ラスベガスで現地ツアーに参加

1.概要

ラスベガスに到着した翌日に、Scenic Airlines USAデラックス探検ツアー(遊覧飛行、ヘリコプター、コロラド川遊覧、スカイウォーク、昼食付き)に参加しました。【ラスベガス近郊のターミナル空港からグランドキャニオン・ウエストリムにセスナ機で移動し、そこでヘリコプターに乗り換え、グランドキャニオンの谷底に降りる。谷底ではポンツーン・ボートに乗り、コロラド川を遊覧する。近くのホテルまでの送迎付き。日帰りツアー。459米ドル】

次に、2泊3日で、ラスベガス大自然ツアー HASEGAWA INCグランドサークル代表格3大国立公園+6大人気観光地&朝日鑑賞『ザイオン&ブライス&グランドキャニオン&モニュメントバレー&アンテロープ&ホースシューベンド2泊3日ツアー』に参加しました。【日本人ガイド・運転手。ホテル送迎付き。宿泊ホテル&入場料込み。朝食と昼食付き。750米ドル】

2.グランドキャニオン・ウエストリム(11月3日)

ツアーのピックアップ場所は、隣のトスカーナーホテルのメインエントランスです。約束の時間に待っていると、マイクロバスが来ました。私達4人を乗せ、さらに2ヶ所のホテルを回ってお客さんをピックアップし、シーニックのターミナル空港に着きました。

マイクロバス

シーニックのターミナル空港

空港で受付をする時、荷物込みの体重を一人ずつ測りました。セスナ機のバランスを取るために必要だそうです。

空港では、セスナ機が何台もとまっていました。

このセスナ機に乗ります。

機内の様子

シーニックのターミナル空港が眼下に見えます。

ミード湖

コロラド川

フーバーダム

グランドキャニオンのような光景が見えてきました。

グランドキャニオン・ウエストリムにあるスカイウォークの建物

グランドキャニオン・ウエストリムに到着

セスナ機から降りて、ワラパイ族(先住民インディアン)が経営するシャトルバスに乗ってスカイウォークの建物があるイーグルポイントへ移動しました。グランドキャニオン・ウェストリムは、ワラパイ族の保留地内にあるので、観光事業はワラパイ族の専売特許になっています。

ワラパイ族が経営するシャトルバス

カイウォークの建物

イーグルポイントに到着してから、スカイウォークにチャレンジしました。スカイウォークは、グランドキャニオン・ウエストリムの絶壁に作られたガラスの橋です。高さは1200㍍で、絶壁から約20㍍ほど空中に突き出ています。ここに入る時は、荷物は持ち込めません。カメラの持ち込みもダメです。写真は、スカイウォークのスタッフが撮影した物を購入しないといけない仕組みになっていました。ですが、この写真が馬鹿高くて、とっても買う気になれません。商売っ気丸出し! 後で聞いた話ですが、スカイウォークには先住民ワラパイ族のみならず中国資本も入っているとのこと。「どうりで!」と納得しました。

スカイウォーク(写真をクリックすると大きくなります。)

ガラスの部分を歩くのは、やっぱり怖いね~!

スカイウォークを体験した後、イーグルポイントや渓谷などの写真を撮影しました。

イーグルポイント

後方は断崖絶壁ですよ! 足を踏み外さないようにね~!

ワラパイ族の住居「ティピー」が展示されていました。

写真撮影を終えて、近くのベンチでランチボックスを食べました。ボックスの中には、ハムとチーズが入ったサンドイッチ、カットりんご、ポテトチップス、チョコクッキー、ミネラルウォーターが入っていました。おにぎり弁当がなつかしい!

ランチボックス

食事の後、ヘリコプター基地に移動し、ヘリコプターに乗って谷底へ降りていきました。

ヘリコプター基地

ヘリコプターに乗りました。ヘリコプター操縦士は何故か女性ばかり。

動画ヘリコプターで谷底に降下する時の様子

谷底に到着

谷底は予想以上に広々としていました。急峻な谷を降りるといった怖さは感じませんでした。

今からポンツーン・ボートに乗ります。

ライフジャケットを着用しました。

動画コロラド川のクルージングの様子

クルージングの記念写真

谷底のコロラド川でクルージングをするなんて、まるで探検家になった気分。楽しかった~! で、クルージングを終えてから、再びヘリコプターに乗ってヘリコプター基地に戻りました。その後、来た時の逆ルートでホテルまで帰りました。明日から2泊3日のツアーに参加します。「洗濯物が溜まっているので、今日中に洗濯しなくちゃ!」と言うことで、24時間営業のコインランドリーに行きました。洗濯中に、近くのスーパーマーケットで夕食の買い物をして、ホテルで食事を済ませました。

コインランドリー(お客さんは多かったです。)

3.ザイオン国立公園とブライスキャニオン(11月4日)

ピックアップは、夜明け前の朝5時20分です。ホテルの玄関で待っていると、マイクロバスが迎えに来ました。ガイド兼運転手は、花田さん(日本人の男性)です。今から2泊3日のツアーが始まります。マイクロバスは12人乗りで狭かったのですが、私達4人の専用車になっていました。花田さんを含めて5人だけの旅行です。花田さん、どうぞよろしくお願いいたします。行程は地図の通りです。

ザイオン国立公園に向かって出発です。薄暗い中を走り続けて、6時過ぎに太陽が上がってきました。明るくなったので景色がよく見えるようになりました。この頃、バージン・リバー・ゴージを通過しました。トンネルではないのに、岩以外は何も見えない不思議な光景の道路でした。花田さんが、断崖と断崖の間をくぐり抜けていると説明してくれました。道路に並行してバージン川が流れていて、左右の断崖は、バージン川が掘り下げた渓谷だそうです。この高速道路は難工事だったため、工事費が、たったの15マイル(24.14㎞)なのに750億ドル(8兆1,472億円)もかかったと教えてくれました。

間もなく日の出です。

日の出の様子

バージン・リバー・ゴージの様子

バージン・リバー・ゴージを抜け出ました。

途中のドライブインでトイレ休憩

ザイオン国立公園に到着。このあたり一帯は、7,000万年前から4,000万年前までは海の底だった所で、1,300万年前頃からプレートで押し上げられてコロラド高原ができて、今のような地形になったとのこと。鉄分の多い地質なので赤い。ザイオンは、「聖なる山」の意味だそうです。グランドキャニオンに次ぐ人気の観光地で、年間250万人の観光客が来るとのこと。その大半が、トレッキング目的。ここは、断崖絶壁に囲まれていて落石が多いため、通行できなくなることが多々あるそうで、今回もスプリングデール方面には行けませんでした。

公園の入口

駐車場そばの岩

シャトルバスに乗って、終点のテンプルオブシナワバに行きました。

バスの中から見た光景

バス道路ギリギリまで崖絶壁が迫っているので迫力ありました。

断崖絶壁のオンパレード

シャトルバスの終点のテンプルオブシナワバで下車しました。奥の方に歩いて行くと、紅葉の綺麗な林がありました。道路沿いに小川があって、光の差し込み具合で景色が微妙に変化する美しい場所でした。

 

 

 

 

 

 

野生のシカを見かけました。

公園を出てから、次のブライスキャニオンの方に向かいました。途中で通ったマウントカーメルハイウェイの景色も素晴らしかったです。

マウントカーメルハイウェイの景色

マウントカーメルハイウェイの景色

今日の昼食は、バーガーショップでハンバーガーとフライドポテトとソフトドリンクのセットでした。

バーガーショップ

ハンバーガーは美味しかったです。

昼食を終えて、ブライスキャニオンに行きました。花田さんの説明では、ここは、大昔、湖の底だったそうです。現在は標高2,700㍍で、グランドキャニオンの2,200㍍よりも高いところにあります。湖底が風、水、氷などによって浸食された結果、今のような「土柱」と呼ばれる独特の形になったとのこと。先住民のインディアン達は、土柱をペテン師「コヨーテ」によって石に変えられた人達だと信じていたそうです。そう言われれば、人間の形に似ています。

公園の面積は、145km²もあるそうです。

ビューポイントから左側の光景

ビューポイントから右側の光景

ブライスキャニオンの下に降りていく道があったので、途中まで降りてみました。土柱に近づくと大きさや形がハッキリ見え、すごかったです。その素晴らしさに感動しました。

 

 

 

かなり下まで降りている人がいました。土柱の大きさがよく分かります。

ブライスキャニオンを観光してから、今日宿泊するホテル「コンフォート・スイート」のあるユタ州のカナブに行きました。ホテルは、予想以上に立派で、部屋は広くて綺麗で快適でした。

ホテルの外観

室内の様子

清潔な印象のバス・トイレ

夕食はついてないので、ホテル近くのレストランに行って食事をしました。

エビフライ

チキンのあんかけ

4.アンテロープキャニオンとホースシューベンド(11月5日)

朝少し早めに起きて、カナブの町を散策しました。静かで美しい所です。カナブは 小さなハリウッド(Little Hollywood) と呼ばれ、多くの映画やテレビ番組がここで撮影されています。そのためか、所々に俳優を紹介するパネルがありました。

日差しは暖かかったですが、空気は冷たくて寒い朝でした。

 

 

 

散歩の後、朝食です。メニューはまぁまぁ。「面白そう!」と思ったのは、ワッフルを焼く調理器具があったこと。日本では見たことないのですが、アメリカでは、どこのホテルに行っても(庶民が行くようなレベルのホテルですが)、この調理器具があります。自分でワッフルを焼くのですが、簡単に焼けて、ホットケーキみたいで美味しいです。

右側の黒い器具がワッフル焼き器

スクランブルエッグやハム・ウインナーなどもありました。

朝食を食べたら、アンテロープキャニオンに向かって出発しました。途中でパウエル湖に立ち寄りました。コロラド川をせき止めて造られた湖で、全米で2番目に大きな人造湖です。琵琶湖と同じくらいの貯水量だそうです。映画「 猿の惑星」のロケ地として有名。国立公園で、見所も多いようなので、また来てみたいです。

パウエル湖を一望できる展望台から撮影

 

畔に小さな街がありました。

パウエル湖を観光してから昼食のレストランに行きました。アンテロープキャニオンに入場する時間を調整するため、早めの昼食です。このお店は人気店で11時半頃から混雑が始まるため、12時前にはお店を出たいとのことでした。

お店の名前は、一品香です。

中華料理のブッフェ

中華料理のブッフェ

昼食後に、ロウアーアンテロープキャニオンに行きました。ここは、ナバホ族の保留地です。なので、観光の管理運営一切はナバホ族が行っています。人気の高い観光地なので、予約を取るのが難しいそうです。ガイドは、ナバホ族の人しかできないため、花田さんは中に入ることができません。ロウアーアンテロープキャニオンは、地下洞窟みたいなもので、思いのほか距離があって、不思議な光景の連続で、感激しました❗️ はるばるやって来た甲斐があったと言うもの。一見の価値ありです。

ロウアーアンテロープキャニオンの受け付け

ロウアーアンテロープキャニオンは変哲もない地面の中(地下)にありました。ちょっと目には、入口の場所も分かりません。

黄色の線で囲った場所に地下に通じる階段があります。そこが入口です。

トタン屋根の中に入ると、階段がありました。右側は、ナバホ族のガイドさん。

階段

急勾配の階段です。

穴の中に入ったら、別世界!!

狭くて足元の悪い場所が数カ所ありました。

行けども行けども不思議な光景が続きます。

 

 

 

 

 

ガイドさんは、先住民ナバホ族の血を引く若い男性です。iPhoneの写真撮影テクニックに長けていて、驚くほど面白い写真を撮ってくれました。まゆちゃんは、iPhoneにこのような機能があることを今回初めって知り、ガイドさんから強烈な刺激を受けたところです。まゆちゃんもテクニックを習得して面白い写真が撮れるようになりたい‼

パソコンの待ち受け画面にピッタリ。色も形も面白い!

iPhoneのパノラマで撮った写真

キャニオンの中から青空を撮った写真

外の青空が見えるようになり、階段を昇って行ったら、穴から出ました。中の距離は、結構ありました。

黄色の線で囲ったところが出口です。

出口の近くに恐竜の足跡がありました。ガイドさんが教えてくれました。

黄色の線で囲ったところが恐竜の足跡です。

アンテロープキャニオンの観光が実現できて良かったと思いました。1時間近くの観光でしたが、驚きの連続でとっても楽しかったです!

次は、ホースシューベントです。アンテロープキャニオンの近くにありました。駐車場から片道1.2㎞の砂地の道を歩いて行きました。

穴があるところにホースシューベントがあります。

風はひんやりしていたのですが、日差しは強かったです。

たどり着いて、穴の中を覗いてみたら、すごいスケールでした。緑色の水が神秘的です。水際でテントを張って楽しんでいる人達がいましたが、どうやってあそこに到達したのか不思議。ボートで行ったのかな?

ホースシューベンド

水際で楽しんでいる人達

観光を終えて、ナバホ族保留地内にあるモニュメントバレーのふもとの町のカイエンタに行きました。今日は、カイエンタのハンプトインホテルに泊まります。ガイドの花田さんの話しによると、ホテルの周辺にはレストランはないとのこと。そのため、途中のスーパーマーケットで夕食を買ってホテルに行くことになりました。

ハンプトインホテルの外観

室内の様子(コンフォート・スイートに比べると狭かったですが、十分は広さです。)

清掃のいき届いたバス・トイレ

5.モニュメントバレー、グランドキャニオン・サウスリム、ルート66(11月6日)

朝5時半にホテルを出発して、モニュメントバレーの朝日鑑賞に出掛けました。ここはナバホ族の保留地なので、ナバホ族の人しかガイドの仕事はできません。それで、ナバホ族のガイドさんが私達が泊まっているホテルまで車で迎えに来てくれました。彼の車に乗って、ザ・ビューホテルの展望台に行きました。気温はマイナス1℃と凄く寒かったのですが、お正月の日の出を見るようで清々しい気持ちになりました。ここは、西部劇の舞台として有名な場所です。

間もなく日の出です。

だんだん明るくなってきたので道が見えてきました。西部劇では、幌馬車がこの道を走るシーンがよく出てくるそうです。

モニュメントバレーの日の出

寒さの中、記念写真を撮りました。

ザ・ビューホテルの全客室からは、朝日が見えるそうです。

ちょっと元気を出してみました(笑)

ザ・ビューホテルの展望台からジョンフォード・ポイントへ移動しました。ジョンフォード・ポイントと呼ばれる理由は、ここが西部劇の映画「駅馬車」のロケ地だったから。モニュメントバレーは、この映画で一躍有名になったそうです。

1939年製作 1940年アカデミー賞受賞

モニュメントバレーで万歳!(写真をクリックすると大きくなります。)

ヒロシさんとヨウコさんも元気いっぱい万歳!

次に、ノースウインドゥ(北の窓の意味)・ポイントにも行きました。ここも観光地として有名だそうです。皆さん、下のようなポーズをとって記念写真を撮るのでしょうね!?

ノースウインドゥ・ポイントで記念写真撮影

ナバホ族の住居(家)が展示してありました。

植物が生えたエリアもありました。

モニュメントバレーの朝日鑑賞を終えて、ホテルに戻ってから朝ご飯をいただきました。お腹が空いていたので、しっかり食べました!今日の朝食も美味しかったです。まんぞく~!

レストランの様子

ブッフェコーナー

果物が嬉しい。

朝食を食べて、チェックアウトをしてから、グランドキャニオン・サウスリムに向かいました。途中でキャメロンに寄って、お土産品店に行き、その後、レストランで昼食用のサンドイッチをテイクアウト。お腹が空いた時に食べることにしました。

キャメロンのお土産品店

羽のお土産も良いですね。

カラフルなお皿(食事用に使うのは勿体ない。)

壺も素敵です。

キャメロンからサウスリムまでは直ぐでした。サウスリムは国立公園なので国が管理しています。昔からグランドキャニオンとして親しまれてきたところです。ウエストリムはワラパイ族の保留地内にあって、最近できた観光地。サウスリムの方が、ウエストリムよりも渓谷のスケールが大きくて素晴らしい眺めでした。リパンポイントとマーサポイントの2ヶ所に行きました。

 

サウスリムの西側の眺望

サウスリムの西側の眺望

サウスリムの東側の眺望

サウスリムの東側の眺望

マーサポイントにあるホテルで休憩しました。

ホテル内のジャンボカボチャ。これ欲しい!

ホテル内の野菜の飾り物も良かった!

最後に、ルート66(国道66号線:アメリカ大陸を横断していて西部の発展を促進した重要な国道)の復興運動に取り組んでいる セリグマンに行きました。ディズニー映画「カーズ」の舞台にもなっていて、観光スポットになっているそうです。ハデハデ&ギラギラの装飾が昔のアメリカを彷彿させます。

復興運動に取り組んだ最初の人:エンジェルさん(散髪屋)

道路にルート66と書いてありました。

セリグマンの街の光景

モーテルもルート66です。

ハデハデ&ギラギラに飾られたオールドカー

すべての観光を終えてホテルに帰り着いたのは20時頃でした。花田さんが一人でずっと運転してくださって、お陰で気軽で楽しい旅行ができました。行きたい所に行けたし、見たいものも見れたしで、有意義でした。どうもありがとうございました。

次の11月7日(木)は、ここから

 

このページの一番上に戻る