17年12月8日にみんなのクレジットからの報告では、担保価値が1.3億円しかなく、6月20日の報告の担保価値5億9263万円から大幅に減額されていることに疑問を持った私は、ダメ元でみんなのクレジットにメールにて問合せを行ないました。
すると、こんな回答が返ってきました。
・・・・・・
・・・
◯◯◯◯様
平素はみんなのクレジットにご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
いただいておりますお問い合わせにつきまして、ご連絡いたします。
返信が遅くなりました事を心よりお詫び申し上げます。
既存ファンドの現状について:
当社が、金融庁より本年3月24日に拝受した行政処分に記載がございますように、当社が処分を受けた理由は大別しますと、以下の2点に集約されます。
1-ファンドの勧誘において、投資判断に大きく関わる情報について、誤解を生ぜしめる内容があった事。 (投資先が集中しているなど)
2‐ファンド募集した資金の貸付先における使途について、不適切な使途があった事。(以下、参照)
弊社は、5月24日に当時の親会社であった甲社と資本関係を解消し、現在は、新会社及び新経営陣の下で旧経営陣による運営及び行政処分にかかる是正を行っております。
3月24日の行政処分を拝受するまでの甲グループの未償還金約31億円の内、約50%に相当する約16億円は、不動産仕入れ及び建築関連費用に使用され、また、美術品では、原画や版画の仕入れに使用されました。
しかしながら、残りの約50%については、甲グループの運転資金(人件費、家賃、その他経費)および事業運営資金として使用され、「資産」という形では存在しておりません。
また、弊社と甲が「貸手と借手」といった「金銭の債権者と債務者」となる利益相反にあたる関係に対して、同一の代表者で運営していたことがこうした資金運用を招き、更に、新規のファンドで過去のファンドの償還を実行する間違った資金運用の是正は容易ではなく、現在に至っております。
尚、前述いたしました不動産、家屋や絵画については、順次売却を実行し、その資金を利用して本年4月28日以降のファンドの償還資金や配当金を拠出して参りました。
その最中に7月5日付けでお知らせいたしました鑑定資産額は不動産と美術品はそれぞれ533,200,000円、59,439,300円の合わせて592,639,300円でございました。
7月以降も美術品を全て売却し、不動産に関しましては売却や入れ替えなどがございましたが、現状では弊社が抵当権を付した不動産が鑑定価格で1.3億円、不動産担保ローン会社に供されている不動産の鑑定価格は5.0億円となっております。
以上でございます。
この度は、大変なご心配をおかけしておりますこと、重ねてお詫び申し上げます。
何卒よろしくお願いいたします。
**********************************************************************************************
株式会社みんなのクレジット
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-19-2 スプラインビル8F TEL : 03-5457-1621 FAX : 03-5457-1622
・貸金登録番号:東京都知事 (1) 第31585号
・金融商品取引業第二種:関東財務局長(金商)第2905号
・日本貸金業協会会員:第005927号
**********************************************************************************************
お金の流れが少し分かった気がします。
半分は真っ当に事業経費に使われていて、不動産仕入れや建築関連費用、美術品の仕入れに使われ、残り半分はテイクオーバーホールディングス(ブルーウォールジャパン)の運転資金(人件費、家賃、その他経費)および事業運営資金という名の新規のファンドで過去のファンドの償還、この回答では記載されていませんが、多分多額の広告宣伝費やキャッシュバック、関連会社の増資も含まれているだろう)。
営業していた2016年4月から2017年3月までの間、もうすでに自転車操業状態だった事を物語っています。
こんな経営状態だったのに「120%の担保を設定し投資家の皆様に安全を考慮した案件の提供」と言っていたのだから、まさしく詐欺です。
白石はこんなズサンは経営状況をどのように会社運営を継続していこうと思っていたのでしょうか?
なんとかなるだろうと思っていた?
もうしくは、投資家を騙しても会社を継続して行こうと思っていた?
はたまた最初から出資金をだまし取ろうと計画していた?
白石本人に聞いてみないとわかりませんが、これだけははっきり言えます。
金融庁が行政処分を出さなければ、もっと被害が多くなっていたに違いないと思うと恐ろしくなります。
我々が投資していたお金はこの時点ですでに無くなっていたことを物語っています。
2017年4月28日以降のファンドの償還資金や配当金の支払いに、担保していた不動産、家屋や絵画を順次売却していたということです。
6月28日までは償還金がでていました。
7月になると第1案件の元本の償還金が支払われず、第2案件のみで分配金だけが支払われています。
この時期、支払われるはずの償還金が1日遅れたり、多少のゴタゴタした時期がありましたが、担保の売却に時間を要し遅れていた経緯が容易に想像できます。
ようするに、行政処分をくらい、業務停止した4月から金融庁の監視下に入ったので、自転車操業ができず、通常の営業利益から償還金や分配金の支払いができず、担保を売却しながら我々に支払っていたということになりますね。
すでに、投資した時点で我々のお金はなくなっていた事実がこれで読み取れます。
4月28以降から担保を順次売却して目減りしている最中に、7月5日発表の報告では資産価値がまだ存在し、担保されているかのような振る舞いを取るみんなのクレジットも相当の悪です。
このひた隠していた事を投資家に知られずに、民事や刑事に訴えても困らないように、虎視眈々と準備していた可能性が濃厚です。
白石は自分の損害を1000万円まで減額させるよう申請したり、みんなのクレジットの代表を退いたり、多分ほかにも証拠を隠滅したり、法律にの取って自分が逃げ切る計画を立てていたのでしょう。
我々投資家は白石に相当な時間を提供し、逃げ切る期間を与えてしまっていたのです。
この時期に多少なりとも資金の流れと担保状況を話すということは、白石の逃げ切り作戦がすべて順調に進み、もしくは完了し、投資家が泣き寝入りをするのを指を構えて見ているかもしれません。