一部の男子・女子

ソリューション データ：
　小学校高学年の頃、軽いいじめに合った。教師の言うことをよく聞き、テストでもいい点数をとれる方で、教師にはやりやすい生徒であり大人しかったため、何かで目立たせた方のかもしれない。よくおつかいや簡単な用事を頼まれ、無難にこなし褒められた。それが原因だと思われるが、クラスの男子に「ひいき、ひいき」と言われるようになった。女子の中でもグループ分けのときに仲間はずれにされたり、靴を隠されたりした。
　私の対応は、気にしない、または気にしない振りをして登校し続けたこと。いじめは自然になくなり、そのうち中学校に入学し、新しいクラスでも誰もそれをひきずる人はなく、中学以降はいじめに合わなかった。
　私はいじめのとき「自信を失わないこと」が必要なのではないかと思う。自信があるからこそ我慢ができた。私の一番の自信のもとは、親の褒め言葉であった。あとは「いじめは終わりがあるということ」を子どもに知らせてあげることも必要かと思う。

キーワード：
・自信を失わないこと　・気にしない振りをすること

いじめっ子

ソリューション データ：
　小学校4年にいじめられ、「親に言ったら、ひどい目にあわせるから！」と言われて、親に相談できず、学校でも腕などをつねられたり、帰り道にカバンをけられたりして、つらい思いをしていた。しかし、ある下校中に女の子の友達５〜６人で帰っている時につらいと打ち明けたら、「Aちゃんがおとなしいからだよ！」「今度言ってきたら、言い返しちゃえば…！」と言われ、実際にやってみたら、それ以来いじめられなくなり、この子は次から下手に出るようになった。５〜６人の女の子たちが「味方についてあげる」と言ってくれたことも、反論してみようと思えた理由の1つであったと思う。

キーワード：
・女子グループ　・打ち明ける

ソリューション データ：
　中学1年生のクラスでの出来事です。当時、シーズン毎にクラス対抗で競技の順位を争う、クラスマッチというものがありました。私は球技・水泳は全くできず、小学生のころから選手として参加しないようにしていました。しかし中学生になったとき、どういうわけか選手として参加せざるを得ない状況になり、参加することになりました。結果、私の失敗により、負け。そして私はいじめられるようになりました。靴を隠されたり、ノートに落書きされたり…。
　でも、私は陸上競技は地区の大会でもメダルがとれるくらい得意でした。担任の先生が部活の先生なのもあり、クラスマッチには二度と選手として参加しないという私をうまく誘い、体育大会に参加することになりました。その結果はいうまでもなく優勝。クラスメートにも見直してもらえるきっかけとなり、その後のいじめはなくなりました。その時の担任の先生に感謝しています。

キーワード：
・陸上競技　・得意なこと　・担任の先生

集団のボス

ソリューション データ：
　小学校4年生のときに、いじめが連鎖的に続いていた。集団vs個人で、集団の結束力はそれは強く、またターゲットとなる個人も一定期間に移っていく。集団の中にはボスたる主導メンバーがいた。教師や校長先生に家庭から報告があり、何とか説得してやめさせようとするが、効果はなかった。
　私にいじめの対象が移ったとき、私はしばらく登校拒否をしていた。学校にはいきたくないが塾には通っていたのだが、同じクラスに集団のボスがいた。またその塾は終わるのが夜なので、各家庭の親が塾まで迎えにきていた。
　ある時塾の出口を出た私は、ボスの母と鉢合わせになり、とっさに「こんばんは」と挨拶をした。相手はそれは驚いた様子だった。事態が大きく変ったのはそれからであった。
　翌週から学校に行くことになっていたので恐る恐る通ってみると、彼女が話しかけてきた。今でも謎である、彼女の家庭にいったい何があったのだろうか。

キーワード：
・何気ないボスの母親との挨拶

女の子のボス

ソリューション データ：
私が小学校４年生の時、女の子のボスが気に入らない女の子を仲間外れにするといういじめがあった。私はいやだったが、ボスに逆らうことはできなかった。そこで、いじめられている子に、「味方だから大丈夫」と言い、ピースサインを送りあうことにした。不思議なことに、そのピースサインが１人、２人と広まり最後はボスまでピースサインを送りあうようになった。これによりいじめはなくなり、みんな同じ輪の中で笑うことができるようになった。

キーワード：
ピースサイン

同級生の男の子

ソリューション データ：
私は、保育園で男の子達から連日いじわる（いじめ）をされ、朝食べた物を吐いて、泣きながら家に逃げ帰る日々が続き、親は仕方なくその保育園をやめさせ、ピアノを習わせて翌年近所の仲良しの女の子達と共に家から遠いバス通園の幼稚園に通わせました。今思うと、この親の対処の方法は正しかったと思っています。ピアノを習わせたことでピアノの練習にはげみ、自信がつき移った先の幼稚園でもいじめに合いましたが、この時相手に立ち向かっていくことができました。

キーワード：
ピアノ

小中学生の仲間はずれ

ソリューション データ：
　小・中学生のころ仲間はずれにあったが、他のグループに入ったりと転々としている間にいつのまにかなくなっていた。ただ、やはり学校に行きたくないという気持ちは強かったし、人にもなかなか言えないことではあった。他に友達がいるというのはとても心の支えになったように思う。回りに流されている人と主犯格がいることを見極めることも重要。

キーワード：
他のグループとの交流　回りに流されている人と主犯格がいること

転入先でのいじめ

ソリューション データ：
中学校時代いじめに悩み、中学１年の11月頃から学校に全く行かなくなりました。転校したことがきっかけでいじめられましたが、周囲に溶け込みたいと思うあまり、自分を偽り過ぎてしまったことも学校へ行かなくなった大きな理由でした。学校にも行かず、家でぼーっと１日を過ごす私を心配した母が妹や弟が通っていた小学校のカウンセラーの先生のところへ連れて行ってくれました。その先生の優しい話し方が好きで、次第に薄れていた周囲への関心を取り戻し、高校を受験し、大学で勉強しているのだと思います。
　先生の優しい声がそれまで抱えていた問題を少し溶かしてくれたことから前向きになれたと思います。

キーワード：
カウンセラーの先生への相談

クラス内のいじめ

ソリューション データ：
私は中学３年の頃、クラス内でイジメを受けていました。一人の子がリーダー各となり、無視や物隠しなど子どもみたいなことをされてしまいました。何度も学校に行くことを拒んだけれど、親に「今ここで行かなくなったら自分の負けだ」と言われ、意地で通っていました。するとある日、リーダー各の下についていた子にお昼呼び出され、このような事態になった理由をすべて話してくれました。数日後、何が起こったのかわからないけれど、今までと違い、クラスの子が明るく声をかけてくれたり、一緒にお昼を食べたりするようになりました。下についていた子とは中２の頃とても仲の良い子だった。友達という存在に助けられたような気がしました。

キーワード：
友達

クラスの女子からのいじめ

ソリューション データ：
中学入学から１学期の間まで、クラスの女子の一部からいじめを受けていた時があって、話していても無視されたり、放課後呼び出されたりすることもあった。「ずっとこのまま誰にも言わずに耐えていればきっと向こうも飽きてやめるだろう」と始めのころはずっと思っていた。しかし、１学期の期末試験の前に「何で私ばっかり我慢しなきゃいけないんだろう」と思い、思い切っていじめる側の人たちに意見を言ってみたら、意外にもすんなりいじめは終わり、今までいじめる側だった人たちの中にも友達ができた。少しの勇気でも変えられることがあると知った。

キーワード：
意見