kazkaz奮戦記&社会批評 by kazkaz of 車輪の下


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現在新規更新は休止中ですが、過去10年間の社会批評を検索ができるようにデータベース化しています。思考がデータベース化されていますので、現在社会を考える一材料になると思います。「検索」でご利用下さい。


私と社会学&社会批評


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■2010年09月30日(木)19:41  たばこ値上げ直前に盗難相次ぐ・・。
 10月1日からのたばこ大幅値上げを目前に、駆け込み需要に備えて大量に取り置いていた小売店から、たばこが盗まれる被害が兵庫県内で相次いでいる。9月だけでも、神戸と西宮の4店が荒らされ、計約5600箱(約170万円相当)が奪われた。シャッターを壊すなど荒っぽい手口に、業界団体は値上げ後の被害も懸念。兵庫県警などは警戒を呼び掛けている。(神戸新聞)

 明日からタバコが値上げですね。愛煙家の方々には重い話です。
 さていう私も愛煙家。一日2箱吸います。
 けれど、値上げ前に買いだめはしませんでした。
 この際だから、禁煙しようと思います。
 どこまで、頑張れるか。自分と格闘してみます。
 うーん。難しいですね。こればっかりは・・。

■2010年09月30日(木)18:34  呼吸の授業?生徒の口と鼻をふさぎ失神・・。
 横浜市教委は30日、同市青葉区の市立中学校で、男性教諭(50)が理科の授業中、呼吸の大切さを教えようと1年の男子生徒(12)の口と鼻を手でふさぎ、気を失わせたとして戒告の懲戒処分にしたと発表した。(読売新聞)

 文部省や教育委員会は教師に対し、どんな指導・監督を行っているのだろう。
 教師は、なぜ、こんな低脳な指導しかできないんだろうか。
 教育界は、やはり病んでいる。
 教師の質の改善が早期に必要である。
 日教組は、教師の質の改善を疎かにして、自分達の待遇改善ばかりを権利主張している。
 そんな日教組を支持組織とする民主党・文部省は、日教組の要求をそのまま受け入れ、教員の増加を計画している。
 しかし、問題なのは、教育の質よりも教員の質である。
 これを改善しないことには、同じ問題が何度も繰り返される。
 今、教員の質が問われるのである。

■2010年09月30日(木)15:49  道徳教育で「脅迫文」=小学校教諭
 山梨県韮崎市立小学校で、40代の男性教諭が道徳の授業中、児童に「脅迫文」を作らせていたことが30日、分かった。
 学校の校長によると、27日の授業で、教諭は「担任の身柄を確保した。返してほしければ8000円持ってこい。遅れると命はないものと思え」などと黒板に記述。グループに分かれた児童に新聞を渡し、文面に合う文字を探して切り抜き、用紙に張り付けて「脅迫文」を作る作業をさせたという。(時事通信)

 大事な人格形成を養う初等教育の道徳の授業で、教育と称して非道徳(犯罪)を教える教諭がいる。人格が欠けている上に、教育の根本を理解していない。犯罪の仕方を教えてどうすんだこの馬鹿教師。

 教師の弁明が面白い。
 校長に対し、教諭は授業の意図について「共同作業を行うことで協力することの大切さを感じ取ってほしかった」と説明。「楽しさばかりを追求してしまった。今思うとしてはいけないことだった」と反省しているという。
 共謀共同正犯を教えてどうする?犯罪の共同作業を「楽しさ」と認識しているこの教師の弁明は聞いて呆れる。厳粛な処分が必要であろう。

 民主党は、これから教諭の人員を増やすという。できの悪い教師がどれだけ増えるのだろうか。
 そのことが問題である。
 大学の4年間で人格者は育成できない。教員採用試験でもそれを見抜けない。
 では、どうすべきか。思うに、今後、定期的な査察が必要であると考える。
 結論としては、教育免許更新は、1年毎に行うことが望ましい。
 徹底的に落第教員は、排除すべきであるからだ。
 教員養成課程では、教育の質を重視するが、教員の質を軽視している。
 教育の質よりも教員の質が問われるのである。

■2010年09月25日(土)20:49  書き換え専用のソフトで改ざん・・。
 郵便不正事件で押収されたフロッピーディスク(FD)を改竄(かいざん)したとして、証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部主任検事、前田恒彦容疑者(43)。最高検の調べには「過失だ」と主張し続けているが、「チェックのため」としながらも書き換え専用ソフトを用いたなどの“客観的事実”と主張との間には、矛盾点が浮かびつつある。証拠隠滅罪の成立には「故意」が必要だが、最高検は「故意は明らか」として全容解明を進めている。(産経新聞)

 証拠を書き換える違法検事。なにか国家が狂っている気がします。
 若し、この証拠捏造が発覚しなければ、冤罪が作られていた。
 国家権力の暗黒面にぞっとします。

■2010年09月25日(土)18:30  釈放に抗議 官邸近くに刃物男・・。
 東京都千代田区永田町の首相官邸近くの路上で、手提げかばんの中に包丁を所持していたとして、警視庁麹町署は25日、銃刀法違反容疑で、大阪市中央区法円坂、自称無職渡辺正樹容疑者(32)を現行犯逮捕した。
 同署によると、容疑を認め、「尖閣諸島の問題で政府に文句があった」と供述しているという。
 逮捕容疑は同日午前10時ごろ、同町の歩道で、布製手提げかばんの中に文化包丁(刃渡り約17.5センチ)を所持した疑い。(時事通信)

 こういう男も現れるのですね。

■2010年09月25日(土)17:54  中国船長釈放 首相「地検の判断」・・。
 菅直人首相は24日午後(日本時間25日朝)、ニューヨーク市内で記者会見し、沖縄・尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、那覇地検が中国人船長を釈放したことについて「検察当局が事件の性質などを総合的に考慮し、国内法に基づいて粛々と判断した結果だ」と述べ、あくまでも地検独自の判断であると強調した。(産経新聞)

【尖閣諸島問題】
 日本、台湾、中国が領有権を主張。2010年9月、海保船に衝突した中国籍船船長を逮捕した日本側に中国が抗議。中国は、日本の準ゼネコン社員4名を不当拘束。この圧力を受けて、那覇地検が中国人船長を釈放したと見られる。中国側はなお、日本国に対し謝罪と損害賠償を請求しているが外務省は拒否。今後、国際紛争として発展する可能性が大きい。

 大国の理不尽な要求の圧力は大きい。独立国家としては外交に弱い日本。
 このまま屈服するのか。
 大きな国際紛争になることだけは避けたい。
 尖閣諸島は石油の宝庫だとされている。
 それだけに、尖閣諸島をめぐる各国の利害関係の調整は難しい。
 日本が先占して領有権を主張しているが、国際的に認められるか否かは疑問だ。
 平和裏に解決されることが望ましいが、どこまで踏ん張れるか。
 頑張れ、日本。

■2010年09月16日(木)17:53  教諭が痴漢容疑隠す 示談書捏造提出・・。
 東京都調布市立小学校の男性教諭(37)が女子高生に痴漢し、現行犯逮捕され、捜査当局に容疑を認めたにもかかわらず、調布市教育委員会に「痴漢行為は一切していない」とする虚偽の示談書を提出するなど、痴漢の隠蔽工作を図っていたことが15日、分かった。市教委では教諭が懲戒処分を逃れるため虚偽申告をしたと判断。報告を受けた都教育委員会では16日にも教諭を懲戒免職処分とすることを決めた。(産経新聞)

 教師の適性試験。再考する必要がありそうです。
 例えば、司法試験の修習制度のように、一定期間の適性訓練・修習試験が必要かもしれません。
 それにしても、教師の不祥事。後がたちませんね。

■2010年09月16日(木)17:09  小学校「何日で殺せる?」と出題・・。
 愛知県岡崎市の市立小学校で7月、3年生の担任の男性教諭(45)が、算数の授業で「18人の子どもを1日に3人ずつ殺すと、何日で全員を殺せるでしょう」と出題していたことが15日、岡崎市教育委員会への取材で分かった。教諭は児童に謝罪し、市教委は7月16日付で教諭を厳重注意処分とした。市教委によると、教諭は割り算の問題として、口頭で児童に問い掛けたという。(共同通信)

 こんな教師を育成する教育界とはなんであろう。
 物事の分別の良し悪しを理解できていない。
 教師以前より、人間として失格である。
 教育界は残念ながら歪んでいる。
 教師の倫理教育の強化が必要であると思われる。
 民主党は、その支持団体である日教組の要請を受けて、免許更新制度の廃止を含む抜本見直しを表明したが、これは大きな間違いである。免許更新審査でこんな教師は排除されるべきなのである。
 教師の適性とは如何に。それが問われる。

■2010年09月14日(火)15:59  民主党代表選 菅氏が再選・・。
 民主党は14日午後、臨時党大会を東京都内のホテルで開き、任期満了に伴う党代表選で党所属国会議員が投票した。11日までに郵送された党員・サポーター票、地方議員票とともに開票した結果、菅直人首相(63)が小沢一郎前幹事長(68)を上回って党代表に再選された。菅首相は近く内閣改造・党役員人事を行う方針。小沢氏の処遇が焦点となる。(毎日新聞)

 吉と出ました。今後、増税論が論議されます。効果的な増税論を期待します。
 それと、財源確保も大事ですが、早期の雇用問題の解消を切望します。
 それがデフレ問題解消の鍵となります。
 そのためには、強い経済の構築が必要です。
 それを提案できるか、出来ないか。国家の命運が掛かっています。

■2010年09月14日(火)09:00  代表選 党員らの開票始まる・・。
 菅直人首相と小沢一郎前幹事長が立候補している民主党代表選は14日午後、都内のホテルで臨時党大会が開かれ、党所属国会議員による投票が行われる。これに先立ち、事前に郵便投票された地方議員と党員・サポーター分の開票作業が始まった。結果は国会議員票と合わせて午後に発表される。首相と小沢氏の両陣営は、国会議員投票の直前まで支持固めを続けた。(時事通信)

 さて、凶と出るか、吉とでるか。見守りましょう。

■2010年09月13日(月)14:30  初等・中等教育について感じること・・。
 教育基本法第一条では、
 「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」と規定されている。
 そもそも人格の完成とは何か?
 非人格的な人間に教育を教わっても、人格は完成しない。
 教師自身が非人格者だからだ。
 人間、誰しも欠点はある。完全な人格者など存在しないのかもしれない。
 それを教育に求めるのは、無理なのかもしれない。
 私が教わってきたのは、僻地の教師達であった。
 彼らに、人格教育を求めるのは無理なのだろう。
 ただし、私はその歪みを自分で克服してきた。
 彼らに教わるよりも、独学で読書・勉強を重ねた。
 そして、今はある程度の人格を備えるようになったと思っている。
 そして、今は、心の傷は癒えている。
 彼らに対する反骨精神が今の私を支えているのかもしれない。
 そうであるならば、彼らに感謝すべきであろう。
 「学問は己を助ける」という道を私に開いてくれたのも彼らのおかげだろう。
 私の自伝は、未だ未だあるが、披露するのは、ここまでとする。
 遠い昔の話。私の人格形成の歴史の一こまであった。
 今、大切なのは、自分の病気を克服して社会復帰すること。社会に寄与する提言を行っていくこと。それが大事であると思う。
 ただし、私のように、自分で心の傷を克服した者はそれで良いが、心の傷を克服できない弱者がいることは確かである。彼らをどう救っていくのかが今後の課題であると思われる。
 教育は、決して悪ではないが、人間が教える以上、欠点がある。
 それをどこまで是正できるかが教育問題を解決する鍵となると思われる。

■2010年09月13日(月)13:43  嘘の点数・・。自伝その3
 教師という権力と戦うことを決意した日。

 少年は、北海道の僻地で貧乏な家庭に育った。満足な教育は受けていない。

 中学校最後の期末テストの結果が出た。
 少年は、友人達と点数を照らし合わせた結果、クラスで1位であった。

 ところが、担任教師が1位であると発表した氏名は、別の友人であった。
 どう考えてもおかしい。
 担任の英語教師に掛け合った。
 その結果、その英語教師が少年の英語の成績結果を実際の点数よりも30以上低い点数に書き換えて成績簿につけていた。
 おかしいのでその修正を求めた。
 しかし、担任は応じない。その説明もせず、少年をつっぱねた。
 嘘で塗り固めた世界。
 少年は、その時、権力の壁を知った。

 内心点なら未だ良い。実際のテストの点数を操作するのは違法ではないか。教師にその権限はないはずである。私は、その時、権力と戦うことを決意した。

■2010年09月13日(月)12:57  石鹸とシャンプー・・。自伝その2
 非人格者による「教え」

 少年は、北海道の僻地で貧乏な家庭に育った。満足な教育は受けていない。

 中学校の授業で少年は注意された。その原因は定かではないが、その後の教師の熱弁が異常なので紹介する。
 他の生徒達に向けて、教師は語りだした。
 「○○君の髪の毛は黒い。しかし、少年の髪の毛は茶色い。その理由を知っている者はいるか?」・・熱弁は続く。
 「○○君の家はお金があるからシャンプーが買える。シャンプーで頭を洗っているから髪の毛は黒いのである。」
 しかし、「少年の家は貧乏だからシャンプーを買うお金が無い。石鹸で頭を洗っているから髪の毛が茶色いのである。」
 熱弁は終わった。
 
 貧乏で虚弱体質。栄養状態が悪かった。その私を誹謗するこの教師の人格とはなんだろう。教師は人格者ではないことをそのとき知った。幼き日の少年の心はこのような心もとない教師の誹謗により歪められるのである。教育は、人格の形成のために役立つものでなければいけない。教育の場が非人格者による「教え」というものによって歪められるのは、非常に残念なことである。

■2010年09月13日(月)09:05  あすなろ物語・・。自伝その1
 「あすなろ物語」は、井上靖氏の代表的な小説である。
 明日は檜になろうともがき苦しむのだが、檜にはなれない。あすなろの木のまま苦渋する人生を描いた小説である。

 少年は、北海道の僻地で貧乏な家庭に育った。テレビも見ない、漫画も読まない。友達との会話にはついていけなかった。
 憩いの場は、学校に敷設されている図書室だ。
 誰もいない空間。本は沢山ある。少年に開放された唯一の自由空間であった。
 図書室の殆どの書物を読みあさり、物思いにふけった。
 そんな中、「あすなろ物語」も読んだ。

 国語の授業中、眠っていた少年は教師に起こされた。
 そして、叱るように少年に質問した。
 教師は、「あすなろ物語」を読んだことがあるかと質問した。
 少年は、「ある。」と答えた。
 「では、主人公の名前を言ってみろ!」と教師は続けて質問した。
 少年は答えた。「鮎太です。」
 教師は、それ以上少年に質問しなかった。そして、少年を無視した。
 教師は、他の生徒達に「あすなろ物語」の概要を説明し、少年の名前を挙げて次のように諭した。
 「少年は、一生あすなろの木のままである。少年のようになってはいけない。みんなは勉強して檜になるようにがんばりなさい。」と・・。
 教師の熱弁は終わった。
 少年は、また睡魔に襲われ、再び眠りについた。

 学校教育なんて、そんなものである。教師の意に沿わない人間は無視する。学校の規律に従い、教師の意に沿う優等生(小市民)を育成することに力を注ぐ。ヘッセの「車輪の下」で指摘されている教育問題と同様である。
 しかし、この教師の指摘は当たっている。私は、未だ檜になろうと苦渋しているが、あすなろの木のままである。馬鹿教師も、そんなところだけは、見る能力はあるようである(笑)。

■2010年09月11日(土)07:11  振興銀はたん 重い監督責任・・。
 金融不安で貸し渋りや貸しはがしが横行する中、平成16年に「中小企業の救世主」として登場した日本振興銀行が10日、“時代のあだ花”のようにあえなく経営破綻(はたん)した。最大の原因は、金融庁顧問として一時期は金融行政をリードした木村剛前会長の乱脈経営だ。ただ、“身内”ともいえる同氏が主導する振興銀に早々と銀行免許を与え、その後も放置し、預金者の犠牲も招いた金融庁の監督責任も重い。(産経新聞)

 高金利預金,無担保融資は、ビジネスモデルとしては成り立たないようですね。
 金融庁の監督責任,振興銀の創設者の責任が問われます。
 最も責任が重いのは、元金融大臣の竹中平蔵氏であると思われます。
 彼は、今回の振興銀の破たんだけではなく、新自由主義(neoliberalism)の導入によって市場経済の悪化を招きました。評価は、0点。落第です。無能な経済学者に国家政策を委ねてはならないというのか今回の教訓ですね。
 しかし、こんなエセ経済学者学者に国家政策を委ねた小泉元首相は何を考えていたのでしょうか。新自由主義の潮流に翻弄されていたのかもしれません。
 大きな政府,福祉国家が見直されなければなりません。

■2010年09月08日(水)07:28  Yahoo !Japanの検索エンジンが正式にgoogleに・・。
 今朝、Yahoo !Japanを検索してびっくりしました。
 Yahoo !Japanの検索エンジンが正式にgoogleに変更されたようですね。
 Netでは知っていったものの、いきなりの変更。
  こりゃないよー!という気持です。
 今までのYahoo!の人気度は加味されていない気がします。
 これからのSEO対策が問題ですね。
 でも、本当にびっくり。
 少し、様子見をします。

■2010年09月06日(月)12:23  代表選参加の外国人 実数不明・・。
  民主党代表選は事実上、次期首相を選ぶ選挙だが、日本国民の大多数が参加しない中で、党員・サポーターになった在日外国人は投票できる。永住外国人の参政権付与問題では、民主党の付与推進派ですら地方選挙権に限るとの主張がほとんどだが、代表選では在日外国人が「国政参政権」を事実上持てる。にもかかわらず民主党は外国人がどれくらい含まれるか把握すらしておらず実態は明らかでない。(原川貴郎)(産経新聞)

 うーん。お粗末。

■2010年09月06日(月)10:27  <民主党代表選>消費税が対立軸に・・。財源確保の問題。
  民主党代表選は、消費税増税の是非が大きな争点になっている。菅直人首相が「社会保障のあり方と財源問題を一体で、消費税を含めた議論をする」(1日、共同会見)とすれば、小沢一郎前幹事長は「消費税論議の前に徹底的に無駄を省く」(同)と主張する。小沢氏は細川護熙政権の94年2月、消費税を目的税化した国民福祉税(税率7%)構想を主導した。世論の反発で撤回したが、もともとは消費税増税に肯定的だった。(毎日新聞)

 消費税増税もやむなきとの世論調査結果が出ています。
 冷え込んだ経済状態で国家の財源確保は深刻な問題です。
 2009年の民主党のマニフェストでは、消費税増税は行わないと明記されています。
 小沢氏は、一貫して、無駄を省けば財源の確保はできると主張しています。
 この点は、マニフェストに忠実ですね。
 無利息国債の発行というのは良く分かりませんが・・。
 反対に、菅首相は、マニフェストに背いても消費税増税を協議していきたいと主張しています。
 世論調査の結果でも明らかなように、国民は、もはや増税を行わなければ財源を確保することができないということが分かってきた。増税に前向きな菅首相の支持率のほうが高いですね。小沢氏は、時代の流れを読んでいない気がします。一貫して、マニフェスト通りの施策を行うことに固執しています。景気動向を見ても、菅首相の提言のほうに一理ありそうです。強攻策で無駄を省いて財源確保を図るという思想は、どこかに大きなつけができる可能性がある。これこそ怖い。それを実現しようとする小沢氏は怖いですね。
 どんな有効な政策も、財源なくして実現できません。
 景気対策・雇用対策。深刻な問題です。
 大幅な雇用対策ができれば、景気も回復に向かうと信じている私には、早く財源問題を解消し、有効な雇用対策を実現して欲しいと願う次第です。
 その点で、私は、確実に財源の増加が期待できる消費税増税を主張する菅氏再選任を望みます。
 なお、低所得者層への配慮はお忘れなく・・。

■2010年09月02日(木)15:59  内閣総理大臣の訴追を考える・・。
 民主党代表選で小沢一郎前幹事長を支持する海江田万里衆院財務金融委員長は2日のTBS番組で、小沢氏の政治資金問題で検察審査会が「起訴相当」と議決した場合、訴追に応じる意向を小沢氏が表明する方向で検討していることを明らかにした。海江田氏は同番組で、「(事前に)訴追に応じると言った方がいいとの声は、小沢陣営の中にもある」と語った。
 憲法75条は「国務大臣は在任中、内閣総理大臣の同意がなければ訴追されない」と規定しており、首相本人に関しても自ら同意しなければ訴追は事実上不可能とされる。(産経新聞)

 これは、憲法的にはおもしろい議論だと思います。
 首相本人の自らの同意で訴追が可能だと仮定します。
 若し、小沢氏が首相に就任して、自身の訴追を認容した場合、内閣総理大臣の地位はどうなるかが疑問です。訴追を受けても内閣総理大臣の地位は失われないとするならば、訴追を受けながら内閣総理大臣の職務を行うには無理があります。国会運営・行政運営が混乱します。仮に、辞職をするならば、新しい内閣総理大臣を選任しなければなりません。これも、国会運営・行政運営が混乱します。
 政局の混乱を避けて、その職務の続行を重要視するならば、訴追は同意するべきではないと考えられます。海江田氏の発言の意図が分かりません。
 民主党が、このような混乱材料を招く可能性のある人物を総理大臣に据えようとしていることは、政局の安定を考えていない証拠ではないでしょうか?
 今、日本経済の再生を図るため、国家戦略は安定した基盤が必要です。
 私が若し民主党員だったら、菅首相を引き続き次期代表に据えるのが日本の政局の安定のために必要な措置だと考えます。
 民主党も、こう見ると派閥政治。自民党と体質は変わらないのですね・・。

参考:憲法75条Wikipedia

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