2019年2月にアラスカのフェアバンクスとチェナにオーロラを観に行った時は、空の低い地平線上にぼんやり光る雲のようなオーロラを1回だけ、それも約5分程度観ただけ(旅行記2 p569-583)だったので、そのリベンジに果たしたく、夜空いっぱいに広がるオーロラを観たくて、カナダのイエローナイフまで出かけました。今回は、6夜の観察ができるように日程を調整し、しかもオーロラハンターとして有名な日本人ガイドの大塚佳文さんに案内をお願いしました。なお、この旅行では、クルーズ船は使っておらず、移動手段として飛行機を主に利用しました。
1.旅行先
カナダ/イエローナイフ、バンクーバー
2.旅行時期及び期間
2024年4⽉25⽇(木)から2024年5⽉7⽇(火) 12泊13⽇
3.1日目 2024年4⽉25⽇(木) 福岡発~仁川経由~バンクーバー着・泊
福岡国際空港 16時25分発 KE790便で 仁川国際空港に向かい、乗継をして、仁川国際空港 18時50分発 KE071便でバンクーバー国際空港に向かいます。バンクーバー到着は、現地時間の12時25分(4月25日)の予定です。午後1時過ぎに自宅を出て、地下鉄で福岡空港へ向かい、シャトルバスで国際線のターミナルまで行きました。
福岡空港のバス停(国際線シャトルバス)
国際線ターミナルに着きました。
大韓航空のチェックインカウンターで、仁川行のKE790便と、仁川発バンクーバー行のKE071便の搭乗手続きを済ませました。セキュリティチェックと出国手続きを終えて、ラウンジでゆっくり時間待ち。
ラウンジでおやつ
仁川行きの出発時刻は、16時25分だったのですが、約10分間遅延しました。バンクーバー行きのフライトにうまく接続できるか心配していましたが、仁川に着いた時刻がほぼ定刻通りだったので、ひと安心しました。仁川までの機内では、ビジネスシートだったため、ちゃんとした食事が出ました。まずまず美味しかったです。仁川空港では真っ直ぐに搭乗ゲートまで行ったので、ラウンジに寄る余裕はありませんでした。搭乗ゲートに着いてからしばらくすると搭乗が始まりました。バンクーバーまでのフライト時間は、9時間35分程度です。ビジネスシートは180度フラットになったので、ゆっくり眠ることができました。食事時間を除いて、約6時間近くは寝ていたような気がします。機内食は、結構美味でした。
KE790便搭乗口
KE790便
サービスメニュー
離陸までのドリンクサービス
福岡市上空
食事
仁川空港到着
乗継ゲートへ移動
バンクーバー行KE071便の搭乗口
KE071便
ビジネスシート(180度フラットになります)
ビジネスシート
ビジネスシート
ビジネスシート
まもなく仁川を離陸します。
ドリンク&食事サービスメニュー
離陸後、約1時間半後に夕食が始まりました。
アペティート
前菜
ビビンパ
デザート
カナダに近付いてきました。
ひと眠りしてた後、着陸の1時間半前に朝食です。
朝食
フルーツ
バンクーバー空港に着陸します。
飛行ルート
滑走路に入りました。
無事にバンクーバー空港に到着。
KE071便、お疲れさまでした~。
バンクーバー国際空港到着ロビー
バンクーバーに着いてから荷物を受け取り、入国審査を受け、ターミナル3階にある国際線の出発ロビーの所に行きました。そこには、シャトルバス出迎え依頼を行うためのホテル直通電話機があります。早速、ラディソンホテルに電話をかけて、シャトルバスでの出迎えを依頼しました。
シャトルバス出迎え依頼の専用電話機
シャトルバスのバス停
ホテルシャトルバスに乗りました。
ホテルに着いてから、チェックインを済ませて休憩しました。
ラディソンホテル・バンクーバーエアポート
リビング
ベッドルーム
浴室
洗面所とトイレ
休憩後、近くのヤオハンセンター(スーパーマーケット)に買い物と食事に行きました。ヤオハンセンターは、中国人を対象にしたお店のようで、食材も中華料理系のものがほとんどを占めていました。フードコートでは、2種類もしくは3種類の惣菜を選んで取り、それにご飯を付けるセットメニューが13.99CD$(カナダドル)1,500円もしくは15.99CD$ (カナダドル)1,700円で売っていました。それを食べてみましたが、私達の口に合いませんでした。現地の人達は、美味しそうに食べていたけどね。。。食べられると思ったのはチャーハンだけ。バンクーバーは、中国人が多い街として有名です。本場の中国人と私達とでは、味覚がかなり違うのを実感。で、明日の朝食の材料(牛乳、パン、果物)を買って部屋に戻りました。
ホテル近くのヤオハンセンター
フードコート
店内
店内
4. 2日目 2024年4⽉26⽇(金) バンクーバー発 イエローナイフ着・泊(オーロラ観察1日目)
朝食を食べてから、9時45分にホテルをチェックアウトしました。シャトルバスは10時に予約を入れています。シャトルバスに乗って、国内線エリアまで連れて行って貰いました。国内線エリアの中にラウンジがあったので、プレミアムカードを利用してラウンジで昼食をいただきました。
バンクーバー空港国内線ラウンジ入口
昼食
その後、13時40分 バンクーバー発 AC8478便 イエローナイフ行に搭乗しました。エアーカナダ航空の便です。フライト時間は2時間半位で、定刻通りに出発・到着しました。
AC8478便搭乗口
イエローナイフへの飛行ルート
イエローナイフ空港に向かって降下
湖は氷結していました。
イエローナイフ到着
白クマくんのお出迎え
空港からはタクシーに乗って、スーパーエイト・イエローナイフのホテルに行きました。タクシー代はチップを込みで18CD$(カナダドル)でした。
イエローナイフ空港からタクシーでホテルへ
スーパーエイト・イエローナイフ
ホテルにチェックインしてから荷物を置いて買い物に行きました。まず最初に、徒歩5分のウォルマートに行ってiPhoneのSIMを買いました。日本で購入したSIMは、カナダのバンクーバーでは使えたのですが、イエローナイフでは使えませんでした。それでイエローナイフで使えるSIMを購入したのです。値段は、20GBで3000円位でした。続いて、南東側にあるインデペンデント(スーパーマーケット)に行きました。徒歩10分程度です。ここは、少し高級な感じがするお店です。値段も高かったし、商品も大きいものが多かったです。ここで夕食のおかずになるような食品を購入して部屋に戻りました。で、部屋で夕食を作って食べました。
ホテル周辺のお店
インデペンデント
22時45分に、ホテルのフロントで、迎えに来たガイドの大塚さんと合流しました。大塚さんは、現地で20年ほどオーロラガイドをしているそうです。InstagramやYouTubeにいつも投稿していて、カナダのオーロラの分野ではとても有名な人です。防寒コートとズボンと防寒ブーツとミトンのレンタルをお願いしていたので、それを受け取り、室内で着用しました。23時に大塚さんの車に乗り、出発。今日の同行者は5人です。そのうちの二人(ご夫婦)は、世界一周旅行中とのことで、イエローナイフが旅のスタートだと言ってました。ご夫婦は、「昨日のオーロラはすごかった」と嬉しそうに話していました。大塚さんの説明によると、今日は天気が良くて、オーロラ予報も良いとのこと。実際、長時間に渡って鮮明にオーロラを見ることができました。2019年2月にアラスカのフェアバンクスとチェナにオーロラを観に行った時は、空の低い地平線上にぼんやり光る雲のようなオーロラが1回だけ、それも約5分程度観えただけだった(旅行記2 p569-583)ので、ほんとうに感激しました‼ 不思議なことに、人間の目に見えるオーロラは、夜空に漂っている白くてフワフワした雲みたいなものでしかありません。写真に撮ってみて初めて緑や赤紫を帯びているのが分かるのです。カメラの緑や赤紫の色に対する感度の方が、人の目よりも高いということなのです。オーロラってそんなものだそうです。テレビなどで緑や赤紫のカーテン状のものが、形を変えながらグイグイ動いているのが目で見えるのは、オーロラ爆発の時くらいだそうです。NHKなどは、1ヶ月近く現地撮影を行なって、凄いところだけを摘まんで編集して放送しているとか。「なるほど、そうやろうね〜」と思いました。今日は、特別に寒い日だそうです。夜の1時頃はマイナス10℃で、シャッターを押そうと思ってミントから手を出すと、指がかじかんで動かなくなり、痛みを覚える・・・そんな感じでした。ホッカイロで指を温めながら写真を撮りました。今晩は初日です。残り5夜あります。オーロラ観察、がんばります‼
途中、大塚さんの手づくりケーキと熱いココアをいただきました。冷え切った体が温まりました。
手づくりケーキとホットココア
大塚さんが、オーロラを背景にした私達の写真を撮ってくれました。フラッシュ撮影とやや露出の長い撮影を組み合わせて撮ったものです。
大塚さんが撮ってくれた写真
5.3日目 2024年4⽉27⽇(土) イエローナイフ泊 (オーロラ観察2日目)
イエローナイフ2日目です。オーロラ観察1日目を終え、午前3時過ぎにホテルに帰って来て、すぐに寝ました。朝食の時間は、朝6時半から9時半までの3時間になっています。朝食を食べるためには少なくとも8時半には起きて、8時45分から9時までの間にレストランに行く必要があります。朝食を食べる初日なので、時間に間に合うように起きて食堂に行きました。食事が済んでから、お風呂に入り、続いて洗濯物をしました。その後も眠くて仕方なかったのですが、頑張って目を覚まし続けました。
朝食
今日のオーロラの出発時間は23時で、20代のHさんとご一緒です。3人だけです。今夜も寒くて、夜中はマイナス10℃でした。風があったため、写真を撮っても直ぐ手がかじかんでしまいます。手を温めながらの写真撮影となりました。今日は、イエローナイフから東へ約50㎞離れた山の方に出掛けました。オーロラのパワーが溜まっていたようで、東側の空一面がオーロラに占拠されていて、白い塊がモゴモゴ動いて見えました。
しばらくすると、雲が出てきてオーロラが見え難くなったので、ホテルに戻りました。ちょっと残念ですが、残り4夜あります。まぁいいか、残りの日に期待‼
6.4日目 2024年4⽉28⽇(日) イエローナイフ泊 (オーロラ観察3日目)
オーロラ観察からホテルに戻ったのは、明け方3時頃。ホテルの朝食が6時半から9時半までなので、朝食に間に合うように8時半に起きました。睡眠不足になって調子が狂ってしまいま〜す。朝食を食べてから、その後、眠くて仕方がなかったので、そのまま眠ってしまいました。気がついたら、15時を過ぎていました~。延々と6時間くらい眠っていたみたい。慌てて、近くのスーパーマーケットCO-OPに行って買い物をし、ついでにコインランドリーの様子を見てきました。
ホテルからスーパーマーケットCO-OPまで徒歩10分
CO-OPの入口
店内
牛乳コーナー
ビールと牛乳とミネラルウォーターと牛肉などを購入。サッポロビール500ccは、3.59CD$(400円)でした。それ以外に、ボトルデポジット0.1CD$(11円)と環境税0.08CD$(9円)がかかりました。牛乳もミネラルウォーターもボトルデポジット料金と環境税がかかります。消費税は内税なのでどれくらいかかっているのか分かりませんが、かなり高くついているように思いました。牛肉を焼いてステーキを作って、既製品の野菜サラダに缶詰の煮豆をトッピングして、電子レンジでご飯を炊いて、粉末味噌で味噌汁を作って、「ハイ、夕食出来上がり〜」です。地元の料理は口に合わないのが多いし、量も多くて値段もバカ高いので、自炊がちょうどいい感じ。
買ったビールと牛乳とミネラルウォーター
今日のオーロラツアーは、私たち2人だけなので、集合時間は23時10分でした。イエローナイフは朝からずっと曇っていました。曇りのイエローナイフではオーロラが見えません。大塚さんの調査によると、西の方へ移動すれば、もしかしたら見れるかもしれないということだったので、約100㎞ほど西のエゾへ車で移動しました。
イエローナイフからエゾまでのルート
エゾに着くと雲の合間は晴れていて、オーロラが天央から地平線へ向けてはっきり見えました。かなりエネルギーの力は強かったようで、iPhoneを使って動画撮影をすることもできました。オーロラ鑑賞の3回目にして、ようやくオーロラらしいを光の帯を見ることができました。少しカーテンがひらひらしているような感じの動きのあるオーロラも撮れました。嬉しい~‼
記念写真
iPhoneを使って撮影しているまゆちゃん
iPhoneを使って撮影した動画は、次の通りです。
動画:イエローナイフのオーロラ
7.5日目 2024年4⽉29⽇(月) イエローナイフ泊 (オーロラ観察4日目)
今日は二人追加になるそうです。東京在住のカップルでした。二人ともおとなしかったです。今日の私達のピックアップの時間は23時です。昨日は、お風呂にも入ってなかったし、洗濯もしなかったので、朝食を済ませてからお風呂に入って洗濯をしました。その後、15時くらいまでゆっくり眠りました。夜中にオーロラ鑑賞に行く、そういう生活のリズムがやっとできたような感じがします。
今夜のオーロラは、大したことありませんでした。
8.6日目 2024年4⽉30⽇(火) イエローナイフ泊( オーロラ観察5日目)
今日は、路線バスに乗ってダウンタウンに行き、お土産屋で絵はがきを購入して、イエローナイフのオーロラに感激した様子を書き留めて、郵便局から孫達に送りました。そして、イエローナイフ歴史資料館に行って、イエローナイフ周辺の人々と自然に生きる動物達との関わり合いの展示を観ました。
Googleマップでイエローナイフ市街地へ
Byrne Roadバス停
イエローナイフの市街地
イエローナイフの郵便局
イエローナイフ歴史資料館
コミュニティーの旗の説明
歴史資料館入口
野生動物との共存コーナー
北極熊
人々と北極熊の共生に関するパネル
路線バスに乗って帰ったのですが、途中、バスの中で現地の男性と女性とが、大きな声で言い争いを始めました。その様子をみかねたバスの運転手が運転席から出てきて、男性と女性をバスから強引に引きずり降ろしました。すごいねー‼ 日本では、バスの中で言い争いが始まることなどないし、運転手が客を引きずり降ろすこともありません。なので、客同士の大声での言い争いにもビックリしたし、運転手の勇気ある行動にも驚き(感動)ました。
路線バス
今日のオーロラ観察は、私達二人だけでした。オーロラのパワーは少ないようであまり大した事はありませんでした。夜空に微かに見えただけ。そのため、2時半くらいで早々と切り上げました。
5月になると、北の地平線は太陽が沈んでも明るかったです。大塚さんの話しでは、6月になると太陽は沈まなくなり、白夜になるとのことでした。そうなるとオーロラは観えなくなるため、ツアーは行わないそうです。
地平線に沈まない太陽の説明:5月上旬の太陽は北東の地平線から登り、北極星の位置を中心に北の天空に反時計回りで円弧を描き、北西の地平線に沈みますが、太陽の位置は沈んでも地平線のすぐ下の浅い位置なので、北の地平線は明るくなっています。その後、再び北東の地平線から登ります。6月になると、太陽は北の地平線に沈まなくなり、北極星の位置を中心とした円形の軌跡描いて北の空をぐるぐる回り、完全な白夜となります。(下の写真を参照)こうなるとオーロラは発生しても光が弱いので、全く見えなくなります。
地平線に沈まない太陽
9.7日目 2024年5⽉1⽇(水) イエローナイフ泊(オーロラ観察6日目)
今日は、オーロラ観察6日目の最終日です。明日5月2日午前11時50分、イエローナイフ発のエアーカナダAC8479便でバンクーバーに向かいます。このため、昼間は荷物の整理をして過ごしました。午後11時頃、ホテルを出発して、イエローナイフ近くの山の方へ行き、オーロラの出現を待ちました。5月2日に日付けが変わるころはまだ薄暗く、1時頃にやっと暗くなり、オーロラのエネルギーが強くなってきました。南側の空からオーロラが広がり、頭上を超えて北側の方まで広がって行きました。今夜は6日間の中で最高のオーロラ日和です。すばらしいオーロラを観ることが出来ました。「すご〜い」の一言‼ イエローナイフまでやって来て、6晩も観察した甲斐があったというもの。ようちゃんがタイムラプスで撮影したオーロラは、我家の家宝です。もちろん、ガイドの大塚さんのお陰ですけど。今日は VERY VERY HAPPY !
タイムラプスで撮影したオーロラの動画は、次の通りです。
動画:イエローナイフのオーロラ(タイムラプス撮影)
午前3時ごろホテルに戻り、今回のオーロラ観察は終了となりました。オーロラガイドの大塚佳文さんのお陰で最高のオーロラを観察することができました。ありがとうございました。
イエローナイフでのオーロラ観光についてです。8月中旬から5月3日くらいまで大塚さんはガイドをしておられますが、観察時期として一番お勧めなのは、4月だと仰っていました。その理由は、①3月末でツアー会社の殆どが終了するので、4月になると混まなくなる。②寒さが和らいで観察が楽になる。③3月までと同様に4月になってもオーロラのパワーは継続している、以上のことからだと言ってました。大塚佳文(Yoshi Otsuka)さんは、北海道陸別町にある【陸別宇宙地球科学館(銀河の森天文台):日本で最も有名なオーロラ研究所】の館長で、名古屋大学の名誉教授のYohsuke Kamide先生との共著で『ENIGMA OF THE SKIES(空の謎)』(京都大学のYusuke Ebihara先生編集)という本を出版されています。今回、この本を私共に特別にご恵与くださいました。本当にありがとうございました。
大塚佳文さんから頂いた『ENIGMA OF THE SKIES(空の謎)』の本
160ページからなる英文の本で、大塚さんが撮影されたすばらしいオーロラの写真がたくさん掲載されています。また、太陽から放出され飛来する太陽風(プラズマ)が地球の磁場に捉えられ、はるか上空に蓄積した後、地球へと降り注ぐのですが、その際に、降り注ぐプラズマ(主に電子)が、地球の大気の窒素や酸素の分子と衝突し、綺麗な赤や緑色のオーロラを発色するメカニズムが詳しく記述されています。人口衛星で測定したオーロラの活動度(はるか上空に蓄積したプラズマの量)をリアルタイムで紹介している機関やURLも記載されています。大塚さんは、こうしたデータをオーロラの観察に利用されています。一方、地上では観察地点の天候、特に雲の発生状況、流れ方の予測も重要となります。大塚さんは、ガイドの域を超えたスペシャリストです。その日のオーロラの活動度と雲の発生状況と流れを予め調べ、オーロラが観察できる所へ私たちを案内してくれます。すなわちオーロラを追跡してくれるのです。すばらしいオーロラを観ることができるようにしてくださるに留まらず、くわしい説明や撮影の仕方をも教えてくれるのです。ところで、イエローナイフへの行き方ですが、成田とイエローナイフの間には、ウエストジェット航空が直行便を運航しているそうで、この便を利用すればかなり安く行けるとのことでした。安くて短時間で行けるなら、また行きたいと思ってしまいますね。以下に大塚佳文さんの『車でオーロラを追いかける! Nanook Aurora Tours』のホームページとご自身が撮影されたすばらしいオーロラの動画が掲載されているYouTubeをご紹介します。
ホームページのURL: https://aurora-guide.com/
大塚さんのYouTube(2024/10/12)をご紹介します。
動画:真っ赤なオーロラ 大磁気嵐G4 Xクラスの太陽フレア連発
10.8日目 2024年5⽉2⽇(木) バンクーバー泊 (バンクーバー1日目)
午前3時ごろオーロラの観察から帰り、ひと眠りして朝食を食べました。午前10時ごろホテルをチェックアウトし、タクシーでイエローナイフ空港に向かいました。エアーカナダのバンクーバー行きに搭乗します。
イエローナイフ空港搭乗口
バンクーバー行 AC8479
飛行機はほぼ満席状態でした。バンクーバーに到着して、ラディソンホテルにシャトルバスの要請を行い、シャトルバスに乗ってホテルまで移動しました。その後は、ヤオハンセンターに行って夕食の買い物をし、今日は午前3時過ぎまでオーロラを観察したので、夕食を食べて早々に寝ました。
11.9日目 2024年5⽉3⽇(金) バンクーバー泊 (バンクーバー2日目)
今日は、晴天に恵まれて暖かく、午後の気温は20℃もありました。暖かいと言うより、暑いくらい。スカイトレインとシーバスに乗って、バンクーバーの北側にある、市民の憩いの場として有名な「リン渓谷パーク」に向かいました。
スカイトレインのアバディーン駅
カナダラインでウォーターフロント駅まで約20分
リン渓谷パークへのルート
ウォーターフロント駅からシーバスターミナルに移動する時に、クルーズ船が2艘入港していました。レディアンス・オブ・ザ・シーズとホーランド・アメリカラインでした。どちらもグレーシャーベイ国立公園内を通って、アラスカまでクルージングするのだと思います。氷河を観ることができるすばらしいコースです。いいな〜あ。乗りたいな〜あ。
バンクーバー港停泊中のクルーズ船
ロンズデールキー行きのシーバスに乗船
シーバスでバンクーバー港を横断
ロンズデールキー傍のバスターミナル内バス停
ロンズデールキーからリン渓谷パークまで路線バスに乗って移動しました。パークの近くには民家がたくさんありました。どの家も敷地が広くて庭が綺麗です。手入れは大変だと思いますが、素敵な感じ。住んでみたいなと思うほど。
リン渓谷パーク行の路線バス
近くの民家
リン渓谷パークの入口
リン渓谷パークの吊り橋(リン・キャニオン・サスペンション・ブリッジ)
パーク内にはトレイル(遊歩道)があって、さわやかな風を受けながら気持ちよく歩くことができます。川の水は澄み切っていて、小さな滝もあって、自然を満喫できる素敵な場所でした。
ツイン・フォールズ・ブリッジも渡りました。
動画:リン渓谷パークのトレイルを歩きました。
トレイルウォーキングを終えてから、お腹が空いていたので、休憩所で昼食のカレーを 食べました。一食で1,550円くらい。美味しかったですが、日本に比べると高いね。
休憩所
店内の様子
カレー
アイスクリーム(約500円)
食事を済ませて一息つきました。パーク内のトレイルウォーキングは、アップダウンがあったので疲れました〜。言いたくないけど、歳を感じちゃた。休憩を取った後、エコロジー・センターにも行ってみました。パーク内の動植物や地形などがパネルや模型で紹介されていました。
エコロジー・センター
展示の様子
展示の様子
その後、バンクーバー市内中心部に戻り、ウロウロ。絵葉書を買って孫達に郵送したり、お土産を買ったり。バンクーバー市内では、トロリーバスが走っていました。無料でバスのフロント部分に自転車を乗せることができるのです。良いよね。バンクーバーは大都会なのですが、昔の良さを未だに残している都市だと思いました。
トロリーバス(フロント部分に自転車が!)
バンクーバー中心部の光景
バンクーバーのシンボル「蒸気時計台」です。メロディ を奏でるとは聞いてましたが、初めて聞くことができました。1977年から今日に至るまで、毎日奏でているそうです。凄いね。
動画:バンクーバーの蒸気時計台
くたびれたので、スカイトレインに乗ってアバディーン駅で下車し、ヤオハンセンターで夕食の食材を購入して、ホテルに戻りました。
スカイトレインのペインティングは派手派手
夕食です。冷凍餃子を買ってきて、トラベルクッカーを使って水餃子にして食べました。専用のタレの効果が効いて、とっても美味しかったです♪ また、冷凍チマキを電子レンジでチンして、ご飯の代わりにしました。これもGOOD。デザートは、イチゴと龍眼。食べたい食材をスーパーマーケットで買ってきて、自炊するのが良いですね。セットメニューよりずっと美味しい。
夕食
12.10日目 2024年5⽉4⽇(土) バンクーバー泊 (バンクーバー3日目)
今日は、フォールス川の川辺にある「テラス・ワールド・オブ・サイエンス」と「グランビル・アイランド・パブリック・マーケット」、そして少し南の小高い丘の「クィーン・エリザベス・クワリー・ガーデンズ(エリザベス女王公園)」、その中にある「ブレーデル・コンサーバトリー(植物園)」に行きます。ホテル近くのアバディーン駅からウォーターフロント駅まで行き、地下鉄を乗換て、先ずはメインストリート サイエンスワールド駅へ行きました。
ラディソンホテルからテラス・ワールド・オブ・サイエンスへのルート
メインストリート・ サイエンスワールド駅
駅から歩いて「テラス・ワールド・オブ・サイエンス」に行きました。ここは、子供達が楽しみながら学べるように工夫されている施設です。
テラス・ワールド・オブ・サイエンス
人の内臓に関する展示
人の循環器に関する展示
生命誕生に関する展示
いろいろな物理現象の説明コーナー
電気についての説明
マダガスカルゴキブリの生態の説明
恐竜の骨格標本
続いて、フォールス川のビレッジ ドックからアクアバスに乗って、「グランビル・アイランド・パブリック・マーケット」へ行きました。グランビル・アイランドには、2019年5月27日にホップオンホップオフのバスに乗って訪れたことがあります(旅行記2 p18)が、今回は川に浮かぶアクアバスを使って行きます。
フォールス川のビレッジ ドックからのアクアバスのルート
「テラス・ワールド・オブ・サイエンス」からビレッジ ドックまでは、直ぐです。
案内板
アクアバス
アクアバスの内部
アクアバスから見えるバンクーバーの高層ビル
アクアバスから見えるバンクーバーの高層ビル
グランビル・アイランド・フェリードック
グランビル・アイランド・フェリードック
マーケット広場で演奏をしているミュージシャン
演奏中のミュージシャン
演奏中のミュージシャン(ミュージシャンが多い‼)
昼食に『Tony’s Fish & Oyster Cafe』に寄りました。
Tony’s Fish & Oyster Cafe
店内の様子
ランチスペシャル(フィシュ アンド チップのようなものとクラムチャウダー)とビールを注文しました。
クラムチャウダー
フィシュ アンド チップのようなもの
レシートを見て少し驚きました。二人で約6千円でした。高いね~。デフレ経済で苦しんだ日本の失われた30年を実感します。
レシート
「グランビル・アイランド・パブリック・マーケット」に入りました。たくさんの人でごった返していました。
マーケットの外で食事をしているお客さん
果物や
お菓子や
フードコートもありました。
多くの人で賑わっています。
次は、「クィーン・エリザベス・クワリー・ガーデンズ(エリザベス女王公園)」です。少し遠回りになりますが、King Edward Stationがどんな駅か見てみたかったので、この駅を経由して行きました。King Edwardとは名ばかりの駅って印象でしたね。かつて巨大な採石場だったエリザベス女王公園は、現在、葉、形、花の美しさで厳選された標本樹、低木、多年草、球根植物、一年草が植えられているそうです。小川と滝が、芸術的に作り出された景観に、涼やかさと変化を与えていました。
クィーンエリザベス公園への経路
エリザベス女王公園入口
「雨の中の愛」のオブジェがありました。南京錠彫刻です。恋人たちが愛を示すためにオブジェに南京錠を取り付けています。南京錠には名前やイニシャルが刻まれ、鍵を捨てられることで壊れることのない絆が保たれるとか。バンクーバーの恋人持ちの皆様、南京錠を取り付ける時は、よーく考えてくださいませよ。後で後悔しなくて良いようにね‼
Love in the rain 「雨の中の愛」
エリザベス女王の名にふさわしいとても手入れの行き届いた綺麗で静かな公園でした。高台にあるガラス張りのドーム(温室)「ブレーデル・コンサーバトリー(植物園)」では、200 羽以上の色鮮やかな鳥と 500 種以上の珍しい植物を観ることができるそうです。
ブレーデル・コンサーバトリー(植物園)
温室の中の様子
色とりどりの花が咲いていました。
ラフレシアと共に世界で最も大きな花を咲かせる「タイタン・アルム」の木があり、そばに花の模型が置いてありました。花は7年間に1度、しかもたったの二日間しか開花しないそうです。ラフレシアと同様に、異臭を放って昆虫等を誘引するそうです。
タイタン・アルムの花の模型
鳥は温室内を自由に飛び回っていました。インコが多かったですね。
色鮮やかなインコ(つがい?)
温室内を観光してからホテルに帰り、夕食を済ませ、明日のチェックアウトの用意をしました。
13.11日目 2024年5⽉5⽇(日) バンクーバー発
11時にホテルをチェックアウトし、シャトルバスで空港まで送って貰いました。搭乗機は、14時30分バンクーバー空港発KE072便です。仁川空港には、現地時間5月6日17時50分に到着する予定です。搭乗手続きを済ませてからセキュリティチェックに進んだのですが、すごく長い列になっていたために時間がかかり、イライラさせられました。セキュリティチェックを済ませてからは、搭乗開始時間までSKYTEAMのラウンジで白ワインを飲んでゆっくり過ごしました。フライト便は、定刻通り出発しました。仁川空港までのフライト時間は10時間30分ほどで、映画を見たり、眠ったりして過ごしました。映画は、『すずめの戸締まり』と『名探偵コナンくん』を見ました。
バンクーバー空港のロビー
SKYTEAMラウンジ入口
ラウンジのビュッフェコーナー
ようちゃんの大好きな白ワイン
搭乗ゲート
KE072便
ビジネスシートでゆったり過ごします。
ビジネスシート
アペティート
サラダ
ようちゃんのステーキ
アイスクリーム
まゆちゃんのビビンパ
フルーツ
14.12日目 2024年5⽉6⽇(月) 仁川着・泊
ひと眠りして目が覚めたら、日本上空に差し掛かっていました。今から二度目の食事です。
日本上空を通過
上映映画
サラダ
メインの肉料理
フルーツ
能登半島上空を通過しました。
少し到着が遅れ、夕方18時過ぎに仁川空港に到着しました。明朝5月7日の8時00分、仁川発のKE787便福岡行きに乗継します。一晩仁川空港で過ごさないといけないので、同じターミナル内にあるトランジットホテルに宿泊することにしました。18時半から翌朝の6時半までの12時間の滞在となります。窓が無くて、なんとなく違和感のある部屋でしたけど、ゆっくり眠って過ごすことができたのは良かったです。食事は、ホテルのすぐ傍にあるKALラウンジに行って、そこで夕食と朝食をいただきました。
ターミナル内のトランジットホテル入口
ホテル内の通路
ベッドルーム
シャワールームとトイレと洗面所
KALラウンジ入口
KALラウンジ内のビュッフェコーナー
15.13日目 2024年5⽉7⽇(火) 仁川発 福岡着
朝8時に、KE787便で福岡空港に帰ります。チェックアウト後の朝食から搭乗までの時間を同じターミナル内で過ごせたのは、とても楽で良かったです。仁川空港を出て、普通のホテルに泊ることも出来るのですが、移動時間等でハラハラしないといけなくなることを考えれば、トランジットホテル宿泊は安心ですよね。
KALラウンジ内のビュッフェで朝食
KE787便福岡空港行搭乗ゲート
ビジネスシート
簡単な朝食
高度を下げ始めました。
ほぼ定刻の9時30分に福岡空港に帰り着きました。入国手続きを終え、荷物をピックアップした後、無事自宅に戻ることができました。イエローナイフで凄いオーロラをたくさん観ることができ、また、今までに何度か訪れたバンクーバーでも、よりたくさんの観光地を巡ることができて、とても満足度の高い旅行でした。我家の家宝のタイムラプス動画については、一生大切にしたいと思っています。