恋愛小説「Violet Girl 恋人は紫の夢を見る」
人が人を好きになるということは けして、理ではない だからこそ、奇蹟が人の歴史に受け継がれ 勝利して、ここに...生き残れる なぜなら、どんなに、小さな愛の物語も 垣根を越えて、求め合う 血の奇蹟で結ばれている と思えるからから... |
〜

(小説の内容を 大幅に修正しました。2011.6.18 Hiko・★)
この小説の読み方で注意点
最初は、この恋愛小説は主に、早川武(はやかわ・たける)の心理描写を中心に描かれていますが、ところどろこに
飯田瞳(いいだ・ひとみ)の心理描写が挿入されていきます。
| 早川武(はやかわ・たける)の視点での文章は・・・または勇輝、哲になる予定です (男性中心) | この色■ |
|
飯田瞳(いいだ・ひとみ)の視点での文章は・・・または洋子 女性 (女性中心) |
この色■ |
| 手紙やケイタイの文章は・・・ | この色■ |
| 歌・・・ | この色■ |
| 心の中の言葉 『』で または詩的な文章 | この色■ |
プロローグ
1章 出逢い
第1話 生い立ち
2章 別れ
プロローグ 「真夏のユメの行方」
真夏のユメが 瞬いているゥ〜 夜空の真ん中で
抓った頬の痛さを感じないほど 君が狂おしく微笑む
冷たい噂に 視線を気にする君
もしも君が この街から消えたなら
俺は これからどうし生きてゆけばいいのだろ
見上げた 澄んだ光りに 答えはあるだろか
君は 明日に誰と出会うのかな?
青く 果てし無く続く銀河
小さな 小さな 紫の温もりを 求めあう二人
歩幅を合わて歩いた この夏に
喧嘩して黙っても 今夜の君は息もできない程 綺麗さ〜
このまま 世界が終っても
譲れないこの時を
君と二人 ずっと抱きしめていた おー 俺なのさー
七色の街明かりと闇を超えて
遠く 遠く 離れた 眠りを忘れた海辺
Ohー 引き寄せた肩先から 愛しさが 切なく夜空に散ってきらめく
君の未来に 涙が止まらない
2
真夏のコイが 弾けているゥ〜 夜空の真ん中で
夜風に負けない夕顔のように 君が悩ましく微笑む
頼るものなど 何も無い俺達の絆
もしも君が さようならを口にするなら
俺は これから何に夢中になればいいのだろう
見上げた 澄んだ光りに 答えはあるだろか
君は 明日も俺の名を呼んでくれるかい?
青く 果てし無く続く銀河
小さな 小さな 紫のときめきを 求めるあう二人
潮風のメロディーと 君の痛みが 胸をつめつける
ああー 悪戯な運命も 今夜は君を守って欲しい〜い
このまま 世界が終っても
譲れないこの時を
君と二人 ずっと抱きしめていた おー 俺なのさー
空ろな街明かりの闇を抜けて
遠く 遠く 離れた 眠りを忘れた海辺
Ohー差し伸べた手のひらから 愛しさが 切なく夜空に散って輝く
二人のユメの行方 二度と振り返れない
この星空の果てまで明日も一人なら俺は なんて惨めだけれど
今 俺の横には 大切な君が居る
それはたぶん偶然の奇跡で 二度とないことさ
だから せめて今夜だけは 素直なままの君でいて欲しい
あぁ 君なしで生きれない俺の切なる願いは
昇る朝日の中で 君の手おとり明日を歩むこと
・・・・
第1話 生い立ち
袖口で客席の様子を伺う少女が 俺の目の前にいる。
学生服からステージ衣装に着替えたばかりの、少女は待ち構えている満員の客席のざわめきに
緊張しているのか、深く深呼吸して息を整えた。
側に居て見守っていたステージデレクターから背中を押され、オープニングのアナウンスと拍手の渦巻くステージへと飛び出して行く。
「はい OK」
いきなり、映画監督の野太い声が 撮影現場に響き渡った。
「次は シーン ステージ
よーし リハいってみよ〜
ステージで主題歌を歌う時に、スクリーンに出演者の字幕が流れるからイメージしながら歌ってくれよ
それから、観客役のエキストラの皆さんもスタンバイお願いします。」
スタッフ全員をみまわしから またその力強い声で監督は叫んだ。
「はい カット」
スポットライドを浴びてステージに立った少女は
撮影中にもかかわらず 何か大切なことを思い出した表情で
客席ではなく俺の方に、振り向いて何か言おうとした....
「たける その箱・・・ 」
『えっー 何っー ?』
全てが霧の中に・・・渦巻いて、吸い込まれていく...
☆
タイムセットしたCD「ハルカ」が流れて、現実の世界に舞い戻り、俺は、ゆっくりと薄目開けた。
窓際からの朝の自然光が起き掛けの涙目に差し込む。
『 夢かぁ 〜
ああっ 冷や汗でびしょびしょだ。
洋子、、、洋子と呼んでいいのか不安だけど...
想い出してしまったからだ。
もう、忘れなければいけないのに...。』
洋子は 恋人と聞かれれば、心の奥底に引っかかって素直にイエスとは言えない。
ただのガールフレンドかと言われれば 俺は怒って絶対違うと答えるだろう。
洋子とは 不思議な男女関係だった。
洋子の残像を断ち切り、夢の余韻から 抜け出すために
「よっしゃ〜あぁー」
と気合を入れなおす為の雄叫びあげ、胸の前に握りこぶしをかざして ボクサー気取りでファイティングポーズを身構える。
勢いは止まらず 体温で温もりのある布団を跳ね除け、ベットから飛び起きる。
毎朝の習慣通りにベットの左脇にワゴンテーブルに充電セットしてある・・・携帯を気にかけた。
伸ばした手の袖が捲くれて、剥き出た肌を、朝のヒンヤリした空気が刺激する。
・・メールチェック!
『・・・洋子ーおっとー
そうじゃなくて 瞳から
それもなおさら ありえないしなぁー...
まだ俺の頭は 夢の混乱から覚め切れずいパニックっているのか?? 現実に戻んなきゃ
・・・
? 愛華 からだ』
俺は ケイタイの受信ボタンが どうしても押せない
どうしょう・・・
夢に魘されたせいなのか?
それとも半年ぶりで掛かってきた愛華の電話で
あの夏の出来事を思い出したせいかのか?
額から冷たい汗が噴出し、着メロの「Tell Your World」が頭の中でレーザービームが乱反射する全面鏡の部屋のように
入り乱れて増幅していく
なぜ??
こんなに俺は 苦しむのか
その理由を分かってもらうには
俺の生い立ちから話さなければならないかもしれない・・・
俺の名前は 「早川 武」(はやかわ たける)
今 現在は 19才と言っても誕生日で二十歳になる。
昼間働きながら、 夜は専門学校で デザインの勉強している。
そのことが原因で、睡眠時間は3時間程度の日が日常的になってしまっている。
なぜ、そんな無理しているかって言うと・・・両親が早く死んでしまたからだ。
だから家族は上の兄貴との二人兄弟。
今は 昼間働いてるからいいけど、中学時代は大変だった。
生活費は 兄からの仕送で何とかしなければならなかった。
高校に入学してからは、兄は仕送りをいきなり20%も減らした。
バイトして早く自立するようとの配慮だったに違いない?
バイトのせいもあるかもしれないけれど...
俺は 数少ない友達や部活で過ごすより一人家に帰って、外に出ないで籠もりっきりになることが多かった。
その理由は幾つか有るのが...
まずその中の一つは学校が校則で一年でアルバイトをすることを禁止していたにもかかわらず
日々の生活の為に隠れてバイトで時間を費やしクラスメイトに働いている姿を見られると
大変厄介なことになると当時の俺は 思い込んでいた。
今から考えれは、それは未熟な発想だった。
なんのことはない、担任の教師しなりに相談すれば、いくらでも許可が降りる方法が見つけ出せたかもしれない。
なぜそんな簡単なことを 思いつかなかったのか?
そう それは 俺が家に引き籠もってしまう理由にも繋がっていくのだが...
つまり その・・・俺は分別ある大人との会話が苦手なるくらい、家族の愛情に恵まれなかったことだと思う。
なぜかって...
俺の家族は ちっと悲惨だった。
親父は融通がきかない程まじめだけがとりえ得のような人間で そんな男が
株取引で纏まった資金が、転がり込んできた事をきに
人の下で働くサラリーマン生活が嫌になって、貯めていた貯金と合わせて
惣菜関係の会社を立ち上げて商いをしようとした。
見通しの甘い顧客の販売ルートとセールスのまずさで商売は先細りになり、みごとに失敗してしまた。
お袋は その商売のやり方や今まで勤めていた会社を辞めて自分で新たに惣菜会社を立ち上げる事に関して、
一言も相談しなかつたことを根に持って、親父との信頼関係はだんだんぎ失われていったようだ。
人の隠れた感情を察することに無頓着な親父は そんなお袋の怒りを無視し続けた。
この頃からお袋は 一滴の酒も飲めない親父にかわって夕食が終わって寝るまでの間
隠れてた酒を飲むようになった。
親父は その後は前は元々住宅用だつた二階建ての惣菜工場をパテーションを作り借家に作り変えて
働かずに家賃だけで家族を養い 家の中でアザラシのようにごろごろしている日々が続いた。
お袋の親父への不満は 9才年上の兄への教育に転嫁されてスパルタ教育で
学業の成績には常にトップでありつつける事を兄に求めた。
その反動で、弟の俺には 親としての指導も ほとんど放任され兄と愛情の隔たりは年を追うごとに酷くなっていった。
もちろんお袋の 愛情が 皆無だった訳じゃない、酒を飲まない日は
自慢のカツ丼を作り、俺に優しく話しかけてた日もあった。
運命は女神は その僅かな家族愛も 俺が中学に入学する頃に奪い去ってしまった。
それは また親父が 発端だった。
持病の高血圧が悪化して脳溢血で倒れしまったのだ。
リハビリで回復したが、別な仕事を探して働くことを 拒んだ。
前よりも家の中に居ることが多くなり、お袋はそんな親父の世話が苦痛になってきたらしい。
親父への苛立ちが原因でせストレスが溜まり、陽気だつたお袋は 人が変った。
毎日のように夫婦喧嘩ばかりで、飲酒の量が日に日に増えていった。
やがて毎晩多量に飲まずにいられなくなり、家事を放棄することが、日常的となった。
めいめいバラバラの時間に食事するという事態に至って家の中の家族の絆は最悪になった。
もはやそれは家庭という名の環境に値しないものだと思う。
勉強好きの兄は喧嘩ばかりしている両親との同居が耐えられず
高校三年生の時 家出して一人東京でバイトしながら苦学してキリスト教系の某大学に入学に成功た。
そのことでお袋の飲酒は 益々酷くなり、真夜中に徘徊状態でキッチンドランカーとなりはて
兄は そんな状態になることを予測していたらしく卒業後に地元に帰って働こうとはしなかった。
大学では語学を猛勉強してその才能を生かすべくトップクラスの商社に入社した。
入社して2年で海外出張が決まり、
中央アジア最大の大都市タシケントという ウズベキスタン共和国の首都で仕事をしている。
運命の悪戯なのか、その年に親父が二回目の脳溢血で死亡し
家は アル中状態のお袋と 未成年の俺だけになったが
思春期を迎えようとする俺にとって お袋との生活は生命が持つ若さの輝きを根こそぎ奪い取るものとなった。
先に生まれた者が後に生まれた者の運命を決める・・という権利を
利口な兄は フルに活用してこの難を逃れた。
自分の給料の半分以上を 生活資金の仕送り使い兄は懸命に俺を援助してくれた。
親父が死んでから 一年も経たない内にお袋も 体が衰弱して死んでしまった。
一時帰国した兄は 広い工場後の借家を売り飛ばして 両親の治療代の借金の返済にあて
残った離れの一軒家は俺に譲ってくれてまた仕事先に戻った。
俺はやっと一人という自由を手したが心は 津波に襲われて瓦礫が散在するように 傷ついて
愛情を求めてもがいていた。
当然のように自分に自信を失い異性に対して積極的になれなかった。
一人で住むには広すぎる家に帰っても大した夢や憧れも抱かずテレビのバラエティー番組を見て
一人笑いするぐらい孤独な生活が続いた。
この時の俺にとってガールフレンドを作るなんて同世代の奴らに比べて何倍も大変なことだったと思う。
そんな俺にも 春は訪れた。
中学を卒業して 兄と相談して決めた公立高校に入学して
一人の数奇な運命の瞳という名の少女との巡り合わせが転機となつて 俺の人生を そして性格まで一転させてしまった。