kazkaz奮戦記&社会批評 by kazkaz of 車輪の下


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私と社会学&社会批評


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■2010年03月27日(土)14:54  これからの社会が求めるもの・・。
 自由経済は技術革新を齎し、人類は豊かになった。
 おいしい食べ物を食し、携帯端末やPCの普及により欲しい情報が簡単に得られる。3DのTVにより、映像の世界も3次元へと変わる。好きな愛車に乗り、好きなところへ行ける。そう、今日の経済社会を支えているものは、人類の欲望を満たすための道具を提供することに他ならない。
 人類の欲望を余すことなく実現する社会。それって、本当に有用?
 お金さえ出せば、欲しいものは簡単に手に入る。無いものは作れば良い。
 他人を出し抜いてでも競争社会に勝つことが社会的に生きることの前提。
 労働の価値は、製品のコストによって決定される。余剰労働力は、社会から排除され、大量の失業者を生む。いつしか人類は、働くことの喜びを忘れ、利益追求主義に変わってしまった。
 「何のために勉強するの?何のために働くの?」という子供の問いかけに出す大人達の答えは、「人類の欲望を満たすためなのよ。あなたも自分の欲望を満たすためにしっかり勉強しなさい。他人を蹴落としてでも夢をかなえることが大事なの。それが社会の仕組みなのよ。お金を稼ぐための理論をしっかり勉強するのよ。それがあなたのためなのよ。さあ、勉強・勉強。勉強が出来なきゃ立派な大人になれないんだから。」・・。絶句!
 つぶれない会社。国家に就職すること。そのために勉強するのですか?
 株を教える小学校もあるという。
 分厚い経済学の書物に書いていないデフレ社会・・。
 教科書に書いていない経済構造の欠陥。
 社会的に有用な人員を作り出すための教育は、もはや利潤追求のための手段と化している。
 これからの社会が求めるものは何だろう?ふと、そんなことを考えている。ささやかな生活。今の時代にそれを求めることは無理なのだろうか?中国などの新しい市場に経済回復を期待している。そんな市場開拓主義は戦争を招聘する。欲望の果てにある戦争・・。野蛮な戦争。。人類は、野蛮。そう思う・・。
 これからの社会に必要なものは何か?考える価値はあると思う。

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