このコースに乗船するのは、これで3度目です。徳島の阿波踊りがとても美しかったので、もう一度見たいと思い、このコースに乗船することにしました。ところが、台風が接近していたため、コースが変更になりました。釜山寄港は取りやめ、阿波踊りの徳島は抜港。更に、14日に乗客を入れ替えるので、一日早く(13日には)横浜大さん橋に戻るとのこと。乗船客の楽しみを無視し、次の客の乗船を優先したのです。今までに何度も同じような目に遭わされました。商売なんだから仕方がないとは思いますが、台風シーズンのクルーズには、ガッカリさせられることが多いです。

1.旅行先

 当初予定:横浜、秋田、青森、釜山(韓国)、高知、徳島

 変 更 後 :横浜、秋田、青森、高知【抜港:釜山(韓国)、徳島】

2.旅行時期及び期間

 2023年8月3日(木)~8月14日(月)12日間  

日程表(ここをクリック)

3.自宅から横浜まで移動 《1日目/8月3日(木)》

我家を正午に出発し、福岡空港に向かいました。地下鉄に乗る時に、運賃を楽天プレミアムカードでクレカタッチ決済しました。理由ですが、楽天プレミアムカード付帯の海外旅行保険の適用を確保するためです。海外旅行保険には加入していますが、カード付帯海外旅行保険も有効に活用したいから。

福岡空港では、いつもの通りグローバル会員専用のチェックインカウンターから入り、桜ラウンジで搭乗まで過ごしました。

桜ラウンジ入口

桜ラウンジでは、お菓子のグレードがアップしていました。このような光景は、久しぶりです。

桜ラウンジのお菓子。左側から、柿の種、おかき、ポップコーン・ストロベリーキャラメル。

ポップコーンは初めて見るタイプで、とても美味しかったです。

機内サービスでアイスコーヒーが提供されました。で、ほぼ満席でした。日本航空の経営状態がかなり良くなっていることを感じます。聞くところでは、直近3ヵ月(4-6月)の売上営業損益率の実績が急激に改善したそうで、黒字化したとか。なるほどねー。良いことです。

搭乗するJAL機

アイスコーヒー(ここ数年来、初めて飲ませて貰った‼)

羽田空港に到着してから、京急バスに乗って、大さん橋入り口まで行きました。そこから歩いて、本日の宿の「横浜スタジアム1」に向かいました。

東横INN横浜スタジアム1

横浜中華街の関帝廟通りのお店で夕食を食べたのですが、競争が激しいみたいで、8品もお料理が出てたったの一人前が2千円でした。こんなに安くて旨い食事を出されると、自分で食事を作る気になんてならないよー。外食した方がよっぽどマシやん‼ 暑い中、買い物に行って、メニューを考えて、台所に立って作って、後片付けをして・・・この苦労だけでも2千円以上はしますよ。

横浜中華街

横浜関帝廟(中国の武将が祀られている仏教寺院)です。華やかな色合いが綺麗でした。

海老チリソース、揚げ春巻き、麻婆豆腐、青椒肉絲、ザーサイ、チャーハン、サンラータンメン、杏仁豆腐

日本航空といい、横浜中華街といい、コロナ前の生活にすっかり戻ったようで嬉しいです 。

4.横浜大さん橋から乗船《2日目/8月4日(金)》 17時出港 

10時にチェックアウトして、歩いて大さん橋に行きました。まだ早い時刻なのに、暑くて汗ダラダラ。

東横INNの朝食

11時には、受付が始まりました。キャビンの鍵がメダリオンに変更になっていました。このメダリオンを入手するために、事前にアプリを使って自己申告をしなければいけません。電子化するのはいいけど、このアプリ操作が非常に面倒でした。受付を済ませたのは良しとしても13時半まではキャビンに入れません。仕方ないので、14階のホライゾンコートで食事などをして時間をつぶしました。

横浜大さん橋には、既にダイヤモンドプリンセスは接岸していました。

大さん橋の待合室の様子

メダリオン(キャッシュレスで船内で買い物ができます)

デッキ5中央「グランドプラザ」の吹抜けはきらびやかです。

ホライゾンコートでビュッフェの昼食(フライライス、ポークステーキ、スープ)

果物

13時半になり、ようやくキャビンに入ることができました。先ずは、室内の確認です。

キャビン

バルコニーから見える横浜赤レンガ館

荷物置き場クローゼット

洗面・トイレ・シャワー

続いて、荷物の整理をしました。乗船当日には必ず避難訓練がありますが、今回から避難訓練の方法が変わり、「マスターステーションに行って受付をしてもらった後、自分でキャビン内のテレビの動画を見れば、避難訓練をしたことになる」となっていました。館内放送で「避難訓練の手続きを終えていない者がいる」と繰り返し何度も放送していましたが、マスターステーションの場所については全く提供していませんでした。場所が分からないのに、どうやってマスターステーションに行けば良いのか? お粗末な放送を聞いていて、可笑しくて笑っちゃいました!

17時に出港です。出航風景を見ようとデッキ14に行きました。中央のプールサイドでは、出港パーティが始まっていました。

プールサイドでの出港パーティの様子

デッキ14の室内プールでは、早くも泳いでいる人がいました。元気イイね~!

横浜ベイブリッジに近付いてきました。水先案内人の誘導に従って、横浜バイブリッジの下を難なくくぐり抜けました。

水先案内人の乗っているボートと横浜ベイブリッジ

ベイブリッジを無事くぐり抜けたので、夕食前にデッキ18後方にある「スカイウォーカーズ・ナイトクラブ」でドリンクと軽食をいただきました。今回は、プリンセス・プラスのコースにしたので、ドリンクが飲み放題。それで、まゆちゃんは、ノンアルコール「ダイキリ」を、ようちゃんは赤ワインを注文しました。ここに来るのは本当に久しぶりです。利用者数も以前に比べて増えている様子。ここは、乗客の中でもエリートメンバー(16回以上の乗船、または151泊以上の乗船)しか利用できないことになっています。

スカイウォーカーズ・ナイトクラブ

スカイウォーカーズ・ナイトクラブのビュッフェコーナー

赤ワイン、甘くて飲み易いダイキリ

夕食は18時からデッキ6にあるインターナショナル・ダイニングで。時間に少し遅れて行ったら、15分くらい待たされました。その上、メニューを取りに来るのが遅くて、待ち時間がすごく長く感じられました。

ノンアルコールカクテル・ゼロモヒート

グリーンサラダ

プライムリブ・ロースト

夕食を終えたのは、19時頃でした。ショータイムの開演時間は、19時15分から20時までです。食事を終えて、一旦部屋に戻り、直ぐにプリンセス・シアターに行きましたが、ほとんど満席状態でした。会場に到着する時間が遅かったと反省。開演30分前には着席しておかないとダメですね。気に入った席は取れません。ショーは、ジャグリング・コメディーで、演者は、ディボ・シャボでした。ショーが始まる前に、進行役の女性が「この船に乗船している国籍では、1位日本、2位アメリカ、3位オーストリア、4位カナダ、5位台湾です」と話していました。外国人がかなり乗っていることが判りました。

プリンセス・シアターの様子

ショーの様子

5.終日航海《3日目/8月5日(土)》

7時半に起床しました。いつになくゴロゴロしていたので、お部屋係の人がパスポートを受け取りに来た時は慌ててしまいました。朝食は、ビュッフェコーナーに行って、果物とコーヒーオーレのみいただきました。

朝食

朝食を済ませて、9時半からの「寿司づくりの実演と果物・野菜の彫刻デモンストレーション」を観にデッキ5の「グランドプラザ」に行きました。

寿司づくり実演中

出来上がった寿司と寿司ネタ

果物・野菜の彫刻

果物・野菜の彫刻

果物・野菜の彫刻

その後、絵画オークション会場(デッキ7エクスプローラー・ラウンジ)にこれからオークションに掛けられる予定の絵画を見に行きました。買いたいと思うような絵は展示されていません。残念‼

絵画オークション会場の様子

その後、部屋に戻り、テレビやインターネットを見て過ごしました。昼食をとるために、11時45分にインターナショナル・ダイニングに行ったら、既に長い行列ができていてビックリ。すごい行列です。いつ室内に入れて貰えるか分からなかったのですが、待つしかないのでグッとガマンして順番が来るまで待ちました。テーブルは相席で、皆さんとのおしゃべりは楽しかったです。知らない人と旅行の話をするのが面白い。いつまでも話しが続いて、食事が終わったのは14時でした。2時間近くおしゃべりに興じていたんですよー。

スープ

メイン

デザート(アイスクリーム)

続いて15時から、インターナショナル・ダイニングでアフタヌーンティをしました。ここでもおしゃべりを楽しみました~。

16時15分から船長主催の「乗船歓迎祝賀会」がデッキ5のグランドプラザで開催されました。有名なグラスタワーです。

グラスタワー

今日のドレスコードは、フォーマルでしたが、19時15分からのプロダクションショー「ブラボー」を観に行きたかったので、14階のビュッフェコーナーで夕食を済ませ、良い席を確保するために30分前の18時45分にプリンセス・シアターに行きました。

ビュッフェの夕食

夕食後に、デッキ15の甲板に出て、夕陽を眺めました。風が心地よくて、真っ赤に染まった空と夕陽がとても綺麗でした。

沈みゆく夕陽

18時45分にプリンセス・シアターに着いたものの、既に良い席は取られていました。皆さん、行動が早過ぎます。19時頃には、8割がた席がなくなっていて、最終的には満席になり、立ち見の人もかなりいました。このショーは華やかで見応えがあります。楽しい気分になるのでいいですよ。

ブラボー

ブラボー

ブラボーを見終えてから、エクスプローラー・ラウンジで、「イエス・ノー・ゲーム」を観ました。このゲームは可笑しくて、笑いが止まりませんでした。

イエス・ノー・ゲームの様子

フリードリンクなので、ついつい飲んでしまったノンアルカクテル

部屋に戻ると、今夜19時から3日後の8日の午前8時まで船内の洗濯ルームを使ってはいけないとの連絡がありました。海域での環境規制のためとのこと。段々厳しくなって、不便になるばかり。私達は、無料で洗濯をして貰えるので支障はありませんが、自分で洗濯しないといけない人にとっては、辛いことです。シャワールームにて自力で洗濯するって、体力が要るのです。

6.秋田港着・竿燈まつり《4日目/8月6日(日)》 8時入港 23時出港

4時50分の朝陽

今日は、秋田に寄港。朝8時に秋田港の中島ふ頭に入港しました。秋田では、秋田竿燈(かんとう)まつりを観に行きます。セブンイレブンで観覧席のチケットを購入しました。船のオプショナルツアーはありますが、市内観光が自由にできないことや料金がバカ高いので、自力で観光することに決めました。竿燈まつりは夜に開催されますが、午前中にはクルーズターミナルを出発する予定。秋田市内で、市内観光や食事をして、ゆっくり開始時間を待ちます。

朝食

朝食

秋田港クルーズターミナルに接岸

秋田港駅行きの無料バス(JR提供)がクルーズターミナルから11時20分に出発するので、それに乗ることにしました。秋田港駅に着いたら、11時46分発の秋田駅行きの電車に乗ります。電車代は、200円です。とっても有難いサービスで嬉しいのですが、3年半前に比べて不便になっていました。と言うのも、行きは2本帰りも2本で流れは同じですが、夜の便がなくなっているのです。竿燈まつりが終わってからは、JR以外の方法(例えば、タクシー)で船まで戻らないといけない。困るね~。

JR提供の無料バスに乗って秋田港駅へ行きました。

秋田港駅秋田駅までの料金は、たったの200円

秋田駅に到着

秋田駅の様子

駅には、竿燈が飾ってありました。

秋田市内では、「秋田ぐるるバス」の一日乗車券300円を購入して、市内一周をしてみました。次に、バスを乗り換えて、ねぶり流し館前で下車し、ねぶり流し館・旧金子家住宅・秋田市立れんが郷土館を見学しました。

共通観覧券が大人260円とお得です。

ねぶり流し館

ねぶり流し館では、秋田国際教養大学の学生が、竿灯の伝統伎を披露してくれました。ドキドキハラハラしながら観れて、とても面白かったです。

竿燈を腰に乗せています。

竿燈を額に乗せているところ

次に、旧金子家住宅に行きました。 旧金子家住宅は、江戸時代後期の町家の伝統的な建築様式を残した貴重な建造物として秋田市指定有形文化財になっていて、秋田の伝統文化と商家の歴史を語り継いでいるそうです。

旧金子家の内部の様子

畳の間

金子商店の店先の様子

秋田市指定有形文化財(旧金子家住宅土蔵)

最後に、赤煉瓦郷土館に行きました。赤煉瓦郷土館は、明治45年に旧秋田銀行本店として3年の工期と総工費約5万円を費やして建設されています。日本建築史上、明治末期の鉄筋コンクリート時代に入ろうとする直前の赤煉瓦の建築物として、全国的に高く評価されているそうです。

赤煉瓦郷土館

旧頭取室

秋田市の伝統工芸品の展示室

見学が終わってから、竿燈まつりの観覧席オープンまで時間があったので、ご当地グルメフェスティバルの会場で、食べたり飲んだりして時間調整をしました。

ご当地グルメフェスティバルの会場

かき氷とビール

観覧席のオープン時間は、18時35分とのこと。待ち時間は長かったですね。待ちくたびれました~。竿灯まつりは、竿燈全体を稲穂に見立て、それを額や腰や肩などに乗せて、豊作を祈る祭りです。重要無形民俗文化財に指定されています。重さが50㎏の竿燈もあります。出演者の皆さんは、いろいろな妙技を披露してくれ、面白く見せてくださいました。驚いたのは、小学生が竿燈を額や腰に乗せる技をしていたことです! 大人顔負け~‼ 秋田も昼間はメチャ暑いのですが、陽が落ちると涼しくなります。夜7時頃から1回目の演技が始まり、2回目の演技が終了したのは8時過ぎでした。この間、演技をバッチリ楽しみました。

動画:秋田竿燈まつり

最終乗船時刻は、22時半です。演技が終わってからタクシーを探しながら秋田駅まで歩いて行きました。駅に近付いた時に偶然にも空車を見つけることができたので、それに乗車して船まで戻りました。タクシー代は4,380円で、最終乗船時刻にも十分間に合いました。

無事に船に戻りました。

戻ってから、お腹が空いていたので、デッキ14のホライズン・コートに行くと、すごい人だかりでした。お腹が空いた人がいっぱい‼ みんなお腹を空かせているのですね。船は23時に出港し、青森港に向かいました。

食べたのはフルーツです。

7.青森港着・ねぶた祭り《5日目/8月7日(月)》 10時入港 23時出港

早朝、バルコニーにて朝の景色を楽しんでいると、どこの船かは分かりませんが、クルーズ船に遭遇しました。私達が乗っているクルーズ船と逆方向なので、青森のねぶた祭りを鑑賞してから、秋田の竿燈まつりに向かっているのかもしれません。今日は、大型ねぶたのパレードを見てから、かねてより訪れたかった「三内丸山遺跡」に行く予定です。ここには、他では見られない大型竪穴建物があります。実物を見てみたいです。

遭遇したクルーズ船

朝食(和定食)

ダイヤモンド・プリンセスは、10時に青森港の「あおもり北のまほろば歴史館」近くの岸壁に接岸しました。

青森港

岸壁では、歓迎の催しとして、高校生達による「青森ねぶた囃子」の演奏が行われました。さらに、「らっせーらー、らっせーらー」の掛け声とともに片足でピョンピョン飛び跳ねる独特の踊りも舞ってくれました。

岸壁での歓迎の催し

昼食

昼食

13時から大型ねぶたのパレードが始まるので、12時50分頃タクシーで青森駅西側へ向かいました。タクシー代は、思ったより安くて、1,180円。青森駅西側からパレードのある交差点まで歩いて行き、写真を撮りました。すごい人だかりで、写真を撮るのは一苦労でした。市内目抜き通りを大型ねぶたが練り歩いている時の様子です。

ねぶたのパレード

ピョンピョン飛び跳ねている人(跳人はねと)は、一人だけ。衣装をまとっている人は多かったのですが、疲れちゃったのだろうと思います。歩いていました。

動画:青森ねぶた祭2023

パレードを見てから、「三内丸山遺跡」に行くために、青森駅に移動しました。青森駅からJRの電車に乗って、新青森駅に行き、そこからタクシーに乗って三内丸山遺跡まで行きました。到着したのは、14時40分頃でした。

特別史跡三内丸山遺跡は、縄文時代前期中頃から中期にかけて(紀元前約3900から2200年)、長期間継続した大規模な集落跡です。1992年から発掘調査が行われ、竪穴建物跡、大型竪穴建物跡、大人と子供の墓、盛土、大型掘立柱建物跡、掘立柱建物跡、貯蔵穴、粘土採掘穴、道路跡などが見つかり、集落の様子と当時の環境が明らかになったそうです。また、膨大な量の土器、石器、土偶、土製品、石製品、掘り棒などの木製品、漆器、縄文ポシェットと編布、骨格器などが出土し、他地域から持ち込まれたヒスイや黒曜石なども見つかっています。2000年11月に国の特別施設に指定され、2021年に世界遺産に登録されています。

三内丸山遺跡

入口

2021年に世界遺産に登録されています。

出土した縄文土器の展示

縄文土器(確かに表面に網目の模様が入っています。)

15時からガイドさんの説明があるとのことだったので、それに参加することにしました。

ガイドさん

先ずは、環状配石墓と道路跡から。環状配石墓は、大人の墓のまわりを石で囲んだもので、大きさは直径約4㍍あります。南側に延びる道路跡に沿った斜面に並列に作られています。道路跡は地面を削って作られていて、幅約7~12㍍あり、集落の東側へ約420㍍と南側へ約370㍍延びています。現在の遠路は、道路跡の上に設定されているそうです。

環状配石墓

道路跡

次は、南盛土と北盛土について。盛土とは、竪穴建物や穴などを掘ったときの土を始め、ゴミ、焼けた土や炭、石器や壊れた土器などが同じ場所に長期間継続して棄てられ、小山のように盛り上がったもののことを言います。現在、南盛土・北盛土・西盛土の3カ所が確認されています。南盛土と北盛土では土偶が多く見つかっているとのことでした。

南盛土の施設の入口

南盛土

北盛土

続いて、大人の墓(土坑墓)について。大人は、地面に掘られた穴(土坑墓)に埋葬されていました。土坑墓は道路の両脇に向かい合うように列状に並んでいます。墓の中からは、副葬品として石器やヒスイ製のペンダントが出土した所もあるとのこと。

大人の墓(土坑墓)

子どもの墓について。子供の遺体は、土器に入れて埋葬されていました。棺に使われた土器は、丸い穴があけられたり、口や底が壊されており、煮炊きに使用する土器とは区別されていました。中からは、こぶし大の丸い石が出土した例もあるとのこと。

子どもの墓

竪穴建物の復元について。竪穴建物は地面を掘って床を作り、柱を立て、屋根をかけています。縄文時代中期(紀元前約3000年)の竪穴建物を復元していました。屋根は発掘調査の結果や民族例を参考に、茅葺き、樹皮葺き、土葺きの3種類で復元していました。時代によって平面形、柱の配置、炉の位置や構造に違いが見られるそうです。

茅葺き

樹皮葺き

土葺き

竪穴建物の中の生活が復元されていました。

竪穴建物の中での生活の様子

大型竪穴建物跡について。長さ10メートル以上の竪穴建物は大型竪穴建物と呼ばれ、集落の中央付近から多く見つかっているそうです。縄文時代前期(紀元前約3500年)の大型竪穴建物跡が発掘調査で見つかった時の様子が展示されていました。長さ約15メートルで、柱の位置が外側へ移動していることから、建て替えられた可能性があるそうです。

大型竪穴建物跡

掘立柱建物について。掘立柱建物は、地面に柱穴を掘り、柱を立てたもので、地面に炉や床などの跡が見つからないことから、高床建物であったと考えられています。柱は約35センチの倍数で配置されているとのこと。

掘立柱建物

掘立柱建物

大型掘立柱建物について。この復元した大型掘立柱建物は、発掘調査の成果や柱穴の底の部分にかかっていた土圧の分析結果などから全体の大きさを推定したもので、柱間と同じ4.2㍍間隔で床を作り、三層の建物としていました。屋根については様々な説があることから、現在のところ復元していないそうです。

復元した大型掘立柱建物

大型掘立柱建物跡について。掘立柱建物は柱穴を掘り、柱を立て、床や屋根を支えています。ここからは直径約2㍍、深さ約2㍍の柱穴が3個ずつ2列並んで見つかりました。これらの間隔はすべて4.2㍍で、規則正しく配置されており、柱穴の中からは、直径約1㍍の栗の木柱が見つかったとのこと。縄文時代中期後半(紀元前約2600年)のものと考えられているそうです。

大型掘立柱建物跡

大型竪穴建物について。長さが10㍍以上の竪穴建物は大型竪穴建物と呼ばれています。この復元大型竪穴建物は長さ約32㍍、幅約9.8㍍、床面積約250㎡であり、日本最大のものとのことでした。確かに大きいです。こんなに大きな竪穴建物は初めてです。縄文時代、中期後半(紀元前約2800年)のものを復元したとのことで、住居だと言う説の他に、集会場や共同作業場等の説があるそうです。ここまで見に来ただけの甲斐はありました‼ 

大型竪穴建物

大型竪穴建物の内部(すごく広くてかなりの人数が入れます。)

ガイドさんの説明は分かり易くて面白かったです。2年前に世界遺産に登録されているそうですが、コロナの影響で見学者が少ないとのことでした。応援して欲しいと言われました。

帰りは、17時発のねぶたん号に乗って帰ることにしました。乗ってから30分後の17時半に「あおもり北のまほろば歴史館前」に到着しました。このバスは、便数は少ないけど便利です。バス代は、一人300円でした。

ねぶたん号

ダイヤモンド・プリンセス

夕食の時間を少し過ぎていたので、大急ぎでインターナショナル・ダイニングに向かいました。夕食の開始時間が少し遅れたうえに、19時15分からの「ねぶた祭り海上運行・花火大会」をデッキ16の甲板から見たかったため、食事はそこそこで、デザートも食べずに切り上げました。

スープ

サラダ

ステーキ

カクテル

急いでデッキ16に行くと、既に多くの方が席取りをしていました。空いている所を探して、なんとか「海上運行・花火大会」を鑑賞することができました。遠いので、ねぶたは見えません。お囃子は聞こえてきました。花火は、そこそこ見ることができました。遮るものがないから、綺麗に見えて良かったです。

花火の様子

花火の様子

花火の様子

花火が終わってから、21時30分からのショータイム 「ソプラノ歌手クラリサ・スパタのショー」を観ました。

ソプラノ歌手クラリサ・スパタのショー

その後、デッキ5のグランドプラザでザ・サウンドの生演奏とダンスを観ました。ダンスでは、アラブ系の男性のリボンちゃんの活躍ぶりに「へー‼」と思いました。彼は、ハンサムでスタイルが良くて、ダンスが上手。彼と踊りたいと思う女性は多いでしょうね。

リボンちゃん

夜、船内放送があって、台風6号の影響で9日の釜山寄港がなくなったとのこと。ついでに、10日の関門海峡クルーズもなくなってしまいました。現時点では、11日の高知の寄港に向けて努力すると説明していました。船は、23時に青森港を出港し、高知に向かいました。

8.終日航海《6日目/8月8日(火)》

今日は、終日航海日です。朝は、少しゆっくりして、インターナショナル・ダイニングで朝食をいただきました。

パン

フルーツヨーグルト

お昼もインターナショナルでいただきました。

オムレツ

ナシゴレンと串焼き

デザートのフルーツ

14時から、エリート会員を対象にしたワインテェィスティングがレストラン・サボイで開催されました。いつもの通り4種類のワインの試飲をしました。まゆちゃんは、少し飲んだだけなのに、眠くなって寝てしまいました。

レストラン・サボイの入口

ワインテイスティング時のグラス

18時前に夕食をいただきました。インターナショナル・ダイニングで相席になった人達とおしゃべりを楽しみました。食事が終わったのは20時でした。

カクテル

スープ

サラダ

デザート

夕食の終わった時刻が遅かったので、20時45分にプリンセス・シアターに行って、ショーの場所取りをしました。ショーは、ロック・ヴァイオリニストのカティの電子ヴァイオリンの演奏です。相変わらず、彼は元気が良いです。その元気さで電子ヴァイオリンを奏でてキーキー鳴らすため、だんだん疲れてきて、また聴きたいなぁとは思わなくなってしまいました。

ロック・ヴァイオリニスト・カティ・ショー

夕食が軽めだったので、ショーの後、デッキ14階にあるプレゴ・ピッツエリアにピザを食べに行きました。

ピザとワイン

9.終日航海《7日目/8月9日(水)》

目覚めたのは、9時でした。お腹は空いてなかったので、朝食は食べないことにしました。本来だと、今日は釜山に寄港しているはずです。台風6号の影響で釜山に行けなくなり、終日航海日となりました。食事以外、楽しみがないような一日になりそうですね。朝食を抜いたので、昼食を取るために11時45分にインターナショナル・ダイニングに行きました。既に並んでいる人が沢山いて、私達も並ばされました。昼食は、かなり食べてしまいました~。

昼食

昼食

昼食

昼食

2時に食事が終わったため、急いでプリンセス・シアターに「日本再発見:三遊亭楽京の落語」を聴きに行ったら、もう満席状態でした。立ち見してまで聴きたくはなかったので、諦めて部屋に戻りました。部屋でのんびり過ごしてから、15時のアフタヌーンティに行きました。

アフタヌーンティ

相席の人達との会話が面白かったです。16時に退室し、17時にデッキ18にあるスカイウォーカーズ・ナイトクラブでビールを飲んで軽食をいただきました。

軽食は、美味しかったです。

その後、インターナショナルで夕食。

夕食

夕食

夕食

夕食

夕食の後、20時40分のプロダクションショー「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」を観るためにシアターに行きました。開演30分前と言うのに、良い席は埋まっていました。だんだん席取り合戦が酷くなってくるね。外国人ばかりだとこんなことは無いのですが、日本人が多いと席取り合戦になってしまうんですよね。日本人は、ショーを観なくちゃと思う人が多い感じがします。このショーはダイヤモンド・プリンセスの定番で、出演者は違ってきますが、ストーリーも舞台装置も歌なども毎回同じです。

「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」の様子

「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」の様子

10.終日航海《8日目/8月10日(木)》

今日は関門海峡クルージングの予定だったのですが、台風6号の影響でなくなり、終日航海日となりました。8日から連続3日間の終日航海です。終日航海の時は、インターナショナル・ダイニングでのおしゃべり以外楽しみがありません。退屈です。

お腹が空かないので、午前中は朝食も取らずに室内でのんびり過ごしました。昼食から行動を開始し、12時前にインターナショナルに行って、皆さんとおしゃべりをしました。おしゃべりしている時は楽しいです。終日航海日だからこそ出来る皆さんとのコミュニケーションです。

昼間からアサヒビール(韓国製)を飲みました。

昼食

昼食

昼食

昼食後に一旦部屋に戻り、15時にインターナショナル・ダイニングへ。目的は、アフタヌーンティでおしゃべりするため。

アフタヌーンティのお菓子

おしゃべりを楽しんでから、16時に部屋に戻りました。今日のドレスコードはフォーマルなので、服を着替えてから17時に夕食に出掛けました。夕食は、フォーマルの日独特のメニューでした。

エスカルゴ

ポタージュスープ

オマール海老

チョコレートケーキ

19時からキャプテンズ・サークルのカクテルパーティーがあるので、19時前に退席してカクテルパーティー会場に移動しました。今までと違って、入口でのチェックはありませんでした。おそらく、鍵がメダリオンに変更してから、会員かどうかは簡単に分かるようになっているのだろうと思います。メダリオンは、電波を出しているそうなので、不正をしたらばれるようになっているのだと思います。友達を誘えなくなるね。

司会者の話では、乗客2,073人のうち、エリート会員は194人、プラチナ会員は416人、ルビー会員は322人、ゴールド会員は766人だそうです。乗船日の最長は、カルフォルニアから来ている夫妻で、1,869日。船長より2日多いとか‼2位はメルボルンから来た人で、1,183日。3位はハワイから来た夫妻で、1,085日との報告がありました。アメリカ人は、長期滞在者が多いです。まるで、プリンセス号に住んでいるみたいです。

キャプテンズ・サークルのカクテルパーティーの様子

終わってから部屋に戻り、20時45分にショーを観るためにプリンセス・シアターに行きました。開演までに30分もあるというのに、ほぼ満席。10分前になると、席は完全に無くなってしまいます。すごいね~‼ 今日のショーは、デトロイト出身の黒人女性のアニータ・ニューバイさん(プリンセスシンガーの一人)のワンマンショーです。音域は広いし声量もあるので良いのですが、ハイテンポの曲を声を張り上げて歌うので、聞いていて疲れました。スローテンポでソフトな感じの歌も歌ってくれたら安らぐのにね。

アニータ・ニューバイさん

ショーの様子

途中で抜け出して、デッキ14のホライズン・コートで果物を少し食べてから部屋に戻りました。

11.高知新港着・よさこい祭り《9日目/8月11日(金)》 7時入港 23時59分出港

7時に高知新港に入港しました。4日ぶりに陸に上がれます。今日は、よさこい祭りを観て楽しもう‼ よさこい祭りのパレードを桟敷席に座ってゆっくり鑑賞したかったので、ネットでチケットを購入しました。オーテピア側の最前列の席です。今日は天気も良いので、見応えがあると思います。期待‼

高知新港

8時半にデッキ14のホライゾンコートで軽く朝食をいただきました。

朝食

昼食も朝食と同じデッキ14でいただきました。

昼食

17時半頃からパレードが始まるので、15時半にタクシーではりまや橋まで行きました。料金は、2740円。

はりまや橋の近くの光景

初めに、ひろめ市場に行って、名物料理の「カツオのタタキ」を食べました。藁を焼いた火で炙ってあるので、燻製みたいで香りが良い。いつ食べても美味しいなぁと思います。

ひろめ市場の入口の様子

ひろめ市場の食事コーナー(混んでました~!)

明神丸のカツオのタタキが有名

美味しかったで~す❣

その後、近くにあるオーテピアに行き、桟敷席に座りました。パレードは、17時35分から始まります。

オーテピア側の桟敷席

参加団体のパレードですが、一団体ずつ踊りながら通過していくので、時間がかかりました。約200団体中のわずか15団体しか観ることができませんでした。印象に残ったことは、踊り子の方達がどなたも満面の笑みをたたえて、ハツラツと踊っていたことです。また、衣装が華やかでステキでした。舞もオリジナリティがあって面白かったです。お陰さまで、元気が沸いてきました~❣ パレードの様子をご覧ください。

動画:高知よさこい祭り2023

1時間半ほど鑑賞してから、途中退席しました。帰り際、帯屋町商店街を通っている時に、女優の島崎和歌子(しまざき わかこ)さんが山車に乗って手を振っているのを見ました。彼女は、毎年、よさこい祭りに参加しているそうです。

女優の島崎和歌子(しまざき わかこ)さん

タクシーを拾って、船まで戻りました。渋滞に巻き込まれることもなくスムースに帰れました。タクシー代は3060円でした。ダイヤモンド・プリンセスのシャトルバス料金ですが、最初のうちは無料でした。で、次は、一人10$でした。そのうち、少しづつ値上がりして、今では平均的な料金としては一人20$です。円安なので、2,800~3,000円くらいになります。一人で乗るならシャトルバスをオススメしますが、2人以上だとタクシーと変りません。好きな時間に移動できるので、タクシーも便利です。

20時前に高知新港に戻りました。

戻ってから夕食です。インターナショナル・ダイニングでいただきました。

カクテル

ステーキ

その後、プリンセス・シアターに行きました。ショーは、「民俗芸能:心に響く太鼓の演奏」でした。力強い演奏で、パワーを感じました。太鼓の演奏は重労働です。お疲れさまでした。

民俗芸能「心に響く太鼓の演奏」

部屋に戻ったら、手紙が置いてありました。明日の徳島は抜港だそうです。一日早く横浜に帰るとのことでした。理由は、台風7号が近付いているから。14日に横浜港で乗客の入れ替えをすることになっているので、それを優先しているのが見え見え。商売だから仕方がないのかもしれませんが、簡単に抜港するなんて乗客に対して失礼よ。今回のクルーズでは、釜山と徳島が抜港になったので、お詫びとしてクルーズ料金の25%に相当するフューチャー・クレジットをくれるとのことですが、貰うためには条件があって、①次のクルーズを2024年3月1日までに予約すること、②2025年3月1日までに出港するプリンセスのクルーズであること、となっていました。私達にとっては、先の見通しが全く立たないため、フューチャー・クレジットを貰っても使えるかどうか分かりません。おそらく、条件に合わないでしょう。フューチャー・クレジットではなくて、現金で返して欲しいです。

船からの手紙(クリックすると拡大します。)

12.終日航海《10日目/8月12日(土)》

今日の徳島は天気が良いので、阿波踊りは開催されます。なのに、台風7号が近付いていると言うことで抜港するのは理解し難いです。阿波踊りは、とても美しい踊りです。是非もう一度観たいと思って楽しみにしていました。ネットでチケットも購入していたのですよ。客の都合で不参加とみなされるため、チケット購入費は戻ってこないのですが、お金のこと以上に楽しみが吹っ飛んだことの方がショック。もうガッカリです‼ 考えてみたら、夏場のクルーズは、台風の影響でコースが変更になることが結構あるんですよね。春または秋の気候の良い時に乗る方が良いとつくづく思いました。

今日は終日航海日なので、お腹が空くほど身体を動かすことはないでしょう。食べ過ぎないように、朝食はパスすることにしました。9時15分から、連続乗船の人を対象に説明会がありました。たいした話しはありませんでしたが、部屋の引っ越しをしなくて良いとのことだったので、ちょっと安心しました。

昼もアフタヌーンティも夜もインターナショナル・ダイニングで食事をいただきました。同席した乗客の方は皆さん、徳島を抜港したことに怒っていました。

昼食のスープ

アフタヌーンティ

夕食

夕食

夕食

我家の玄関に飾っている絵画を替えたいので、素敵な絵画がないか、アートギャラリーに探しに行きました。

 

 

 

アートギャラリーで絵画を一通り見て廻った後にホールに行くと、ダンス教室が開催されていました。リボンちゃんが先生になって、皆さんにダンスを教えていました。

ダンス教室の様子

今夜のショーは、ディマ&アナによる「社交ダンス:ミステリー・オブ・ダンス」でした。阿波踊りを観ることができなくなったため、意気消沈してしまい、ショーを見る気になれませんでした。

13.横浜大さん橋に着岸しそのまま滞在《11日目/8月13日(日)》朝の6時半横浜着

本来なら今日は終日クルージングです。船は、台風の影響で一日早く横浜港に到着し、明日の乗客が確実に行えるように準備万端の体制をとったのです。朝6時半には、横浜の大さん橋に着岸していました。今日の横浜は、天気は良い。こんな状態なら、昨日、徳島に寄港しても十分OKだったのではないでしょうか。だんだん腹が立ってきました。

横浜大さん橋に着岸しています。

 

朝、7時半に朝食をいただきました。

朝食

船内放送で、7時半から16時半まで外出して良いと言われました。それで、中華街に買い物に行きました。

横浜中華街

買い物を済ませてブラブラ散策していると、美味しそうなレストランが目につきました。気分転換に中華料理のランチを食べることにしました。安い割に美味しくて、満足しました。ただ、猛烈な暑さのために汗タラタラになってしまいました。

中華街のレストラン

中華のランチ

中華のランチ

中華街から戻り、部屋でテレビやネットを見たりして過ごしました。下船を希望する人は下船OKとのことだったので、下船する人もいましたが、連続乗船以外の人達は、明日の朝、下船するようでした。

夕食は、いつもと同じインターナショナルでいただきました。

夕食

夕食

夕食

19時15分からのプロダクションショーは、「アイ・ガット・ザ・ミュージック」でした。これも何度も観たので、そろそろ飽きてきた感じです。

プロダクションショーの様子

プロダクションショーの様子

14.横浜大さん橋で下船《12日目/8月14日(月)》

7時頃から下船が始まり、11時頃から新しい乗客が入ってきました。台風7号の影響で、コースが変更になったと船内放送があり、またもや、次の「熊野大花火と四国・九州と韓国9泊10日」も期待はずれのコースになってしまいました。

「熊野大花火と四国・九州と韓国 9泊10日」はここから

 

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