今や作業用のLinuxPCとして使っているDynabook G6C/X18PMEのパネルが固くなり閉じなくなりました。こりゃヒンジもガタが来たかなぁ。。さすがに11年目のPCだし。。。
折角なので、後日のQosmioの冷却ファンの手入れとCPUグリスの理解及び、掃除も兼ねて、ヒンジも見てみようと思い立ち、さっそく分解しました。"Dynabook G 分解”で検索すると分解の画像が結構出てきます。有難いものです。以前もバックライト交換でWebを参考にさせて頂きました。
参考にする場合は自己責任でお願いします
さっそく分解すると、キーボードを外した段階でファンが出てきました。バックライト交換時から1年で、全体に埃がうっすら積もってます。汚いなぁ。まぁ、これだったらファンの掃除は簡単です。まだヒンジにたどり着かないので、分解を進めます。参考にしているWebのおかげで、ボードを晒すところまで順調に進みました。この段階で冷却ファンを外す事が出来ます。
ですが、まだヒンジがスピーカの周りの金属枠に隠れています。結局、パネルの枠を外し、スピーカ周りのネジも全部外して、金属枠を取り外しました。そしてスピーカを外すと、ようやくヒンジ全体が姿をあらわした。特に破損はしていないです。しかし固まっています。錆びついたチョウツガイのような感じです。もう片方の右側のヒンジは開閉可能なので、よく見てみると軸が回っています。一方固まっている方は軸自体が動かなくなっています。チョウツガイも油を挿すと治ります。もしかして、ミシン油を挿せば治るのでは?と思いミシン油を挿してみました。
上記の写真はヒンジを正面から見たもので、軸の左側が隠れていて、右側しか見えていないですね。ミシン油を挿す時はヒンジの軸を垂直にし、油が垂れないよう慎重に行いました。
そして、やや力を入れて、ゆっくり開閉を繰り返し、ヒンジの中の軸回りに油がいき渡るようにしたら、開閉が滑らかになりました。というか滑らかになり過ぎましたね(^^!。買った時より、明らかに開閉が緩くなってしまいました。。一応ぎりぎり固定出来てますから良しです。
このDynabookはかなり昔、ヒンジが折れて修理してもらった事があります。そういやぁ、あの時も最初パネルの開閉が急に固くなり、そのうちヒンジが折れたような。ヒンジの中の潤滑油切れがヒンジの破損の原因だったんですね!?。ともかく開閉がちょっと固くなったら、油をさしておけば長持ちしそうです。
ヒンジの動きが嘘のように滑らかになったので、今度は冷却ファンにチャレンジしてみました。参考にしているWebに冷却ファンの外し方まで画像で出ており、あっさり冷却ファンを外して、清掃出来ました。手元にある道具では、冷却ファン自体の分解清掃は出来ないので溜まっている埃をとるだけになりました。
冷却ユニットはネジ止めだけなので簡単に外れます。CPUとの間にCPUグリスが塗ってありました。生まれて初めて見ました。既に固くなったガムのような状態でした。CPUグリスの塗り替えが簡単に出来そうなので、買い物にいきました。
Webを参考に、シルバーグリス(AK-450-SS)、ウェットクリーニングティッシュ(WC-JU60N)を購入しました。Webに書いてある事をそのまま忠実に実行します。このティッシュは確かに強力でした。冷却ユニットとCPUののグリスが塗ってある場所はピカピカになりました。
そして、グリスを塗ります。量の加減は初めてで良く分からないですが、ちょっと多すぎたかな?と思いながらもはみ出てはいなかったのでそのまま冷却ファンを元通りに取り付けました。
掃除も済ませ、元通りに組立て終わり、電源を入れると無事に起動出来ました。Qosmioの冷却ファン対応の練習になったかどうか分からないですが、これで冷却ファンの様子も何となく分かりました。
手入れ前は、キーボード左上の部分が熱かったのが、大分冷えました。それでも”熱い”から”温かくなった”程度ですが。購入時と同じ位の温度にはなったと思います。
一方排熱口の方は前より熱い空気が出ています。冷却ユニットが効率よく熱を空気に逃がし、冷却ファンが上手く排気しているようです。それが、掃除の効果か、CPUグリスの効果は微妙ですが(多分掃除の効果が大きい)。。すっかり綺麗になりました。このノートPCは後5年位は持って欲しいですね。
(2014/3/17 記)