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2022年4月20日(水) 暗記学習の極意
        
暗記学習において、効率の良い暗記法は2つあります。


1つ目は春期講習でお話しした通り「脳の特徴」を活かした方法です。これを知っているか否かによって、結果には相当の違いが出てくるでしょう。

勿論、ゼミでは授業内に何度か具体的に説明しましたので、既に実行している人が多いですね。


2つ目は「意味付け」を加えた暗記方法です。例えば中3生の春期講習では「歴史のオリジナルプリント」を学習しました。清瀬ゼミが独自に作成した意味付けプリントの1つです。


清瀬ゼミ作成のオリジナルプリントは地理や公民用は勿論のこと、全教科用意してあります。ゼミ生だけが手にできる教材ですね。有効に活用していきましょう!






2022年4月13日(水)  24×36mm

現在、カメラといえばデジタルカメラのことを指しますが、かつては長らくフィルムカメラが主流でした。20世紀初頭に画面サイズが24×36mmのフィルムを使う35ミリ版カメラが発明されて以来、全世界に普及しましたが、1990年代にフィルムサイズをより小型化したAPS版を経て、21世紀になるとフィルムはデジタルカメラに主役の座を譲りました。


絞りや感度に気をつかって撮影していた頃に比べ、今ではスマートフォンでも気軽に写真が撮れるようになりましたが、ファインダーを見てじっくりとピントを合わせるのは、趣がありました。


動画もかつてはフィルムが主流でした。8mm映画を作成したこともありますが、撮り直しができないため、撮影はすべて1回勝負。編集は手作業で切り貼りし、アフレコをして仕上げます。すべてデジタル化された今の技術は素晴らしいのですが、アナログの味わいも他に代え難い魅力がありますね。


さて・・・長々と「アナログの趣」について書きましたが、それには理由があります。


技術の進歩・スピードにはめざましいものがありますが、人間がその進化の速度に常に追いつけるとは限りません。状況によっては、その技術にとらわれてしまって、肝心のことが疎かになってしまうかもしれないというリスクもあります。

それには勉強も含まれます。デジタル化された方法よりも、脈々と引き継がれてきたアナログ学習法が、個々人の能力を大きく引き出すこともあるのです。






2022年4月6日(水)  Drive My Car        

「Drive My Car」がアカデミー賞で受賞したらしい。原作者はその昔、小説「ノルウェイの森(Norwegian Wood)」を発表しました。緑と赤の上下巻を、何回も読んだ記憶があります。
「Drive My Car」も「Norwegian Wood」も同じビートルズの「Rubber Soul」の収録曲名なのは、関係あるのかな?

ところで以前、ゼミスタッフ&卒業生でバンドを組んでライブをしたことがあります。その時にもRubber Soulの収録曲を演奏しました。ピアノ・ドラムス・ギター・タンバリン・マラカス・・・2か月くらい、ず~っと練習していました。作詞・作曲もして自ら演奏するのは、なかなか楽しい経験でした。

「そんなこと練習している暇があったら・・・」
というご意見、ごもっとも。

しかし、この年もまた清瀬ゼミ生は「合格率100%」だったのだよ、明智くん。






2022年4月1日(金) 見事!           

春期講習も佳境に差し掛かった昨夜のこと。

難し~い内容を「簡単だ!」と思い込みながら勉強していると、突然の地震!「揺れてる!」という授業中の新中3生の一言の後、「机の下に!」の掛け声から1秒後には全員机の下に。「まだ揺れてる?」の問いかけに、数人が「まだ!」

揺れがおさまってから全員が避難し始め、教室が無人になるまでの所要時間は、なんと1分20秒! 流石清瀬ゼミ生!お見事。

以前行った避難訓練の成果がみてとれました。






2022年4月1日(金) キャンバス           

油絵を描くとき、まずは真っ白なキャンバスを用意します。最初にデッサンし、下書きを完成させます。次に油で溶いた色を少しずつ重ねていき、考えている構図や色彩に近づけていきます。重ねた色は、一度塗りした時よりも、より深みを帯びた色彩を醸し出していきます。

ゼミでの学習もまた、油絵を完成させる手順に似ていると思っています。新学年授業最初に渡したゼミのテキスト類には何も書き込まれていませんよね。白紙のキャンバスに色彩を重ねていく作業のように、1つ1つ学習を重ねていきます。出来上がった作品の質を上げていくのは、自分自身の努力と工夫なのです。





2022年4月1日(金)  卒業式            

~この物語は実在する人物とは関係ありません~

『中学校の卒業式に出席できなかった私は、ひとり校長室で卒業証書を受け取った。僅かばかりの実感と、陽炎のような現実の狭間を通り抜けたようだった。私のために時間を作ってくれた恩師に感謝しながら、ロッカーに残された私物を取りに、ひとり教室へ向かった。

卒業式では、皆泣いてたのかな、それとも笑っていたのかな。
私の友人たちは明るい性格の人が多い。きっと皆で笑って卒業式を味わい、思い出を語り合ったに違いない。今となっては想像の域を出ないけれど・・。

ロッカーから荷物を取り出し、廊下の窓から何気なく中庭を見た。そういえば入学したてのころ、あの中庭の木の前で笑いあったことがあったな。何がおかしかったのか忘れてしまったけれど、でも皆と一緒だったから笑えたような気がする。

誰もいない教室に入ってみた。今日がこの教室に入る最後の日となる。前から4番目の自分の席に座ってみた。隣には1番の親友が座っていた。いつも私を気遣ってくれていた。ありがとう。直接言いたかった。
斜め前の席の子には、最後までごめんねの一言が言えなかった。ごめんね、あの時私言い出せなかったんだ。

同級生たちは、もう誰もがこれから入学する高校生活のことを考えていることだろう。今、後ろを振り返っているのは私だけかもしれない。

その時、ふとどこかできいた言葉が舞い降りてきた。

「満開の桜咲き誇る春、寒桜凛とした頃忘るるなかれ」

校舎を出て振り向くと、私たちの校舎が手を振っていた。』




2022年4月1日(金)  スイーツ5部作       

5年も6年も前に書いたブログ記事を、記憶をもとに再現するのに苦労しないのはなぜ?
リクエストが多かった・・・・「スイーツ5部作」
↓↓
スイーツの日① 
昨日はブルーベリーチーズケーキを食べようと思った。
理由はいくつかある。

人は行動するのに理由を見つけたがるものだ。
昨日は3月12日で、3(スリー)1(いち)2(ツー)で「スイーツの日」だったからである。また広告に載っていた写真があまりにもおいしそうだったという理由もある。

そしてブルーベリーに含まれるアントシアニンやルテインは、アスタキサンチンなどとともに、目の健康にも良いとされているからだ。目の組織を活性化させるのだ。
意外と食物繊維も多く、抗酸化作用もあるときいたことがある。
だからブルーベリーチーズケーキを食べようと思ったのだ。


しかし、カロリーの高さや糖分の取り過ぎにも注意すべきだ。
「智者の慮は必ず利害に雑う」
という言葉もあるように、物事はプラスとマイナスの両面から対応すべきなのだ。
食事は初めに口にしたものほど吸収率が高いという説もあるので、糖分の多いケーキなどはデザートなのかもしれない。


そこまでブルーベリーチーズケーキのことばかりを考えていたら、もう食べたような気になってきた。そして・・夜寝る前に気づいた。

「結局食べなかった」       

スイーツの日②    
ブルーベリーチーズケーキを買ってきた。
「スイーツの日①」の続編であることは言うまでもない。


ふふふふ、自然に笑いが。私が買ってきたブルーベリーチーズケーキは今、冷蔵庫の中で来たるべき時を待っている状態だ。
どうしてすぐに食べないのかですって?
「迂を以って直と為す」

ということなのだ。一見まわり道に思えても、目的地に着いたときに達成感があれば、それは近道ともいえる。つまり、音楽もスイーツも期が熟すのを待ってから味わうことによって、さらに深みが増すというものなのだよ。ふか~いのだよ。


ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、目の健康にとっても有効だ。目は光の刺激を受けると、ロドプシンという物質が分解や再生をしていく。このロドプシンの再合成を促すのがアントシアニンだ。目の細胞へのダメージを防ぐといった方が分かりやすいだろうか。


1回の食事における糖分摂取量は20gまでがよいともいわれている。スイーツを優先するか、はたまた糖分摂取量を優先するか。「智者の慮は、必ず利害に雑う」という考えからは、若干の考慮も必要かと思われる。しかしスイーツの日という観点から許されるだろう。まあいい。そろそろ食べることにしよう。


ん? ん?! 無い! 無い!!
さっきまで確かに冷蔵庫の中にあったはずなのに。

誰だ?わたしの大切なブルーベリーチーズケーキを食べたのは!いや、ここで慌ててはいけない。わたしは焦ってなんかいないぞよ。少しも焦ってなんかいないぞよ。  

スイーツの日③    
ブルーベリーチーズケーキを買ってきた。
スイーツの日①②の続編であることは賢明な読者のあなたであればお気づきだろう。


ふふふ、笑いが止まらない。なぜかですって?決まっているではないか。たった今、買ってきたばかりのブルーベリーチーズケーキが真っ白な箱の中に入っているのだから。


1度目は考えすぎて食べずに終わってしまった。2度目は余裕を持ち過ぎた。さて今回は3度目だ。3度の飯よりスイーツの方が・・じゃなかった、3度目の正直とまでは言わないが、同じ轍は踏まぬということだけは誓おう。
人は経験と反省から多くを学ぶ。
それが進歩でありスイーツだ。ん?

ブルーベリーの中でも、アントシアニンと呼ばれるポリフェノールを豊富に含むのがビルベリーだ。ビルベリーは、中まで濃い紫色で染まっている。

ブルーライトにさらされる機会が増えた現代社会では、目の健康にとっても優れた食材であることは既に述べた通りだ。


まあよい。そろそろ食べることにしよう。
待たせたな!ブルーベリーチーズケーキよ!


白い箱の蓋を開けてと・・・ん? ん?! 
無い!  無い!  無い!!
さっきまで確かに箱の中に入っていたはずなのに!  

どういう事なんだ?        

スイーツの日④    
ブルーベリーチーズケーキを買ってきた。しかし忽然と消えてしまった。


「ブルーベリーチーズケーキおいしいですよね」
ケーキ屋さんで、お店の方にそう言われた時に、白い箱の中に入っているブルーベリーチーズケーキを目視した。間違いない。

なぜなら
「いやいや、たのまれて買いにきましたので、自分で食べるのではないのですよ」
などと不要な言い訳をしたのはつい先ほどのことなのだから。
帰ってきてテーブルの上に置くときには、箱の中に確かな手ごたえも感じていた。

あの重みで中が空っぽということはありえない。この部屋の中には自分しかいない。

そうだ、これはよくきく「密室トリック」に違いない。

どこかに気づかぬわずかなトリックが隠されているはずだ。
そうでなければ同じ轍はふまぬというポリシーは・・。


このトリックを見破る推理力があるならば、ぜひご教授願いたい。
しかし、灯台下暗しとはよく言ったものだ。思わぬ形で物語は完となりうる。


その答えは・・・下の記事を読まれよ!


お弁当(スイーツの日⑤ 解答解説編)   
昔あるところに、おじいさんとおばあさんが仲睦まじく暮らしていました。

おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へお洗濯に出かけました。


ひと仕事の後、お昼時になりました。おじいさんは、山の中腹でお昼ごはんを食べることにしました。おじいさんは、おばあさんが作ってくれるお弁当を毎日楽しみにしていました。心を込めて作ってくれるお弁当は本当においしかったからです。


「どっこらしょ」
腰かけると、楽しみにしていたお弁当の蓋を開けました。
ところが・・お弁当箱の中には何も入っていません。
「はて、どうしたのだろう。おばあさん、めずらしく中身を入れ忘れたのかのう?」
しかし今朝、麦飯の上に海苔と梅干、そして山菜などが入ったお弁当箱を目にしています。「空っぽの弁当箱を持ってきてしまったようじゃ。まあ、そんな日もあるだろう」
おじいさんは、そう思い、お弁当箱の蓋を閉めました。


家に帰ってからのことです。
「今日は間違えて空っぽの弁当箱を持っていってしまったらしい。いやいやおはずかしい」
すると驚いたのはおばあさんの方です。
「あら、おじいさん。今日も山菜の弁当を詰めましたよ」
おじいさんはお弁当箱の蓋を開いてみました。

確かに中身は空っぽです。
するとおばあさんは大笑いしながら言いました。
「あらあら、蓋の方に全部貼りついていますよ」

見ると、ご飯もおかずも全部「お弁当箱の蓋に貼りついている」ではないですか。
2人は仲良く大笑いしましたとさ。   ~おしまい~


「こんな事をブログに書いてる暇があったら・・」
というご意見ごもっとも。
しかし、この年、清瀬ゼミ生は「合格率100%」だったのだよ、明智君。