一般には、基礎(独立、布、連続、べた基礎)よりした下部に割栗石(わりぐりいし)を敷いたり、くい打ちを行うことを地業(ぢぎょう)という。
地業には左図の(a)に示す砂・砂利、割栗石地業、(b)に示す木ぐい地業、鉄筋コンクリート地業、鋼管ぐい地業、H形鋼ぐい地業がある。いずれにしても、墨出しを行って、配筋や型枠の施工を容易にするため、必ず捨てコンクリートを打つ。
基礎ぐいは、既製ぐい(コンクリートパイル)と現場打ちぐいに大別されるが、浄化槽規模では既製ぐいがほとんどである。既製ぐいの施工法には下図のようなものがある。
この試験はボーリングと併用して実施する。ボーリングによる掘進が所定の深さに達した時、スプリットバレルサンプラを先端に取付け、ボーリング孔底までおろす。
ここで、重さ63.5kgのハンマを高さ75cmから自然落下させてヘッドに打撃を加え、サンプラを土中に貫入させる。このサンプラを30cm貫入させるのに必要なハンマの打撃回数がN値である。従って、この数値が大きければ大きいほど地盤が強固であるといえる。FRPの大型合併槽ならこのN値は5以上あれば良いが、コンクリート製の浄化槽なら10以上は必要である。