学級、学校通信(たより)の書き方
どこの学校でも、各学級便りや学校通信、生徒指導部だよりなど、保護者向けのたよりを作成していることでしょう。毎日1号発行する、がんばりやの先生もいたりします。しかし、保護者にとって、本当に読んでみたくなる通信やたよりとはどういうものなのでしょう?作っている教員のただの自己満足となっていないでしょうか?
わたしも、たよりを一生懸命発行する教師のひとりでした。でも、その思いがうまく家庭に伝わらないと感じていたのも事実でした。たよりの内容は、最近あった出来事や生徒の日記、作文からの引用、そして学校からのお願い、最後は今週の予定とお決まりのパターンです。
こんな内容のたよりでは、本当の意味で学校と家庭との連携は図れないと思いはじめました。
学校にはドラマチックな瞬間があります。このドラマをたよりに載せながら、教師と一緒に考えてもらいたいことを載せる、そんな通信やたよりに変えていきました。その結果、保護者からの反響も大きく、本当の意味で、たよりを通して学校の考えをわかてもらうことができております。
また、一方通行のたより、通信にならないように、たよりの最後には、『ご意見・ご感想を書いてもらう返信の欄』も作って、配布します。保護者からの返信も、発行数に応じて増えていきました。
どうぞ、これまで発行した通信やたよりの1部をご覧になりたい方は、下をクリックしてください。
※ 生徒指導通信は、私が生徒指導主事の時に、『生徒指導部通信』という形で出したたよりです。生徒指導の内容は、暗く、苦しい内容が多いものですが、そうではない、明るく、前向きなものにするんですね。学級たよりは、担任としえて保護者向けに出したおたよりです。といっても、生徒達も真剣に読んでくれます。それでも、わたしは生徒達から感想を求めません。心に感じることは、口に出さなくともわかるものなんです。
1997年
生徒指導通信 1(他人を想像する)
生徒指導通信 2(心の距離)
生徒指導通信 3(幸せの体験)
生徒指導通信 7(善と悪のはざま)
生徒指導通信 9(カリーンさんと狩猟民族)
生徒指導通信 11(食事と短気)
生徒指導通信 18(“いい先生”)
生徒指導通信 bP6(真夏のサンタ)
生徒指導通信 bP9(本物だ!本物だぞ)
生徒指導通信 bR0(もやしの心)
※この通信に興味を持って頂いた方や、他の号も読んでみたいと思った方には、無料で生徒指導通信の冊子をお分けいたしても構いません。ただし、この通信は平成9年度に作成したものを冊子にしております。
2001年
2002年
2Bたより bP(4月のドキドキ)
2Bたより bQ(聞き上手になる)
2Bたより bR(使えば使うほど増えるもの?)
2Bたより bS(理解することって?)
2Bたより bT(本当の夢)
2Bたより bU(くじら餅を知りたい)
2Bたより bW(複眼)
2Bたより bP2(すこしずつの不満足)
2Bたより bP4(最大のプレゼント)
2Bたより 17(真っ白の理由)
2Bたより 19(星に語りかける子)
2Bたより 20(大人の鏡で賞)
2Bたより 22(償い)
2003年
3Aたより 1(愛の塊)
3Aたより 2(千年燈明)
3Aたより 3(見えない部分)
3Aたより 4(“いのち“の授業)
3Aたより 5(すばらしい学年)
3Aたより 6(バーニングシンドローム)
3Aたより 7(俺だってその気になれば・・・U)
3Aたより 8(こころをひとつにってそういうことです)
3Aたより 9(うるさく言う人)
3Aたより 11(歌の温度)
3Aたより 12(庭の桜の木)
3Aたより 13(スタートの心得)
3Aたより 14(アレバダスの法則)
3Aたより 16(人生は流れの中)
3Aたより 17(井の中の蛙、大海を知らず)
2004年
3Cたより 1(他人を想像するU)
3Cたより 2(か細く、か弱い種)
3Cたより3(4月のドキドキU)
3Cたより4(弱い者と強い者との境界)
3Cたより5(おばあちゃんのおにぎり)
3Cたより7(コートに咲いたいろんな目標)
3Cたより12(勝ち組と負け組)
3Cたより17(歌の命)
3Cたより19(MY TIME)
3Cたより23(最後の最後は)
3Cたより24(やるじゃん)
2005年
1学年主任として発行したものです。予定表などを掲載している本来のたよりと別に発行していたので『もうひとつの1学年だより』としていました。
1学年だより2(自分だけのものでなくなるとき)
1学年たより6(原点に帰れ)
1学年たより8(涙)
1学年たより9(善と悪のはざまU)
1学年たより10(風を感じて)
1学年たより13(本気の人)
1学年たより14(100回たたくと開く扉)
1学年たより16(記憶のかなたの自分)
2006年
前年度に引き続き、2学年主任として発行したものです。
2学年たより2(ハンカチの愛)
2学年たより3(カナリヤのさえずり)
2学年たより4(生徒会長D)
2007年
平成19年度は、学校が変わって3年ぶりの担任です。教育実践の再スタートと思って、これまでの経験を検証していこうと思います。
1Aたより1(ふたつのハードル)
1Aたより2(じっくりじっくり)
1Aたより5(親友が生まれる瞬間)
1Aたより6(子ども化する大人、大人化するこども)
1Aたより11(前から来るもの、後ろから来るもの)
1Aたより12(知ったかぶりの罪)
2008年
2Aたより2(キャッチング)
2Aたより4(リフレーミング)
2009年
この年度は進路指導主事の校内分掌を受け、進路だよりを発行しています。進路情報とともに、いつものエピソードを織り交ぜながらの発行に挑戦しました。
進路だより1(進むべき路)
進路だより2(ON YOUR MARK)
進路だより5(庭の桜の木)
進路だより6(追いつめられてこそ)
2010年
この年度は、3年主任、進路指導主事、校内研究主任と3足のわらじの分掌でした。連続の3学年ということで、受け持った学年について、保護者について、まだ関係が築かれいない中のスタートです。だからこそ、このたよりを頑張って発行しました。
進路たより2(伝えたいことU)
進路たよりNo.3(見えない部分U)
進路たより最終号(地図を持って)
東日本大震災の発生で出せなかった幻の通信です。
2015年
4年ぶりにM中学校に、教頭として赴任することになりました。
今度は、学校全体を見る立場からのたよりをだすことにしました。
学校点描1(蛹さなぎの時代)
学校点描2(原石を磨くには)
学校点描3(他から生かされているという実感)
学校点描4(余暇を考える)
学校点描5(みんなに埋没する時代)
学校点描6(想像とやさしさとありがとう)
学校点描7(救われたことば)
学校点描8(人としての富嶽百景)
学校点描9(先生の涙)
学校点描10(特色ある学校)
学校点描11(ボール回し)
学校点描12(出生 しゅっしょう)
学校点描13(学校が生きるということ)
2016年
「楽しみにしているよ、先生の通信」なんて声をかけてもらえることが多くなった2年目。
たよりを通して、少しでも学校教育や家庭教育について考えてみるきっかけになることを望んでいる。
学校点描1(人の中にあってこその成長)
学校点描2(火をつける)
学校点描3(同感より共感)
学校点描4(おばあちゃんのおにぎり2)
学校点描5(三行詩)
学校点描6(効率化より人間化)
学校点描7(彼は誰)
学校点描8(ああ有情)
学校点描9(南三陸町)
学校点描10(自由にたどり着くには)
学校点描11(背景を読み取る)
学校点描12(応援とお弁当)
学校点描13(やるじゃんU)
2018年
中心校に転勤となり、もう一度書き始めました。いろいろな角度からご批判を受ける感想をいただきながらも、学校への信頼を確保するにはこれしかないと、筆を進めています。
新学校点描1(答えをお教えない問い)
新学校点描2(4月のドキドキ2)
新学校点描3(千年燈明2)
新学校点描4(サイレントマジョリテイ)
新学校点描5(おばあちゃんのおにぎりU)
新学校点描6(大人の鏡で賞U)
新学校点描7(同感より共感2)
新学校点描8(役割を気づかせる教育)
新学校点描9(あてにしている一言)
新学校点描10(大和尚のように)
新学校点描11(さかなのなみだ)
新学校点描12(赤ちゃんのへその緒)
新学校点描13(自分だけの正解)
新学校点描14(哲学と花と「ちくしょう」)
新学校点描15(東京でもなく、地方でもなく、)
2020年
校長として転勤となり、再び書き始めました。地域から信頼される学校の土台としてのたより、また教職員にたよりのあり方について考えてもらえるようなたよりになればいいなあと思って発行しています。
学校点描1(あのころ楽しかったー)
学校点描2(蛹の時代U)
学校点描3(〜せざるを得ない)
学校点描4(スタートのどきどきV)
学校点描5(出生U)
学校点描6(心の居場所)
学校点描7(素直なことば集)
学校点描8(家族青春時代)
学校点描9(親と子が一緒にいられる時間)
学校点描10(感受性の光)
学校点描11(O・ヘンリー調の存在感)
学校点描12(夢の根っこ)
学校点描13(星に願う子U)
学校点描14(学習力格差社会)
学校点描15(さかなのなみだU)
学校点描16(スチューデント・サポーター)
学校点描17(家族の孤独性)
学校点描18(償いU)
学校点描19(同感より共感U)
学校点描20(眼下にある15の試練)
学校点描21(みんなは遠い)
学校点描22(3.11)
学校点描23(来年度へのリレー)
2021年
校長として2年目。昨年踏襲ではたぶん学校は魅力的な組織にはならないだろう。きっと保護者も常に新たな学校のエネルギーを求めている。リーダーとして大切なのは、昨年度からの積み重ねの意識ではなく、再びスタートラインに立つリスタートの意識なのだと思う。
新学校点描1(千年燈明)
新学校点描2 (先生の涙)
新学校点描3 (生徒の背中を追いかける)
新学校点描4 (大瀬校長先生)
新学校点描5 (朝日があたるための学び)
新学校点描6 (涙を希望に)
新学校点描7 (おばあちゃんのおにぎり)
新学校点描8 (学校というところ)
新学校点描9 (ダイバーシティ(Diversity))
新学校点描10 (歌のいのちU)
新学校点描11 (わたしが語りたい余白の部分)
新学校点描12 (心の芯)
新学校点描13 (生き方の貴賤)
新学校点描14 (同胞に向けて)
新学校点描15 (誰も知らないところで)
新学校点描16 (永訣の朝)
新学校点描17 (主人公)
新学校点描18 (もやしのこころ)
2022年
校長として3年目となりました。
3年目ともなると、校長の目指すところについて多くの職員が理解している中での学校経営です。
学校点描+1 (裏側の本音)
学校点描+2 (日常が見えるコミュニケーション)
学校点描+3 (超能力化できる学校)
学校点描+4 (親の苦労と子どもの成長)
学校点描+5 (へいわな“ものさし”)
学校点描+6 (ありがとうと言えなくなった友に)
学校点描+7 (頭を下げた父が与えたもの)
学校点描+8 (見逃されるモノトーンの風景)
学校点描+9 (反抗と食事)
学校点描+10 (親ガチャ)
学校点描+11 (アナウンサーの語ったことから)
学校点描+12 (希望は生まれるもの)
学校点描+13 (マウントを取る人)
学校点描+14 (心が動く学校に)
学校点描+15 (雪の日に)
学校点描+16 (“たかが”の話)
学校点描+17(二人で挑んだ受験)
学校点描+18(点描の精神)
2023年
人事異動によって、6年ぶりに教頭を務めた学校に戻ってきました。
ずいぶん生徒の雰囲気も変わってしまい驚きましたが、またこつこつと同名の『学校点描』と題してたよりを始めだしました。
学校点描1(普遍の縁)
学校点描2(道を切り拓く姿)
学校点描3(本当の顔)
学校点描4(戦禍の国の大統領)
学校点描5(Back to the Future)
学校点描6(見てくれている人がいる)
学校点描7(壁になる覚悟)
学校点描8(親と子の時間U)
学校点描9(はじめの一歩)
学校点描10(家族青春時代)
学校点描11(勇敢な少年)
学校点描12(さかなのなみだ)
学校点描13(卒業してから出会う人生の転機について)
学校点描14(家族の中の孤独性)
学校点描15(大人の鏡で賞)
学校点描16(脳はうそをつく)
学校点描17(道の世界と残心)
学校点描18(最後のお弁当)
学校点描 最終号(人生からの問い)
2024年
M中2年目となりました。働き方改革や部活動の地域クラブ移行など、難問が降り続ける中、校長としてこれまでの経験と職員の知恵を生かしての経営です。最後はぶれない新年なようです。
続学校点描1(蛹の時代)
続学校点描2(心の中にある本音)
続学校点描3(風の人、土の人)
続学校点描4(情を紡ぐ)
続学校点描5(キャリア教育)
続学校点描6(涙を希望にU)
続学校点描7(先生の涙)
続学校点描8(1学期終業式で語りたかったこと)
続学校点描9(羽ばたく紙飛行機)
続学校点描10(タイムカプセル)
続学校点描11(目を覚まさせてくれた人)
続学校点描12(頭を下げた父が与えたもの)
続学校点描13(支えとなるもの)
続学校点描14(SNSがつなぐ世界、本物のつながり)
続学校点描15(親の苦労と子の成長)
続学校点描16(人生の転機)
続学校点描17(やるじゃん)
続学校点描18(サブスクの花とちくしょう)
続学校点描19(点描の精神)
続学校点描20(フィルター通して映るもの)
2025年
県内初の小学校1年生から中学校3年生までの義務教育学校の校長として、赴任しました。役職定年まであと2年、限られた時間の中で、どんな学園づくりができるか、とても不安なスタートを切りました。これまでの経験を最後の最後に活かす挑戦がはじまりました。
学園点描1(宝石の学校に)
学園点描2(4月のドキドキV)
学園点描3(先生の涙)
学園点描4(インタビューへの回答)
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