12月16日(金)2日目 終日航海
目覚めた時は、波は静かになっていました。朝食を食べに瑞穂に行った。朝食は和食のお膳か洋食のビュッフェが選べます。もちろん和食のお膳を選択しても、洋食のビュッフェのサラダやくだもの、ヨーグルトなども取ることができます。食後はコーヒーや紅茶などを出してくれました。
朝食メニュー
和食のお膳
食後のコーヒー
10時45分からは、本クルーズの講師やエンターテイナーの紹介がありました。
会場のドルフィンホール
昼食は12時からです。春日で洋食にしました。ウエイターorウエイトレスが席まで案内してくれます。オムライスが美味しそう。
昼食メニュー
スープ・サラダ・オムライス
カットフルーツ
コーヒー
昼食後、ジュエリーセミナーに参加しました。近くに座っていたご婦人が、ご自慢の真珠(南洋真珠の高価なもの)のネックレスを使って、スカーフとの組み合わせなどのモデルになってくれた。素晴らしい真珠のネックレスを見せて貰って、感動しました。
ジュエリーセミナーの様子
3時にはリドデッキの名物チョコリキサーを食べました。カップが以前と比べやや小さくなったようです。それでも量は十分です。
リドデッキ
名物のチョコリキサー
久々のにっぽん丸なので、「海」にも行って、アフタヌーンティをしました。ここの焼き菓子は、いつ食べても美味しい‼
アフタヌーンティ
今日は終日航海日なので、のんびりできるかと思いきや、あっという間に夕食の時間です。しかも、今夜のドレスコードはフォーマルでした。船内新聞Port & Starboadには、『例1として、タキシード、ドレッシーなスーツに蝶ネクタイ、ダークスーツにネクタイなど。上着、タイはご着用ください。例2として、イブニングドレス、カクテルドレス、ドレッシーなワンピースやスーツにアクセサリーで華やかさを添えたスタイル。』と記してありました。ご指示通りに着かえて夕食に向かいました。
夕食メニュー
オニオングラタンスープ
鰤のパイ包み焼きと鱈白子のムニエル
ライムのグラニテ
牛フィレ肉のステーキ, フルーツトマトとバルミットのサラダ
デザート
堀内孝雄さんのコンサートは、天候の影響で、18日(日)から本日16日(金)に変更になりました。実は、彼を15日の乗船前に大さん橋の待合所で見かけたのです。身長170㌢くらいの普通のオジサンやったよー でも、ステージで歌を歌う姿は、テレビで見るのと同じで男っぽい感じ。デビューしてから50年間も歌い続けてきて、現在73歳。「60歳になったら還暦のお祝いをするけど、60歳はまだ子供や。70歳を過ぎてから人生の機微が分かるようになる」とのことで、これからも人生の機微をテーマに歌い続けるそうです。実際、彼の歌には味があって素敵ですね。私の好きな歌手の一人です。愛しき日々、恋唄綴り、遠くで汽笛をききながら、山河(五木ひろしに贈った歌/小椋佳作詞、堀内孝雄作曲)など7曲を歌ってくださいました。その中で特に印象に残ったのは、小椋佳作詞、堀内孝雄作曲の『愛しき日々』です。この曲は、日本テレビ系の時代劇『白虎隊』(びゃっこたい)の主題歌で、1986年の12月30日・31日の二日間にわたって放送された年末時代劇スペシャルです。
ポスター
いとしき日々の はかなさは 消え残る夢 青春の影 ♫******
堀内孝雄さんが歌う『愛しき日々』を聞きながら、2020年7月12日(旅行記3 p224-251)に鶴ヶ城を訪れた後、飯盛山から鶴ヶ城を眺め、当時17歳前後の少年武士『白虎隊』の “いとしき日々の はかなさは 消え残る夢 青春の影****” を偲んだことを思い出しました。ショーの最後は「サンキュー!」「ありがとうございましたー!」で終わりました。1時間10分の人生の機微をテーマにしたすばらしいステージでした。
飯盛山の少年武士慰霊碑
22時からは、メインダイニング瑞穂で夜食が提供されます。キャビンに持ち帰っても可なので、果物をゲットし、キャビンでいただきました。今日はずいぶん食べました。今日の食べ納めです。
夜食
今日は、堀内孝雄のコンサートで、胸にジンと響く話しが聞けたことが一番良かった。
12月17日(土)3日目 終日航海
スケジュール変更‼ 明日18日に石垣島に入港する予定だったので、今朝7時半、全員のPCR検査が行われました。そうしたら、「PCR検査の結果、残念なことにコロナ陽性者が出ました。石垣島は医療体制が脆弱なので、沖縄本島の那覇港に緊急入港します。18時に入港し、陽性者を降ろしたら直ぐ出航します」と13時過ぎに船長からのアナウンスがありました。真っ直ぐ歩けないくらいの大揺れの中、那覇港に向かってぶっ飛ばして行ったのは良しとして、那覇港でも風速は25㍍もあって、とっても接岸できる状態ではありませんでした。本日中の接岸は断念せざるを得ず、今夜は、沖縄本島の周辺海域で夜を明かすそうです。で、明日、那覇港入港に再度チャレンジするとの船長の説明でした。お陰で、18日の石垣島観光は無くなってしまいましたね~。小浜島に行く計画だったのに残念! 19日はどうなるのかなぁ? 竹富島に行く予定なのですが…。(因みに私達はふたりとも陰性でした。)
こうしたハプニングは、クルーズにつきもので、今までに何度も経験しました。最も驚いたのは、2017年10月のダイヤモンドプリンセス・東南アジアクルーズ(15泊16日)での出来事です。台風などの影響で、鹿児島とチャンメイ(ベトナム)が抜港となり、結果的に乗船してから9日間ずっと終日航海になりました。これに不満を持った70人程度の外国人がフロントに大挙して、「寄港しないのは大問題。賠償金を支払うか、飲み物代を無料にせよ。船長を出せ‼」と大騒ぎしたことがありました。この騒動のお陰で、船賃の半額を全員返して貰うことができて良かったのですが、船長から「船の安全航行は船長の責任。乗客の皆さんの安全を第一に考えて航海しているので、船長の判断に逆らう者は直ちに下船させる」との放送があり、数人の外国人が香港で降ろされたようでした。日本人は良識があるので、船長の判断に素直に従いますね。日本人の優れている面だと思います。
それで、感心するのは、どんなに船が揺れて大変な時でもクルーは仕事をバッチリ行うんですよ。今日も横にならないと辛いくらい揺れたのですが、スタッフの皆さんは夕食をちゃんと作ってくれていました。さすがプロ‼ 凄いなぁと感心させられると同時に心から感謝しています。
夕食
12月18日(日)4日目 終日航海
朝食は洋食のビュッフェ(右)にしました。
朝食
今朝(18日)、船内放送で「那覇港の天候によると、接岸できるのは早くても18時頃になります。中城湾(なかぐすくわん)の方が、荒れが少ないので、今から中城湾内で陽性者を降ろします。」との説明がありました。どんな風にして降ろすのか興味津々。最上階のデッキに行って様子を見ていたら、9時20分頃、ボートが接近してきました。しばらくすると、船内から二人(御爺さんと御婆さん)と数人のスタッフが出てきて、歩いてボートに乗り移りました。その後、スーツケースなどの荷物が運び出されました。「これにて、一件落着‼」と思いきや、続いて、楽器などが運び出され、堀内孝雄さん御一行様も乗り移りました。堀内孝雄さんのコンサートは、天候の影響で、18日(日)から16日(金)に変更になりました。お仕事が終わったので、那覇空港から帰るのでしょうね。
タグボートがにっぽん丸に横付け
堀内孝雄御一行様の楽器の積込み終了
中城湾内には、潜水艦が停泊していました。
昼食の時間になったので、レストラン瑞穂に行きました。
昼食メニュー
昼食
デザート
食事の後、アートクラフトのソープカービング講座に出席しました。講師は鎌田京子先生です。『ソープカービングは、石鹸に花や動物などを彫刻するタイの伝統工芸です。今回は用意しました石鹸を香りを楽しみながらナイフ1本で美しい花に変身させてみましょう』と紹介されていました。
ソープカービングのサンプル
ソープカービング材料
作品が完成しました!
本日は、下記メニューの夕食をいただきました。
夕食メニュー
稿鯵と晩白柚のカルパッチョ仕立て
きのこのポタージュ
真鯛と鱧ムースのパプール
牛フィレ肉の軽い煮込み
スプラウトと林檎のサラダ
石垣島産バニラと紅茶の2色ムース
今夕の紅茶(スリランカ)
12月19日(月)5日目 石垣島
コロナ陽性者を降ろしてから、石垣島まで揺れに揺れて、19日の朝8時に石垣港旅客船ターミナルに無事接岸しました。曇りで気温は17度。風が吹いていたので肌寒かったです。
にっぽん丸が着岸した石垣港旅客船ターミナルは、とっても辺鄙な場所にありました。中心部の離島フェリーターミナルまで3㎞もあり、徒歩とタクシー以外に移動手段はありません。高齢のお客さんのためにタクシーを遠慮して歩くことにしました。40分歩いて離島フェリーターミナルに到着。ここには、離島日帰りツアーを実施している旅行会社があります。全国旅行支援を利用して日帰りツアーを楽しむことにしました~。竹富島にフェリーで移動し、マイクロバスに乗って星砂で有名なカイジ浜を観光し、その後、水牛車に乗って街中を見て回るツアーがあるんですよ。本来なら一人5,200円のところを40%引きの3,120円でOK。その上に、地域クーポン券を3,000円貰ったんです。なので、たったの120円で遊べました。ラッキー ‼ 私と同じ考えのTご夫妻(大阪在住)がいらしたので、一緒に観光して回りました。竹富島の街中を水牛車で観光しました。竹富島の人口は350人程度で、小中学校の生徒は36人。で、先生は19人もいます。ホント恵まれていますね。庭先には、モンキーバナナの樹がたくさん植えてありました。
カイジ浜の説明文
星砂浜
星砂浜
星砂の入った置物(お土産品)
竹富島街中の水牛車観光
大阪在住のTご夫妻
竹富島から石垣島の離島フェリーターミナルまで引き返し、ターミナル近くの夢乃屋で昼食をとりました。ゴーヤチャンプル定食にしました。モズクとゴーヤの漬物が美味しかった チャンプルは、やさしい味付けでした。
ゴーヤチャンプル定食
石垣島に戻って昼食を食べて買い物もして、午後から小浜島にも行くことになりました。これは、全国旅行支援の対象外で、割引もクーポンも無し。でも、面白かったよ
。昼食後、離島フェリーターミナルで小浜島観光のフェリーに乗船しました。
小浜島は、西表島と石垣島に挟まれた小さな島で、NHKの連続テレビドラマ「ちゅらさん」(ちゅらの意味:美しい)の舞台になった島です。主人公の恵里が生まれ育った家「こはぐら荘」がありました。通りに面した石垣、漆喰壁、赤瓦の屋根、これらは沖縄独特の造りです。屋根のシーサーはNHKが取り付けたそうです。
恵里が生まれ育った家「こはぐら荘」
また、小浜島では、全国CDデビューした「小浜島ばあちゃん合唱団(通称:KBG84、平均年齢84歳)の島としても有名。キャッチフレーズは「天国に最も近いアイドル」です。KBG84のメンバー(元気溌剌ですよ)入会資格は、①小浜島に住んでいること、②女性であること、③80歳以上であること、だそうです。楽しいね~ ❣ デビュー曲の「Come on and Dance小浜島」を引っ提げて、東京・大阪・シンガポールでコンサートを開催し、高齢者の方々を元気づけたそうです。小浜島はゆっくりと時間が流れる感じの静かな島でしたね。ここに住めば、悩むことも少なくて長生きできそう❣
KBG84
下記のURLで、「Come on and Dance小浜島」が聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=wJ1aNVkK4K4&t=23s
小浜島の西大岳展望台から望んだ西表島(いりおもてじま)。西表島は、イリオモテヤマネコで有名ですね。手前に見える離れ小島のような所は、由布島です。西表島と由布島間は、水牛車に乗って移動します。この水牛車も楽しいですよ~。乗ってみてね 小浜島から西表島まで2㎞しか離れていません。浅瀬ばかりなので歩いて行けそうですが、海域中央部の色の濃い所はマンタの通り道になっていて、水深が40㍍もあるそうです。
小浜島の西大岳展望台から望んだ西表島
小浜島の西大岳展望台から望んだ東側の景色です。はるか遠くに見えるのは、石垣島です。フェリーで30分ほど。中央の小さな島は、無人島の嘉弥真島。野生のうさぎが約500匹も生息しているそうです。手前に集落が見えますが、小浜島の人口は650人で、冬でも天気の良い日は夏のように暖かく、海開きは3月とのこと。そして、夏は紫外線が突き刺すように痛いけど、気温はあまり上がらなくて、最高で33℃とか。福岡より低くて良いね。サトウキビやパイナップルを栽培していると聞きました。
遠くに見える石垣島
夕食を済ませた19時ごろから船内で日本出国の手続きが始まりました。乗船者全員の出国手続きが終了し、にっぽん丸は21時に石垣港を出港しました。
12月20日(火)6日目 終日航海
本日は、終日航海です。朝食をいただいてから、先ず洗濯をしました。で、空いた時間にネットをしたり、旅行記を書いたりしました。
朝食メニュー
朝食
昼食は、皿うどんでとても美味しそうだったのですが、朝食を食べたのでお腹が空いておらず、あまり食べれませんでした。
昼食メニュー
皿うどん
デザート
午後は、13時半から「森拓也講演 ~人魚と共に45年~」の講演を聞きました。鳥羽水族館で世界で初めてジュゴンの長期飼育に成功したパイオニアスタッフとしての経験を元に、シンガポールでの水族館での飼育指導やオーストラリアでの野生ジュゴンの生態調査などの話しをされました。彼は、鳥羽水族館で学芸員として20年間勤務。野生のジュゴンやオウムガイ類の生態研究がライフワークだそうです。世界各国で海洋生物の国際共同研究プロジェクトに参画しています。現在は、四日市市市立博物館の学芸員です。
『人魚と共に45年』の講演
講演をしっかり聞いたので、アフタヌーンティーでひとやすみ。
アフタヌーンティー
あっという間に夕食です。『お箸で愉しむ洋食』としてお箸で食べ易くなっていました。
サザエとエスカルゴバター焼き
ブイヤベース
牛フィレ肉のカツ
テリーヌ仕立て
タップーレ
デザート
夕食の後、20時45分から小松亮太さんのアルゼンチンタンゴコンサートがありました。バンドネオンというアコーディオンのような形の楽器を使用して演奏をします。初めて目にする楽器での演奏なので、どのように演奏し、どのような音が出るのか興味深々。1970年頃、アルフレッドハウゼ楽団がコンチネンタルタンゴの『碧空』をカバーして、日本でとても流行り、当時、レコードを買ってまで聞きましたが、小松亮太さんによると、アルフレッドハウゼ楽団の演奏は、本来のタンゴをイージーリスニング化したものだそうで、“本物” とはかけ離れているそうです。そうだったんですネ。(コンチネンタル・タンゴとは、アルゼンチンのラプラタ川流域発祥のアルゼンチン・タンゴに対して、ヨーロッパで作られたタンゴを指すための和製英語。英語では European tango ヨーロピアン・タンゴと言うそうです。)
小松亮太さん
シンガポールとの間に時差が1時間あるので、寝る時に1時間ほど時間を遅らせるように指示がありました。
12月21日(水)7日目 終日航海
日本にいるときは、毎朝6時半頃起きます。ですが、この時間はシンガポールでは5時半です。1時間の差があるために5時半に目覚め、調子はイマイチでした。今朝の朝食は、洋食です。
朝食メニュー
朝食
朝食後、シンガポールの出入国と寄港地ツアーについての説明会がありました。その後、ドルフィンホールで「森拓也講演 ~伝説のおもしろ生物学~」の講演を聞きました。12時に昼食です。
昼食メニュー
昼食
デザート
13時30分から 青山千春「女性よ大志を抱け 男性よ兜をぬごう」の講演を聞きました。青山千春さんは、東京海洋大学特任准教授で水産学研究者(水産学博士)です。また、独立総合研究所代表取締役社長でもあります。驚いたのは、参議院議員の青山繁晴氏の奥さんだったこと。本当にビックリしました。二人ともそれぞれにユニークで、頑張って人生を切り開いてきたんだなぁと頼もしく思いました。あまりの驚きに、講演終了後に奥様にご挨拶をしました。
青山千春博士
参議院議員の青山繁晴氏
講演を聞いてから、休憩を兼ねてアフタヌーンティをいただきました。
アフタヌーンティ
16時15分から、中村風詩人(なかむらかざしと)さんの『人物写真の極意~映画のように残す記念写真~』と題した講演を聞きました。中村風詩人さんは、海をテーマとする旅写真家です。世界一周、南太平洋諸国一周、東南アジア一周、オセアニア一周、欧州一周などを旅して、現在80カ国以上を訪ねたそうです。撮影した写真は、各国の政府観光局のパンフレットなどに採用されているそうです。船旅が多く、乗船歴は数百泊を数えるとか。客船上や日本橋三越をはじめ各百貨店や新聞社ホール等で、講演や写真講座を行い、フォトコンテストの審査も担当するそうです。フォトツアーも好評で、瀬戸内しまなみ海道、北海道、小笠原などで定期的にフォトツアーを開催していると聞きました。代表作に世界三周分の海の風景をおさめた写真集『ONE OCEAN』、内容と同じ展示は水戸京成百貨店や日本橋三越で行ったとか。また海の風景は広島県の切手になっています。最近の出版に『小笠原のすべて』、またこれらの展示”time in whales - ogasawara”では、全国のキヤノンギャラリー他、百貨店などを巡回し、延べ10万人以上動員し、大盛況を博したそうです。写真を撮る時のポイントを教えていただきました。①男性の場合は、晴天の時にやや見上げるようにして撮る、②女性の場合は、曇りの日にやや見下ろすようにして撮る、③人物を入れる場合、人物を右か左に寄せて、眺めている方向のスペースを広く空ける、④後の風景を入れて人物を撮ると物語が入って良い。なるほどと思う話を聴きました、ためになりそうです。
中村風詩人さん
17時半から夕食です。夕食は和食でした。
夕食メニュー
鰻巻き
雲丹と白子豆腐の茶碗蒸し
本鮪のお造り
天ぷら
刺身生麩の磯部巻き
和牛サーロインの鋤煮
松茸ご飯
バニラアイスの求肥包み
20時45分からは、ドルフィンホールでにっぽん丸恒例の南京玉簾の演技とビンゴゲームが開催されました。にっぽん丸プレシャスクルーズは、横浜港から横浜港までの全航程クルーズだけでなく、横浜港~シンガポール港、シンガポール港~シンガポール港、シンガポール港~横浜港と三分割された短いパッケージクルーズも発売されており、今回の南京玉簾の演技とビンゴゲームは、横浜港~シンガポール港のクルーズに参加され、シンガポールで下船される乗客のために開催されたようです。ビンゴゲームですが、いつものように全くダメでした。
今日、コロナ陽性者が発生したと聞きました。1階のスタンダードルームに隔離されているものと思われます。おそらくシンガポールで下船させられるのでしょうが、「何人がマダガスカル島観光を楽しむことができるのか?」「明日は我が身じゃなかろうか?」なんて、だんだん不安になってきました~。なお、これによるスケジュールの変更はないそうです。�
12月22日(木)8日目 終日航海
朝食は洋食ビュッフェにしました。
朝食
10時から『にっぽん丸クルーズへの誘い』と題して、2023年の4月~9月のにっぽん丸のクルーズの紹介がありました。どれも素晴らしいですですが、①4月6日八代港発着 喜界島クルーズ 2泊3日、②4月9日博多港発着 隠岐・上五島クルーズ 3泊4日、③6月9日新潟港発着 利尻島・奥尻島クルーズ 3泊4日 が良かったので、予約しました。船上で予約申込をすると、予約したクルーズに乗船した時に利用できるクーポン券を1人あたり3,000円分いただけます。お得ですね。今回のクルーズで、ドルフィンくらぶのポイントがかなり付くようなので、楽しみが増えました。
今日の昼食は、チキンライスです。シンガポールで食べた時は対して美味しくないと思っていたのですが、今回は、ソースに「ガガソース」と「スイートチリソース」があったので、美味しくいただくことができました。6階の春日で昼食を食べると、果物が付いてくるので嬉しいです。
昼食
果物のデザート
取り立てて参加したいと思うようなイベントがなかったので、今日は、部屋でPCでFacebookに投稿したり、ホームページを作成したりして過ごしました。
17時半から夕食です。
夕食メニュー
サーモンと鮪のタルタル
フルーツのガスパチョ
黒むつと3色アンナポテト ブルーチーズソース
牛肉のラグーとジャンボ椎茸のパイ
ミルフィーユ
夕食後に、「クルーズディレクター星の部屋~シンガポールの港~」を聴講しました。第二次世界大戦前のシンガポールの港の写真などを見せてくれましたが、今と全く景色が違うので、何処がどこかよく分かりませんでした。それくらい、今のシンガポール港はレジャー施設があったり公園になったりしていて、見違えるほど素晴らしくなっています。その後、ドルフィンホールで金原亭龍馬師匠の落語独演会を聞きました。
「クルーズディレクター星の部屋~シンガポールの港~」の様子
今日は、冬至なので、グランドバスは柚子湯でした。柚子が入っているネットが見えたので、柚子湯だと分かったのですが、柚子の香りはありませんでした。残念‼
12月23日(金)9日目 終日航海
朝食は、ビュッフェにしました。そして、今朝もPCR検査が行われました。昼過ぎには結果が出るだろうから、何人が陽性者になるか・・・気になります。私達は、ふたりとも陰性でした。
朝食
朝食を食べてから、「シェフのデモンストレーション」に参加しました。作ったのは、25日の夕食時のデザートでした。かなり手の込んだケーキ(ガトー・フロマージュ・ブラン)を作ってくれました。味見できないことがちょっと残念でしたが、ホールケーキを綺麗にカットする技を教えて貰ったので、参加しただけの価値はありました。切る前に冷凍すれば良いってこと。切ってから放置しておけば、食べる頃には自然解凍ができているもんね。
デモンストレーションの会場
シェフのデモンストレーション
シェフのデモンストレーション
シェフのデモンストレーション
今回、作り方をご紹介いただいたケーキですが、後日クリスマスディナーのデザートとして出てきました。いつも美味しくて美しい食事を作っていただきありがとうございます。
クリスマスディナーのデザート
12時になったので、昼食です。
昼食メニュー
昼食
デザート
昼食の後、フォトショップの舘山まいさんのデジカメやスマホを使って写真を撮る時の設定方法に関する講座を受けました。横縦のバランスは4:3が一般的だが、パノラマで撮る時は、16:9で撮ると平行線で撮れるとの事でした。編集については、撮る前にするより、撮ってから行った方がやりやすいと思いました。
フォトワークショップの様子
フォトワークショップをクリアーして満足したので、アフタヌーンティーに行きました。
アフタヌーンティー
今日から、7階のリドデッキでタイガービールが無料サービスになりました。沖縄のオリオンビールについては、昨日の午前中まで無料で振舞われたそうです。大阪在住のTさんが1本持ってきてくれました。多くの方が夕食前のひと時をビールを飲みながら過ごしていました。
沖縄のオリオンビール
タイガービール
夕食は次のとおりです。
夕食メニュー
前菜
お造り
椀物
焼き物
煮物
デザート
シンガポールに近づくにつれて、周辺には、たくさんの船が航行していました。
シンガポール付近の地形と、にっぽん丸と周辺を航行する船の位置
明日は、シンガポールに寄港します。観光をするので、必要な準備をしました。
12月24日(土)10日目 シンガポール
シンガポール寄港の前日(23日)にPCR検査が行われ、陽性者は“ゼロ”でした。21日に二人でたのですが、あの二人で打ち止めかな⁉ それなら一安心なんだけど。。。😉 で、予定通り、24日7時にシンガポール港に入港接岸しました。4年ぶりのシンガポールにワクワク‼
ビュッフェの朝食
シンガポールにはクルーズ船が接岸する港が二つあります。マリーナベイクルーズセンターとハーバーフロントです。前者は10万トンを超える大型のクルーズ船が接岸します。ダイヤモンドプリンセスやセレブリティミレニアムなどに私たちが乗船した時はこちらでした。5万トンより小さい小型の飛鳥Ⅱやにっぽん丸は、近隣国へのフェリーも発着する後者のハーバーフロント港に接岸します。
シンガポール入国直後の周りの様子
にっぽん丸が接岸し、乗船客がシンガポールに入国したこのハーバーフロント港の岸壁のすぐ隣は、ショッピングモールVivo Cityでした。下記の写真にあるような日本名のショップやレストランもたくさんあり、大きなスーパーマーケットも併設されているとても賑やかな所でした。しかもモール内には、地下鉄のハーバーフロント駅やバス停があり、シンガポール内の交通の便がとても良いところです。
Ichiban boshi
Yamazaki
たまご園
人吉
おにぎり店
すし店
Vivo City内には大きなスーパーマーケットもありました。
スーパーマーケット
クルーズターミナル周辺の探索を終え、一旦、にっぽん丸に戻って昼食をいただきました。
昼食
昼食のデザート
昼食後一休みして、シンガポールに再入国後、早速以前利用していた地下鉄カード(右)を更新し、新カードでハーバーフロントから地下鉄に乗って、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイに新しくできた「フローラルファンタジー」に行きました。
地下鉄カード(eZlink)
フローラルファンタジー入口
フローラルファンタジー内の様子です。展示してある花はプリザーブドフラワー等で作られていて美しく、しかも精巧に造られていて、幻想的な雰囲気に溢れていました。
フローラルファンタジーを出てから地下鉄乗場に向かう途中、マリナベイサンズホテルが綺麗に見えました。
マリナベイサンズホテル
一旦、にっぽん丸に帰船し、夕食を済ませました。
夕食メニュー
前菜と鱧ちり
豚ロース肉の西京焼き
揚げインカポテトの土佐煮
鰆の酒蒸し
ツボ貝、もずく レンコン
白ご飯ととろろ明太子、香の物、清汁
デザート
日が暮れてからは、クリスマスのイルミネーションを見ようと繁華街のオーチャード・ロードにも行ってみました。ネオンがキラキラしていてとっても綺麗😍 でも、混雑ぶりが凄くて、人を搔き分けて歩かないといけないほどでした🤣
オーチャード・ロードにある高級ブランドショップが入店しているビル内の様子。おしゃれで豪華で美しい。
オーチャード・ロードのイルミネーション(電飾)です。ネオンがキラキラしていてとっても綺麗 でも、混雑ぶりが凄くて、人を搔き分けて歩かないといけないほどでした クリスマスの電飾は、日本の方が派手だと思います。シンガポールでは、電飾よりバーゲンセールに力が入っているそうで、繁華街には買物目的の人々が集まっていると聞きました。混雑するのは、バーゲンセールも要因の一つとか。
オーチャード・ロードのイルミネーション(電飾)
オーチャード・ロードのイルミネーション(電飾)
オーチャード・ロードのイルミネーション(電飾)
オーチャード・ロードのイルミネーション(電飾)
賑やかで楽しいクリスマスイブでした。
12月25日(日)11日目 シンガポール
いつものビュッフェの朝食
本日(25日)は、秋川雅史さんのコンサートが13時半からあるため、午前中にガーデンズ・バイ・ザ・ベイの「フラワードーム」と「クラウドフォレスト」を観光することにしました。
地下道を通ってガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ
シャトルバスで「フラワードーム」へ
フラワードームの中の様子です。ここは、地中海やカリフォルニア地域の春を再現した世界最大の温室です。室温は23~25℃に保たれ、観光客にはちょうど良い気温。クリスマスのデコレーションがすごく綺麗でした。で、驚いたことが二つありました。一つは、日本の華道が、美しい生け花と一緒に紹介されていたこと。もう一つは、樹木の根元に本物の水晶が飾ってあったこと。大きいので簡単に持ち出せないと思いますが、盗られる心配はないのかなぁ?石は水晶です(1個5㎏はありそう!)です。
フラワードームの中の様子
フラワードームの中の様子
フラワードームの中の様子
フラワードームの中の様子
フラワードームの中の様子
フラワードームの中の様子〈石は、水晶(1個5㎏はありそう!)です。〉
次に、クラウドフォレストに行きました。高さ35mの大きな滝と空中散歩が楽しめるダイナミックなドームになっていました。空中散歩道からマリナベイサンズ(ホテル)が見えるのがイイよね! 人気があるのは最上階7階にある食虫植物だそうですが、植物だけではなく映画ロストワールドも加わっており、SFの世界も楽しむことができるようになっていました。
高さ35mの大きな滝
空中散歩道
食虫植物
ロストワールド再現コーナー
空中散歩道
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの「フラワードーム」と「クラウドフォレスト」の観光を終え、秋川雅史さんのクリスマスコンサートを観るために、にっぽん丸に帰船しました。
移動に便利なGrabを利用してみました。スマホで乗車場所を指定した後、車が迎えに来てくれるのを待っていたのですが、いつまでたっても来ないので困っていると、ドライバーの方から「待ち時間3分経過」を理由に一方的にキャンセルされました。車は駐車場の隅で停車していたそうです。キャンセル料を4S$(約400円)も取られて、悔し涙が出た~ タクシーが次々と指定した乗車場所にやって来ていたので、迎えに来てくれるものと思い込み、駐車場に停車しているとは思いもしませんでした。停まっている車にまで気が回らなかったんですよね。次は、同じ失敗をしないように、停車中の車にまでしっかり目配りをします! Grabで失敗したので、やむを得ず目の前に停まったタクシーに乗ることにしました。タクシー料金は10S$。Grabでは、13S$で交渉していたので、結果的には、タクシーの方が3S$(300円)も安かったってことになりますね。Grabで配車して貰うと安くて早くて便利だと言われるけど、ほんとうかな? よく分かりませんでした。
Grabアイコン
にっぽん丸に帰船し、昼食をいただきました。
昼食メニュー
昼食
デザート
13時30分にドルフィンホールで秋川雅史さんのクリスマスコンサートが開始しました。秋川雅史さんは、オペラ歌手らしからぬ“スラリ”としたカッコイイ&イケメンでしたよ。ご自分の歌は「千の風になって」の一曲だけなので、中島みゆきさんの「糸」や赤い鳥の「翼をください」などを歌ってくれました。力いっぱい歌っていたのが印象的でしたね。
秋川雅史さんのコンサートで最も面白かったお話:愛媛県西条市出身で、今年、3年ぶりに「だんじり祭り」に参加したそうです。この時、サッカーの長友佑都さん(お互いの実家は100㍍離れている程度)に初めて会って、仲良くなったので、ワールドカップの前に、君が代を歌い録音して彼に贈ったそうです。日本がドイツやスペインに勝ったのは、私の君が代のお陰だと冗談めかして自慢していました(笑)。
秋川雅史さん
コンサートが終わったら、夕食です。船内の食事ですが、美食の船と謳われるだけあって、今のところお食事はすべて美味しい。お昼ご飯で感動したのは、チキンライス(シンガポール料理)とミーゴレン(インドネシア料理)です。現地で食べた時に、「ちっとも美味しくない 」と思ったのですが、船内で出されたのは美味しかった❣ おそらく日本人の口に合うように香辛料や調味料を加減してくれているのでしょう。で、にっぽん丸で世界一周を何度もしたことのある人達の話では、同じメニューが出されることは一度もなかったそうです。本当ならこれまた凄い話‼ 本当かどうか、今回じっくり観察させていただきましょう。それから、このたびのクリスマス・ディナーは、良かったですよー。見た目もお味も最高でした。これほどのお料理は、今までに食べたことありません。ワインも含めフリードリンクだったこともあり、大好評でした。最後に、毎日日本食を食べているし、周りは日本人ばかりなので、外国に来ているという実感がほとんどありません。今までにない経験です。クルーズコーディネーターだった伊豆さん(現宗像市長)が、「クルーズでの海外旅行のイメージは、自分が海外に出て行くのではなくて、海外が自分の方にやって来るって感じ」と話しておられましたが、少し理解できるようになった気がします。
カリフラワーのムース クリスマスツリー仕立て
ターキーとホワイトアスパラガスのオランデーズソース
手長海老のカダイフ巻きとオマールのサンタクロース
ココナッツミルクのソルベ
黒毛和牛サーロインのグリル トリュフ香る白味噌赤ワインソース
トマトと湯葉のサラダ ”サンタの忘れ物”
ガトー・フロマージュ・ブラン 小さなフルーツとアイスクリーム添え
ガトー・フロマージュ・ブランは12月23日の『シェフのデモンストレーション』で作り方を実践していただいたものでした。素晴らしいクリスマス・ディナーに大満足です。
12月26日(火)12日目 終日航海
7時に起床して、8時前に朝食をいただきました。段々食べ疲れてきて、今日は、スープと果物とヨーグルト程度になった。
朝食
12月26日午前10時現在、マラッカ海峡を通過しています。マレー半島とスマトラ島に挟まれた海域なので、揺れはほとんどありません。この辺りには、海賊がいるそうです。ちょっと怖いね~ !警備担当のクルーもいて船甲板をパトロールしているそうです。
9時15分から水引を使って「お正月飾りづくり」の講座に出席しました。水引きを使ったお正月飾り作成教室に出席しました。たくさんの方が出席されていました。いただいた水引きをいろいろな形にします。キャビンに持ち帰って入口ドアにお正月飾りを取付ました。
水引きを使ったお正月飾り作成教室
キャビンの入口ドアにお正月飾り
『みんなでサマラボ!』と題して、フィリピンの文化や言語に関するクイズと簡単なタガログ語を紹介する教室に参加しました(左)。フィリピンに住んだことのあるクルーが講師でした。
『みんなでサマラボ!』教室
昼食は、次のとおりです。
昼食メニュー
昼食
カットフルーツ
カプチーノ
『イルカがいます』との船長のアナウンスでカメラを手に甲板に出ました。20頭ばかりのイルカの群れが、しばらくにっぽん丸に並泳していました。子供のイルカでしょうか、ピッタリ大きい親イルカにくっついて泳いでいるやや小さいイルカが写っていました。
イルカの群れ
イルカの群れ
夕食です。和食でした。満腹だったので、ごはんはお願いしませんでした。
夕食メニュー
イカそうめん
ピーマンのけんちん焼き
天ぷら
豚肉の冷しゃぶ
ウドと揚げ生麩のクレソン味噌かけ
デザート
19時45分から、6Fラウンジ『海』でDuo "TANGO"と題して、近藤久美子/レオナルド・ブラーボのバイオリンとギターのタンゴを聞きました。20時45分からは、ドルフィンホールでの三遊亭圓丸師匠の落語独演会を楽しみました。
マーレとの間に3時間の時差があるので、寝る時に1時間らせるように指示されました。これで日本との時差は2時間になりました。
12月27日(水)13日目 終日航海
朝は1時間程余計にゆっくりできました。明日28日、明後日29日も同様な時間調整をするとのことです。毎日、一日25時間の日が続きます。得した気がしますが、帰りは一日23時間の日が続くということです。朝食は、洋食ビュッフェしました。
朝食
9時半から、旅行イングリッシュの講座があったので参加しました。結構難しく説明していたが、実際は、単語だけでも十分に意思は伝わるのですが。おそらく講座なので、そんないい加減なことは出来ないのだろうと思います。クルーの中には、英語を専門に勉強した人がいたので、驚きました。一人の女性は、カナダに留学し、卒業後にカルフォルニアのディズニーで働いていたという経歴の持ち主。もう一人の男性は、英語が専門でアメリカで勉強し、その後、アジアを中心に旅行して最近までタイで生活していたという人。彼は、昨日のフィリピン語の講師もしていました。頑張っているクルーがいるのですね‼ スゴイです。
昼食は、次のとおりです。
昼食メニュー
昼食
デザート
昼食後に、藤原幸一さんの講演を聴きに行きました。テーマは、「野生ゾウが暮らす南アジアの森」。 藤原幸一さんは、学習院女子大学特別総合科目「環境問題」の講師で、NTV「世界一受けたい授業」、「天才!志村どうぶつ園」、TBS「情熱大陸」、NHK「アーカイブス」「視点・論点」などに出演されています。著作には、「環境破壊図鑑」、「マダガスカルがこわれる」ポプラ社、「沈みゆく方船ガラパゴス」講談社、「森の声が聞こえますか」PHP研究所などがあります。講演の感想ですが、話の内容があまりにも現実過ぎて、人間の勝手さのためにゾウが犠牲になっていることがよく分かり、ゾウが可愛そうになりました。
藤原幸一さん
講演が終わってから、アフタヌーンティに行きました。いつもながら、ケーキは美味しいです。
アフタヌーンティ
夕食の時間になったので、瑞穂に行きました。
夕食メニュー
いかめし、このしろ甘露煮、スズキ昆布〆
メロンの豚肉巻き焼き、茶碗蒸し
シンガポール産ハタの煮つけ
焼きトマト卵あんかけ
ピーナツご飯、かす汁
デザート
夕食が済んで、20時45分からドルフィンホールで、わだつみ座の和&洋クロスオーバーユニットの演奏を楽しみました。
演奏後、少しお腹が空いたので、夜食を貰ってきて部屋でいただきました。
夜食
今夜も寝る時に1時間らせるように指示されました。これで日本との時差は2時間です。
12月28日(木)14日目 終日航海
立て続けに1時間づつ2日間にわたって時差調整を行ったが、身体の方がついて行けずに1時間早く目覚めた。それで、洗濯を行った。朝6時半頃行ったら、既に洗濯機も乾燥機もフル回転中だった。みんな私と同じで、時差に対応できてないようだ。
朝食
インド洋に入り比較的穏やかな天気が続きました。周りに島影は全く見えず、水平線まで青い空と海が続きます。
インド洋
次の寄港地のモルディブに関連して、モルディブクイズがありました。
モルディブクイズの様子
昼食時間になりました。メニューと昼食、デザートです。
昼食メニュー
昼食
デザート
7Fのリドのハンバーガーが美味しいとききましたので、トライしました。ついでに、スープもいただき、最後にアイスで締めました。
ハンバーガー
トマトスープ
アイスクリーム
「今夜のドレスコードは『オレンジナイト』です。オレンジ色または赤色の衣装やワンポイントを身に着けてお楽しみください。」とアナウンスがありました。食事はオレンジカラーをイメージした豪華な感じでした。飲み物も①パラダイス(アルコール)と②サンライズ(ノンアルコール)から選び提供されました。
夕食メニュー
海老とフルーツの玄米クレープ包み
サンライズ(ノンアルコールドリンク)
燻製ポテトのパリ・ソワール
にっぽん丸特製パン
サーモンステーキ 合わせバター
マンゴーのスパイシーソルベ
牛ほほ肉のオレンジ煮
3種のオレンジムースケーキ
19時45から、6階ラウンジ『海』で三遊亭圓丸師匠の落語を聞きました。その後、20時45分から、ドルフィンホールで小松亮太さんのアルゼンチンタンゴコンサートを聞きました。演奏した曲は、ドイツのマーチ、ハンガリー王とオーストリア皇帝をご招待、奥様御手をどうぞ、青空、ミロンガ、ダンサリー、ラ・カチーラ、雨上がり、風の歌・ザ世界遺産、散歩、バルサスのサンバ(レオナルドブラボー氏)、ラ・プラニヤーラ、ラ・クンバルシータの13曲でした。
昨夜同様に今夜も寝る時に1時間らせるように指示されました。これで日本との時差は3時間になりました。
12月29日(金)15日目 終日航海
午前8時ごろから、モルディブ・マーレへの寄港に備えて乗船者全員のPCR検査が実施されました。検査を受けてから朝食をいただきました。
朝食
11時15分からドルフィンホールで三遊亭圓丸師匠の落語独演会があったので、聞きに行きました。
落語独演会のステージ
落語独演会が終わり、キャビンに帰ってみるとドアノブにフロントデスクからメッセージが届いていました。
フロントデスクからのメッセージ
フロントに電話をすると、今朝のPCR検査について、「再検査が必要で、看護師をキャビンに向かわせますので、再検査をお願いします。なお、このことは他の乗客の方には口外しないでください」とのことでした。また、「再検査結果がでるまでは、自室にいてください。昼食はお部屋にお持ちします。」と言われました。12時半頃、ナースが検査キットを持ってきて、その場でサンプリングしていただきました。昼食は、13時頃、部屋に持ってきてくれました。私達のどちらか、あるいは二人とも陽性の可能性があるという覚悟をしました。
昼食
14時頃、フロントから電話があって、「まゆちゃんが陽性でした。今後のことについては、後で連絡しますので、行動表を書いて提出してください」と言われました。で、書類がドアの下から、室内に入れられたので、それに書いて提出すると、パーサーから電話で聞き取り調査が行われました。それに応じた後に、「1週間分の荷物をまとめてください。直ぐ引っ越ししていただきます。荷物がまとまったら、電話をお願いします」と言われ、更に、看護師からも「陽性のまゆちゃんは、船内1FのPCR陽性者専用の隔離部屋に移っていただきます。陰性のようちゃんは、まゆちゃんの濃厚接触者としての扱いになりますので、今日から2~3日後に抗原検査を受けていただきます。抗原検査の陰性が確認されるまで、ご自分のお部屋から出ないようにしてください」と言われました。
二人とも部屋から外には出られなくなってしまいました。まゆちゃんは、荷物を持って隔離部屋に移動しました。コンセントが少ないので、延長コードを借りてパソコン等を配置しました。熱は36.1℃で、いたって元気です。明日になったら、熱が出るのかもしれませんが。ネットができるので、7日間、漫画を読んだりしながらゆっくり過ごそうとまゆちゃんは思いました。
昔のコンフォートルームみたいな部屋
室内の机
18時半頃、夕食が届きました。お昼から、弁当箱入りの食事です。
夕食
食事が終わった頃、まゆちゃんは、少し喉が痛くなってきました。それ以外、体調の変化はありません。
夜遅く、フロントから「マーレで下船するように」との文書が送られてきました。そして、旅行保険会社に連絡せよとの指示がありました。たが、よく分からなかったので、旅行会社の担当者にメールを送りました。
下船通告文書
まゆちゃん:隔離0日目 ようちゃん:軟禁0日目
まゆちゃんもようちゃんも平熱で体調に異常は特に“なし”です。(まゆちゃんの喉が少し痛い程度) しかし、PCR陽性の結果から、まゆちゃんは下船の通告を受けました。それで、ようちゃんもクルーズを中止し、モルディブのマーレで下船し、まゆちゃんに同行する用意をしていました。部屋内の二人分の荷物を荷造りしました。にっぽん丸に横浜港まで運んでもらい、別送品扱いで通関して自宅に配送してもらう手順です。
ほぼ荷造りが終わった後に、まゆちゃんから電話がありました。「まゆちゃんはマーレで下船するけど、ようちゃんは続けて乗船して欲しい。まゆちゃんのマーレでの療養隔離が終わったら、飛行機でマーレからモーリシャスのポートルイスまで追いかけて来て、にっぽん丸に再乗船するから」との内容でした。まゆちゃんに届いた下船通告には、「無症状の個人は、サンプル収集日から7日間隔離される必要がある」と書いてありました。つまり、8日目以降は解放されるということ。マーレ発/ドバイ経由/ポートルイス着の飛行機に乗れば、にっぽん丸に再乗船することが可能です。ようちゃんは荷造りした荷物を元に戻し、少し元気が出てきました。
12月30日(土)16日目 マーレ
7時45分に、にっぽん丸はモルディブのマーレ沖に到着し、錨泊しました。まゆちゃんは、旅行会社の担当者とはメールで連絡が取れたものの、保険会社への連絡をつけることが出来なくて、四苦八苦しました。ようちゃんから海外旅行保険証書をもらって、精読してやっと「LINE無料通話」を見つけ出し、LINE電話を掛けることで連絡をつけることができました。国際電話をかけるように言われましたが、なかなか繋がりませんでした。LINE電話が使えたので、本当に助かりました。
昼頃に、まゆちゃんに「離団確認書」がにっぽん丸から届きました。モリディブのマーレで強制的に下船させられます。
離団確認書
まゆちゃんの部屋に届けられた食事です。ようちゃんもクルーが届けてくれた同じ食事です。
朝食
昼食
夕食
ようちゃんは、軟禁1日目でしたが、まゆちゃんがにっぽん丸から下船させられ、マーレの療養施設に収容するとの通告を受けたので、まゆちゃんはもう少し必要な荷物を揃えたいと、20時にようちゃんが軟禁されている部屋に取りに来ました。このため、看護師が、ようちゃんの軟禁1日目を軟禁0日目にリセットしました。まゆちゃんが荷物を取りに来ただけのほんの20分だけなのに!
そうは言っても、お互いに顔を見て今後の打ち合わせが出来たので、気持ちが明るくなって「頑張ろう‼」との気持ちになりました。まゆちゃん:隔離1日目 ようちゃん:軟禁0日目
また、まゆちゃんは、医務室からコロナ陽性証明書をいただきました。これは一番大事な書類です。これがあれば、保険金が下ります。
陽性証明書
12月31日(日)17日目 マーレ
まゆちゃん:隔離2日目
まゆちゃんに下船時間と療養ホテルについて連絡がありました。11時過ぎにまゆちゃんは、にっぽん丸からマレー港へ専用の通船で護送されました。船には、陽性者が8人乗っていました。(客5人、クルー3人)で、80歳以上と思われる高齢の男性には、奥さんが付き添っていました。なので、全部で9人でした。客の陽性者については、他に、70代後半の男性一人、足が悪くて歩くのもやっとな様子の70代後半の女性が一人、ふとめで元気そうな70代半ばの女性が一人、それに私でした。クルーは、日本人の30代男性が一人、20~30歳くらいの外国人が二人でした。日本人のクルーと話をしたところ、どこで感染したか自分でも分からないそうです。で、39度の熱が出て今は治まったので、療養後は日本に帰るそうです。外国人クルーも帰国すると聴きました。船に戻るなんて、私だけの様子。マーレでのPCR検査で陰性になっても、にっぽん丸の検査ではたして陰性になるのか?疑問が残ります。でも、ここで弱気になっても仕方がありません。強気にならなくちゃ!
朝食
下船時間と療養ホテルに関する連絡文
マーレは、道幅が狭くてゴチャゴチャしていました。で、ほとんどの人はマスクをしていません。街の様子やホテルの内容から推測して、モルディブは、貧しい国だと感じました。貧しいからマスクが買えないのかもしれません。食事をしたり、現地の人と話したりしないことが大事みたいです。ホテルの部屋はツインで広いのですが、日本に比べると見劣りします。エアコンもテレビも冷蔵庫もあるけど、どれも古い。シャワーは、初めて見るタイプで、ちゃんと使えるかなと不安。部屋の照明も薄暗い。エアコンが効いていること、WIFIが使えることと、食事が3食あることと、ミネラルウォーターがあることと、ベッドがまずまずなので、1月6日までは何とか過ごせそうです。
マーレ港から見えるにっぽん丸
ホテルの位置
ホテルのフロント
1台しかないエレベーター
隔離部屋のベッドルーム
隔離部屋のシャワールーム
窓から見える隣の建物
窓から見える周辺の様子
昼食は、焼きそばみたいなのが少しだけでした。味は良かったのですが、量が少ない。夕食は、タイ米みたいな長ひょろい飯と、チキンと野菜を炒めたおかず。それにオレンジが1個でした。美味しかったけど、これも量が少ない。ここの人達は、このような食事をしているんだなぁと思い、いかに私達が沢山食べているかがよく分かりました。太るのは当然かも。
体調ですが、①鼻水がちょっと出る、②時々咳が出る、③熱はない、総じて普段と大して変わりません。
昼食
夕食
ようちゃん:軟禁1日目
クルーが部屋をノックして、食事を朝/昼/夕に手渡してくれました。内容は綺麗に纏められて、とっても美味しいです。朝食は、まゆちゃんと同じでしたが、昼食と夕食はまゆちゃんに申し訳ない気がしています。
にっぽん丸は、16時に錨泊のマレー沖を出港しました。まゆちゃんをマーレに残して出港してしまうのは、ようちゃんには断腸の思いです。本日のようちゃんは、平熱で自覚症状は全くありません。ある報告によると、発病してなく症状もない感染者は、コロナウイルスを発散していない。したがって隔離の必要はないとのことです。コロナの症状が全くないまゆちゃんがマーレのホテルで隔離療養を、またようちゃんがにっぽん丸船内で濃厚接触者として軟禁を、それぞれされなければならない理由が分かりません。船内では大晦日で中野雅子&ソンイルコンサート、さらに23時45分からは、にっぽん丸のゆく年くる年が催されましたが、ようちゃんは軟禁されていたので、外に出ることができず、自室でに籠っていました。