巻数 |
題名 |
発行年月 |
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第1巻 |
無者キリスト |
1975/10 |
キリストは自らを無能、無教、無善とし、神からの無限無量なものを体現していた。それで著者はキリストを無(的実存)者と呼び奉る。本巻は画期的な特色をもった全著作の土台。 |
第2巻 |
芸術のたましい |
1976/12 |
芸術を直視し、内観して自由に論じた芸術論。ダンテ、ゲーテの二大詩人の詩魂の本質を語る。最大の芸術家は宇宙万物の創造者たる神である。 |
第3巻 |
無の神学 |
1982/5 |
著者の神学は劇的かつ有機体的構造のもの。キリストを中心として預言者や使徒の実存の本質を無においてとらえた。十字架の贖罪は無を与え、聖霊は無限無量なるもの、そこにこの神学の焦点がある。 |
第4巻 |
詩篇珠玉集 |
1980/1 |
旧約聖書の「詩篇」の中から50篇を選び、原詩のこころに即して訳し、キリストの光のもとに特色ある解説をなしたもの。福音がおのずから展開されてる。 |
第5巻 |
百世の師ヒルティ |
1977/8 |
福音を身に体して、その中から諄々と語りいでたヒルティーの著作は古典的価値をもつ。著者はヒルティーの原作と取り組みながら、著者の告白を織り込んで解説をした。人生道の道連れとして特に青年男女に薦めたい。 |
第6巻 |
随想集 |
1982/12 |
折りにふれ、時に臨んで書いたり語ったりしたもの。そこに宗教、哲学、文学あり。歓喜、悲哀、希望あり。読者が人生ドラマにおいて何か共感されんことを念じつつ。 |
第7巻 |
聖書の人ルター |
1984/2 |
生誕500年記念。ルターは聖書をもって時のキリスト教と戦った。聖書は彼の生命であった。本巻の内容:ルターの生涯、讃美歌。ルターと親鸞、シラー、ゲーテとの比論等。 |
第8巻 |
詩歌集 |
1986/4 |
和歌集、警世詩集、近親・師友篇、即興詩集、訳詩集、校歌四篇、自作讃美歌、独和対照詩集。本巻は第2巻『芸術のたましい』と第4巻『詩篇珠玉集』と共に三部曲(トリオ)をなすものである。 |
第9巻 |
感想と紀行 |
1987/5 |
福音的告白、小論説、若干の詩歌、諸感想。内地の伝道旅行と外地の旅行印象記。人物回想、獨協学園関係の諸随想。 |
第10巻 |
聖書は大ドラマである |
1988/11 |
全聖書から重要な句節を選んで、366篇に編み成し毎日1頁ずつ読めるようにした。本書によって旧約聖書の本質と歴史的意義がつかめよう。また新約聖書の福音の本質と世界的意義がつかめよう。聖書身読の重要性もつかめよう。挿画と自作の詩が解説を補うべく散在している。第1巻『無者キリスト』、第3巻『無の神学』、第10巻は三部作をなすものである。 |