渡航制限が始まって2年以上が経過し、いい加減、海外旅行に行きたいなぁと思っていた2022年の5月に、【にっぽん丸は2012年以来10年ぶりに1か月を超える海外クルーズ「にっぽん丸で航く モーリシャスプレシャスクルーズ」を実施いたします。】とのニュースが入ってきました。そして、寄港地は4か国5港、「ポートルイス(モーリシャス)」のほか、日本の南の楽園「石垣島」、アジア屈指の観光都市「シンガポール」、インド洋の楽園「マーレ(モルディブ)」、固有種の動植物の宝庫「トゥアマシナ(マダガスカル)」とのことでした。バオバブの木で有名なマダガスカル島には是非とも行きたいと思っていましたし、世界で一番美しい国と友達が絶賛していたモーリシャスにも寄港するとのことだったので、これはチャンス到来と思って、直ぐ申し込みしました。9月末までは、本当に行けるかどうか分かりませんでしたが、にっぽん丸の方で「催行」と判断されたので、行けるようになりました。念願叶ったり‼の心境で、嬉しい限りです。クルーズ期間は、2022年12月15日から2023年1月31日までの48日間です。
出発日の一週間前にジェネシスヘルスケアから自宅に送られてきたPCR検査キットを使用したPCR検査では、二人とも陰性でした。あとは乗船直前のPCR検査で陰性の結果がでることを待つのみ。
1.航路、寄港地ならびに主な催事
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日本(石垣島)、シンガポール、モルディブ(マーレ)、モーリシャス(ポートルイス)、マダガスカル(トゥアマシナ)
2.旅行時期及び期間
2022年12月14日~2023年1月31日(48日間) 日程表(ここをクリック)
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にっぽん丸
3.横浜大さん橋近くで前泊《12月14日(水)》
明日、横浜港の大さん橋から、にっぽん丸に乗船します。そのため、本日、大さん橋近くのホテルに前泊しています。福岡空港は、平日と言うのにごった返していました。コロナ前と同じくらいの混雑具合。皆さんマスクはしていますが、コロナはどこかに吹っ飛んでいったような感じでした。搭乗時刻が午後だったので、空港内のレストラン街で昼食。トンカツ御膳をいただきました。ホットコーヒー付きで、な・な・なんと2千円‼ ケチな話をして申し訳ないけど、主婦の目からするとメチャ高過ぎ‼️ トンカツを揚げるのが面倒なら総菜屋で買ってきたとしても、三分の一以下の値段で作れるよ。空港はリニューアルして綺麗になったのは良いけど、もう少しお手頃価格にしてくれないと無駄遣いをしたような気分になります。
13時5分発のJAL314で福岡空港から羽田空港に向かいました。
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地下鉄の改札口を出て、福岡空港へ繋がるエスカレーターの様子
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トンカツ御膳とホットコーヒー
羽田空港に着いてから、京急バスに乗って横浜大さん橋方面に移動しました。乗り換えなしで、25分で着きます。750円と安くてとっても便利‼ このバス、いつも重宝してま~す。
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京急バスの中の様子
大さん橋には、にっぽん丸は既に着岸していました。明日は大丈夫そう‼ 遠くに見える山は、富士山です 。
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横浜ベイブリッジから見たにっぽん丸
宿泊先は、ホテル JAL CITYです。全国旅行支援を利用したので、朝食と夕食券付きで、二人で1万1千円を払いました。夕食券は、二人で6千円。で、「いざ、神奈川!」クーポンを二人分として6千円頂戴しました。夕食券とクーポンを合わせて、二人で1万2千円分の中華料理を食べちゃったー。美味しかったですよ~。ホテルに1万1千円払って、1万2千円の中華料理を食べたのだから、千円も黒字だったってことですね。トンカツ御膳で気持ちが凹んだけど、中華料理で凸凸気分になりました。お陰で今夜は、よく眠れそうです(笑)
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ホテルJAL CITY
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横浜中華街
小籠包、前菜、大海老のマヨネーズソース和え、鶏肉と野菜の塩炒め、国産牛のジュージュー焼き・・・どれも美味しかったです。麻婆豆腐、フカヒレスープ、北京ダッグ、竹筒炒飯、杏仁豆腐とマンゴープリン・・・麻婆豆腐以外は、お口に合って満足‼ 麻婆豆腐はお店の看板料理だそうですが、味は良いけどすごく辛くて、そのままでは食べきれませんでした。白ご飯の上に載せてマーボー丼にして食べました。
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四五六菜館(シゴロクサイカン) 別館の夕食
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四五六菜館(シゴロクサイカン) 別館の夕食
4.乗船 《12月15日(木)1日目》
出航日の15日は、気温が低くて寒かったのですが、晴れ渡った快晴日和でした。幸先イイ感じ。乗船直前のPCR検査などで3時間くらい待たされて、二人とも陰性だったので、15時半頃ようやく乗船しました。待っている間に船長の挨拶があり、「にっぽん丸としては、海外クルーズは10年ぶりです。また、コロナ以降で、日本船では初の海外クルーズになります。そのため、とても緊張しています」とのことでした。
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出航前のにっぽん丸
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乗船客の受付だけでなく、メディアの受付もありました。
ようやく乗船してキャビン内に入れたものの、事前に送ったダンボール箱(衣類その他)が3個とスーツケースが2個ともキャビン内に詰め込まれていて、座るスペースもない。これらを片付けないことには生活ができません。休憩も返上して片づけたのですが、結局、夜の9時半頃までかかってしまいました。夫からは、「そんなに洋服持ってきて、全部着るつもり?」と呆れられちゃった~。
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エントランスのディスプレイ
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部屋に運び込まれたダンボール箱
クローゼットの中に入りきれなかった服については、100円ショップでマグネットとハンガーなどを購入してキャビン内に持ち込み、写真のようにして吊り下げました。クルーズ船の天井も壁も鉄でできているので、マグネットを使って空間を有効に活用することができます。
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洋服の吊り下げ
それから、避難訓練では、いつもはデッキで点呼をとる程度なのに、救命胴衣の着用を中心に実践に近い内容で行われ、「こりゃあ大変だ 」と気分が引き締まりました。出航ですが、横浜市の力もかなり入っていて、音楽隊の演奏を始め、盛大なセレモニーが開催されました。これらも良かったのですが、一番良かったのは、横浜港の素敵な夜景。美しい夜景を楽しんで貰うことも考慮して街づくりを行っている印象を持ちます。この点において福岡市はまだまだですね~。
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避難訓練 ライフジャケット着用
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大さん橋で出港セレモニー
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出港直後の横浜港の素敵な夜景
乗船して、あっという間に17時30分になり、夕食会場の瑞穂に入りました。ウエイター達のユニフォームもテーブルクロスも箸も箸置きも全部リニューアルしていて、頑張っていることが伝わってきました。このクルーズに期待が持てるようで、嬉しかったです。
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メニュー表の裏の絵
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夕食メニュー
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初日の夕食なので、いつもより豪華な感じがしました。
荷物の片付けが終わった頃から船が揺れ出し、だんだん酷くなってきて、夜中には「ガタン!ドーン!」と大きな音がして何度か目が覚めました。幸先イイなぁと思ったけど、そうでもなさそう。先ほど、明日(17日)の午後からは大荒れになるような放送がありました。波が5~6㍍にもなるらしいです。ベットに横たわってやり過ごすしかない感じ。これがクルーズの唯一の欠点です。
乗船期間が長いので、3つに区分しました。それぞれ毎にクリックしてご覧ください。
クルーズ前半(2022年12月16日から12月31日まで)は、ここから
クルーズ中半(2023年1月1日から1月12日まで)は、ここから
クルーズ後半(2023年1月13日から1月30日まで)は、ここから
5.下船と帰宅《1月31日(火)48日目》
今日の海は凪いでいて、しかも晴天です。帰国の日にこんな天気にならなくて、シンガポールで晴れてくれたら良かったのに。更には、シンガポールから台湾までの間も凪いでくれたら良かったのに。。。悔やんでも仕方ないですけどね。
プレシャスクルーズの最後の朝食です。しっかりいただきました。
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朝食
朝食を済ませてからスーツケースを廊下に出し、下船の用意をしました。
最後の昼食は、うどん付のお弁当でした。最後らしく、おご馳走です。
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昼食メニュー
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昼食
横浜港の大さん橋に帰ってきました。「おかえりなさい」のお迎えです。やっと日本に戻ってきました。出発してから、あっと言う間に戻ってきたように感じますが、一日一日を思い出すと、長かったなぁとも思います。
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横浜港大さん橋
今回のにっぽん丸のプレシャスクルーズの航路図です。
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航路図
にっぽん丸を下船し、大さん橋で荷物の送付を依頼し、羽田空港に行きました。チェックイン後、サクララウンジでゆっくり過ごしました。福岡空港には定刻通りに到着しました。お疲れさまでした~~‼
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羽田空港サクララウンジ
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搭乗機A350の前輪が福岡空港に接地‼
「にっぽん丸で航く モーリシャス プレシャスクルーズ ~ インド洋を巡る楽園の船旅 ~』では、いろいろなことがありましたが、いつまでも記憶に残るクルーズのひとつとなりました。無事に帰宅できてまぁまぁです。
6.感想
このクルーズに参加したいと思ったのは、①マダガスカル島でバオバブの木を見ること、②世界で一番美しい国と絶賛されているモーリシャスを見ること、この2点を達成したかったからですが、残念なことに、まゆちゃんはコロナに感染したために途中で下船させられて目的達成が叶いませんでした。残念無念。でもまぁ、このお陰でリベンジすることを思い立ち、新しい目標が定まるなど良い面もありました。今後は、リベンジに向けて努力いたします。
まゆちゃんがコロナに感染したことで隔離生活を余儀なくされ、その時に思ったことは、
・海外旅行保険に加入しておく必要がある。保険会社を選択する際のポイントは、連絡の取り易い会社であること。
・LINEやメールを使って外部の人と連絡を取り合えるようにしておくこと。で、それができるスキルを身につけておくこと。
と言うことでした。これから先、IT技術はどんどん進歩していくので、取り残されないように努力することが大事だと改めて思いました。
今回、初めて長期海外クルーズにチャレンジしてみましたが、飛行機を使う海外旅行と違って楽チンではあるものの、終日航海日が数日間も続くと飽きてきて、楽しさが衰退してしまいました。終日航海日の時間とその経費が勿体ないとも感じがしました。一日おきに寄港地観光があれば満足できるのでしょうけどね。日本船だから特にそのように感じるのかもしれません。日本船だと言葉に不自由しないし、食事も日本人好みに味付けされているので過ごし易いです。早い話が、日本周遊クルーズと大差ないんですよね。日常生活の延長線上に居る感じです。海外旅行をしていると言ったワクワク感はほとんどありませんでしたね。
それから、「食のにっぽん丸」と賞賛されているだけはあって、提供される食事はすべて美味しかったです。特に、夕食においては、同じメニューが提供されたことは一度もありませんでした。毎晩違ったメニューで、楽しませていただきました。さすがにっぽん丸ですね。素晴らしいです‼
最後に、調理担当のスタッフを始め、にっぽん丸のすべてのスタッフの皆さまに48日間もお世話になったことに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。