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     私は元技術者ですから、論理的に説明すべしという立場です。子供の頃に読んだシャーロック・ホームズの本の影響を強く受けています。客観的な証拠を中心に考える癖がつきます。検証中心の技術者だったので、その傾向はより強まりました。バグ(不具合)が出た時に最も精度にムラが出るのは人の証言です。
     結局、状況を話していても、希望が含まれてしまうものです。ある程度、スキルが上がってくると、バグの現象に着目し、再現に注力します。実は証言は参考程度であり、聞き取りの時も、如何に主観(主に本人の希望)と客観的な現象との切り分けに注力します。そうして絞り出した状況のみを元にバグに対する考察を始める訳です。
     この技術者の視点でミステーもひも解いて行こうと思います。
    (2013/7/24 記)






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