kazkaz奮戦記&社会批評 by kazkaz of 車輪の下
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■2013年10月14日(月)16:15
日本の移民政策について考える。。。
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【モスクワ騒乱、380人逮捕=極右、非ロシア人排斥叫ぶ) 【モスクワAFP=時事】モスクワ南部で13日、非ロシア人排斥を叫び暴徒化した極右らが治安部隊と衝突した。一帯は騒乱状態となり、警察によると、380人以上が逮捕された。(2013/10/14-10:20)
日本の移民政策について考える。。。
今回のロシアの暴動は、非ロシア人を排斥し、単一民族国家の形成を企図するものと考えられます。 「単一民族国家とは、単一の民族からなる国家のことであり、言い換えると少数民族をもたない国家という事である。対義語は多民族国家である。」(Fresh ペディア)
人類は争いにより、土地を獲得してきました。経済活動も盛んになると植民地を獲得し、貿易で利益を得、経済成長を図ってきました。この経済成長の流れが、人を動かし、種々の民族を動かし、彼らはその移り住んだ国家(社会)では、移民(又は国民)として居住することになりました。この意味で、完全なる単一民族国家は、世界では極少数です。この点から考えると、日本も、単一民族国家に近いのですが、厳密に言えば多民族国家であると思います。 ところで、2005年に、この日本国家の人口が減少を始めました。日本は高齢者の増加・出生率の低下で、完全に人口激減社会へと突入したのです。人口が減少すれば、経済成長がマイナスに向かいます。政府はこの問題に対する有効な施策を講じることができません。例えば、子供を産むか否かは、個人の自由ですから、政府がこれを強制することはできません。それに、今子供を増やす対策をしても、それが実るには20年程度のタイムラグを要し、即効性のある対策は打てないのです。 そこで、即効で労働人口を増やす手はないかと考えられているのが、日本への外国人の移民政策です。これは、地域主導で地方で働く移民を確保し、3Kなどのきつい仕事(例えば、農業など)に従事して貰います。移民労働政策が成功すれば、日本は経済成長を続けることができるかもしれません。 しかし、移民政策が功を奏するかは疑問です。ある民族がそれと同種でない多民族国家に移住する場合、一番危惧するのは、犯罪の発生で治安が悪くなることです。教育内容も異なり、同一民族ではなく、更に下級とみられる移民と国民との友好関係は持続するのでしょうか。また、長期間移民を受け入れてしまうと、その移民の人口は増加し、国政を圧迫しかねません。また、仕事に窮している国民と、仕事に成功した移民との間には、嫉妬という軋轢が出来かねません。今回のロシアの一見も、経済的不平等の不満がその陰にあると推測されます。また、単独民族同士でも争いがあるのに、まして多民族(移民)との友好関係が保てるかは、疑問です。 ただし、西欧では一部問題がありますが、移民の受け入れが成功しているようです。 私は民族抗争は骨肉の争いで、非常に危険で野蛮あると感じています。その意味で移民の受け入れには、反対の姿勢です。 | | |
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