久しぶりに体術のことを少し書いてみますが。
腰痛と申しましても、様々な腰痛もありますし、原因も様々ですから、ただ、一つの方策で、腰痛解消とはならないでしょうけど、それを承知で少しばかり書いてみます。
「腰痛を避けるには腰を使わないこと」
ま、こういう意見を書かせていただきます。自分自身、歳をとって、周りも歳をとって思いますのは、70,80になっても、元気な方は若い頃、あまり肉体を酷使していない、逆に、歳をとって、あたちらこちら、身体が痛いだとか辛いというのは、それなりに身体を酷使してきた人に多い。
これは素直にそう思います。例えば関節にしても、軟骨でしたか、使えば使うほど磨り減りますし、再生しづらいとか。
もちろん、異論もありましょうけれど、おおよそにおいて、「使えば傷む」ということには、そうそう間違いないだろうとは思っております。
ですから、腰痛を防ぐには腰を使わない、腰をひねったり力をためたりしなければ良いのではと思うわけです。
さて、問題は、それで日常生活を送ることができるのか、ということです。腰を使わなければ、歩くことも、荷物を持ち上げることすらできないではないか。
1.腰を捻る動作について 捻るという動きを分散させること、これは、腰を開くという動きと共通します。例えば、椅子に座り、テーブルの向こう側のお醤油の小瓶を取る。こういう、設定において、貴方はどのような動作をするでしょうか。
大抵の場合、お尻を少し椅子から浮かせて、んーっと手を伸ばそうとするのではないでしょうか。まさしく、この動作は腰を捻って伸ばそうとする動きで、腰を痛める原因となるのではないでしょうか。
捻りを分散させるというのは、それぞれの関節において、少しずつ捻りを入れることで腰に捻りが集中しないようにするということです。右側に小瓶があるのなら、まず、右足の爪先を右側に向け、右の膝の力を少し弛め、腰、お腹、胸、肩、腕と捻りを分散させることで、腰への負荷の集中を減らします。もう一つ、上の段階になりますと、捻りをやめ、開くという動作になります。
多分、このように書いても理解はいただけないだろうなという気分もあります。言葉で簡単に伝わるのなら、世の中から腰痛は消えているかもしれませんから。
ただ、まっ、そういうこともあるのかなと頭の中の何処かに残していただければ、いつか、貴方の人生において、良い先生が貴方の前を通りがかるかもしれないし、その時、あ、いまだと気づきがあるかもしれませんから。
つづく
更新日 2015.04.19
反省していることがある。
でしゃばり過ぎた。いや、これでもサイトを管理人として好意的な賑やかさの方向へと向かわせようとしたのだ。
ただ、私は人望が無いので誰もついてこないのだ。
結果、一人で踊るはめになったのだ。
こうやって、ぶちぶちと人の見ていない日記を書き綴るくらいが、私にはちょうど良い。
いかに軸となる側の足裏を浮かせるか。
体重の載っている側の足の裏を浮かせることができるか。
波脚を身につけるための基本練習の開発など。
回転掌の変化とか。
基本連関杖、左半身中段追い突きから、右半身、回し打ちへの変化について。
中段追い突きで、軸が左の脇に移る。軸はその空間にて定位置になる。
この軸の位置を、その空間において絶対的に置いた上で、脇腹から後へ体を捲っていくようにさげながら、右半身になる。
言い換えれば、体の部分部分が前方の軸を通って、捲れるようにして後へと移動する。
上から見ると、鞭のしなりのように変化していく。
さて、問題は、体は紙のように薄くはなく、「捲る」という動きをそう簡単には実現できないということだ。
そこに技術がある。
体術でいうところの含みと流し、相手の突きを含み込みながら後方に流し、位置を捕る技術である。
杖の変化を相手の突きとし、含み込むことで、擬似的に、「捲る」と同じ動きを実現させることができる。
一本目捕り
中段突きの後、右に移動。
その後、左に移動するわけですが、この移動が少々手間。
左足で地面を蹴っては遅くなる。
左足の裏を地面に水平にする。
体の中、右に軸を移動させながら、同時に右を開く。
腰の上に上半身が乗ったところで、背中から後に引き寄せられるように移動する。
居合に比較すれば、掌打する右手が剣、その場合、左手は鞘となるのか。
掴む力より、開く力が重要。
様々な方向に向かう力が同時に存在する。
それを一つの方向にまとめ上がる。
移動・変化の時ですが、
足の裏はほぼ地面に対して水平です。いつも必ずではありませんけど。
さて、足の裏が水平であるためには、足首の角度が充分に変化できねばなりません。
前へ進む場合。
右足が前に出た瞬間、足の裏は足の移動に即して、水平を維持するため、その足首の角度が鈍角になって行きます。胴体の移動がありつつ、左の足首は鋭角から、直角と変化します。
さて、このように動こうとしますと膝と股関節の角度が抑制されます。つまり足首の角度が膝や股関節の動きを決めてしまうわけです。
それは同時に、胴体の変化がつま先まで直結することを意味しています。もちろん、これは蹴りにも通用します。
見方を変えますと、足の裏が宙に浮いている瞬間、水平であるためには、足の動きの主が膝でなく、股関節であること、実のところ、取りも直さず、胴体の変化が動きの主であることを示しています。
これは足首の変化という小さな動きが、実は、全身の動きによって表現されたもののひとつであるということです。
サンドバック、スタンドバック等を利用した太極拳の練習法。
透き間を蠢くための練習方法でございます。
これは斬るという体の動かし方と
ぶつかっている力を一瞬消す、
ただ消しただけでは押し込まれてしまいます。すぐに発現、
接点を変化させること
相手のバランス
あとでまとめること
音の録音のこと 倉島さんの本 Lマガジン