vol 123:こんな日も








「大樹~、俺外に出たくないんやけどぉ~。」

久々に2日休みで家に居るカン。

ベッドでゴロゴロしてるカンの腕を引っ張る。

「だって、休みだよ?
せっかくの休みだし、やっとカンと二人っきり!。」

俺、気持ち高ぶってます。

「だ~か~ら~、家でのんびりしとこうやぁ~。」

「それは明日!今日はデート!。」

「えぇぇぇぇ!。」

ブーイングするカン。

今日は弥勒も出かけてシロは案内人。

数少ない二人きりの時間。

頭を掻きながら体を起こして仕方ないと言わんばかりに、

着替えをする大好きな愛しい人。

家を出て車でドライブ。

「で?どこに行くん?。」

「ごちゃごちゃしてる所は嫌でしょ。」

「うん。」

高速を走って2時間程の場所。

「うわ~!スゲ~。」

そこは花のテーマパークで、敷地も広いから、

人が結構居ても気にならない。

季節の花が咲いていて、

池に桜が映るようにされていたり。

「大樹、あそこ!何あれ!チューリップすげー!。」

カンはすごく興奮していて、

子供みたいにはしゃいでは、花に顔を寄せる姿は大人で。

ベンチに座ってソフトクリーム。

「なんで大樹いらんの?。」

「ん?。」

「ソフトクリーム。」

だって、

「じゃ、頂戴よ。」

「・・・。」

カンのソフトクリームを舐めとる。

コレがやりたくて。









散々広い敷地内を歩いて疲れたんだよね、きっと。

助手席で涎を垂らして寝てるし。

こんな日も有ってもいい。












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