[53] 愛の鞭
ソリューション データ: 中学生のころ、運動部に所属していました。県大会で優勝するなど、それなりに力を入れていたので、監督は厳しい部活でした。レギュラーの人数が多い部活だったこともあり、3年生の先輩が抜けた後、すぐに試合に出ていました。ですが、試合ではミスばかりしてしまい、そのたびに監督に呼び出されていました。最初のころは不思議ではありませんでしたが、そのうち、呼び出されているのは自分ばかりということが分かりました。ほかの皆はミスしてもその場で軽く注意されるだけなのに、なぜか自分は1〜2時間、監督と一対一で怒られていました。また部の1年生全体が、いつもおなじ部活の友達に相談していました。2年生の後半でそれなりに試合剣健し、ミスも少なくなったころ、監督に呼び出せれました。また怒られるのかと思っていたのですが、そこで監督に「お前は伸びると思っていたからいつも怒っていた。ほかの見込みのないやつに怒っても辞めるだけだ。お前には教えることは全部教えた。いい選手になってくれた」と言われました。その時、私は何かすごく解放された感じがしました。
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[44] 反抗期
中学生
中学生の息子
ソリューション データ: 中学生の息子とのやりとり、 学校のプリント成績をなかなか見せない、出さない、etc… 勝手に話をするが、詳しくたずねると「うるさいなー」「めんどくさい」 ある日たずねるのをちょっと午前でやめてみた。 そしたら良い空気…ベテラン母の言葉「ひきわけが大切」と思い出しました。
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[35] 子供の気持ちを理解する
ソリューション データ: ソーシャル・スキル・トレーニングを教えている子供たちの中にレッスン中いくら質問をしても、モジモジして答えない子供(小2)がいた。
母親に話を聞いてみると、学校でも自分の意見を言えずに、周りの友達から「はっきりしろよ!」とか「ウジウジしてんじゃねーよ。」などとなじられていたという。
このレッスンを始めた時点で、付き添いでレッスンを参観する母親たちには、子供がレッスン中に手を挙げなくても、全く発言しなくても、家に帰ってから「何故手を挙げないの!」などと注意しないようにということと、これから子供の話は、子供が言いたいことを全部言い終えて息をつくまで、遮らず、批判も評価も親の意見も言わないようにとお願いした。
すると2ヶ月後、母親から子供がしゃべり始めたとの報告があった。これまで母親が先へ先へと子供の話を取ってしまっていたことが分かった。母親がじっとこらえて自分はしゃべらずに子供の話を聞いたことで、子供が自分の気持ちを話せるようになったことと、母親が自分自身がしゃべり過ぎていて、子供が話せなかったことを理解した。
その後、その子供はレッスンの中でうるさいほどに自分の主張をする悪ガキの様を呈するようになった。
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[32] 考え方
新学期
生徒
ソリューション データ: 新学期が始まってしばらく経ち、ある程度の人間関係ができた頃に齋藤 孝「友だちいないと不安だ症候群につける薬」を抜擢して、プリントを作りホームルームで読んだ。無理のない心地いい人間関係を作って行こうという狙い。こんな考え方もあるのかと楽になったそうです。
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[31] いつのまにか
高校3年
ソリューション データ: 私は自分のことを無類の勉強嫌いだと思っている。それは両親も同様に感じているらしく、私が小さい時から何とか勉強をさせようと試行錯誤していた。大学受験を控えた高校3年時、部活動を引退した私は今まで部活で使っていた週末に、受験勉強のために予備校に行くことになった。しかし私は予備校に行くのが嫌で、ずっと家でダラダラしていた。どんなに叱りつけても、動かない私に困った母は、「お昼ご飯を食べに行こう」と誘ってきた。我が家は外食をする習慣があまり無かったので、嬉しくなった私はすぐに出かける準備を整えて出かけた。母は機嫌のよくなった私に「御飯の後に予備校まで送ってくね」と言って、私を予備校に行かせることに成功した。それからしばらく私の中で予備校に行くのが習慣になるまで、両親は手を変え品を変え、私を予備校に誘導していた。
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[21] 無関心!?これもしつけ?!
ソリューション データ: 私の母は勉強することが好きです。でも私は好きではありません。嫌いではないんだけど、進んで「勉強しよう」とは思えないのです。だから暇なときは漫画を読んだりゲームしたりとグーたらしていました。そんな私に「勉強しろ」とはいわないです。勉強はしたいと思ってするものだからと勉強に関してはノータッチ。そんな母だから勉強は義務だと思うこともなく気楽に勉強できるようになりました。私が言いたいのは「勉強はしなくてはいけないんだ」と自分を追い詰めないで気楽に楽しくやっていけばいいということです。だから頑張らなくても大丈夫。
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[7] 部屋の整理は頭の整理から
ぐちゃぐちゃの部屋
ソリューション データ: ぐちゃぐちゃの部屋なんだけど、親が手伝うのを嫌う上、自分で片付けられないわが子。 本人も本当はぐちゃぐちゃが嫌になっているんだけど、どう整理していいかわからないらしいので、一緒にやるんじゃなくて、一緒に考えることに。 @親がぐちゃぐちゃを構成しているモノを頭の中で分類する。(プリント、おかし、ゲーム、本、みやげ物、切符、電子工作部品など) Aこれらで構成されていることを話し、それぞれを部屋のどこにしまうか話し合って、子供に決めさせる。 B親が「はじめにプリントばっかり集めよう」と言って、プリントだけを集めさせる。(不要なものは出来るだけ勇気を持って捨てるよう指示) 「次はお菓子を袋に入れて・・・、次は本を棚に・・・次はゲームを集めて・・・」と言った具合に、分類ごとに整理させる。 親は手を触れると怒るので見ているだけ。
時間が恐ろしくかかるが、いつかは片付いた。 しばらくするとすぐまたぐちゃぐちゃになるが、1〜2ヶ月に一回、きれいな部屋を経験すること、また、片付けの方法を少しずつおぼえることがメリットだと思う。
キーワード: 一緒に考える 見てるだけ
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[2] 出歩きする生徒への無関心による対処
小学校教員
生徒
ソリューション データ: 授業中、よく立ち歩き教室から出ていってしまう男の子(小1男)に対して、はじめは毎回授業を中断し、見に行き連れて帰ってきて、説教していたが、事態が好転せず、思い切ってその子の出歩きに無関心を装った。すると、だんだん出歩きが減り、席に座っていられるようになった。 また、席に座る時に大きな音をわざと立てるようにしてから座っていたので、注意をしていたけれど、同じように反応をしなくなった。その後その子は行動をやめていた。
キーワード: 無関心
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