vol 139:誕生日







6月6日。

それは、サタン、悪魔として生まれた日。

天界から追放され、サタンになった記念すべき日。

そう。

僕の誕生日。





『イエス様、おめでとうございます。』

『イエス様。』

『イエス様。』

イエス・ブロッドの誕生日でもある66の日。

イエスとして祝われる。

僕は祭壇に立ち、

『僕は、主と同じ名と力を持つも、
我々の敵でもある、サタンの日に生まれました。
しかし、僕は惑わされる事なく、
その名に恥じぬ行いをしています。
ですが、サタンもまた、悲しき者。
僕は神の子の名を持ち、悲しきサタンの生まれた日を、
誕生日に持つ。
そして・・・皆に教え楽園に導く為にこの世に生を授かった。』

人々はざわめき、

歓声と拍手、そして啜り泣く声。

父は言う。

お前を誇りに思うと。

実際の子は悪魔に魂を売った醜い子とも知らずに。






さぁ、

僕を祝う世界中の神に祈り、

神に助けばかりを求める愚かな人間。

この日を憎む時はどんどん近付いてるよ?。

フフフ、

楽しみだ。











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