早太りの秋大根で、細長くはなく、丸っこい形をしています。普通の大根だと長いので小さな畑には向かず、なるべく短い品種を見つけてきました。根径15cmが収穫の時期とあるので結構大きいかな。耕地面積は0.9uで、とにかく狭い!
品種:コウシン大根・紅心大根(アタリヤ) 生産地:イタリア
シソの撤去がずれ込んだため、苦土石灰と堆肥を同時にすき込みました。
普通の大根と同じように肥料をすき込みますが、やはり大きいので20cm位の深さまで良く耕します。
苦土石灰:100g
ぼかし堆肥:2kg・豚糞ベース
化成肥料:100g
を散布し、細かな石などを取り除き良く耕しておきます。
苦土石灰粒状
30cm間隔で、1カ所に5粒の種を2〜3cm空けて蒔きます。
全部で8カ所ですが2回に分けて蒔きます。
5粒まき、土を被せてたっぷりの水を与えておきます。
3日目で発芽しました。
比較的種は大きいので双葉もそれなりに大きいですね。
全部で8個採りなので、ずらして蒔いても意味ないけれど、2回目の種まきをします。
2回目も同様に蒔きます。
1回目に種を蒔いた所の双葉の様子です。
本葉3,4枚で生育の良さそうな株を1本立てにします。
間引き前 間引き後
株間30cm間隔では、超少量栽培だな。
2回目に蒔いた種が本葉を出してきました。
(矢印)
4株のうち1株が変にしおれています。周りの土をそっと取り除くと下の様な幼虫が出てきます。
コカブトムシの幼虫と思われますが幼虫は皆、似たり寄ったりではっきりとは断言できません。
頭の拡大ですが、黒いカマの様なものが見えます。これでかみ切るのでしょうか?
大半はカブラヤガの幼虫が根を囓ったらこのようにしおれているのを見かけますが、今回はカブラヤガの幼虫は見あたらず、上のような絵の幼虫が殆どです。
この後、根っこ全体をそっと土を払い落とし元の場所に戻しておきました。上手くコウシン大根が育つかどうか期待しましょう。
順調に生長してるかなと思った翌朝、唖然としました。なんと、2株とも葉の根本を見事かじられているではないか!
完全に根だけになってしまっています。
2日後の様子です。
BとCが食害にあった株です。葉が全部切り離されています。
@の2株はBとCのところを間引きした株を移植したもので、生長を続けているようです。捨てないでよかったあ(でも大きくなるかな)
Aは根切り虫にやられた株ですが、ここも順調に生長しているようです。
意外と丈夫なんですね。でも大根になるかどうかチョット心配。
BとCはダメでした。Aは順調に成長し、その右側に大根の肥大化が始まっています。
土を押しのけて大きくなってきていて、すでに7cm位はあるでしょうか。15cmくらいが収穫時というので、もうしばらくかかりますね。
品種によるとは思いますが、八王子での種まきは8月半ばが良いかもしれません。年末になると霜が降り、ご覧のように葉はしおれてしまいます。
これ以上大きくはならないようなので収穫しました。
左:8.5cm、中:9cm、右:10cm
3個採れましたが、真ん中は綺麗な丸になっていますが、左と右の大根はちょっと歪になってしまいました。カブもそうですが、ふかふかの柔らかい土で作らないと綺麗な形になりませんね。m(>_<)m ま、次回はもっと上手く作れるでしょう。
家庭菜園奮闘記・栽培記録