みんなのクレジットが業務停止命令1ヶ月
慌ただしく動く周辺の動き
分配金と手数料の怪

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2017年3月24日に証券取引等監視委員会にて行政処分の勧告がなされました。
みんなのクレジットが近く行政処分へ2017年3月24日1日の動き
それから6日経ちついに行政処分が下りました。
その内容と2017年3月28日の分配金がどうなったかをお伝えします。

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みんなのクレジットの処分は業務停止1ヶ月。

みんなのクレジットが近く行政処分へ2017年3月24日1日の動き
これだけの事をしでかしたのだから半年の業務停止、もしくは金融商品取引行2種免許剥奪の可能性もあり、投資家や融資先企業の方々も戦々恐々としたのではないかと思います。
かという私も100万円もの大金をみんなのクレジットに投資してい

ますので、薄氷を踏む思いでビクビクしていました。
気になる処分内容が2017年3月30日に発表しました

(1)  業務停止命令
 金融商品取引業のすべての業務(顧客取引の結了のための処理を除く。)を平成29年3月30日から同年4月29日まで停止すること。

(2)  業務改善命令
1) 本件行政処分の内容について、顧客に対し速やかに適切な説明を行うこと。
2) 今般の法令違反及び投資者保護上問題のある業務運営について、発生原因を究明するとともに、直ちに是正すること。
3) 顧客が出資した財産の運用・管理状況を正確に把握し、顧客に対し、顧客が出資した財産の運用・管理の状況その他必要な事項の説明を速やかに行うこと。
4) 顧客の意向確認を実施し、顧客の公平に配慮しつつ、意向に沿った対応を行うなど、投資家保護に万全の措置を速やかに講ずること。
5) 責任の所在を明確化し、社内処分等を実施するとともに、金融商品取引業者として必要な、内部管理態勢を再構築すること。
6) 当社、当社の親会社及びその関係会社の財務状況を正確に把握し、当社における今後の資金繰り計画を策定すること。
7) 上記1)〜6)までの対応・実施状況について、1カ月以内(改善策が策定・実施され次第随時)に、書面により報告するとともに、その実施状況を、すべてが完了までの間、随時書面により報告すること。
関東財務局より抜粋

上記処分内容を見ると・・・。

同業他者のクラウドバンクが受けた行政処分が3ヶ月の業務停止と比べると1ヶ月は遥かに軽い処分です。
この差はいったいなんでしょうか?

今回の処分でみんなのクレジットがHP上で説明

行政処分の受けることになりホームページ上で是正処置、改善内容と謝罪を公に発表しました。
みんなのクレジット 証券取引等監視委員会の勧告についての詳細版発表
要点だけ掻い摘んで言うと・・・。
貸付先について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
投資資金を速やかに運用するために自社グループに貸付先が集中してしまった。
同一貸出先は同一表記にした。

担保について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
急激なファンド数の増加で管理が追いつかなかった。
書類上を見直し各融資上にて担保されていることを確認

ファンドの償還資金に他のファンド出資金が充当されている状況
対象融資の変動により償還金に充填してしまった。
融資管理を実施し中期的には問題なし

当社のキャンペーンにファンド出資金が充当されている状況
関連会社に融資した資金は運転資金として使用、その中にキャシュバックキャンペーンがあり、中期的には親会社から回収可能、キャンペーンは初年度のみ。

白石伸生代表取締役(以下「白石代表」という。)がファンド出資金を自身の借入れ返済等に使用している状況
ファンド資金は直接白石代表に支払われていない。
関連会社から報酬として支払われて貸し付けられていたが、過去2年分返済した。

甲グループの増資にファンド出資金が充当されている状況
関連会社の増資に充填していた。
これからは募集をかけるときはその旨を記載する。

ファンドからの借入れを返済することが困難な財務の状況
監査が入った時はそうだったが、2017年3月は売上単月5億円で回避されている。

また社長からお詫びと報告が記載されていました。
みんなのクレジット代表取締役白石伸生からのお詫びご報告発表
社長の言い分としては・・・。、

投資資金は分別管理しているから大丈夫

貸出先に関わる誤解
金融商品取引法では貸出先情報の開示が、貸金業法では匿名性が求められ2つの法律の狭間で監督官庁と協議していたが良案なきまま業務拡大してしまった。これからは番号制度を導入する。

財務状況
当局と協議し、3年を目処にグループ向け5割、外部向け5割に貸出比率にする予定だった。
しかし監査日はまだ9割グループ向けになっていて融資先が偏りすぎと指摘されてしまった。
土地の仕入れ、造成、建築、販売、これらは12ヶ月〜15ヶ月かかる。この工程一括でファンドを募集するべきだったが、複数工程を複数のファンドにわけて短期で募集
監査日は土地の仕入れのみで売上0だった。初期に募集したファンドが戸建の販売まで順調に進み、親会社の不動産部門の売上が急拡大したので3月以降のファンドも償還できる状況にある。

担保について
急激なファンド数の増加で契約上の不備があった。今は書面上担保されていることを確認している。

自身への借入
ニューアートプリモ・ジャパンアイペットなど様々な会社を起業し黒字化したら報酬を得るという事をやっていた。誤解を招く会計処理方法をやめ、仮払いから報酬に切り替える

社長から詳しい経緯と改善、対策が述べられてはいる。たしかに筋の通った釈明ではあるが。釈然としないのも事実。経理上のミスが多岐に渡っているが、単にミスなのか故意なのか?、どのくらいの資金が流れているのかこの発表ではわからない。詳細な財務状況を公開でもしない限り知り得ない情報ばかりでは顧客の信用を回復するのには全然足りない。でもたしかに言えることは1ヶ月の業務停止命令が出ていて、指摘箇所の報告義務を負わされているということだ。
信頼が地に落ちた会社の言い分を鵜呑みにするほど馬鹿ではないのが投資家です。現在運用されているファンドがすべて滞りなく償還されて初めて信頼が回復するのではないかと思う。

クラウドポートでも投資運用部責任者のインタビューが掲載

ソーシャルレンディングに特化した総合比較、ニュースサイトであるクラウドポートでみんなのクレジットの責任者のインタビュー記事が掲載されている。

貸出先について、投資家に誤解を生ぜしめる記載があった。
融資先情報の匿名化については当局から厳しく指導を受けていた。
融資先が同一であっても表現を意識的に変えていた。
グループ会社に貸付けが集中していた。隠す意図は毛頭ない。

行き過ぎた匿名性追求が原因とのことだが、他社を見ればだいたいの水準も分かるのではないのか?
匿名性を高めるというのを口実に、意図的に投資家を欺こうとしてたのでは?

投資家を欺く意図は全くない。
何度も当局とやり取りしていた。東京都に2,3回相談したこともある。
可能な範囲で融資先の具体化を行っていきたい。
判断は難しいが関係省庁に相談をしながら慎重に進めていく。

担保設定していないものが存在しているにもかかわらず、ファンドの貸付債権が保全されているかのような誤解を与える表示で募集した。
全ての融資に対して担保設定は行っている。
融資契約とファンドが社内書類上、紐付けできていないものがあった。
複数工程を複数のファンドに分けて、短期償還ファンドを組成して募集。当然、複数ファンドの1本目については社内書類上、融資契約書、売買契約書などとの紐付けがされる。しかしながら、その他のファンドについてはその紐付けができていないものがあった。
匿名性の観点からファンド間の関連性を提示していなかった。
指摘されても仕方がない状況だと思う。
管理が不十分であったと反省。
現在はすべての社内書類を整え、問題ない状態になっている。

ファンドの償還資金に他のファンドの出資金が充当されていると指摘、ポンジ・スキームではないのか。
売上てから返済するのが原則だが、融資先である甲社との取引とファンドが同時並行で増加するにつれ、甲社の管理が煩雑化、売上があがる前に返済してしまう事象が複数回発生。
取引実体があることは検査でも確認が取れている。
ポンジスキームでないことは断言できる。
ポンジ・スキームであれば刑事罰になっているはず。
融資と対象案件の対応関係をすべてチェックし、問題がないことを確認。

事務的なミスがあったとの事だが、未必の故意という言葉もある。このままの体制では危ういという自覚はあったのか?
危険だと思っていた。
金融庁の検査が始まる2週間前に、内部で模擬検査を実施しようとしていた。

金融二種業者としては、融資後も貸出先をモニタリングしなくてはならないのではないか。
貸出先がグループ企業だから甘くなっていたのか?

グループ企業なので甘えがあったことは認める。
外部の弁護士も含めた投融資審査会を設け公平に行ってきた。

白石代表が出資金を自身の借入れ返済等に使用しているのが最もインパクトをもって受け止められている。
甲社の内部で行われていた話。
甲社の白石に対する役員報酬は仮払金という形で払われていた。
仮払金が貯まってしまっていたというのが1つ。
白石の個人的な支払いや債務について、本来、役員報酬等の形で自分の個人口座で受け取ったお金を、個人口座から支払先に振り込み支払うべきだが、直接甲社の口座から支払い先に送金していた。
指摘を受け、白石が甲社に対して弁済しました。
現在ではこのような白石への支払いは精算し終わっている。

ファンドからの借入れを返済することが困難な財務状況。
財務についての指摘はみんなのクレジットではなく、融資先の甲社についての話。
仕入れが先行するとどうしても赤字は大きくなってしまう。
今月(17年3月)は黒字。
今年の11月頃までの案件は物件の売却が決定している。

甲社の財務諸表など証拠として何か公表していくつもりはあるのか?
貸出先を開示することに当たるため出すことができない。
何らかのものが出せないかということは考えております。今週都庁にも相談

今回の指摘を受けて、どのように対策をしていく予定か
指摘された事項の80%程度は検査期間中に改善。
コンプライアンス態勢、内部管理態勢の強化中。
検査期間中にコンプライアンス部門に1名、管理部門に2名、人員。
情報伝達や資金管理の仕組みについて、できる限りシステム化する方向。

グループとはいえ、融資元と融資先がそもそも管理人員を共有していることは問題ではないか。
管理部門を共通化している会社も多いが、追いつかない部分は有り問題だったと思う。。利益相反が起きないよう、第三者が参加する融資委員会を作るなどしていたが今後は体制を更に強化。

投資家に向けて「お金は返ってくる、大丈夫だ」と一言あれば安心するのではないか
勧告が出た金曜日から何十本という投資家からの電話に対応、預り金の払い戻し請求がある場合は応じている。
一度このような事態を招いてしまった。挽回するにはこうして積み重ねていくしか無い。
書類上のことであり、貸付先に対する運用というものは確実にされている。

一言投資家の方にコメントして頂きたい。
お詫びしか無い。
現象そのものについては存在。
帳尻が合っているとしても、わかりにくくなっており管理が杜撰であった申し訳ない。
言葉だけではなく行動で示していくしか無いということを全員思っている。

クラウドポートより抜粋

社長の弁明、投資担当者のインタビューからも同じ様な答えが帰ってきます。
出資金の流用、事務的なミスと、業務の増加による償還、融資の先走りと混同、白石社長の報酬金の取扱の相違、社員9人しかいないのにシステム化されていない内部資金管理体制。
これでは間違いが起こります。
職場の環境下では必ずヒヤリハットが存在します。従業員又は社長は必ずこういう事案を経験したはず、しかし、会社の取引が多くなると、ミスに気が付きながらも訂正しようにも時間が取れなくなり、ついには暴発、爆発してしまうのが典型的な例です。この投資責任者も危険性を自覚していたわけです。自主的に立ち止まって整理する余裕を持たせる勇気と決断が社長の判断だったのに、今回は社長自らも爆弾を持っていたというのだから、会社を行末を決定させる社長の方向性は間違っていたということになると思います。
顧客の信頼を失墜させた責任、今後の出資金の取扱を徹底した情報公開と粛々と償還金と分配金を滞りなく行って欲しいものです。

白石社長の辞任を表明

ファンド・管理体制の強化の構築が整い次第、責任を感じて社長の座を退くという。
社内管理の甘さ、また自分自身の管理体制の不手際が露骨に出てしまったので当然といえば当然なのだが、業務停止命令復帰後ファンドの募集しても、ボンジスキールと問われかねない事をしでかしたのだから、どのくらい集まるのか見ものです。
ここの社長の腕の見せどころ、今までのように現金キャッシュキャンペーンを大々的に売っても人は集まらないと思う。どのようなサービス展開に舵を切るのか注意してみたいと思います。

ついに被害者の会設立
弁護士が動き出す?

まだ実質的に被害を被っていなく、被害者が誰もいない状態なので様子見状態が続いていますが、みんなのクレジットの行政処分の勧告内容と業務停止命令の報道を受けて、現在みんなのクレジットの周りで被害者の会及び弁護団結成の検討が入っているとの情報があります。
貴方を幸福にするFXブログ みんなのクレジット被害者の会 集団訴訟参加者募集
ブロク主は2000万円も投資に回していますのでその必死さが伝わってきます。


株式会社みんなのクレジットに対する証券取引等監視委員会の勧告について | あおい法律事務所
おあい法律事務所は過去に数々の投資被害・金融商品取引被害・先物取引被害者救済に対して損害賠償請求に長け、詐欺案件に強いと有名な弁護士集団らしいです。その法律事務所が動き出す予兆があります。
ここ一週間で問い合わせが複数件寄せられているとの事でコメントを発表しています。
今回も、必要に応じて集団的に被害回復手続を行うことを検討しています。
場合によっては、弁護団を組成するなどして、集団の説明会等を行う場合もあります。

との記載から実質的に被害が発生したら裁判沙汰になる可能性が大いにありそうです。

3月24日払戻依頼と28日の分配金どうなった?

みんなのクレジットが近く行政処分へ2017年3月24日1日の動きの報道と勧告内容を確認し急遽3月24日に口座に残っていたお金を払戻依頼を掛けました。
また、3月28日の分配金の動向をお伝えします。

みんなのクレジット異動明細


銀行の入出金明細

3月24日払戻依頼受理
払戻依頼を掛けた18960円が3月27日に銀行に振り込まれています。しかしなぜか払出手数料540円が引かれていません。ラッキーと捉えるべきか?はたまたこの手数料も我々投資家の大切な出資金から出されているのか?逆に不安になってしまいます。この件について未だに公式での発表がありません。
3月28日の分配金
ちゃんと分配金3958円が入っています。が不安しかないこの会社に預けているお金なんてないのでまた払い戻し依頼を掛けました.がなぜか今回手数料引かれ3418円の入金になっています
前回と今回の差っていったいなんなんでしょうか?
こんなことされたらますます疑心暗鬼にかられ投資家の信用がますます下がってしまいます。

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