庭の記録
2010年の春

その1

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その1

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2009年の秋

その1

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2009年の夏

その1

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2009年の春

その1

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2009年の冬

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2008年の冬

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2008年の春

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2007年の冬

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2009年の春 その6


春から初夏は、香る花がとりわけ多いので、ついつい匂いを嗅いで歩き回ってしまいます。弱い芳香のものでも、沢山咲くと香りを放つので、庭には常に香りが漂っています。


ミスサイゴンの大鉢が咲きそろいました。うわ〜すてき!見た目も素敵ですが、香りがもっと素敵!さすがに香りは強く、周囲に漂っています。珍しい複雑な香りです。


ベルエトワールに似ていると前に書きましたが、花と果物の香りが入っている香水という感じです。青紫のヒヤシンスとは全く違う香りです。甘いのですが、フローラルのさわやかさも若干あり。


フリージアの原種の多くは南アフリカに自生しており、世界でもアフリカ大陸のみにしか存在しない小さいグループだそう。岩の多い海岸の明るい茂みや、乾燥した砂漠やサバンナに自生するそうです。フリージアの原種『レフラクタ』として入手した球根が咲きました。うーん!!良い香りでーす!!でも鉢の中で、色合いにばらつきがあったので調べてみました。


原種は11種ほどで、そのうち香りのルーツを持つ原種は4種類あるそうです。レフラクタ・ライヒトリニー種、レフラクタ・アルバ種、キサントフィラ種、アームストロンギー種。その中でも、レフラクタ・ライヒトリニー種 とアームストロンギー種を中心に交配が進んだそうです。で、家の『レフラクタ』ですが…


原種レフラクタ・ライヒトリニー種は1786年に発見されたもので、色は淡黄で、花弁の外側に紫斑が入るそう。一つ前の写真はコレに近いかな。でもこの写真の花は、紫斑はありますが、花色は白です。あれーちょっと違いますね 。1878年 に発見された原種レフラクタ・アルバが白花なので、家のは、何かが自然交雑したものなのでしょうか…?


これは黄花です。黄花で花弁にオレンジ色の斑が入ってますが、この特徴を持っているのは、1873年に発見されたキサントフィラ種だそう。紫斑も入ってないし、、、 レフラクタ・ライヒトリニー種の特徴よりも、キサントフィラ種の特徴に近いっす。


こちらは、フリージアの『ムイリー』という名前で手に入れたものです。『ムイリー』は園芸種になるそうで、19世紀の後半に、白花のレフラクタ・アルバ種と、淡黄色のレフラクタ・ライヒトリニー種を交雑して、 できた品種だそう。『レフラクタ』の鉢と花の印象は似ていますが、黄花は一つもなくて、みんな白でした。それに『レフラクタ』鉢に比べて、10日ほど遅い開花でした。


白色で、紫斑は無く、オレンジ色の斑があります。『レフラクタ』鉢よりも香りが強い感じがします。周囲にずいぶん漂ってきます!


一つ前の写真と同じ『ムイリー』鉢が咲き進んだ所です。ほらほら、黄花は無いでしょ?こっちは、皆同じ顔。白くて紫斑が無くて黄色の斑がある。


奥が『ムイリー』鉢で、手前が『レフラクタ』鉢です。多少、開花時期が違うようなんですよね。でも結局、フリージアの原種については、調べるほどに混乱して分からないのです。自然交雑も多いのだろうし、それに古い名が付けられて出回ることもあるだろうし。原種って簡単に言うのは難しいんだなあと改めて思いました。


宿根ネメシア。白にブルーのストライプが入っています。日が当たる昼間は、とーっても甘いバニラの香りがします。ヘリオトロープよりも甘い香りです。ネメシアも元は南アフリカ原産なんだって。


ちょうどおそろいの鉢があったので、一ポットづつ植えてみました。どこか左右対象に置ける場所があればいいのですが、そんな所家にはないので、残念。


八重のスイートバイオレットです。庭の隅で香っています。甘いスミレらしい香り。ヨーロッパ南部、アフリカ北部、アジア北部が原産。


この花を取って、卵白を薄く塗り、グラニュー糖をまぶして乾燥させて、スミレの砂糖菓子を作ったりするようです。


イブキジャコウソウ。本州北端の下北半島や津軽半島では、海岸にほど近い岩壁に生えるそうですが、滋賀と岐阜の県境にある伊吹山地の主峰、伊吹山の高山帯の岩礫地に群落を作ることから名前が付いたそう。


タイムの仲間なので、花や葉から、すがすがしい匂いがします。匍匐性があるとのことなので、庭の下草として増えるといいなあと思っています。


右は伸びてしまったパンジー。左にはシクラメンが入っています。冬からずっと咲き続けてくれたパンジー達は、最後の力をふりしぼって咲いてくれています。最近暖かくて、ずいぶん延びてきてしまいましたねー。


ツルニチソウ。今年は冬に短く切ってみました。すると、ちゃんと花が咲くんですね。知りませんでした。来年はもっと沢山切ってみよう。


ベロニカオックスフォードブルー。香りはありませんが、早春らしい花ですよね。たいした世話もなく、咲いてくれます。


花が終わったら栄養あげて、伸びてきたらザクッと切って、あとは放っておくだけ。香りがあったら増やしたいのにな。家の庭では、香りがないと優遇されないのデス。ごめん。


ムスカリ、ブルーパール。なるべく原種もしくは近いものの香りを試しています。ムスカリは本来、ジャコウのような香りがするはずなのですが、園芸種はほとんど香りません。でもこれは香る予定でしたが…。


残念ながら、香りは感じませんでした。ブルーパールは、芳香種で特に香りが良いというふれこみだったのですが…。残念でーす。


ムスカリ、アルメニカムです。ブルーパールととっても似ていますね???こちらも香るという情報を見たことがありますが、香りを感じたことはありません!


アルメニカム。春ですね〜。ムスカリとベロニカは、春の定番ですね〜。50個近い球根が花壇を占領しているので、今年は早めに掘り上げようかと思案中です。


ムスカリ、パラドクサムのつぼみです。ぶ、ぶきみ、、、。虫みたいだー。


でも開花が進めば、ちゃんとムスカリの形になってくれて、一安心。笑。パラドクサム(ベレバリアピカンタともいいます。)は原種に近いということで、もしや香りがあるのでは?と思って育ててみました。


結果、パラドクサム、香っています。鼻を近付けて香りが分かる程度ですが、上品な香りです。濃いブルーがとっても地味で素敵。


パラドクサムと一緒に、これも原種に近いムスカリであるゴールデンフレグランスを植えました。香るムスカリの鉢です。おほほ。


ムスカリ、ゴールデンフレグランスです。これはムスカリ・マクロカルパ(マクロカルパム)の選抜種だそうです。他にトルコ西部原産のモスカタム・フラバ(ムスカタム)というのも黄色系で芳香があるようです。


球根は他のムスカリと比べて随分大きいです。咲き始めは、ブルーがかった灰色と黄色です。きれいな色だわ〜。これから毎年、球根を増やしていきたいです。


ゴールデンフレグランスの香りについて、どこかでバナナのような香りとありましたが、私にはフルーツ系よりも、マダム香水系に感じられました。ムスカリとはギリシャ語のmouschos(麝香)に由来するそうなので、ジャコウが入った香水に近いと思いました。


咲き進むと、今度は赤っぽい紫色が入って、しおれていきます。この花は咲き始めよりも、この頃がより匂いが強いように思いました。夜、この鉢の近くにいたら、香りが漂ってくるんですよ〜。


この枯れて行く色合いがあんまり素敵なので、もう一枚。花の一つづつも、紫と黄色のグラデーションになっていますね。シックな姿も香りもよし、私的にヒットです。


プリムラ・ケティマクスパルーン。下のプリムラ・ベリスの園芸種の中で唯一の八重咲き。とても香りがよいです。石鹸のような清潔感ある香り!昼間も香りますが、特に夕方から強くなる感じがします。たくさん花茎を立ちあげています。


プリムラ・ベリス。別名カウスリップ、キー・オブ・ヘブン 。キー・オブ・ヘブンという別名は,聖ペテロが鍵を落としたところに咲いたという伝説から…古い種の植物は伝説があるから素敵だなあ。和名はキバナクリンザクラ(黄花九輪桜)。ヨーロッパ〜アジアの低地原産の原種です。こちらにも石鹸のような香りがありますが、ケティマクスパルーンより弱いかな。


プリムラ・ブルガリス。ヨーロッパの山野に自生する原種のサクラソウ。英名はプリムローズ。特にイギリスでは、春の到来を代表する野草だそうで、「ブルガリス(vulgaris)」というのは「どこでも咲いてる」という意味なんですって。これは香りません。


プリムラ達。ザ春の鉢です。葉っぱも花も食べられるというので、葉っぱをちぎってそのまま食べてみました。少し苦味があり、ハーブ系の風味。サラダに入れたらアクセントになるかも。喉によいそうですー。香って食べれるって最高です。


チューリップの蕾に色が見えてきました。色々植えたので、種類は忘れましたが、、、かわいいですね、おいしそうですね。


チューリップの鉢を裏庭から移動してきました。いよいよ春本番です。楽しみ!楽しみ!


東側の庭通路では、なつめが花を咲かせていました。高い所にあるので、鼻が届かなーい!花の匂いを確認したいのですが。


沢山咲いてますが、匂いしないので、香りはないのかなー?三脚持ってこないと届かないー!