記録メディアの寿命を延ばす保管、保存方法

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CDやDVD、ブルーレイディスクなどの光ディスクや大容量HDDは長期保存しにくいメディアだ。
光ディスクの保護膜層にはポリカーボネートという材質を使っている。この材質は水分に非常に弱く、湿気を吸収し化学変化させ、レーザー光を通過しにく構造に変異させてしまい読み取れなくなってしまう欠点を持っている。
また、HDDは主要構成部品が多い為、湿気やホコリなど酸化によるサビで各部品の劣化によって読み込み不良が発生してしまうのである。
夏の強い日差し(紫外線の量)に加え、湿気も高く、このジメっとした空気により光ディスクの保護膜層や記録層の劣化、HDDに至っては磁気円盤の劣化にいたってしまう。
その為、記録を保持し続けるメディアの平均寿命はHDDが5年、光ディスクは5年から20年といわれている事をこちらのページで詳しく解説しているが、この短命で脆弱なメディアを少しでも寿命を伸ばし、中のデータを延命させる方法はある。
各記録媒体に共通しているのは湿気、ホコリ、日光(紫外線)、磁気から守る対策を施さなければならない。

カメラ用防湿庫

この中に入れておけば自動的に湿度をコントロールしてくれて、手間をかけずに貴重品を経年変化による劣化を防いでくれる。

ドライボックス

上記の防湿庫のように高機能な商品で管理すれば理想的だが、そうそう予算がない人もいるだろう。
そういう人は格安な簡易BOXを使用するのもいいだろう。
電子レンジでチンすれば再利用可能な乾燥剤も同梱。
簡易的な湿度計も付属しているのでコストパホーマンスは高く、値段のわりには重宝してくれる。
デメリットとしては湿度計があまりにも信憑性に欠ける代物だという事。
乾燥剤を定期的にリフレッシュする為に電子レンジでチンして復活させなければならず、これがけっこうめんどくさい。

保管庫に一緒に入れておくべき必要なもの。

脱酸素剤

酸素による酸化で、光ディスクの記録層と保護膜との接着剤が劣化により剥離、記録層が損傷してしまう場合があります。
また、ハードディスク稼動部やUSBメモリの接続端子部分のサビによる作動不能や接触不良の防止。
超長期的保存を検討する人は脱酸素剤を入れ、酸素を逃がしておく事も重要だ。

加熱再生式のドライユニット

除湿剤は大概が1回こっきりの使い捨てタイプが主流ですが、これはコンセントに挿して繰り返し使える経済的にもエコな商品。

導電性のウレタンスポンジ

本来の使い方は電子工作をする人向けで、CPUやICなどの電子部品や集積回路をこのスポンジに差して固定しておくことで静電気による破損を防止する役目に使うのですが、このスポンジを下に敷いた上で保管する事で、HDDやUSBメモリ、SDカードなどのフラッシュメモリを静電気による破損をから守ることができる。

CDやDVD、ブルーレイのメディアは黒の専用ケースで保管する

光ディスクは紫外線に弱く、記録層は太陽光の元で簡単に破壊されてしまいます。
そこでディスクを保存する時は光を通さない黒のケースに保管するべきです。
不織布を使用する保存方法もあるが、これは記録面に傷を付ける恐れがあるので避けるべきです。

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