赤ちゃんが飲む粉ミルク・液体ミルクの種類と比較、選び方

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ライフスタイル情報へ

各社から様々な種類の粉ミルクが発売されています。
赤ちゃんの為に様々な有用な栄養成分が配合され、知恵を絞って各社とも粉ミルクを開発されています。
ほとんど栄養成分の構成比率はかなり似通っています。
この多種多用な粉ミルクの中で、なにが良いのか分からなくなっていませんか?
そこで特色ある成分をピックアップし比較、それぞれ赤ちゃんの嗜好や症状に合った最適な粉ミルクを選択できるようできるだけ情報を掲載いたしました。。
もちろんこれは絶対お奨め!という事は言い切れませんが、この比較しまとめた情報を参考にして赤ちゃんの好みに合った粉ミルクに出会えるきっかけができれば幸いです。

新生児用レーベンスミルク、0歳児~

母乳が不足してあげられないとき
混合栄養でもお使いいただけます。

昔から粉ミルクを製造している老舗メーカーなので値段の割りに主要な栄養成分がバランス良く配合されていて品質が高い。
特に感染予防、免疫力を強化し炎症を抑制するラクトフェリンを配合し、母乳に含まれないβ-ラクトグロブリンを低減し牛乳アレルゲンをなくしています。(ただし、、牛乳に敏感な乳児では治療用として使えません。)
味は素朴な甘さで他メーカと違い砂糖の甘さがそれほど強くない。
すぐに溶けてだまになりにくく使いやすい。
赤ちゃんの成長を助ける必須栄養素の一つであり、母乳に元々入っているカルニチンがこの粉ミルクのみ配合されている。
ラクトアドヘリンを増強し、感染防御機能を強化。
牛乳アレルギーの原因の一つであるβ-ラクトグロブリンを80%低減。(ただし、、牛乳に敏感な乳児では治療用として使えません。)
母乳、とくに初乳に多く含まれ、感染予防、免疫力を強化し炎症を抑制するラクトフェリンを配合
脳や神経組織に有用に働くスフィンゴミエリンを含有。
他のメーカーではビフィズス菌などの腸内善玉菌を増やす効果があるオリゴ糖は1種類しか配合していませんが、この粉ミルクは2種類のオリゴ糖、オラクチュロールやラフィノースを配合し、栄養成分の量を母乳に近づけたミルク。
        他の製品には配合されていない特色ある成分が配合されています。
神経系、特に脳の発達に働きかけるガングリオシド
初乳に多く含まれ、新生児の未熟な免疫機能を強化し、ウィルスなどの感染を防御するシアル酸
母乳に多く含まれ、免疫機能や記憶力の向上に役立つリボ核酸(RNA)
また、母乳に近い13%の調乳濃度にしているので、赤ちゃんに負担をかけないように施しています。
衛生的に調乳できるよう、缶の側面に抗菌加工を施工。
アトピー性皮膚炎などの湿疹や花粉症などのアレルギー体質の予防や改善に、各社同様にαリノレン酸が配合されています。
さらに上記と同じ効果があり、各種の炎症を抑える効果や外耳炎などの抑制、免疫機能の正常化が期待できるγリノレン酸も追加配合されています。
母乳の初乳中にはたくさんのβ-カロテンが含まれており、他のメーカーより含有率が非常に多く含有されている。
免疫力に有用に働くヌクレオチドの含有率が他のメーカーより多く含まれている。
乳幼児の脳の発達に係わるDHAが成分表には記載していな理由として、DHAの基になるエゴマ油を配合し母乳に近い味や香りに整えている。
活性酸素から体を守るシスチンが含有していない一方、脳や神経組織に有用に働くスフィンゴミエリンを含有。
母乳によく似た乳糖の甘さ、人によってはお菓子的な甘さに近いといわれる。
成長ホルモンの分泌を促進し、体の成長を助ける働きをする(筋肉の増加、骨の強化、病気への抵抗力上昇、精神の安定、強化)のアルギニンが配合されています。
初乳に多く含まれ、感染予防、免疫力を強化し、炎症を抑制するラクトフェリンを配合
調乳濃度は、母乳に近い13%。
各種栄養素を母乳の比率に近づけています。

液体ミルク

日本で初めて販売した液体乳幼児用ミルクです。
粉ミルクのアイクレオのバランスミルクを参考に、内容成分はまったく同じで、「お湯を準備する」「溶かす」「薄める」「冷ます」等の手間がなくなりますし、真夜中にミルクを用意したり、お出かけ時に常温で赤ちゃんにあげられる利点を考えればずいぶん育児が楽になること請け合いです。
賞味期限も半年ですので、水の確保が難しい災害時等の非常用としてもとしても重宝することでしょう。



新生児、0歳児~アレルギーが気になる。または予防したい赤ちゃん向けの粉ミルク

下記に示す粉ミルク類はアレルギー疾患用ではありません。

栄養バランスを森永 ドライミルクはぐくみをベースに牛乳たんぱく質をペプチド化
消化吸収力が弱い赤ちゃんは上手に栄養が摂取できにくいので、たんぱく質を細かく小さくし、消化吸収しやすくしたもの。
ただし、エネルギー源として乳糖を配合し、牛乳たんぱく質の加水分解が十分でない為、乳糖不耐症(牛乳やミルクを飲んで下痢や腹痛を起こしてしまう)には向きません。
アイクレオのペプチドミルク 800g
アイクレオ
売り上げランキング: 3,077
アイクレオのバランスミルクをベースに牛乳たんぱく質をペプチド化した粉ミルク
たんぱく質を細分化し、消化吸収力を高めたもの。
免疫力に有用に働くヌクレオチドの含有率が他のメーカーより多く含まれている。
母乳の初乳中にはたくさんのβ-カロテンが含まれており、他のメーカーより含有率が非常に多く配合されている。
ビタミンAが多い
E赤ちゃんと比べると以下の栄養素が配合されていない、もしくは低く配合されている。
脳や神経組織に有用に働くスフィンゴミエリン。
骨の形成やたんぱく質の代謝などに役立つマンガン。
活性酸素から体を守るシスチン
初乳に多く含まれ、感染予防、免疫力を強化し炎症を抑制するといわれ母乳に近いと言われているラクトフェリンが配合されていない。

生産終了

満9ヶ月~3歳児までのフォローアップミルク

母乳や育児用ミルクが減り、離乳食が3回になり始めの時期に、離乳食だけからでは補えない鉄、DHAを配合し、栄養素強化、ビタミン類、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、βカロテンを豊富に配合する事により急激に育つ赤ちゃんの成長を手助けするミルクです。
また、脂質、タンパク質、炭水化物の比率を成人の食事のものに近づけています。
どのメーカーを選んでも遜色ない優れた粉ミルクである事は間違いなく、バランスよく配合された栄養素はどれを選んで飲ませても健康で強く育てていけるとても高品質な製品ばかりです。
各社とも栄養成分比率は非常に似通っています。

値段が安くオーソドックスな栄養含有率。
昔から粉ミルクを製造している老舗メーカーなので安心して使用できる。
他メーカー製より若干βカロテンが少ない
あきのこないあっさりとした風味なので、母乳や育児用ミルクから無理なく移行。
フォローアップミルクで唯一、脳や神経組織に有用に働くスフィンゴミエリンを含有し、尚且つ感染予防、免疫力を強化し炎症を抑制するラクトフェリンも配合されている。
また、整腸作用に有用な2種類のオリゴ糖配合。
βカロテンや脳の発達や慢性皮膚炎などの予防、アレルギー体質への作用、視覚改善に有用な働きをするDHA、神経系に良いとされる葉酸が他メーカー製より若干多く含まれている。
オーソドックスな栄養含有率。
メーカーでの説明では「赤ちゃんの食生活実態調査」を元に開発、栄養素をバランスよく補給できます。
甘くなくあっさりとしたとても飲みやすい風味。
調乳時の衛生環境を向上する為に、缶の側面に抗菌加工を施しました。
アイクレオの粉ミルクは基本的に味は甘め。
離乳食を開始して色々な味や嗜好を覚えた赤ちゃんでも好んで飲んでくれるでしょう。
免疫力に有用に働くヌクレオチドの含有率が他のメーカーより多く含まれている。
また、脳の発達や慢性皮膚炎の予防、アレルギー体質への作用、視覚改善などに働きかけるDHAが配合されていないのが残念。
   チルミルと比較するとあらゆる有効に働く各種栄養成分が均等に配合されています。
もちろんラクトフェリンが配合されていますが、このたっちは脳や神経組織に有用に働くスフィンゴミエリンが入っていません。
宣伝費を抑えているので流通量はそれほど多くはないですが、価格が安く他のブランドより少し量が多い850g。

アレルギー疾患用粉ミルク

ミルク、牛乳、卵・大豆アレルギー、難治性下痢症(ウィルスや細菌など感染の原因がないにもかかわらず、2~3週間以上長引く下痢)、ガラクトース血症(乳糖の構成成分であるガラクトースを代謝する経路に生まれつき障害がある為、体内に大量のガラクトースがたまり、生後2週間以内に哺乳力が低下し嘔吐、下痢をおこしてしまう病気)、乳糖不耐症(牛乳やミルクを飲んで下痢や腹痛を起こしてしまう)などの赤ちゃんに対してアレルギーの原因物質を除去したり、たんぱく質の大きさを変えた粉ミルク。
これらのアレルギー対策用粉ミルクを使用するにあたって、専門の医師に相談してから使用を開始して下さい。

アレルギーの原因物質
母乳や牛乳中に含まれる以下のアレルギーの原因物質を除去、或いはたんぱく質の大きさ(分子量)を小さくし、アレルゲン性を低下。
乳糖:牛乳や母乳に約5%含む
乳たんぱく質:牛乳には約80%を占めるカゼインという物質が入っている。母乳の場合は約30%。
乳清(ホエイ)たんぱく質:βラクトグロブリン
乳糖やカゼイン、乳清入りのミルクを飲ませるとアレルギー反応を示す赤ちゃんがいるなど症状は様々です。
アレルギー症状の強さも影響しますので、粉ミルクが合わない赤ちゃんもいるので注意が必要です。
分子量が低いほどアレルギーを起こしにくい。

たんぱく質の大きさ(分子量)を小さく加工する方法と種類
加水分解乳
一般的なアレルギー対応ミルク。
カゼイン加水分解乳や乳清加水分解乳と種類が分かれます。
たんぱく質の大きさ、分子量にも違いがあるのでアレルギーの度合いに合ったミルクを正確に選ぶ事が重要です。
大豆乳
大豆タンパク質を使ったミルク。
牛乳アレルギーで大豆は大丈夫な赤ちゃんに利用。
アミノ酸乳
タンパク質を含まない、完全にアミノ酸まで分解したミルク。
アレルギー反応が強く出てしまったり、大豆アレルギーの赤ちゃん向け。
長期間使用すると肝臓などに負担がかかる為、改善後速やかに別のアレルギー対策ミルクへ切り替える必要があります。

ミルクアレルギー、卵・大豆アレルギー、難治性下痢症ガラクトース血症などの赤ちゃんに
牛乳乳清たんぱく質を酵素分解し、アレルゲン性を通常のミルクの百万分の1程度まで低減し、乳糖を含まず、風味と溶けのよさを実現。
エネルギー源としてデキストリン(デンプンを加水分解した時の,麦芽糖やブドウ糖になる途中にできる中間物質)を使用。
成長育成に必要な脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルを消化吸収しやすい形でバランスよく配合。

乳清加水分解乳
分子量:約2000以下
乳糖:×


乳糖不耐症ガラクトース血症、または普通の粉ミルクを飲むと下痢や腹痛などを伴ってしまう赤ちゃんに
乳糖を含んでいません。
牛乳たんぱく質(カゼイン)を含んでいます。
大豆(レスチン)を含んでいます。

乳糖:×

ミルク、牛乳、卵・大豆アレルギー、乳糖不耐症が出る赤ちゃん向けの粉ミルク。
乳糖、大豆成分、卵成分も含まないよう充分に配慮し、アレルギー性を著しく低減した乳たんぱく質消化物(カゼイン)とアミノ酸を配合。
脂質、糖質、ミネラル、ビタミン、ビタミンK、ヌクレオチド、タウリン、β-カロテン、オリゴ糖(ラフィノース)などの栄養素をバランスよく配合。
エネルギー源として澱粉とデキストリン(デンプンを加水分解したとき,麦芽糖やブドウ糖になる途中にできる中間物質)が使われている。

カゼイン加水分解乳
乳清タンパク除去
分子量:1000以下
乳糖:×


ミルク、牛乳、卵・大豆アレルギーが出る赤ちゃん向けの粉ミルクです。
酵素によって乳たんぱく質を加水分解し、膜ろ過によってアレルゲン性を低下させ、乳たんぱく質消化物に成長に必要な栄養素をバランス良く配合したミルクアレルギー用、アレルゲン除去粉ミルクです。
MA-miは多少苦味があり、ごく低温のお湯で溶くと和らぐので、最初はは白湯、湯冷ましで溶いていきながら高温のお湯を注ぎ足してその後適温に調整します。
ニューMA-1と比べるとMA-miは溶けやすい。

カゼイン加水分解乳
乳清加水分解乳
分子量:2000以下
乳糖:微量入っている


  先天性、一過性、二次性乳糖不耐症ガラクトース血症、下痢や腹痛をきたす赤ちゃん向け。
牛乳、大豆アレルギーの赤ちゃん向けではありません。
糖質として可溶性多糖類とぶどう糖を使用し、乳糖、ショ糖、卵の成分はまったく含まれていない。
例えばロタウィルス等に感染してしまい、今使っているミルクを飲ませると下痢を起こしてしまう赤ちゃんにラクトレスを混ぜてたりといった使い方があります。

乳糖:×

惜しまれつつ2016年に生産終了してしまいました。

乳成分を含む普通の粉ミルクや牛乳を飲んでいてアレルギー症状が出てしまう赤ちゃん向け。
またはミルク嫌いの赤ちゃんに適しています。
牛乳成分を使わず、豆乳の大豆たんぱく質を使ってできた粉ミルクですので、大豆やピーナッツアレルギーを起こしやすい赤ちゃんには勧められません。
炭水化物は、デキストリン、ぶどう糖、オリゴ糖を使用。
アレルギー用ミルクは味がよくないらしく飲みが悪くなりがちですが、こちらはよく好んで飲む事ができます。
ただし非常に溶けにくい。

大豆乳

乳糖不耐症や大豆、牛乳、ミルク、卵でのアレルギー症状がでてしまう赤ちゃん向け粉ミルクです。
乳糖は含まれておらず可溶性多糖類を使用。
大豆油や米油以外の植物性油脂を使用しているので、大豆アレルギーの赤ちゃんでも安心。
精製アミノ酸を唯一の窒素源としいるので、たんぱく質に対するアレルギーの心配がありません。

アミノ酸乳
乳糖:×


牛乳、卵アレルギーや乳糖不耐症ガラクトース血症の乳幼児にお使いいただけるミルクです。
乳糖が含まれず、卵成分も入っていません
酵素分解によって牛乳たんぱく質を細かく分解し、アレルゲン性を抑えたミルク。
大豆レシチンが配合されているので大豆アレルギーの赤ちゃんは使用を控えて下さい。

カゼイン加水分解乳
乳清除去
分子量:1000以下
乳糖:×


補助食品
ミルクや離乳食が食べられない時のエネルギー補給のための消化吸収のよい麦芽糖です。
湯ざましなどに溶かしてお使いください。
また、離乳食の味付けに砂糖の代わりとしても使えます。

雑談掲示板