7 『聖書の人ルター』

             


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まえがき・目次
30
第一部 ルターの劇的生涯
 序説 宗教改革への道 
37
 一 ルターの幼少年時代、  二 ルターの内的苦闘、 三 聖書の人ルター 45
一 ルターの幼少年時代
●アイスレーベン ●マンスフェルト ●マグデブルク ●アイゼナハ ●エルフルト ●修道院入り
二 ルターの内的苦闘
●見習僧 ●「義」の苦闘 ●ラテン語の聖書 ●シュタウピッツ(STAUPITZ) ●恩寵の義
三 聖書の人ルター
●福音の根本命題 ●ヴィッテンベルク(WITTENBERG)大学 ●ローマヘの旅 ●塔の体験 ●ルターと聖書 ●聖書の講義 ●ルターと神学 ●ルターの説教
四 免罪符、 五 ルターと免罪符、 六 九十五箇条提題 43
四 免罪符
●僧テッツェル(TETZEL)の行列 ●免罪符とは何か ●ルターの義憤 ●御利益宗教 ●現代の忘罪符
五 ルターと免罪符
●免罪符の歴史 ●ルターの批判精神
六 九十五箇条提題
●免罪符に対する学問的公開状 ●ウィッテンベルク城教会の門扉の大貼紙 ●九十五条の内容
七 九十五箇条の精神、 八 破門への道、 九 ライプッィヒ論戦 46
七 九十五箇条の精神
●免罪符の神学的批判 ●提題第一条 ●宗教改革の焦点 ●全提題の真義 ●九十五箇条の歴史的意義と使命
八 破門への道
●一路宗教改革へ ●ハイデルベルク総会 ●召喚状 ●アウグスブルク論争
九 ライプツィヒ論戦
●聖書に拠る歴史的三大信条 ●ミルティッツ ●ヨハン・エック
一〇 破門、 一一 ヴォルムスヘ、 一二 ヴォルムス国会 47
一〇 破門
●封建制と教権宗教 ●印刷術と言論戦 ●教敵エック ●破門状 ●宗教改革の三大著 ●ルターの諸著書が焼かれる ●ルター破門状を焚く
一一 ヴォルムス
●独乙帝カルル五世 ●破門から国会へ ●ヴォルムスヘの旅
一二 ヴォルムス国会
●ルターのヴォルムス入り ●ヴォルムス国会の情景 ●歴史的な1521年4月18日 ●ルターの偉大な「否(ナイン)!」 ●聖書の人ルターの勝利
一三 ワルトブルク城、 一四 籠城のルター、 一五 独乙人への聖書 49
一三 ワルトブルク城
●雷霆は已むを得ざるに震う ●天的必然即自由 ●偶像破壊 ●真乎の預言者 ●ルカス・クラナッハヘの手紙 ●ヴォルムスからの帰途 ●奇襲 ●ワルトブルク城
一四 寵城のルター
●騎士イェルク ●「パトモス」 ●インク壷 ●新約原典熟読 ●執筆や書籍 ●「騒動に対する警告」 ●ハルレの偶像
一五 独乙人への聖書
●アルブレヒトヘの書 ●説教集 ●新約聖書の翻訳 ●ルター以前の翻訳 ●聖書尊重への祈り
一六 独乙語新約聖書、 一七 城から町へ、 一八 旅館の一室 51
一六 独乙語新約聖書
●新約聖書原典を母語に!●神の根源語の把握●九月聖書(ゼプテンバー・ビーベル)●ルター聖書(ルター・ビーベル)●ルターの独乙語
一七 城から町へ
●父への手紙●神の言を重んずるルター●偽預言者たち●選帝侯フリードリヒヘの手紙●再び侯への手紙
一八 旅館の一室
●「黒熊」旅館に居合わせた騎士
一九 連続八日の伝道、 二○ 改革と変動、 二一 農民戦争 69
一九 連続八日の伝道
●八日間の伝道 ●第一日(1522年3月9日) ●第二日(3月10日) ●第三日(3月11日) ●第四日(3月12日) ●第五日(3月13日) ●第六日(3月14日) ●第七日(3月15日) ●第八日(3月16日)
二〇 改革と変動
●ルターの改革精神における保守性 ●霊的人格的協同体
二一 農民戦争
●農民戦争の顛末 ●「シュワーベン要求十二箇条」 ●「シュワーベン農民階級の十二箇条に対する平和勧告」 ●「諸侯貴族に寄す」(AN DIE F?RSTEN UND HERREN) ●農民階級に寄す(AN DIE BAUERNSCHAFT)
二二 ルターの結婚、 二三 ルターの家庭生活、 二四 ルターとエラスムス 61
二二 ルターの結婚
●十二の空樽 ●カタリーナ・フォン・ボーラ
二三 ルターの家庭生活
●修道院がそのまま家庭団欒の場 ●彼のセレナーデは讃美歌 ●子どもは三男三女 ●次女マグダレーネ
二四 ルターとエラスムス
●文芸復興 ●人文主義 ●エラスムスとルター ●「自由意志論」と奴隷意志論
二五 シュパイエル国会、 二六 ルターとツヴィングリ、 二七 コーブルク城・アウグスブルク国会 49
二五 シュパイエル国会
●ニュルンベルク議会 ●第一回シュパイエル国会 ●第二回シュパイエル国会 ●プロテスタント
二六 ルターとツヴィングリ
●ツヴィングリとエラスムス ●フィリップ侯とルター ●マールブルク会談 ●化体説 ●象徴説 ●最後の晩餐の真義、霊受説 ●合体脱 ●頑固なルター ●マールブルク信条 ●ツヴィングリの戦死 ●プロテスタントの二大潮流
二七 コーブルク城・アウグスブルク国会
●ドイツ皇帝カルル五世の戴冠 ●コーブルク城での籠城生活 ●森の鳥どもの議会 ●アウグスブルク国会 ●祈りの人ルター
二八 シュマルカルデン同盟・ニュルンベルク和議、 二九 ルターの晩年、 三〇 ルターの凱旋死 44
二八 シュマルカルデン同盟・ニュルンベルク和議
●シュマルカルデン同盟●ニュルンベルク和議
二九 ルターの晩年
●北ドイツ及び北欧の大勢はプロテスタント●ルター訳ドイツ語聖書全巻の初版1534年●ルターと教育●フィリップ伯の重婚事件
三〇 ルターの凱旋死
●「私はもうこの世に倦きている」●臨終の凱歌●聖書の人ルター
第二部 ルターの言
 一 ルターの讃美歌 47
●ルターの神学と音楽 ●最初の讃美歌 ●宗教改革とその讃美歌集 ●宗教改革の凱歌
 二 詩篇序文(小池辰雄訳) 34
 三 ロマ書序文(小池辰雄訳) 52
 四 ルターの卓上談話から──「神の言」 47
●神の言は最大の慰めである ●地上におけるキリストの顕現 ●熱狂者と無頼の徒は神の言に注目しない ●神は我々を口づからの言に結びつけた ●聖書が神の言であるという論証 ●聖書と他の本との差異 ●良書は、特にその若干は、しばしば読むべきである ●ルター博士は本の多さを嘆き、聖書熟読の要を説く ●聖書のテクストを精読し、テクストを唯一の真正な基礎として、これに止まるべきこと ●聖書は探究し尽くすことも研究し尽くすこともできない ●言の宝玉 ●み言におけるキリストの権威 ●聖言のなぐさめ ●聖言の伝播 ●口づからの聖言 ●聖言は悲哀にうち勝つ ●聖言の効力 ●論難を通しての確心 ●神の言でサタンに抗する ●み言と十字架 ●信仰は経験に反する ●み言を侮れば神の怒あり ●み言の侮蔑は最大の打撃 ●神学の総体 ●あらゆる討論の前提
第三部 論説三篇
一 親鸞とルター   ──『歎異抄』と『キリスト者の自由』 97
●東西の二珠玉篇 ●万人は宗教人 ●宗教は実存の問題 ●親鸞の求道 ●『歎異鈔』 ●弥陀の誓願 ●誓願の不思議によらなければ! ●無名の世界 ●念仏が至高善 ●全身投入! ●往生の正因 ●無礙の一道 ●無義の義 ●いよいよ往生は一定 ●もの足りなさ ●『キリスト者の自由』 ●二つの命題 ●「自由」の大前提 ●無者キリスト ●十字架 ●キリストの中における自由 ●義と愛 ●聖霊 ●神の言葉 ●信仰は神業 ●ひとつにする(VEREINIGEN) ●いのり ●絶対界に迫られて ●力強い流れ ●荷いあげる自由 ●〔付記〕
二 ルターとシラー   ──自由をめぐりて
 まえがき
 一 旧約聖書における「自由」
 二 新約における「自由」
 三 ルターにおける「自由」:
          ●罪の問題 ●罪からの自由 ●自由の主 ●自由の僕 ●「奴隷意志論」
78
 四 シラーにおける「自由」 73
●自由の理念 ●物理的自由と理念的自由 ●調和の世界 ●素朴と感傷 ●芸術と宗教 ●あそび
三 ルターとゲーテ 43
●私のルターとゲーテ ●ルターの生涯 ●信仰義認 ●「汝ら回帰せよ」 ●キリスト者の自由 ●キリストの義に貫かれ愛に燃える ●信仰は力あり ●新宗教改革の焦点 ●キリストの聖霊の愛は最大の力なり ●ゲーテと聖書 ●『若きウェルテルのなやみ』の一くだり ●神・自然・我の一如 ●体感が一切 ●牧師の手紙 ●ミクロコスモス ●根源の愛 ●「神の愛に生き動き、在るなり」