プロフィール


小池辰雄 (こいけ たつお Koike Tatsuo)

1996年7月14日撮影
最後の武蔵野日曜集会の午後懇親会で独唱する小池辰雄
 

【略歴】
1904年2月7日、東京に生まれる。
高等師範附属小学・中学校、旧制水戸高校出身。
1929年春、東京大学文学部ドイツ文学科卒業。
東京陸軍幼年学校・陸士・陸大教官。終戦後、一高・東大教授。その間断続的に、昭和医専・医大、早稲田大学、東京歯大等の講師を努めた。
1961〜62年、西独ハンブルク大学の日本学交換教授。東大停年退職後、獨協大学教授並びに獨協中学・高等学校校長。
1979年春、五十年間の教職を退き、以後、福音伝道と著作に献身。
1980年3月1日、西ドイツ政府から第一級功労十字章を授かる。獨協大学名誉教授。
1980年夏から機関誌『エン・クリスト』を刊行。
1988年夏、小池辰雄著作集(全十巻)が完成。
1996年8月29日、召天する。

【内面史】
旧制水戸高校・東大時代から無教会の内村鑑三・藤井武・塚本虎二の聖書集会に相前後して列席したが、1940年秋から武蔵野市の自宅で日曜聖書講筵を開いた。その集会を武蔵野幕屋とも東京キリスト召団とも称していた。
1950年秋、十字架・聖霊の本格的体験以来、使徒的次元の原始キリスト道を唱道した。独立伝道者にして詩人。

【著作活動】
 かつて、『旧約知識』誌、『キリスト教常識』誌の同人。後に『曠野の愛』誌(37号まで)、『曠愛新書』(7号まで)及び『エン・クリスト』誌の主筆。
『小池辰雄著作集』(全十巻)。『使徒らの昔を慕ひて』(独和対照の詩)。召団讃美歌約百歌。『霊界の星々』(神の幕屋人物詩伝。遺稿)
 『眠られぬ夜のために』(ヒルティ著作集第4巻、白水社)、『神と人間の実存的弁証法』(ベルジャーエフ著作集第6巻、白水社)、スピーリー等の翻訳、学術論文等多数有り。

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