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vol 244:後戻りが出来ないことの意味
丁度、小説の続編を書くことになって、
活動や仕事のなかばに小説を書いてた。
俺の小説は言わば、俺の身に起こった出来事で、
今の流れに沿って生きてる。
きのう起こった事を書き終えて、
1日の間が空く。
「あれ?カン、今日はえらく食欲あるね。
最近、全然食べなかったのに。」
俺は夏バテと体作りのせいか食欲が落ちていて、
一日一食、食うか食わないか。
それが、やたら食いたくなる。
「そうやねん。なんやろ、ストレスやろか?。」
寿司の盛り合わせにカップラーメンを完食。
食い終わって、煙草を噴かす。
煙草だけはやめられない。
大樹が席をはずした時、胸がグッと苦しくなった。
強く感じる気の乱れ、
そして、やたら落ち込んだりいろいろな感情が溢れてくる。
「誰や・・・。」
(小説・・・書くのやめないか?
お前の書くものは現実のあの世とこの世の歴史。
だが、それを知る者はごくわずかの人間。
ただの、アニメや小説でしかすぎない。)
俺ははにかんだ。
「何?俺の小説が怖いん?
ごくわずかの人間にしか届くことのない、この小説が、
そないに怖いんか。」
(イエス・ブロッド。)
「?!。」
(彼の事を書いただろ。)
「・・・。」
(彼はバレる事を恐れ、必死でお前に助けを求めた。
それが、お前が書いたせいでバレた。)
俺は目を見開いた。
(そう。お前が書くものは現実。
そして事実。
神々の想いに人間として生きているお前たちの歴史。
これから起こることの預言。
全てだ。
サタンが見ていないわけがない。)
そうや。
イエスは言ってた。
時間がない、脅えながら俺に助けてって。
俺が書いた事でバレた?
バレたら、
(お前に想像出来るか?
サタンを怒らせたら、その者がどうなるか。)
「サタンは、この小説を楽しんでる。
お前みたいに邪魔もしない。
そんなサタンが、イエスの行動を知らないわけもない。
俺のせいでバレたとしても、
それは、。」
(それは?それは自業自得か?
ハハハハ!お前を信じて助けを求めた者に、
えらく冷たいんだなぁ。
お前らしくない。
それは本人の根本の過ちのせいで、
仕方ないと?
いつから、そんなにキッパリ冷酷に区別出来るようになった?。)
「っ!。」
(この先、お前がカタチを作る事で、
多くの者が犠牲になる。
イエスもその一人だ。
そんな事、お前は耐えられるのか?
それでも書けるのか?
イエスの悲鳴、聞かせてやりたい。)
「うるさい・・・消えろ。」
この声は闇の者なのは確かや。
内容から言うても間違いない。
「待った。この食欲もお前か。」
(あぁ。そうだ。俺が食いたいから食った。)
「やっぱ、外は暑いよ。」
大樹が戻ってくる。
声は消えた。
でも、まだ中には居るんやろう。
中に居るか、近くで様子を見てるか。
「カン?。」
「ん?あぁ、うん。」
次の日、小説を書かなきゃいけない日。
朝起きて筋トレをして、
基礎の掃除をし、昼から仕事の物書きを始めるのが日常。
朝、起きられない。
眠気に襲われて、起きるのは昼過ぎ。
何か食べたくなって昼飯を食う。
小さくなっていた胃もパンパンに膨らんで、
筋トレをする意欲が起きない。
奮い立たせて軽く運動。
いつもの半分で終る。
PCに向かう。
お前が書くものは現実。
そして事実。
神々の想いに人間として生きているお前たちの歴史。
これから起こることの預言。
全てだ。
彼はバレる事を恐れ、必死でお前に助けを求めた。
それが、お前が書いたせいでバレた。
いつから、そんなにキッパリ冷酷に区別出来るようになった?
時間がない。見つかってしまう。
やっと、アナタに僕の存在を伝えられた。
お願い、僕を助けて!
書けない。
「キッパリ・・・区別出来るわけないやろ・・・。」
部屋のドアが開いてパパが入って来た。
「それが、あの者たちのやり方だ。
お前も良く知っているであろう。
ルシ・・・サタンはそんな小さな器ではない。」
「パパ・・・。」
全て、パパは知ってる。
知らないものなんか、そういう系等で基本ない。
パパは俺たちにいつもアンテナをたてている。
俺たちの想いや、霊と俺達の会話は全て知ってる。
「でも、俺が書くことで・・・。
せやけど、隠す必要のない事やとも思う。
でも・・・、。」
パパはベッドに腰掛けた。
「カンよ。ならば、何故、今までお前が書いてきた事で、
サタンは何もしない?
笑って、同じ土俵に立つことをアヤツは望んでおったではないか。
そして、同じ土俵に立ち、
お前との戦いを楽しんでいる。
イエス・ブロッドの魂なぞ、サタンにとってはどうでも良い事。
イエスが目覚め、お前に助けを求める事も知っておったであろう。」
「うん・・・。
なぁ、パパ。」
「ん?。」
「そんなにこの小説は段々怖い物になってきてるんやろか。
サタンは何も言わんのに、
なんでサタンの手下が必死になりだした?。」
そう。俺が思うのはソコ。
俺の書く、この物語がそれ程、何かに影響しているのか。
俺は、とんでもない事をしてるんじゃ、。
「それは、怖いであろう。
この小説こそが、人間や霊、神々の道となる。
教本となるのだ。
フィクションであり、フィクションでない。
フィクションと捉え、ただ、読み、見て楽しんで終わる人間は、
光の道、未来への道には気付くことは出来ないであろう。
不思議とフィクションに思えない、
書かれている内容、映像に現世を生きていて忘れていた、
感情を思い出し、涙し、感動し、怒り、
普通ではありえないと思う事であっても、
どうしても、あり得ると思ってしまう。
その者は、光を見付け、未来への道を見付け出すことができる。
だが、そこからは自分の試練が待っている。
歩むことに恐れ、再びそこでフィクションだと思った者は、
道を失い、滅びの道へ。」
俺は聞きたくないと思った。
魂は天の子で、神の娘であっても、
何十年と人間で生きて来た。
あの世や神や闇の存在を知っていて、
それが現実なのも嫌ってくらい知ってる。
でも、でも、
俺はこんな大きな、大きすぎる事をするって事を、
知らなかった。
知ってたら、きっと、自分には出来へんて言うてるやろう。
「それでも、お前は関わりに覚悟を自ら決めたのだ。
そして、ここまで来た。
ここまで、皆の想いを背負い、想いを知って、
止められる器でもあるまい。」
パパは俺に笑んだ。
「うん。これを言うんやな?
もう・・・後戻りは出来へんって。」
そして、闇の世界でも派閥が大きく動いている事。
サタンとは別行動をし、
俺を阻止しようとする連中が行動しだした。
サタン、お前・・・一人でどないするつもりや。
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