栄養素の代謝
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【糖質(炭水化物)の代謝】 「糖質(炭水化物)」「脂質」「タンパク質」は、“三大栄養素”と呼ばれています。 糖質(炭水化物)は、加水分解により、内呼吸の基質であるグルコースになります。 「内呼吸」とは、グルコースを分解して、エネルギーを取り出し、ATPを合成することです。 糖質から出発して、グルコースを経て、ATPに至るまで、どのような化学反応が起こっているのでしょうか? (糖質) ●三炭糖・・・単糖類の定義に基づくと、炭素原子の数は、最低3個からのスタートです。 ●四炭糖・・・炭素数が4になると、酸素原子の1つと合わせて、五員環を形成できる結合角になります。 ●五炭糖・六炭糖・・・二糖類以上の糖は、ほとんどすべてが五炭糖や六炭糖で構成されています。 ●オリゴ糖・多糖類・・・結合する単糖の数が数個だと「オリゴ糖」、たくさんだと「多糖類」です。 (呼吸) ●解糖系・・・有機合成化学でも重要な「アルドール反応」について学びましょう! ●クエン酸回路・・・炭素数3のピルビン酸は、3分子の二酸化炭素になり、体外へ排出されます。 ●電子伝達系・・・NADH・H+ は、ATP3分子換算、それとも、ATP2.5分子換算? (光合成) ●光合成・・・そもそも、糖質(呼吸に必要な基質)は、どこから、どのようにして、やってきた? 【脂質の代謝】 脂質は、「トリグリセリド」「リン脂質」「コレステロール」に分けられます。 エネルギー不足時には、加水分解により、トリグリセリドが、グリセリンと高級脂肪酸になります。 グリセリンは、糖新生によりグルコースに変換されて、エネルギーとして利用されます。 高級脂肪酸は、β酸化の繰り返しにより、炭素数の少ない脂肪酸になり、糖代謝に組み込まれます。 それぞれ、どのような化学反応が起こっているのでしょうか? ●脂肪酸の合成・・・脂肪酸の炭素数は、どうして偶数が多いのだろう? ●脂質の合成と代謝・・・TFAをSFAと同じように代謝する手立ては、ないものだろうか? ●コレステロール・・・“悪者”みたいに思われていますが、少し誤解があるようです。 ●リポタンパク・・・LDLとHDL、何が違うの? 【タンパク質の代謝】 タンパク質は、加水分解により、色々なアミノ酸になります。 人体を構成するタンパク質は、20種類のアミノ酸でできていますが、 各種のアミノ酸は、どのような化学反応により、生合成されているのでしょうか? ●アミノ酸@・・・糖質や脂質と異なり、タンパク質には窒素原子が含まれています。 ●アミノ酸A・・・アスパラギンは、最初に単離されたアミノ酸です。 ●アミノ酸B・・・生体を構成するアミノ酸の中で、グリシンは唯一、光学異性体がありません。 ●アミノ酸C・・・植物が生合成できる、芳香環をもつアミノ酸について見ていきます。 【その他】 ●ニトロシルカチオン・・・焼き肉の焦げた部分に発がん性がある・・・って、どういうこと? ●ルチン・・・アレルギーフリーの蕎麦は、果たして蕎麦なのか? 蕎麦って何? ●神経伝達物質・・・ノルアドレナリンとアドレナリンは、異なるの? ●ホルモン・・・なぜ、ホルモンは、特定の場所からしか分泌されないのだろう? ●サイトカイン・・・インターフェロンやインターロイキンなど、免疫反応に関わる低分子のタンパク質です。 ●ビタミン・・・生体内では合成されないので、外部より摂取しなければなりません。 |
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