2025年7月1日(火) いよいよ夏期講習
今年も夏期講習会の季節がやってきました。清瀬ゼミでは、すでに夏期講習モードに突入しています。
中3生は、先週説明し配布した
「7月清瀬ゼミスペシャルめにゅ~~」
をこなしてゆき、提出日までに完遂しましょう。
内容を吟味しオリジナル作成したものなので、確信をもって取り組むこと。
中2生は、本日配布した「中2 ゼミオリジナルワーク」を3週間で仕上げましょう。この夏で、中学校生活も折り返し地点です。テンポよく、楽しみながら、綿密に。
中1生は、本日配布した「中1 ゼミオリジナルワーク」を3週間半で仕上げましょう。中学生として初めての夏休み。集中して、落ち着いて、手際よく、丁寧に。
2025年7月1日(火) テレビCM
大学生時代のアルバイト体験談コーナー??
今回は「テレビのCMに出演」した時のアルバイト体験談です。
某メーカーのCM出演のために撮影所へ向かった。早朝6時のことである。広告代理店の人や共演者との挨拶の後は、何故か全員でラジオ体操、そして早速撮影開始。
CM全体の完成像は撮影監督の頭の中のみにあるようで、出演者は細かい指示に従って動く。そして何が大変かと問われたならば、待ち時間が長いことだろう。数秒の1シーンを撮るのに数カットを費やし、イメージする画像が撮れるまで、とにかく待つ。
でも待たされるとは少しも思いませんでしたよ。プロの仕事ですからね。撮影終了は夜8時!でも楽しかった。
そうです、物事は楽しみながら行動すれば、何だって自分のためになるものなのです。
2025年7月1日(火) この物語はフィクションです
運動会
僕のクラスは、来月の運動会へ向けて、クラス対抗リレーの選手を決めるための話し合いをしました。リレーの選手は各クラス4名ずつです。午後の部の最終競技ということもあって、毎年の運動会でも1番盛り上がります。
前々から、運動会の花形であるリレーの選手を夢見ていた僕は、張り切って立候補しました。しかし、残念ながら選手にはなれませんでした。なぜなら、クラス1の俊足、陸上部で短距離走のエースである俊太郎君が、みんなの推薦を受けて選ばれたからです。
僕は、残念な気持ちを抑えきれませんでした。しかしクラス優勝が目標であるので、ここはひとつ、選ばれた俊太郎を全力で応援しようと決めました。
選ばれた4名は、バトンの受け渡し練習にも余念がありません。この調子でいけば、クラス対抗リレーは僕たちのクラスが断トツの1位となること、間違いなしでしょう。
走れ!!
運動会当日がやってきました。クラス対抗応援合戦は、かつてないほどの熱気に包まれました。競技の点数も接戦が続き、勝負の行方は午後の部の最終競技「クラス対抗リレー」にかかっている状況になってきました。
いよいよ「クラス対抗リレー」の時がきました。A組のアンカーを務める俊太郎が先頭でテープをきれば、クラス優勝が決定です。
「位置について よ~い!!」
スタートの号令とともに、第1走者達は、一斉に飛び出しました。続く第2走者、第3走者と大接戦です。そしてバトンを受けたアンカーの俊太郎は、第1コーナーから直線コースへ出たところで、一気にトップへ躍り出ました。
「よし、勝てる!!」
応援しているクラスの誰もがそう思った時に、予想外の出来事が起こりました。第2コーナーを曲がったところで、俊太郎が派手に転倒してしまったのです。慌てて起き上がろうと焦る彼の横を、後続のランナー達が次々と追い抜かしてゆきゴールしました。
逆転優勝したB組のアンカーの周りには、クラスメイト達が集まって大盛り上がり。一方、ようやく起き上がった俊太郎は、ただ茫然と立ち尽くすのみです。
よろよろと立ち上がった俊太郎は、意気消沈した表情でゆっくりと歩き始めました。そしてゴールラインへ向かうことなく、コース途中から退場しようとしたのです。リレー競技は終了し、もう誰も俊太郎のことを見ている人はいません。
その時、応援席にいた僕は小さな声でつぶやきました。
「走れよ・・俊太郎」
なりたかったリレーのアンカーを俊太郎に譲ったのです。
転倒してしまった俊太郎は本人なりに、期待に応えられなかった申し訳なさや、照れくさい気持ちもあるのだろう。けれども・・ここで途中退場していいのか?
僕はもう一度、今度は大きな声で叫びました。
『俊太郎ぉー!! 走れっ! 走れぇー!!』
その声に、はっと顔を上げた俊太郎は、誰もいないゴールラインへ向かって猛然と走り出しました。競技は終わっているので、孤独な疾走です。けれども俊太郎は全速力で走り抜けました。
おしまい
全速力で走ることができる機会って、ほんの一瞬です。
「どうしてそこで立ち止まってしまうのだろう」と、周りの誰もが思う状況でも、渦中の本人は意気消沈し、立ちつくしてしまうということは多々あるものです。
そんな時、まわりで声をかけてくれる人がいたならば幸運です。それが自分にとって正しいかどうかは、本人が判断すればよいのですから。まずは、他人の意見も参考に自省して前を向くことができれば、また走り出せます。
「なぜそこで立ち止まるんだ? 走れっ!!」
と思うことは、ゼミでもよくあります。でもそんな時にゼミでは、こちらの考えを無理に押し付けることは、あまりありません。むしろ、全体へのアドバイスとして、さらっとお話しします。
そこで「はっと顔を上げて、自ら走り出してくれれば」といつも思っています。