ビタミン
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微量で生体内の代謝やその他の生理現象を円滑に行わせる有機化合物を「ビタミン」と言い、 生体内では生合成されないため、外部より摂取しなければならない栄養素です。 全部で13種類あり、脂溶性のもの(4種類)と水溶性のもの(9種類)に分けることができます。 各ビタミンの化学構造を知ることで、薬の開発につなげることができます。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 【脂溶性ビタミン】・・・ビタミンA、D、E、Kの4種類あります。 (01)ビタミンA(レチノール)・・・抗乾燥因子です。 (02)ビタミンD(D2:エルゴカルシフェロール・D3:コレカルシフェロール)・・・抗くる病因子です。 (03)ビタミンE(トコフェノール)・・・抗酸化因子です。 (04)ビタミンK(K1:フィロキノン・K2:メナキノン)・・・抗出血因子です。 【水溶性ビタミン】・・・ビタミンB群(8種類)とビタミンCです。 (05)ビタミンB1(チアミン)・・・糖代謝に関与する補酵素として作用します。 (06)ビタミンB2(リボフラビン)・・・FADとして作用します。 (07)ビタミンB3(ナイアシン)・・・NADとして作用します。 (08)ビタミンB5(パントテン酸)・・・補酵素Aの構成成分です。 (09)ビタミンB6(ピリドキシンなど3種)・・・アミノ酸代謝に関与する補酵素として作用します。 (10)ビタミンB7(ビオチン)・・・補酵素として作用します。 (11)ビタミンB9(葉酸)・・・テトラヒドロ葉酸誘導体として作用する抗貧血因子です。 (12)ビタミンB12(シアノコバラミンなど3種)・・・コバミド補酵素として作用します。 (13)ビタミンC(アスコルビン酸)・・・抗壊血病因子です。 【欠番】・・・発見時にはビタミンだと思われていた化合物のうち、その後、除外されたものです。 (14)ビタミンB4・・・アミノ酸の一種アルギニンでした。 (15)ビタミンB8・・・アデニル酸(アデノシン一リン酸:AMP)でした。 (16)ビタミンB10・・・他のB群の混合物でした。 (17)ビタミンB11・・・ビタミンB9類似化合物でした。 (18)ビタミンD1・・・ビタミンD2単離前の混合物でした。 (19)ビタミンF・・・リノール酸などの混合物でした。 (20)ビタミンG・・・ビタミンB2のことです。 (21)ビタミンH・・・ビタミンB7のことです。 (22)ビタミンI・・・米ぬかの抽出物でした。 (23)ビタミンJ・・・カテコールなどの混合物でした。 「栄養素の代謝」に戻る |
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