出掛けていたのだけれど、帰ってくると木刀が置いてあった。
叔父が来ていたとのこと、私にとくれたとのこと。
赤樫のかなり濃い色をしている。
細身なのだが、重さはまるで、すぬけのようだ。
かなり密度の高い感じがする。
仕上がりもかなり良いものだ。
体が動きになじんでくる、
そうなるには練習しなければならないが、実際、複数の人間で毎日練習するのは難しい、それぞれ用事もあることだし。
と、なると、どう一人練習を充実させるかが重要になる。
さて、シャドーについて。
試合などを拝見しますと、ちゃっちゃっと動きなさいと思うことがあります。
お互いが間合いを取り、じっと動かないでいる、もしくは透明な円の上をぐるぐる回っている。
多分、剣道の有段者である作家、津本陽の言葉である・・・、ような気がする。齢を取って記憶力がすっかり衰えてしまったのだ。
散打の試合では、余程の実力差、相手がとっても弱いか、
散打について、ごそごそ書いて行こうと思う。
ただし、私は年寄りなので、そして、充分体も動かなくなったので観念論的な話に終始してしまい、はなはだ面白くない文章になるだろうと思う。
初速を最大に「突く」。
動き始めた瞬間が最高の速度で対象に当たるまでその速さを持続する。本に書いてあったことを、少し表現を変えてみただけでございます。
軽いものを動かす方が重いものを動かすより、速く動かすことができます。しかし、軽いものは堅いものに当たると弾かれたり、割れたりするわけで。