アミノ酸@
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勉強するときは、お菓子を食べながらすると良いです。 特に、甘いものが良いですね。 脳は、エネルギー源としてグルコースしか利用しないので、 グルコースが不足すると、集中力が切れて、勉強に身が入らなくなってしまいます。 私たちが活動するときのエネルギー源はグルコースであり、通常、糖質を摂取することで確保しています。 しかし、糖質が不足すると、仕方なく、他の物質からグルコースを生合成しないといけません。 これを「糖新生」と言い、タンパク質を構成するアミノ酸などから行われます。 では、ここで、アミノ酸の生合成について見ていくことにしましょう! ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 【タンパク質】 (01)アミノ酸(高3)・・・アミノ基(-NH2)とカルボキシ基(-COOH)をもつ化合物です。 (02)アミド結合(高3)・・・アミノ基とカルボキシ基から水分子がとれて結合(脱水縮合)することです。 (03)ペプチド結合(高3)・・・アミノ酸どうしのアミド結合です。 (04)ポリペプチド(高3)・・・多数のアミノ酸がペプチド結合で連なったものです。 (05)タンパク質(高3)・・・20種類のアミノ酸によるポリペプチドです。 (06)一次構造(高3)・・・アミノ酸の配列順序です。 (07)二次構造(高3)・・・ポリペプチド中のアミノ基とカルボキシ基の水素結合による、特殊な構造。 (08)αへリックス(高3)・・・4つのアミノ酸でひと巻きとなる螺旋構造です。 (09)βシート(高3)・・・伸びたポリペプチド鎖が往復し、折りたたまれて平面上に広がった構造です。 (10)三次構造(高3)・・・疎水効果により、二次構造からさらに細かく折りたたんだ複雑な立体構造です。 (11)四次構造(高3)・・・三次構造をとった複数個のポリペプチドが集まって形成する構造です。 (12)サブユニット(高3)・・・四次構造において、集合した複数個のポリペプチドの1個1個です。 (13)球状タンパク質・・・多くのタンパク質は、疎水効果により球状になっています。 (14)繊維状タンパク質・・・硫黄原子を含むタンパク質は、ジスルフィド結合により繊維状になりやすい。 (15)機能タンパク質・・・球状タンパク質は表面の親水性により、体液に溶け込み、移動しやすいです。 (16)構造タンパク質・・・繊維状タンパク質は表面の疎水性により、体液に溶け込むことはありません。 【グルタミン酸・グルタミン】 (※)事前に、「クエン酸回路」について学んでおくと良いです。→ こちら (17)ペプシン(高1)・・・胃液中に存在する酵素で、タンパク質を短いペプチドに分解します。 (18)ペプチターゼ・・・小腸上皮に存在する酵素で、ペプチドをアミノ酸にまで分解します。 (19)グルタミン合成酵素・・・グルタミン酸とアンモニアからグルタミンを生合成します。 (20)グルタミン酸合成酵素・・・グルタミンとα−ケトグルタル酸からグルタミン酸を生合成します。 【プロリン】 (※)事前に、「解糖系」について学んでおくと良いです。→ こちら (21)グルタミン酸の還元・・・グルタミン酸セミアルデヒドが生合成されます。 (22)イミンの生成・・・1−ピロリン−5−カルボン酸になります。 (23)水素の添加・・・プロリンが生合成されます。 【アラニン・バリン】 (※)事前に、「解糖系」について学んでおくと良いです。→ こちら (24)ピルビン酸(高2)・・・解糖系の産物です。 (25)アラニントランスアミナーゼ・・・ピルビン酸とグルタミン酸からアラニンが生合成されます。 (26)アセト乳酸シンターゼ・・・2分子のピルビン酸からアセト乳酸が生合成されます。 (27)還元&異性化・・・アセト乳酸から2,3−ジヒドロキシイソ吉草酸が生合成されます。 (28)脱水・・・2,3−ジヒドロキシイソ吉草酸からα−ケトイソ吉草酸が生合成されます。 (29)バリントランスアミナーゼ・・・α−ケトイソ吉草酸とグルタミン酸からバリンが生合成されます。 「栄養素の代謝」に戻る |
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