飛鳥Ⅱでは、九州発着のクルーズは少なくて、年に1便か2便しかありません。たまたま門司港発着のクルーズがあったので、乗船することにしました。今回は、3泊4日です。

.旅行先

瀬戸内海、高知

.旅行時期及び期

2021年11月12日~11月16日(4泊5日。但し、飛鳥Ⅱのクルーズは3泊4日)

門司港発着クルーズ(3泊4日)の航路

.北九州市若松区で前泊《1日目/11月12日(土)》

明日は、門司港レトロ近くに停泊する飛鳥Ⅱに乗船して、3泊4日のクルージングをします。12時前にリーガロイヤルホテル小倉に集合し、乗船直前のPCR検査を受けないといけないので、今夜は、『かんぽの宿北九州』に泊まることにしました。『かんぽの宿北九州』は、今年の1月から改装のために休館して、4月23日にリニューアルオープンしています。そのため、館内全体がキレイで、清潔感が溢れていました。心地よかったです。

かんぽの宿北九州

部屋は、和室にベッドでした。

洗面所(お風呂はありません。)

宿のすぐそばに『遠見ヶ鼻』があり、歩いてすぐなので探検に行きました。雑木林の中を歩いて5分もかからない所に、白い灯台がありました。今日は、晴れているので、空も海もとってもキレイです。工場地帯のイメージしかない北九州市に、こんなに風光明媚な所があるのを知って、北九州市を見直しました~。ただ困ったことに、風が強すぎて吹き飛ばされそうでした。普通に立っちゃぁおられない! 玄界灘の暴風をモロに受けるんですよー。

遠見ヶ鼻の灯台(北方向の景色)

遠見ヶ鼻の夕陽(西方向の景色)

灯台の東側に『遠見ヶ鼻休憩所』と『御嵜神社』があります。ついでにこちらにも立ち寄ってみました。『遠見ヶ鼻休憩所』は、屋根付きのベンチがあって休憩するには良い所でした。水洗トイレもありました。でも、「ここで休憩する人っているのだろうか?」と思わせるほど人影がありません。かんぽの宿北九州の玄関にあった「猿が出没するので、ご注意ください」の貼紙を思い出し、「ここで猿に出会ったらどうしよう…」って急に不安になりました。

遠見ヶ鼻休憩所

遠見ヶ鼻休憩所

『遠見ヶ鼻休憩所』の先に進むと、『御嵜神社』がありました。岩屋の夕日と縁結びの神様だそうです。縁結びの神様のいわれについて、入口の案内板に次のことが書いてありました。

御嵜神社は、かつては海の方を向いていたそうです。言い伝えによると、夫婦神の夫神が、日本一美しい遠見ヶ鼻の夕日に心を奪われ、婦神が嫉妬し、沖では遭難事故が多発したそうです。そこで村人が、夕日が見えないように、お社を現在の位置に移し、陸に向けて建立したそうです。このことによって、夫婦神は元どおり仲良くなり、縁結び・夫婦円満の願いを叶えてくれるようになったとされています。

御嵜神社

御嵜神社の鳥居(東方向の景色)

散歩から戻り、夕食会場に行きました。お客さんが40人~50人くらいいて、随分賑わっていました。COVID-19の緊急事態が解除されてから、少しずつお客さんが増えてきた感じです。宿泊施設もちょっと安堵しているところでしょう。

夕食(前菜、刺身等)

夕食(豚しゃぶ)

大根スープ煮

土瓶蒸し

牛肉と茄子のステーキ

鱧の磯辺揚げ

五目御飯、赤味噌汁

フルーツ

夕食は品数が多くてボリュームもあって、とっても満足しました。

4.門司港から乗船・出航《2日目/11月13日(土)》

今日は、飛鳥Ⅱに乗船します。乗船直前のPCR検査を受けるために、12時までにリーガロイヤルホテル小倉へ集合するように日本郵船から連絡がありました。2時間くらい遊ぶ時間が取れそうなので、チェックアウトを早めに済ませて、午前中に少し観光することにしました。観光先は、今までに行ったことがないグリーンパーク(響灘緑地)です。

お食事会場

朝食

昨日は、少し曇っていたので、遠くまではっきり見えなかったのですが、今日は、快晴。食事を終えて、西側の海の方を見ると、地の島と大島が見えました。目を凝らすと、地の島の後ろに大島があるのがよく分かります。西側の海がキレイですね~‼

地の島と、その後方にある大島

部屋に戻ってから、ベランダから東側の海を眺めると、山口県の方までクッキリと見えました。東側の海もキレイ~!!

海の向こう岸は、山口県です。

10時にチェックアウトし、グリーンパーク(響灘緑地)に行きました。入場料は、大人150円ですが、北九州市・福岡市・鹿児島市・下関市に居住している65歳以上の人は、40円とのこと。すご~い。ただ同様ですね‼

グリーンパーク入口

グリーンパークはかなり広いので、まず最初に、『世界最大のブランコ』を見に行きました。今日は土曜日なので、家族連れのお客さんが多いと感じました。

グリーンパーク内の様子  

グリーンパーク内の様子(芝生が張ってあってイイ感じの公園)

『世界最大のブランコ』です。こんな丸い形のブランコを見たのは、初めて。

次に、バラ園に行きました。色とりどりのバラが青空に映えていて、とても綺麗。バラの花は、今から本格的に咲き出すような感じ。

バラ園の様子

ショッキングピンクのバラが素敵!

バラ園の様子

バラの花

バラ園の特設ステージでは、ストリートライブが開催されていました。テナーサックスと電子ピアノのジャズ演奏が素敵でしたよー。いい雰囲気。

動画:バラ園でのジャズ演奏

ジャズ演奏に見とれていたら、集合時間に遅れそうになり、大急ぎでリーガロイヤルホテル小倉へ直行。11時55分に、リーガロイヤルホテル小倉の近くの駐車場に車を駐車し、スーツケースを引きずりながら何とかホテルに入りました。受付に到着した時は、集合時間の30秒遅れ。何とか走り込みセーフでした~!「受付を済ませてしまえば、こっちのもの」と一安心。PCR検査を受けてから結果が出るまで約3時間じっと待ちました。ほとんどの人が合格だったようで、順番に名前を呼ばれてからバスに乗り、飛鳥Ⅱが停泊している場所(門司港レトロの近く)まで連れていかれました。バスで30分もかかったんですよ。かなり遠かったですね。

大会場で検査結果を待っている乗客

飛鳥Ⅱの乗船場まで連れて行ってくれたバス

飛鳥Ⅱは、『門司港レトロ』近くに停泊していました。停泊場所は、貨物岸壁。トイレも屋根も何もない。北九州市には、福岡市のような旅客専用のクルーズターミナルがないので、貨物岸壁になるのは仕方ないことですね。

飛鳥Ⅱが停泊している場所の地図

貨物用岸壁に停泊していました。

結局、12時にリーガロイヤルホテル小倉に入り、飛鳥Ⅱの部屋(キャビン)に入ったのは16時頃。なんじゃかんじゃで、4時間もかかっちゃった。部屋では、直ぐにスーツケース内の荷物をタンスなどに収納しましたが、終わったと思ったら、一息つく間もなく避難訓練です。

部屋(ビジネスホテルみたいな感じ)。バスタブ付きなので、室内でのんびり寛げます。

全員参加での避難訓練の様子

避難訓練が終わってから、パームコートでコーヒーを飲んで、ちょっと休憩。出航は、20時45分なので、それまで船は動きません。そのため、17時半に5階にある夕食会場『フォーシーズン・ダイニングルーム』に行って、夕食をいただきました。

パームコート

エスプレッソコーヒー(無料)

昨夜の夕食は和食で、今夜は洋食です。毎日ご馳走ばかり食べていて、ダイエットをするような暇なんて全くナシ!これが唯一の悩み‼ 出てくるお料理が美味しそうでいい香りだし、一口食べてみたら本当に美味しいので、ついつい誘惑に負けてしまいます。(;´д`)トホホ。

ダイニングルーム入口のディスプレイ

トリュフ香る茸のブルスケッタ、オニオンスープ、ロディジャーノチーズ

魚介とマイクロハーブのサラダ

飛鳥Ⅱの特製パン

鮑のグリエとベニエ、ボルチーニソース

黒毛和牛備長炭ロースト フォアグラ入り北あかりのクロケット

タルトタタン ラムレーズンアイス添え

コーヒー

夕食が終わった19時45分から、6階のギャラクシーラウンジで、飛鳥Ⅱプロダクションショー ”Back To The 80's”が始まります。飛鳥Ⅱ専属の歌手とダンサーによるショーです。いつ見ても綺麗ですね。見応え十分。

飛鳥Ⅱプロダクションショーの様子

飛鳥Ⅱプロダクションショーの様子

ショーが終わったら、出航セレモニー(出航は、20時45分)の始まりです。7階のプロムナードデッキに行って、セレモニーの様子を伺いました。北九州市立若松中学校のブラスバンド部の生徒さん達による演奏(北九州市出身の松本 零士氏の漫画『銀河鉄道999』の主題曲)と、打ち上げ花火で見送ってくださいました。夜遅くに、盛大に見送っていただけるなんて、嬉しい~。皆さん、どうもありがとうございました!

動画:出航風景

今日のスケジュール全てが終了して一段落したので、夜食をいただきに11階のリドカフェに行きました。ご飯や麺類もありますが、そこまでお腹は空いてなかったので、アイスクリームと果物にしました。お腹にもたれないので、丁度良かったです。美味しくてまんぞく~!

アイスクリームと果物の夜食

アイスクリームコーナー

ご飯や麺のコーナー

フルーツのコーナー

菓子のコーナー

無事に乗船して出航もしたので、後は成るように成るさ。ゆっくり寝るとしよう!

5.瀬戸内海クルージング3日目/11月14日(日)》

14日の天気は、薄曇り。瀬戸内海を航行するだけの”終日航海日”です。

 

朝8時前に11階のリードカフェに行って、朝食をいただきました。ビュッフェなので、好きなものを好きなように食べることができるのが嬉しいねー。瀬戸内海の景色を楽しみながらいただきました。優雅な気分に浸れました。

朝食

館内放送で、通過する島や橋などの説明がありました。子供の頃、NHKで放送されていた「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった瓢箪島を見ました。また、周囲約4kmの小さな大久野島には、700羽以上にも及ぶ野生のうさぎが生息していて、多くの観光客で賑わっていることも聞きました。

瓢箪島

大久野島

10時ごろ因島大橋を通過しました。瀬戸内海の島と島の間の狭い水路を通って行く時には、エスコートボートを利用しないといけないそうです。因島大橋の橋桁までの高さは、海面から50メートルです。飛鳥Ⅱの最高点であるファンネルの高さは45メートルなので、5メートルの余裕を持って通過することができました。

もうすぐ、因島大橋を通過します。先頭の小舟は、エスコートボートです。

因島大橋を通過しているところ

因島大橋を通過してから、部屋で漫画本『村上海賊の娘』を読みました。10月に、にっぽん丸で瀬戸内海をクルージングした時に、どうしても村上海賊の本を読みたいとの思いに至りました。でも、小説をじっくり読むほどの時間は取れないので、手っ取り早く漫画本を読むことにしました。暇を見つけては読み進め、やっと13巻を完読! 漫画本を買って読むなんて、初めての経験です。見開きのページに、大きく「グォーー‼」とか「ドヒャー‼」とか書いてあって、頭の中が「???」となりましたが、読み終えた時、不思議なことですが、“感動”がありました。村上景(村上海賊の娘の名前)のモデルになった女性は、実在していたそうですね。ウルトラウーマンで、今の時代にピッタリかも。映画化の話も聞こえてきます。早く映画化して欲しいなぁ。

漫画本『村上海賊の娘』13巻

ハリウッドシアターで、11時15分から30分間ほど瀬戸内ナビがあります。これは午後の航路の見所をスタッフが紹介するというもの。本州と四国を結ぶ4つの橋とそれを構成する島の話、更には、瀬戸内海で有名な島の紹介などがありました。一番面白いと思ったのは、瀬戸内海標準航路についての話です。「瀬戸内海って、どこを通っても良いんじゃないの⁉」と思っていたら、違ってました。ちゃんとルールがあったんですよ。(知らんかったけど)

瀬戸内ナビの様子

昼食は、リドカフェで、”瀬戸内海の食材を使ったお料理ビュッフェ”があったので、少しずつ摘まんで食べてみました。伊予柑そうめんが爽やかな風味で、美味しかったです。そうめんのイメージが変わりました~。

昼食

食事を終えて、13時頃に瀬戸大橋を通過するとのことだったので、デッキに出て通過の様子を眺めました。瀬戸大橋の工期は約9年で、1988年4月に開通しています。この橋には鉄道が通っていて、マグニチュード8.5程度の大規模の地震にも耐えることができる構造だそうです。で、瀬戸大橋の高さは65メートルです。飛鳥Ⅱとは20メートルの余裕があるので、余裕綽々で通過しました。

間もなく瀬戸大橋を通過します。

瀬戸大橋を列車が通過していました。

瀬戸大橋の通過を見終えてから、12階のデッキで、クルーで構成する「瀬戸内にぎやかし隊」によるミニシアターが開催されました。テーマは、瀬戸の花嫁です。寒いのに、ウエディングドレス着せられた女性クルーが可哀そうやった〜‼ 根性あると思いました。

ミニシアター開催中

「瀬戸内にぎやかし隊」と記念写真

その後、ハリウッドシアターで「男はつらいよ お帰り 寅さん」の映画を観ました。「男はつらいよ お帰り 寅さん」は、2019年12月27日公開の映画です。渥美清さんは、1996年に亡くなっているので、ご存命中の作品の中から映像を切り取って繋ぎ合わせ、制作された映画のようでした。後藤久美子さんの高校生時代の姿が良かったね~。今は、ミャンマーのアウンサンスーチー氏に似てる感じ。

「男はつらいよ お帰り 寅さん」のシーン

映画が終わってから、手芸教室「羽のブローチ作り」に参加しました。作り方は、とっても簡単。で、男性の参加者が多かったです。(多分、嫁さんにくっついて来たんだと思います。ぬれ落ち葉かな?)出来上がったこのブローチを付けてディナーに出掛けるように言われました。まゆちゃん以外にも(律儀に)付けてきている人がいました~。

手芸教室の様子

羽のブローチ(左側:材料、右側:出来上がり)

本日の夕食のドレスコードですが、インフォーマルです。ちょっとオシャレにしなくちゃ!16時半になったため、着替えて、羽のブローチを付けて、ディナー参加の準備をしました。夕食は、17時半からです。

茸の胡麻和え、鰆寿司、チーズ最中、銀杏、むかご

金目鯛と海老真丈蕪餡

はまちとすずきのお造り

真鱈のちり蒸し

和牛の柚子みそ焼き

鳴門金時ご飯、七茸汁

焼き芋と麩、バニラアイス、千歳飴

19時30分頃に明石海峡大橋を通過するとのことだったので、デッキに出て、通過の様子を見ました。イルミネーションが一定時間ごとに青と赤に変化します。海面が赤色や青色に染まって、とってもキレイでした〜。

明石海峡大橋・イルミネーションが赤

明石海峡大橋・イルミネーションが青

20時からオペラ歌手の森谷真理さんのコンサート「珠玉のオペラアリアの夕べ」が開催されました。森谷真理さんは、天皇陛下御即位を祝う国民祭典で、天皇陛下の前で国家「君が代」を独唱しておられます。凄い方なんですよー!で、マイクなしで歌っても声は十分に響き渡るし、ピアノに寄り掛かる仕草などは、全くもって本場のオペラそのもの。素晴らしいショーでした。

ソプラノ歌手の森谷真理さんのオペラショーの様子

オペラショーの様子

続いて、21時からクラシカルマジックショーがありました。専属マジシャンの渡邊卓也氏によるショーです。昔のネタを再現したそうですが、今見ても不思議さいっぱいのマジックショーでした。終わったら、夜も更けて、22時近くになっていました。

クラシカルマジックショーの様子

夕食の量が少なかったこともあって、お腹が空いていたので、リドテラスに行って夜食を食べました。果物が美味しかったです。

夜食

今日は、終日航海でしたが、朝から晩まで結構忙しかったです。終日航海と聞くと、”暇すぎて部屋でゴロ寝”のイメージがありますが、全く反対ですね。すること(したいこと)がいっぱいあって、スケジュールに追われます。

6.高知《4日目/11月15日(月)》

今日は、晴れ渡っています。朝の気温は11℃と寒いのですが、昼からは暖かくなるとの予報でした。今日は、午前中に桂浜に行くツアーに参加します。8時半出発なので、朝食は早めにいただきました。 

リードカフェでビュッフェの朝食

飛鳥Ⅱは、高知新港に8時に入港しました。ツアーの集合場所は、バス車内です。少し早めに下船して、バスに乗り込み、皆が揃うのを待ちました。高知新港から坂本龍馬像のある桂浜までバスで15分位です。桂浜に着いてから、バスガイドさんが、坂本龍馬像のある所まで案内してくれました。

ツアーバスが勢ぞろい

坂本龍馬像

坂本龍馬像は、昭和3年から桂浜にあるそうです。右手を懐に入れている理由は、次の通りです。

薩長同盟が締結された後、宿である寺田屋に戻り、長州藩士の三吉慎蔵と祝杯をあげていた時に、伏見奉行所の役人に襲撃されています。この時に龍馬は、高杉晋作から贈られたピストルを使い、脱出に成功しますが、役人と小競り合いになった際に、左右の親指を切られる重傷を負っています。親指だけでなく、左手の人差し指も切られ、後に指の自由が利かなくなったという話もあるので、傷はかなり深かったようです。そして、銅像の元となった写真が撮られたのは、この事件の後なので、寺田屋で負った指の傷を隠すために、右手を懐に入れ、左手も隠した姿で写ってるとのことです。

龍馬像を見てから、自由行動時間になったので、「椿の小道」を通って高知県立坂本龍馬記念館に歩いて行きました。ここは入館料が昨日と本日は無料になっていました。なぜならば、本日11月15日は坂本龍馬の誕生日だから。入館料の大人700円、これが無料になったことで少し得をしたような気持ちになりました。高知市内では、あちこちで生誕祭が行われていると聞きました。

高知県立坂本龍馬記念館

入口

館内の様子

この記念館は、できて間がないらしく綺麗でしたし、展示の内容も非常に整理されており、映像施設もあって分かり易くなっていました。ただ、常設展示会場は、密を避けるために入館者数を制限していて、入り口の所に人がずらっと並んでいて、なかなか中入れない状態でした。時間が勿体ないので、常設展はパス。高知のもう一人の有名人・ジョン万次郎の展示室もありました。

坂本龍馬の船中八策(さすが、明治維新のキーマンだけあるなぁと感心しました。)

海の見える・ぎゃらりいからみた高知湾

記念館を出てから、隣接している浦戸城天守跡に行きました。浦戸城は、長宗我部元親の居城として知られています。元親が死去した後は四男・盛親が家督を継ぎましたが、「関ケ原の戦い」で西軍についたため改易されました。代わって山内一豊が入城。しかし、高知城が完成して移ったため、浦戸城は廃城となっています。浦戸城の本丸は、国民宿舎「桂浜荘」と高知県立坂本龍馬記念館が建っているあたりにあったそうです。

浦戸城天守跡

観光を終えて、「椿の小道」を通ってバス駐車場に戻りました。港に戻ってから、岸壁にあるクルーズセンターでお土産品を見て回りました。

クルーズセンターのお土産品販売コーナー

船内に戻ってから、リドカフェでソフトクリームなどを食べて休憩しました。

ソフトクリームとアイスクリーム

休憩を取った後、部屋に戻ってネットをし、12時半になったので、昼食に行きました。11階のリードカフェでビュッフェでいただきました。

昼食

再び部屋に戻ってから、ネットをやったり、本を読んだりして過ごしました。14時になったので、11階のパームコートに行って、フィリピンバンド・ナマナの演奏を聴いて楽しみました。演奏が終わったら、クルー達が今夜の余興の練習を始めだしました。

フィリピンバンド・ナマナが演奏

今夜の余興の練習

高知新港の出航時間は、16時半です。15分前に7階の甲板に降りて行き、出港風景を楽しみました。『チームみなと』の皆さんが、”正調よさこい鳴門踊り”で見送ってくださいました。ありがとうございました~!「よさこい」の意味は、「夜に来てください」だそうです。昔のお坊さんは、恋をすることが禁じられていたので、恋人に会う時は、人目を忍んで夜コッソリ彼女んちに通っていたとか。ペギー葉山さんの『南国土佐を後にして』の歌詞の意味が、やっと分かった~~‼

動画:チームみなとの皆さんによる正調よさこい鳴門踊り

遠ざかっていく高知新港

高知新港の日没はとっても綺麗なのに、隣に砂山があったりしてで殺風景。ちょっと残念な感じ。

高知新港の日没

出港の際にタグボートがやって来て、飛鳥Ⅱを押したり引いたりしながら、飛鳥Ⅱの方向転換を手伝ってくれました。小さなボートなんですけど、力が強いんですねー。

飛鳥Ⅱの方向転換を手伝っているタグボート

仕事を終えて、引き上げるタグボート

出航風景を楽しんだら、もう17時半です。急いで夕食会場に向かいました。最後の夕食だからでしょうか、メニューが多かったです。

ラ・フランスのコンポート、北海道の生ハム

ボルシチとフロマージュブラン

飛鳥Ⅱ特製パン

甘鯛とオマールリゾット

ホタテ貝柱とピスタチオの香り

黒毛和牛フィレのロースト

和栗のモンブラン、サブレショコラ、バニラアイス

コーヒー

部屋に戻ってから1時間ほど休憩をして、マジックイリュージョンショー(専属のダンサー&マジシャンが一体となって行う大型装置を用いたマジックショー)を観ました。これは、飛鳥Ⅱで最近上演するようになったものです。見応えあり!

マジックイリュージョンショー

その後、昼間にパームコートで練習していたクルー達による余興(ハワイアンダンスショー)が行われました。昼間の熱心な練習を見たので是非本番を観なくっちゃと思い、開始20分前にパームコートで良い席を確保して、開始まで待ちました。若手クルーのハワイアンダンスは、日頃から練習に精を出しているらしくて凄く上手でした。若い人達が一生懸命に頑張っている姿って、頼もしいですね。これで、飛鳥Ⅱのイメージも変わったなと思いました。お高くツンとすましていたのが、若々しくて庶民的になってきた感じ。楽しかったよ~! どうもありがとう‼

クルー達によるハワイアンダンスショー

動画:ハワイアンダンスショーの様子

ショーが終了した時間は、22時20分でした。今日もよく遊びました~。明日は、11時には門司港に着くけど、昼食を食べたりして14時までに下船すればいいので、のんびりできそうです。

7.門司港に帰着《5日目/11月16日(火)》

今日も晴れです。昼には下船しないといけません。「もう帰らないかんの?」って寂しい気分です。3泊4日なんて、あっという間ですね。ところで、朝食と昼食ですが、初日からずっと11階でビュッフェ料理を食べていたので、最終日くらいは、5階のフォーシーズン・ダイニングで和食を食べようと思いました。

朝食

10時からビンゴゲームがあるとのことだったので、朝食の後、直ぐ荷物の整理に取り掛かり、スーツケースを9時前に部屋の外の廊下に出しました。その後、館内放送があって、関門橋を10時頃通過するので、ビンゴゲーム開始時間を10時15分からに変更するとのことでした。時間を変更してくれたので、安心して関門橋通過の光景を見ることができます。関門海峡は、①航路が狭くて(最狭部で500m)屈曲している、②潮流が速くて複雑、③船舶の交通量が多い( 1日の平均交通量は500隻)、ということで、海上交通の難所と言われています。こんな状態だから、昔、安全運航を村上海賊が担っていたというなんですね。納得‼

前方に見えるのは、関門橋です。

関門橋については、今までに何度もクルーズ船でくぐり抜けたことがあります。そのたびに思うことは、クルーズ船がくぐり抜けている様子を是非陸側から見たいということ。下から、関門橋を見上げていると、ぶつかるんじゃないかとハラハラしますが、陸側から見たら、余裕綽々で「何てことない!」のかもしれません。

関門橋の下をくぐり抜けている様子。

下関の赤間神社が、きれいに見えました。

10時15分に少し遅れて、ビンゴゲーム会場のギャラクシーラウンジに行きました。ビンゴゲームはサッパリだめ‼ 当たる気配は全くなしやった。

ビンゴゲームの様子

飛鳥Ⅱは定刻通り、11時に門司港に入港しました。いずみ幼稚園の園児達が、お出迎え演奏をしてくれたんですよ。一生懸命演奏している姿は、とっても可愛いですね。演奏後は、いずみ幼稚園の園児達がキャラクターの『すなQ』(北九州港のマスコット)と『じーも』(門司区マスコット)と一緒に記念写真撮影を撮ってもらっていました。

キャラクターの『すなQ』と『じーも』と一緒に記念写真撮影中。

ビニールシートの上にスーツケースが置いてありました。

11時30分になったので、5階のフォーシーズン・ダイニングに昼食をいただきに行きました。昼食も今まではビュッフェだったので、今日は、和定食をいただきます。主菜は『すき焼き』です。「すき焼き鍋が出る!」と期待していたら、すき焼きを大きなお皿にちょっと盛りつけただけ。ガッカリ~。でも、汁が『いちご煮』だったので、嬉しかった。真鯛もタコもあったので、結果的には、珍しいほどのご馳走になりました~!

昼食のメニュー表

昼食

昼食を食べた後、デザートとして、11階のリドカフェでアイスクリームや果物などをいただきました。

食後のデザート

下船は、11時から14時までの間の好きな時で構わないとのことだったので、お言葉に甘えて、バンド演奏を聴いたりして13時半頃下船しました。私達の荷物は、岸壁のビニールシートの上に並べられていました。雨が降らなかったので問題なかったのですが、もし雨が降ったら荷物が濡れるのにどうするつもり? ちょっと心配ですね~。やっぱり、屋根がないと困るよね。

ビニールシートの上に並べられているスーツケース

にっぽん丸の方で、JR小倉駅まで無料バスを提供してくれたので、そのバスに乗って、小倉駅へ行きました。小倉駅からは、目と鼻の先にある駐車場まで歩いて行き、そこから、マイカーに乗って、高速道路を使って自宅まで戻りました。

小倉駅まで送ってくれた無料バス

このたびのクルーズは門司港発着だったので、横浜や神戸に比べると、移動時間が短くて済むし交通費も安上りで済ますことができました。福岡に住んでいる私達にとっては、たいへん有難いです。可能なら、博多港発着にしていただくと最高なんですが…。

 

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