その他の工事関連項目

工事価格の構成

請負工事費工事費工事原価純工事費
(下請工事費を含む)
直接工事費
(直接仮設費を含む)
共通仮設費共通費という
現場経費諸経費という
一般管理費負担額
(利益含む)
消費税

各種届け出書類とその提出先

   道路使用許可申請書 → 警察署長
   道路占有許可申請書 → 道路管理者
   安全管理者選任報告書 → 労働基準監督署長
   衛生管理者選任報告書 → 労働基準監督署長
   就業規則届 → 労働基準監督署長
   工事用エレベータ設置の許可申請 → 労働基準監督署長
   振動規制法に基づく特定建設作業実施の届出 → 都道府県知事

工事の品質管理

 品質とは「品物またはサービスが、使用目的を満たしているかどうかを決定するための評価の対象となる性質・性能の全体」(JISより)

 デミングサークルが有名


一般に、
   品質を良くする → 工程が遅くなり、原価アップ
   工程を限度以上に早くする → 突貫作業で特別手当や資材調達費アップ
   工程を遅くする → 現場管理運営費や不稼働資材による固定費アップ

 そこで、品質管理(QC)を正しく行うと、

  1. 品質が向上し、不良品が減少する。
  2. 品質が均一になる。
  3. 品質が信頼される
  4. 無駄な作業、手直しが減少する。
  5. 工事原価が下がる。
  6. 新しい問題点、改善方法が発見でき、解決が早くなる。
QC7つ道具どんなもの?なにがわかる?
パレート図不良の発生個数を原因別に大きい順に並べ、棒グラフとし、更に大きさを順次累積した折れ線グラフで示した大きな不良項目。項目の順位。各項目が全体に占める割合。
特性要因図結果とそれに影響を与える要因を体系的に整理した図で、魚の骨との呼ばれる不良の原因を整理する。原因を深く追及し改善の手段を決める
ヒストグラム横軸にある幅ごとの計量値、縦軸に度数を柱状図で示したもので、通常、上限・下限の規格値を入れる規格や標準値からはずれる度合。データの全体分布。工程の異状
チェックシート不良数など、数えるデータを分類項目別に集計、整理し、分布が判断しやすく記入できるようにした記録用紙直接分布の判断ができる。報告用にもなる。
管理図データをプロットした点を直線で結んだ折れ線グラフの中に中心線や管理限界線を記入したもの時間的変化。異状なバラツキの早期発見
散布図関連ある2つの対になったデータを横軸、縦軸にとってグラフにプロットしたもの2つのデータの関係の有無。相関関係
層 別データの特性を適当な範囲別にいくつかのグループわけすること。ヒストグラムなどを書くときに行うデータ全体の傾向が把握できる。グループ間の違いがわかる

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抜取検査

1) 抜取検査が必要な場合

2) 抜取検査が有利な場合

3) 抜取検査の必要条件