[38] 独りでいると不安な自分を解消するには?
自分
ソリューション データ: 昔誰かがいないと不安で不安で仕方がなかったのですが、今は一人で海外にも行きます。まず手近な公園やカフェ、マクドナルドでコーヒー1杯を飲むことから始める。慣れてきたら、映画や買い物に行ってみる。家出電話を切って、自分のために何かする(ものづくりや読書)。ちょっと自信がついたら晩ごはんを食べに行く(デパートのレストランとかは一人多し)。さらに自信がついたら、国内旅行やドライブに行く。帰ったらそれを誰かに自慢する(これが重要)。ほめられたら嬉しくなって、一人ってカッコいいと思える。(注:やりすぎると彼氏・彼女がいなくても平気になる 笑)高校生までにとっては、マックで一人ご飯も冒険の子もいるので、できたらほめてあげる。
キーワード: 一人旅・一人カフェ
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[37] 「名前」を呼ぶことの大切さ
ソリューション データ: 私の職場では虐待の度合いが軽度の場合、長期的にかかわりを持たせていただいています。その軽度の度合いは主に、自分は子どもを虐待しているという認識を持たれている方です。わかっていてもついつい子どもに手を上げ、どうすることもできずに、後になってから非常に後悔なさっているお母さんがほとんどです。最初のうちは私も専門家ではなかったので、様々な児童虐待の本を読み、その対処法をお母さんに実行してもらいましたが、なかなかうまくいきませんでした。その中で気づいたのですが、虐待を行うお母さんは自分の子どもの名前を呼ばなくなるのです。いわゆる、物と一緒になってしまうようです。それで、私は一日のうち必ず子どもの名前を100回、子どもに対して言うようになさいといいました。100回という数字には根拠はありませんが、子どもの名前を呼ぶことによって、子どもが生まれて一生懸命、名前を考えた時の感動がよみがえってくるようです。子どもの名前には、親の様々な願いが凝縮されています。その親の願いが凝縮された名前を呼ぶ内に、自然とその願いを持って子どもに接していけます。名前を呼ぶ。時間はかかりますが、自然に子どもの名前を呼べるようになる頃には、子どもとの本来あるべき関係に戻ることができているようです。
キーワード: 子どもの名前を呼ぶこと
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[35] たくさんの友達からの働きかけ
ソリューション データ: 友人が不倫による悩みからうつ、拒食があり、ネガティブな循環思考等の症状が発生し、えんえんと続く話うを区切る方法が分からず関わることで自分自身がまいってしまったということがありました。相手の話を遮ったり、電話に出なかったり、会わなかったりしたらこの子は落ち込むんじゃないかと思い、とにかく話しにつきあい、自分の余裕がなくなるとイライラして結論を押しつけようとして、後から反省し、自分の力不足に落ち込むという状況でした。学生時代の友人であったため、毎日のようにかかってきた電話も徐々に減っていきました。回復へのきっかけは分かりませんが、友人によると多方面からの働きかけによって立ち直ったそうです。
キーワード: 多方面からの働きかけ
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[34] 相手にされないことで拒食が改善した例
小学生
ソリューション データ: 小1〜小5にかけて拒食症にかかりました。原因は…と考えると、当時は両親と座敷で川の字になって寝ていたのですが、当時は毎晩両親のケンカが絶えず、体の上をものがとびかっていたり、母が突然家をとびだしていったり、不安定な状況でした。また幼稚園卒園後に引っ越したため、小学校入学時に周囲に知っている子が誰もおらず、引っ込み思案で話しかけることもできず毎日が不安でたまらなかったことを思い出しました。 小2時は他児と体重が20kg近く異なっていて、担任が心配し、小学校内にある「相談支援センター」に放課後通いましたが、治りませんでした。小3時に、それまで担任だった先生が異動し、他の学校から不適応指導のベテランの先生が異動して来て担任になりましたが、それでも治りませんでした。小6時のクラス替えで大学を卒業したばかりの新任の先生が担任になりました。なぜかは分かりませんが、それから少しずつ給食が食べられるようになりました。 小1〜小5までの担任は、手厚い援助をしてくれましたが、小6時の担任は、給食を食べなくても気にしない、特別扱いしない先生でした。小1〜小5までの私は、誰かにかまってほしくて、給食を食べないことでアピールして甘えていたけど、小6の時、先生から相手にされなくてあきらめたのか、それともびっくりさせようと食べたのか、いまだに分かりません。
キーワード: 休職、特別扱いしない先生
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[33] 本人を認める発言
祖母
ソリューション データ: 祖母が統合失調症の初期症状(幻聴)をおこしたときに、母やおばらはまともに取り合わなかったのですが、そのせいで会話したがらなくなったときに、私が認めてあげるような発言(正確には覚えてませんが)をしたら、若干笑顔を取り戻したように見えました(私とは話もするようになりました)。何でもコミュニケーションをはかっていくことが大切だとその時に感じたのでこの感覚を忘れないようにしたいと思っています。
キーワード: 本人を認める発言
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[32] 娘を救ったあたたかいコミュニティ
中学生
ソリューション データ: 10年ほど前中学生だった娘は、いじめ→不登校→転校→不登校→拒食症という経過をたどり、中3の夏には明日にも倒れてしまいそうな状態になっていた。当時は摂食障害という病名が雑誌などに載り始めたころで、病院に行ってもさまざまな検査に以上がないと「がんばって食べなくてはだめだ」と言われて食欲増進剤を処方された。この病気を扱う大学病院では研究の対象にされて、症状がひどくなると「私の患者に死んでもらっては困るから他の病院へ行くように」と言われた。 何とかしなくてはと病院を探し回り、やっと入院させてもらったのはアルコール依存症専門病院であった。ここは患者同士のグループカウンセリング、家族カウンセリングが盛んだったが、娘はアルコール中毒のおじさんたちにとても可愛がられて、おいしい乳製品や手作りサラダの差し入れ、勉強を見てくれる元先生まで現れた。違う分野の依存症がお互いを楽しくさせているようだった。栄養の点滴以外特別な治療があったわけではないが、娘は学校以外のやさしいアルコール中毒の人たちのコミュニティの中で再生できたと思う。彼らにとっても人みしりしない中学生の女の子は、楽しい刺激になったようだ。2週間の入院で見違えるほどいきいきした娘は現在24歳になり、会社員をしている。
キーワード: コミュニティ
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[30] 自分の中にたまっているものをだすことの大切さ
彼女
ソリューション データ: 私の彼女は、赤面症から始まり赤面恐怖となり、その状況で仕事に行き続けると、うつ状態になってしまった。 彼女の赤面はだんだんひどくなり、仕事に行くのがストレスだと言い始めた。男女問わず友人と話していても赤面してしまうと言っていた。 さらに話を聞くと、彼女は、将来音楽家になりたいのにまだなってない自分が恥ずかしいからという感情から始まり、それがどんどん複雑化していきうつになってしまったということです。 私は彼女と一緒に暮らしているので、どんどん無気力になっていくのは、大変辛くどうにかしようと思い自信を喪失した状態から立ち直らせるために毎日長時間話してみても変化はありませんでした。 しかしある時テレビで火山の噴火の映像がNHKで流れておりふと「君(彼女のこと)は、自分が音楽家になれないから赤面するんじゃなくて、神経が過敏で受け取る量が多くてそれをアウトプットする量が足りないからエネルギーがたまって赤面するんじゃないの?」と言った。 そうすると彼女は、いきなり音楽制作をし始めてそれ以来、恥ずかしい思いをした時以外は赤面しなくなりました。 自分の内にたまったものをはきだす作業がある程度の効果を持っているんだなと思いました。
キーワード: テレビで見た火山噴火の映像
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[29] ストレスからの過食
社会人
過食
ソリューション データ: 実は、私は病院には行っていませんが、「過食症」だと思います。自分で考えるには「食物依存症」です。昔から、「やけ食い」という言葉がありますが、ストレスが溜まってカーッとなっても、何かを食べると気が納まることが昔も多かったのだと思います。私も専従者事務をするようになってから、だんだんその傾向が強くなり、相談の後や、仕事上での夫との意見の相違の後、パンを8枚一度に食べたり、おすしや、飲み物を二時間位食べ続けなければ、気がおさまりませんでした。もちろん段々「体」にも負荷がかかります。これではいけないと心理系統の本を読みあさりましたが、解決しません。仕事上と自分のこととで、こうして心理学の勉強を始めてから、「発作」は出ますが、改善されてきました。今夏のスクーリングでは、一度も起こりません。人は自己実現目標に向かう時、本来のやりたいことをするときは、ストレスも働くようです。
キーワード: 心理学の勉強 自己実現目標に向けてやりたいことをする
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[28] 自傷行為をしたいと伝えた知人へのメールから
学生
自傷行為に対する欲求
ソリューション データ: 自傷行為を行っていた時期があるのですが、ものすごく手首を切りたいと思い、知人に助けを求めて「切っていい?」とメールを送りました。すぐにきたこの時のメールの返事には、「自分でいいかどうかわかっているんじゃないの?」といった内容(正確ではないです)が書いてあり、このときに、「ハッ」という感じで気づき、あれ程手首を切りたかった感情が波をひいていくようにこのときはなくなりました。
キーワード: 「自分でいいかどうかわかっているんじゃないの?」という知人からの言葉
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[27] 他の人からのマイナス評価に対する緊張
学生
周りからの評価に対する緊張
ソリューション データ: 子供のときから、母には日常的な行動について、口うるさく言われてきた。行動については、常に評価がついてまわり、それもマイナス評価ばかりだった。成長するにつれて、母だけではなく、周囲の人々すべてに評価されているとおもうことで、非常に緊張し、気になって仕方がなく、人といることで疲れてヘトヘトになってしまう自分だった。自分がそこからなんとか抜け出られたのは、学校の運営委員会の書記を引き受けたときだった。手書きで、学校のみんなに便りを書いていたとき、一度字を間違ってそのまま出してしまった。自分の失敗にひどく落ち込んだが、そのとき、大多数の人はその間違いに気づいてないのがわかった。えっ、そんなものなの?という思いだったが、完璧を目指そうとする私だったが、みんな案外いい加減なんじゃない?一字まちがっていても伝えたかった内容はちゃんと伝わってるし、その間違いをとがめる人もいないんだあ…と思ったら、気が楽になった。そのときから、少しずつ人間にはまちがうこともあるよね、そう思えるようになった。
キーワード: 書き間違い 案外いい加減でもいいという気づき
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