2022年8月26日(月) Because
~あるゼミ生の夏休み日記(フィクションです)~
ゼミの22日のブログに『Abbey Road』って出てきたけど、アーチストの名前かな。それとも作品名かなと思って調べてみたら、古い名盤であることが判明した。試しに聴いてみた。その中の1曲「Because」に不思議な共感を覚えずにはいられなかった。
Because the sky is blue , it makes me cry・・・
blue がcloudyでは伝わらないし、cryがshoutでもhappyでも伝わらない。blueとcryの対比が心に響く。
あんなに空は青く晴れ渡っているのに・・その青さゆえに、いっそう今の気持ちは・・・名盤の名曲であることが理解できたような気がした。
そんなことを考えているうちに、夏期講習は打ち上げとなった。この夏の講習で学力は確実にアップしたとゼミでは言われた。そうだと思う。では秋の風鈴とやらを楽しみに、また2学期も楽しくいこうかな。小さな出来事でも空の色は変わる。
道端の木々でカナカナが鳴いていた。見上げると蝉と木々の上に大きな空が見えた。何色だったと思う?
2022年8月22日(月) 風鈴②
リン リン リン
夏期講習初日から涼感ある教室にしようとしていたが、なぜか風鈴は届かなかった。
「まだガラス細工を膨らましているのかな?」
講習日程が進むにつれて、徐々に教室内の携帯扇風機の数が増していき、その後お盆休みに入った。
「まだガラス細工に装飾を施しているのかな?綺麗な模様だといいな」
何事に対しても鷹揚に構える特質を持つ、清瀬ゼミなのである。
やがて昼間の蝉と夕方の虫の鳴き声がAbbey RoadのSun Kingイントロのごときハーモニーとなり始めたころ・・・そうです。ついに本日、風鈴が教室に届いたのです!!
遅めの鈴の音が夏期講習のハードさとの対比と相まって、涼し気に聞こえたような気がしました。どうして気がしたという表現ですって?教室内では風鈴は鳴らないのだよ。
あっ、換気はいいですよ。風通り抜群。「これじゃあ、ほぼ屋外教室ですよ!」という意見が出たくらい、ドアや窓は全開放の換気状態ですからね。
風鈴を壁に装着したからね。ん?
いいんです、涼感は気分で味わうものですから。
秋の教室風鈴、楽しもうではあ~りませんか!
リン リン リン
2022年8月18日(木) 風鈴
リン リン リン
黒鍵のみで奏でられたE♭mがごとき音に誘われるようにウッドテラスに出てみた。太陽から吸収した熱がデッキの足元から伝わってきた。
部屋の中から見るとは別世界の海が、潮風とまみえながら遠くに浮かんでいた。真昼の星空の様相を呈したプリズムに満ちた海の上には、プルシアンブルーの真夏の空が広がっていた。
デッキチェアーに腰掛け、もう一度プリズムをかえりみた。
リン リン リン
繊細なガラス細工の風鈴が、涼しげに揺れている。
そんな涼感を求めて風鈴を教室に飾ろうとしていた夏期講習だが・・・風鈴なぜか今だ届かず !
何故?宅急便?品薄?
まあ秋の風鈴になっても風流かなと、自己完結の残暑なり。
2022年8月11日(木) 自習室
Summertime, time, time!
と某ブルース歌手のシャウトが鳴り響きそうな夏の太陽が続きます。
それでも元気に夏期講習に参加するゼミ生の皆さんは、まさに意気軒昂ともいえる勢いですね。
中3生は「自習室」を有効に活用できていました。夏期講習のゼミ中3生の自習室利用率は100%!
開始時間と同時に自習室が埋まっていく様子は、今年の中3生の勢いと自覚を映し出しているとも言えますね。
2022年8月2日(火) あかね雲
開け放された塾の教室の窓からは、あかね雲が夕日に照らされていた。
植物のあかねの根からとられた染料の色から名付けられたからだろうか。どこか芸術的心情を映し出したがごとく、私に語りかけてくるようだった。キミは何を道しるべに歩んでいるのかと。
今年の夏は始まったばかりだ。中学生の私は、塾の教室と自宅との往復以外、あまり外出の機会もない。前へすすんでいるのか、それとも足踏みしているだけなのか。それでも自分自身に確信を持とうと言い聞かせながら歩んでいる。
ふと窓の外の芸術に視線を戻すと、あかね雲はその姿かたちを変化させていた。森羅万象、不変は存在せず、いかなる環境でも、心持ち次第でその解釈も変化するのではないか。
そんな風に哲学的思考を巡らせていると、教室の前のホワイトボードからのメッセージに気づいた。
「窓の外の薫風よりも、机の上のテキストを早く仕上げましょう!」
えへへ!現実はいつも厳しいのね。
そんなゼミ生もいるのかもしれないなあと思いを巡らせながら、今日も夏期講習は進むのである。
2022年8月1日(月) ケロリンリン
ドアを開けると足元にケロリンリンがいた。
ケロリンリンとは私が名付けたカエルさんの名前だ。ドアの前の足元の定位置にしばしば現れ、じっとこちらを仰ぎ見ていることが多い。やあ、おはよう。はやくお家へ戻ろうね。そう無言で語りかけると、ケロリンリンは一声お返事をして草むらへ帰っていった。
実はこの定位置にはさまざまな生き物が登場する。カブトムシやイモリなどもまったく同じ位置にいてこちらを見上げてくる。
もう慣れて驚きもしないので、そのたびに名前を呼んで無事を願う。
今年も猛暑なので、少しは「すだれの影」で休んでみてはどうかな?ゆっくりとした時間の経過とともに、すだれの影が少しづつ動く、そんな夏のひとときを味わえるよ。
2022年8月1日(月) 水分補給
水分補給をすると、水はどのくらいの時間をかけて体の隅々まで届くのでしょうか。心臓・腎臓・肝臓には20分、皮膚には10分、そして脳には1分かかるといわれています。
「足りないと感じる前に水分摂取」といわれるのは、ここに理由があるのですね。また、体内の5%の水分が足りなくなると「熱中症」や「脱水症状」になります。
連日の猛暑ですので、しっかりと体調管理をして夏期講習に臨みましょう。