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vol 200:神々の場
「カン、俺も一緒に、!。」
「ううん、大樹。呼ばれたんは俺だけや。
大樹は家で待ってて?。」
大樹に笑みを見せてパジャマのスウェット着、
ベッドに横になる。
大樹もまた横に寝だした。
「たい・・じゅ?。」
「肉体とだけでも・・・側に居させて。」
「ん。」
抱きしめる大樹の腕の中、
俺は肉体から離れた。
天界の神に連れられて、遥か上の国。
天界よりも上に昇る。
宇宙の一欠けらに建っている建物。
そこが宇宙の神々の代表が集まる集会場のようなもの。
真っ白い建物の中には数名の神々が高い位置に座っている。
(娘よ・・・。)
父の顔は不安と悲しさでいっぱいやった。
(大丈夫。心配せんでええって。)
他の星の神使いが俺の真横に立つ。
まるで囚人の裁判か・・・。
(そなたの名を申しなさい。)
まるでエコーが強くかかっているように、
神の声が響く。
(地球の神の娘、天の子。)
俺は答えた。
(天の子よ。そなたは今何をしているのです?
我ら神々に逆らうような行動をとっているように見えるが。)
(自分は、正しいと思っていることをしているだけです。)
神々がざわついた。
(正しいとな?
神々に逆らうのが正しいと言うのか。)
違う神が質問してきた。
(そういう意味とは違います。
神々の想いの中で、まずは、自分の目で見、感じ、
ここまで生かして来た生命を、
無にすることで、全て解決するのかっちゅー話しです。)
クソ。
うまく言えん。
(人間が行って来た事で、
地球は滅びに向かっています。
自然の力で滅ぼさねば、
人間同士の争いでは地球自体死んでしまうでしょう。)
(自然?
自然の力?。)
俺は矛盾を感じる。
(悪魔にやらせるのが、自然の力言うんですか。)
宇宙の神々の中に大日如来がいる。
黙って目を閉じてたのに、
俺が矛盾に気持ちが揺れた時、
ゆっくり目を開けて俺を見つめた。
(天の子よ。そなたは人間の今まで行って来た事、
何も変わらぬ事、
地球が人間によって苦しんでいる事、
地球を捨てて、他の星にまで手を出そうとしている事、
これらをどう考えているのです?。)
大日如来が俺に問いかけた。
(最悪やと思います。)
(それでも、人間を救おうと言うのですか?。)
言葉が難しい。
さぁ、どう伝える?
どう話す?
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