2022年 3月17日(木) 春期講習受付中!
春期講習受付中です。
3月授業に参加している人は、春期講習の申し込みは不要です。
春期講習からの参加を希望する方は3月25日(金)が最終締切です。
すでに満員となっているクラスもありますのでご了承ください。
2022年 3月13日(日) 再現②
~卒業する中3生へ・ラストメッセージ~
薄紫の舞いは前触れだった。
天空からの日差しは容赦がなかった。
枯葉を踏む足跡は夢と現実の狭間だった。
雪の花は心に降り積もった。
その中で1年を歩んできた。
いくつもの言の葉は、紡がれた時を置き去りにしがちなものだし、それがさだめで儚さでもある。
でも真剣に取り組んだ自分自身を、いつの日か思い出す時がくる。
かざし草は咲き誇り、薄雲が静かに泳ぐ・・・・
穏やかで何気ない日常が、何とかけがえのない日々だったのか。
どうしてその前触れにだれも気づかなかったのか。
文明とは、人間とは、自然とは、かくも儚いものなのだろうか。
でも人の心は自分が思っている以上に温かく強い。
この1年間に勉強してきたものは消えない。
中学校卒業後も、あまたの人間や社会現象の中で生きていくことになるでしょう。時には何を信じ、何を道しるべに歩いていくべきか模索する時が来るかもしれません。そんな時には中3の時に、どこかで聞いた言葉がヒントの1つになるかもしれません。
宝物は、思いのほか自分自身の中に眠っているものですから。
2022年 3月8日(火) 二者面談
昨日より新年度授業がスタートしました。
各学年とも、初日は「清瀬ゼミ生としての心構え」としてのお話しに時間を割きました。皆さん真剣な表情で聞いてくれましたね。抽象的な項目もありましたが、各自が自分の事として受け入れられたかどうかが重要です。
さて、来週には新中3生と新中2生を対象にした「2者面談」を実施予定です。より内容の濃い授業となるように、皆さんの希望を聞き、そしてゼミからのアドバイスをお伝えしていきます!
2022年 3月6日(日) 合格者体験談??
毎年この時期、入試を終えたゼミ中3生から「合格者体験談を書きます!」との申し出を受けます。本当にありがとう。
でも「どこに出すの?」と聞くと、笑って納得してくれますね。
清瀬ゼミは宣伝ゼロの塾なので折り込みチラシなどは出しませんし、このブログもゼミ生に向けて書いています。つまり、
『清瀬ゼミは合格者体験談はどこにも出しません』
~〇〇高校合格!!〇〇中学校〇〇さんの体験談~
私は〇〇高校に合格しました。清瀬ゼミは無敵最強です。
それから・・・
ははははは・・・・・こんな感じですかね。
これを私たちが自分で発表するのですよね。
この生徒が今年の代表になるのですかね?
それは無理。
中3生には度々「勉強にゴールなど、はじめから無い」とお話ししてきました。
結果がすべてではない。
特定のだれかが清瀬ゼミ代表ではありません。
清瀬ゼミを卒業したひとりひとりが、そうです清瀬ゼミの皆さん「全員」が清瀬ゼミの誇らしい代表です。
皆さんこそが無敵最強。
2022年 3月5日(土) 再掲載
昨年(2021年)3月2日のブログ記事(削除済み)を再掲載します。理由は7日(月)か9日(水)の新高1高校準備講座でのみ説明予定。
なお、物語の登場人物は、ゼミ生でも卒業生でも実在する人物でもありません。念のため。
実は削除した記事はもう無いので、記憶をもとに再現しました。
~時計①~
「明日、お母さんの腕時計貸してくれないかな。」
私のそのひと言が、母との言い争いの発端だった。高校入試前夜。
私が持ち物を準備しながら何気なく放った言葉に対し、母は間髪入れず「なぜ?」と言った。「前夜に言ってるようじゃ、そんなものは不要だね。腹時計でも頼りに試験を受けてきなさい」
冗談かと思ったが、母は譲らない。
「明日は第1志望校なのに、そんなこと言わないでよ!」
結局借りることはできないまま、その晩は床についた。
我が家の家計は、母がひとりで支えている。あの腕時計を腕に巻いて朝早くから仕事へ出かける。私はそんな母を尊敬している。確かに母にとって、あの腕時計は特別な存在だ。盤の裏に刻まれた文字には、母の想いが込められていることも知ってる。いつだったか、母は私たち母娘のことを戦友と言った。でもまだその時の私には理解できてなかった。
翌朝起きると、母はすでに仕事に出かけていて会えなかった。私はひとりで朝食を済ませ、高校入試へと臨むべく玄関で靴を履いた。鞄を取ろうと手を伸ばし、私は驚いた。
私の鞄の取っ手には、合格祈願のお守りと母の腕時計が巻いてあった。お母さん・・。
「行ってきます」私は無人の部屋へ黙礼した。
~つづく~
~時計②~
私は母の大切な腕時計を試験会場に忘れてきてしまった。母の心を蔑ろにする言い訳の利かない大失態だ。試験会場へ戻り、係りの方に息を切らしながら尋ねた。
「すみません、腕時計の忘れ物はありませんでしたか。シンプルな文字盤だけの古い腕時計です。茶色の革バンドは擦り切れていて、盤の裏には文字が・・母にとって大切な文字が刻んである・・母の大切な腕時計なんです。」
その晩私は、申し訳ない気持ちを胸に、何とか手元に戻ってきた時計を返した。すると母は驚愕のひと言を放った。
「お前、腕時計忘れたり落としたりしなかったかい?」
私は母の千里眼に凍り付いた。「どうしてそれを・・」
ひと呼吸おいて母は続けた。
「大切なことを見失うと、人は自分の事しか目に入らなくなる。きっとお前は何かを忘れると思ってた。」
すみませんでしたと私は素直に謝った。
「お母さんはね、お前がいつも健康で、自分らしい高校生活を送ってもらえればそれが1番嬉しいんだよ。お前はこの1年間、いろんなことを考えながら、一生懸命に勉強してきたんだろう?それが1番大切。結果が第1希望校だろうが第5希望校だろうが、それは単なる試験結果。お母さんはお前を・・戦友を認めているよ。」
そして腕時計を私の腕に巻いてくれた。
「これはお前にあげる。高校生活で何かに迷いそうになったら、この腕時計を見なさい。何が正しいのかそれを見て判断しなさい。」
「お母さん・・わたし・・ありがとう。大切にします。でも・・お母さんは仕事の時、これが無かったら困るでしょう?」
「ははは!大丈夫。お母さんには・・腹時計があるからね。」
まだまだ母には勝てない。
~おしまい~
2022年 3月1日(火) 2022 高校合格結果
本日、都立高校の一般入試合格発表が行われました。
清瀬ゼミ生は、最難関の都立国立高校に3年連続合格率100%
(8名受験し8名合格)をはじめ、以下見事に合格となりました!
【都 立 高 校】
🌸国 立 高 校
🌸国 立 高 校
🌸小金井北高校
🌸小 平 高 校
🌸井 草 高 校
🌸井 草 高 校
🌸井 草 高 校
🌸清 瀬 高 校
🌸清 瀬 高 校
【私 立 高 校】
🌸錦城高校(特進)
🌸錦城高校(特進)
🌸錦城高校(特進)
🌸明法高校(GSP特進)
🌸明法高校(GSP特進)
🌸狭山ヶ丘高校(Ⅰ類)
🌸麹町学園女子高校
🌸芝浦工業大学附属高校
🌸拓殖大学第一高校(進学)
🌸拓殖大学第一高校(進学)
🌸豊島学院高校(特進)
🌸豊島学院高校(普通)
🌸武蔵野大学高校(本科)
~清瀬ゼミ中3生の皆さんへ~
お疲れ様。そして清瀬ゼミ卒塾おめでとうございます。
疾風怒濤の1年間を純粋に走り切りましたね。
謙虚で、誠実で、誇り高く、全力で物事を考えられる清瀬ゼミ中3生の皆さんです。今日から、そしてここから皆さんの新しい道がまた始まります。
私たちは皆さんの未来の日々を、これからも陰ながら応援します。
~1年間を振り返って~
今年は私立高校を第一志望にする人が、昨年・一昨年以上に増えました。
またこの1年間は、中3も含め、クラス定員を「一気に半数以下」に設定しました。
2~3人掛け机に1人ずつ着席。
アクリル板とセンサー検温器とセンサー手消毒、開け放しの窓、無言の会話に・・・
異例づくしの出来事や厳しい制限の中、すべてのゼミ生皆さんとお家の方の協力をもって、年度末を迎えることができました。
ありがとうございました。
~ 絆 ~
本日は「ゼミ卒業生」が次々と突然現れ、久しぶりの再会となりました。彼ら彼女ら共通の第一声は
「今年の中3生も立派な清瀬ゼミ生として卒業ですね」
「清瀬ゼミの後輩が気になって、ちょっと寄ってみました」
大人になっていく皆さんの、優しい心を感じました。
みんな、ありがとう。
2022年3月1日(火) 心象風景
3月1日前夜、それは丑の刻の幻だった。
ふと目を覚まし天井を見上げると、漆黒の宙に淡く白い影がゆらゆらと踊っている。
「でっ!出た!」
布団を頭までかぶり
「こわくなんかないぞなもしかして」
と独り言つぶやくこと2回半。こうなったら、消えてくれるおまじないだよワトスン君と鋭く機転を利かせた。
「テクマクマヤコン消えなさあ~い」
と唱えるも、Z世代のお化けには理解不能と気づき
「鏡よ鏡よ鏡さん、午前0時を過ぎたら・・かぼちゃになるぞな、消えなさあ~い」
違う。ガラスの靴はサイズが合わないかな。
「ひかえ~い!この紋所が目に入らぬか、消えなさあ~い」
違うかもしれない。時代劇の再々放送か。
「お~ロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」
違う。かなり違う。
「あれは、朝日の矢に応えるひばりのさえずりよ。いえ透明な孔雀とニワトリのデュエットだわ。おはようさん。そしてごきげんよう」
違うかどうかわからなくなってきた。
電気を付けたら「加湿器の煙」がゆらゆらと揺れていた。
3月1日前夜、それは丑の刻の幻だった。ん?
2022年 3月1日(火) 蒼の詩
暁月夜に 目覚むれば
幼きころぞ 偲ばるる
双手にすくいし 月影よ
浮身を窶す 蒼の時
無窮 真砂に もとおれば
弦の如きと 思わるる
天空瞬く 星屑よ
追いては遠き 蒼の詩