によると、森口氏は「1例は実施した」などと従来の主張を繰り返した。(朝日新聞)

 森口氏の一連の虚偽研究(iPS臨床応用)の発表の余波は未だ続いていますね。賞賛を浴びるはずが、いつのまにか虚偽を追求される側に回りました。
 「こんなはずじゃーなかった。」の一言は、彼が物を単純に考えすぎていた証拠です。
 未知(真)を追求するものが、他人の成果を横取りして虚偽に走ってはいけません。何時かは虚偽はばれます。
 そんな教訓だと思います。
 一生脚光を浴びない科学者もいます。脚光を浴びる科学者は一割にも満たないのが現状です。それでも、地道に研究を重ねる。そんな姿勢が大事なんだと思います。成果は上げられなくても科学者として最低限のこと(科学者倫理)は守られなければなりません。今回の事件は、正にその科学者倫理が問われる事件だと思われます。

■2012年10月10日(水)08:51  iPS細胞の山中氏らにノーベル賞 再生医療実現に道。
【iPS細胞の山中氏らにノーベル賞 再生医療実現に道】
 スウェーデンのカロリンスカ医科大は8日、今年のノーベル医学生理学賞を、京都大の山中伸弥(しんや)教授(50)らに贈ると発表した。皮膚などの体細胞から、様々な細胞になりうる能力をもったiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作り出すことに成功した。難病の仕組み解明や新薬開発、再生医療の実現に向けて新しい道を開いた。日本の受賞は19人目で2010年以来。医学生理学賞は利根川進さんに次ぎ25年ぶり2人目。共同で受賞するのは英ケンブリッジ大のジョン・ガードン教授(79)。授賞理由は「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」。経済危機の影響で今回から2割減額された賞金800万スウェーデンクローナ(約9400万円)は2人で分ける。授賞式は12月10日、ストックホルムである。(朝日新聞)

 昨日のニュースは、ノーベル賞を受賞した山中氏の報道で一杯でしたね。iPS細胞の原理なんてこの私には理解不能でしょうが、基礎細胞があれば、そこから皮膚のようなものが培養できる,精子,卵子なんてのも再生できるみたいですね。また、どこまで良いかという倫理との闘いもあるみたいですね。心臓死から脳死が認められるまでに数十年掛かった。同じような道を歩くか否かは分かりませんが、極論を言えば、人類の生態系を変えてしまう虞がある。慎重に、慎重にです。
 それでは、また。

■2012年10月06日(土)08:19  復興予算で官庁改修 防災名目120億円使用。
【復興予算で官庁改修 防災名目120億円使用】
 東日本大震災の復興予算が、全国の官庁施設約100カ所の耐震補強などに約120億円使われ、来年度予算でも60億円要求されていることがわかった。被災地では復興に必要な予算が届かない例もあるのに、「防災」を名目に官庁の改修費がふくらんでいる。(朝日新聞デジタル)

 被災地で必要な予算が回らないのに、「防災」の名目で復興予算でから官庁の改修を捻出するとは一体どういうことなのでしょうか。
 確かに、本来の「防災」目的での予算取りは認められています。しかし、困っているところにお金を回さないで、「防災」名目でありながら、官庁の改修を進めるのは、本来の復興予算の横流し・流用としか考えられないのです。
 すなわち、国の機構は重要なので災害時にその機能が果たせなくなると一大事です。それを回避するため、防災対策として庁舎の改修を行うことは非常に重要です。しかしながら、その予算の確保は、何も復興予算から流用するのではなく、それなりの費目として予算計上するべきであると思うのです。なぜかしら不思議です。
 それにしても、官僚って、こんなことにしか頭を使わないのですね。日本が駄目になるわけです。

■2012年10月04日(木)08:51  外国人の「駆け込み寺」に…初の公設法律事務所。
【外国人の「駆け込み寺」に…初の公設法律事務所。】
 日本で暮らす外国人を対象とした公設法律事務所が15日、東京都港区にオープンする。弁護士会が支援する都市型の公設事務所は全国に15か所あるが、外国人専門は初めて。日本語が不自由な外国人は法律相談をためらいがちで、在留管理制度が改まったことで、さらに“情報弱者”に陥る恐れもある。開設を支援する東京弁護士会は、「外国人の駆け込み寺」を目指す。新事務所は、「東京パブリック法律事務所」の外国人向け相談窓口を一部独立させ、「三田支所」の形で発足する。港区に東京入国管理局があることを考慮した。英語や韓国語などが堪能な弁護士6人が常駐するほか、東京外国語大の協力を得て中国語やポルトガル語など9か国語に対応できる通訳を派遣してもらう。(読売新聞)
 
 日本のグローバル化で益々日本で働く外国人が増える。外国人の駆け込み寺を設けることは今後さらに必要になってくるかもしれない。外国人の労働者が増えることは良いことかもしれないが、その一方で、日本の労働者人口が減ることを忘れてはならない。一長一短である。
 昔、フィリピンから来た女性になぜ英語ができるのか尋ねたことがある。フィリピンは公用語が英語で民族の言語としてタガログ語を使用する。学校の授業では全て英語を使わなければならないので、自然に英語を習得できる。家に帰ってからは家族でタガログ語を話すので、英語とタガロク語の2言語を容易に習得できるのである。
 これに対して、日本の英語教育は、学校の英語の時間だけ、当てられたときだけ英語を話す。複数人と常時英語を話し合う機会はないから、英会話なんて習得できるはずはない。そして、英会話ができない人間が教員となって、生徒に日本英語を教えるわけだから、英会話を習得するなんて絶望的なわけである。会話は”聞いて”,”話して”のキャッチボールであるということを日本の英語教育では理解していない。一人机に向かって、「さあ、英語を勉強するぞ!」とやっても英会話の習得は無理なのである。
 支離滅裂となったが、外国人の駆け込み寺ができて良かったねという話でした(笑)。

■2012年10月02日(火)11:46  維新新党 主導権争いが表面化…。
【維新新党 主導権争いが表面化】
 新党「日本維新の会」代表の橋下徹大阪市長は1日、同党国会議員団(7人)の幹事長に内定している松浪健太衆院議員が自身のブログで「よほどのことがない限り、国政における決定は議員団ですべきことを橋下代表が認めた」と主張したことについて、「大きな方針や戦略については、今の国会議員団よりも僕の方が長けている。僕がきちんと方針を出します」と不快感を示した。(毎日新聞)

 うーん。正しく独裁者やね。将来こんな人が総理大臣になれば怖いね。怖い怖い。
 こんな人の兵隊になろうとする人達は所詮自己の利権のため。国会議員も人間。人間って弱いね。選挙に勝つためだけにこんな人に服従しようとする。独裁者を破って新しい経済社会の構築を目指す熱い志を持った人間の出現に期待したい。
 ところで、メディアは怖いね。こんな人を祭り上げてしまう。うーん。考えどころである。

■2012年10月02日(火)10:36  世界で2億人失業 若者が打撃。雇用創出が鍵…。
【世界で2億人失業 若者が打撃。】
 ワシントン時事】世界銀行は1日発表した世界開発報告で、欧州債務危機などによる失業者が世界で約2億人に上り、うち約4割を25歳未満が占めるとして、若者が深刻な打撃を受けている現状を指摘した。就業率を一定に保つためには、2005年と比較して20年までに約6億人分の雇用を生む必要があるとして、各国政府に対し、雇用創出に向けた環境整備を進めるよう訴えた。(時事通信)

 雇用創出。これが現在の社会を悩ませている。雇用の創出さえ出来れば、失業者は減り、社会保障費も減り、経済も活性化する。しかし、製造業で言えば、機械によるオートメーション化で人間が働く場所は奪われてしまった。それに加えて、急激な人件費も含めたコスト削減。国民が働く場所は増えるどころか、減る方向に向かっている。
 雇用創出。それが大事なことは誰でも分かっている。世界銀行が訴えなくても然りである。
 雇用創出。人間は労力を削減する技術は開発できても、雇用を創出することは不得手である。長年、与えられた公式に答えを導出する教育ばかり受けており、創造する教育を受けていない。すなわち、答えが出る当てはめ問題は解けるが、答えの見つからない問題には太刀打ちできない。
 雇用を創造すること。これは、新しい産業を開発する以外にないのではないかと思う。私は、日々是を考えているが、生きているうちに考え出せるか疑問である。
 雇用創出。難しい難題である。減らすことは簡単でも、増やすことは難しい。そうなのである。

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