page top


◆4市17町2村


◆上川エリアの見どころ4コマ


◆上川エリアの名所



◆富良野・美瑛地区に広がるラベンダー畑
 上川エリアは、北海道の中でも観光スポットの宝庫。ドラマ「北の国から」の舞台となった富良野地区、美瑛町の「美瑛の丘」や「青い池」、人気の旭川市の旭山動物園などなど。また、富良野と言っても、富良野市、上富良野町 、中富良野町 、南富良野町と1市3町からなる。その富良野は、特にラベンダーで有名。もちろん周辺の市町村もラベンダーで彩られている。

富良野・美瑛地区に広がるラベンダー畑
(2002年7月、2004年7月、2006年7月、2009年7月、2015年7月、2021年7月撮影)

 北海道のほぼ中央、古くから交通の要衝として開け、大雪山や道北・道東への観光周遊の基地として最適の街。


 見所としては、優佳良織工芸館、国際染織美術館、雪の美術館の3館が建ち並ぶ《北海道伝統美術工芸村》や酒造りの歴史や道具を紹介した《男山酒造り資料館》などがある。また日本の近・現代彫刻を集めた《中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館》や旭川生まれの文豪・井上靖の資料を集めた《井上靖記念館》もあり、さらに今年は、旭川を代表する作家・三浦綾子さんの文学の世界を紹介する《三浦綾子記念文学館》が、代表作《氷点》の舞台となった《見本林》にオープンした。そのほか市内を一望する《嵐山》の周辺には四季の草花が咲く《北邦野草園》や陶芸、ガラス工芸品の工房が点在する《陶芸の里》があり、絶好の散策コースとなっている。また、石狩川の激流が渦巻く《神居古潭(かむいこたん)》も見逃せない観光スポット。話題沸騰の旭川の味を楽しむなら《旭川ラーメン村》にも立ち寄りたい。   
◇電話:0166-26-1111。
◇特産品:家具・クラフト・農産物・清酒など。
旭川観光コンベンション協会

三浦綾子記念文学館
 三浦綾子記念文学館は、1998年(平成0年)6月にオープンした。自然豊かな外国樹種見本林の中に建っている。館内は、展示や視聴覚ブース、図書室などがあり、三浦綾子の生涯と作品を知ることができる。外国樹種見本林は、三浦綾子のデビュー作であり、代表作でもある『氷点』の舞台。物語の世界を体験できる。約15haの広さの外国樹種見本林には、野鳥やエゾリスなどが生息し、森林浴などを味わうこともできる。


<『氷点』の舞台・外国樹種見本林 No.1>
・辻口家
 見本林の中には管理人の古い家と、赤い屋根のサイロと牛舎が建っていた。
 辻口家は、この見本林の入り口の丈高いストローブ松の林に庭つづきとなっている。(「誘惑」の章)

<『氷点』の舞台・外国樹種見本林 No.2>
・ストローブ松の林
 高いストローブ松の梢が風に揺れていた。それは揺れているというよりも、幾本ものストローブ松が、ぐるりぐるりと小さく天をかきまわしているような感じだった。(「線香花火」の章)

<『氷点』の舞台・外国樹種見本林 No.3>
・ストローブ松の切り株
(恋愛をするなら、わたしもこんなに激しく真剣な恋愛をしたいわ)
 その時、陽子の足もとをリスが走った。おどろいて立ち上がった時、白いワイシャツに黒いズボンの青年が、陽子をじっと見つめているのに気づいた。(「千島から松」の章)

<『氷点』の舞台・外国樹種見本林 No.4>
・堤防
 陽子ははうようにして堤防をよじのぼった。堤防にあがってふり返ると、陽子の足あとが雪の中に続いていた。まっすぐに歩いたつもりなのに、乱れた足あとだと、陽子はふたたび帰ることのない道をふりかえった。(「ねむり」の章)

<外国樹種見本林>
 旭川市に在住していた作家、故・三浦綾子の小説『氷点』の舞台となったことで有名な森林公園が神楽外国樹種見本林。もとは、外国の樹種が北海道の地でどのように育つかを観察するために、旭川市の郊外に試験的に植樹された見本林。明治31年から、神楽にストローブマツ、ヨーロッパトウヒ、ヨーロッパアカマツ、ヨーロッパトウヒの4種類を植林したのが始まり。当時、ニシン漁の全盛もあって、森の木々は薪として乱伐され、それによる漁獲高の減少が懸念されていた。木材需要に応え、さらに土砂崩れなどの災害を防ぎ、漁獲高の回復を図るために、北海道の森林資源の充実は早急の課題になっていた。現在でも北海道森林管理局の上川中部森林管理署が管理する自然休養林(レクリエーションの森)である。ストローブマツ、ヨーロッパカラマツ、ドイツトウヒなど、外国樹種を中心に52種6,000本の木々が連なるさまは、北欧の森を散策しているような気分に。見本林内には、三浦綾子記念文学館(1998年=平成10年開館)も建っていて、三浦綾子ファンの聖地となっている。(北海道STYLEから)

 三浦綾子記念文学館は、三浦綾子の文学の仕事をたたえ、ひろく国の内外に知らせることをねがい、多くの人々の心と力を合わせてつくられた。それはまた、三浦文学を心のゆたかな糧(かて)として、のちの世につたえていくことも目的にしている。三浦文学のその新しい人間主義の性格を、この文学館では〈ひかりと愛といのち〉ということばで受けとめ、いいあらわしている。
◇住所:〒070-8007 旭川市神楽7条8丁目2-15
◇電話:0166-69-2626。


三浦綾子記念文学館と外国樹種見本林(2021年5月撮影)

あさひやまどうぶつえん
 日本最北の動物園。動物の自然な生態が見られる行動展示(日本の動物園で一般的な、動物の姿形を見せることに主眼を置いた「形態展示」ではなく、行動や生活を見せる「行動展示」を導入したことで注目を集めた。


 ペンギンのプールに水中トンネルを設ける、ライオンやトラが自然に近い環境の中を自由に動き回れるようにするなど、動物たちが動き、泳ぎ、飛ぶ姿を間近で見られる施設造りを行っている。環境エンリッチメントとして、冬のペンギンの運動不足解消から始められた雪の上の散歩は人気イベントで、積雪時に限り毎日開催される。このほか、食事時間を「モグモグタイム」と題し、動物の行動を展示する催しも行われている。旭山動物園の行動展示は今後の動物園展示の指針として国内外の動物園関係者が視察に訪れるなど注目されている)を実施して、一躍有名になった。1997年(平成9年)以降は入園者数が増加し、北海道を代表する観光地として定着している。日本国内だけではなく海外からも数多くの観光客が訪れている。2004年(平成6年)6月の「あざらし館」公開以降は7月は18万5,461人、8月は32万1,500人と、恩賜上野動物園を抜いて日本一の月間入園者数を記録した。2006年(平成8年)度の入園者数は300万人を超え、350万人の来園者があった上野動物園に次いで国内2位、世界レベルでも上位の入場者数を誇る。2010年(平成2年)、愛知県の東山動植物園に次ぐ第3位[2]。寒冷地域に生息する動物の飼育繁殖に実績があり、旭山動物園が国内で初めて飼育下での自然繁殖に成功した動物にホッキョクグマ、アムールヒョウ、コノハズクなどがいる。(jawp)
◇住所:〒078-8205 旭川市東旭川町倉沼。
◇電話:0166-36-1104。


あさひやまどうぶつえん(2006年12月撮影)

旭橋
 旭橋は、国道40号の石狩川に架かる橋長224.82m、幅員18.3mの橋である。1932年(昭和7年)11月の完成から80年以上経過した現在も当時と変わらない姿を保っている。この橋は、ブレーストリブ・キャンチレバータイドアーチ形式で、現役で使われている橋としては北海道で最も古い鋼道路橋。美しい景観を備えた歴史的土木構造物であることが評価され、2002年(平成14年)には土木学会選奨の土木遺産に、2004年(平成16年)には北海道遺産に選定された。(HPから)
◇住所:旭川市常盤3〜本町1。
◇電話:0166-23-0090(旭川観光コンベンション協会)。

旭橋(2010年5月撮影)

◆北海道伝統美術工芸村
 優佳良織(ゆうからおり)工芸館、国際染織(せんしょく)美術館、雪の美術館の3つの建物からできている。
◇入館料:(一般・高校生・小中)優佳良織工芸館450円・250円・200円、国際染織美術館550円・350円・250円、雪の美術館650円・450円・350円。
◇住所:〒070-8567 旭川市南が丘3丁目1-1。

北海道伝統美術工芸村チケット(2015年5月撮影)


<国際染織美術館>
 国際染織美術館は、世界各国、日本各地のさまざまな染織美術を展示している。天然繊維や天然染料を使った手織りの時代の遺産、染織文化の華やかな時代の逸品を展示。数千点の収蔵品の中から地域やテーマに沿って200〜300点の染織品を選び出し、毎年展示替えを行っている。

1 展示室 2 国際染織美術館入口 3 展示室(2015年5月撮影)

<優佳良織工芸館>
優佳良織は、北海道の美しい自然と風土をテーマにして織っている。北国には、雪に覆われた長い冬、という印象が強くある。白一色の冬が終わると、一転して百花咲き乱れる多彩な世界に変わる。山も湖も川も、大きく、豊かで、静か。優佳良織は、このような"北海道"をテーマに選び、長い年月をかけて、何百色にも色を染め分け、糸を紡ぎ、機(はた)にかけて、北の大地の風土に映える多彩な色どりを織っている。

1 テーマ展示室 2 作品 3 優佳良織工芸館外観(2015年5月撮影)

<雪の美術館>
 大雪山系のふもと旭川に「雪の美術館」がつくられたのは、この地に最も美しい雪の結晶が降るからである。地下へと続く「雪の美術館」は、建物から調度、展示まで、すべて雪をイメージしてつくられている。

1 雪の美術館入口 2 クリスタル天井 3 クリスタルルーム 4 音楽堂 5 地下へ続く階段 6氷の回廊(2015年5月撮影)

◆旭川空港
 旭川市と上川郡東神楽町にまたがる特定地方管理空港。旭川市中心部から南東約16km(バスで約35分)の田園地帯に囲まれた丘陵地帯に位置する。北・北海道の空の玄関として大雪山系を始めとし、周囲の眺望に恵まれた快適で機能的な空港である。
◇住所:〒071-1562 上川郡東神楽町東2線16号98番地。
◇電話:0166-83-3939。

旭川空港(2021年9月撮影)

上野ファーム
 イギリスの庭づくりを参考に、北国の気候・風土に合わせた『上野ファーム』。カフェやガーデンショップも併設している。
◇住所:〒079-8431 旭川市永山町16-186。
◇電話:0166-47-8741。
◇営業時間:10:00〜17:00。
◇休業日:期間中無休(10月下旬〜4月下旬は冬期休業)。
◇料金:高校生以上1,000円、中学生500円。

上野ファーム(2023年6月撮影)

『男山』 北の大地がつくる酒
 旭川の名水で醸す地酒『男山』。1977年、日本酒では世界初となるモンドセレクション金賞を受賞。以来40年にわたり受賞を継続し、他にも国内外の酒類コンクール・全国新酒鑑評会において数多くの金賞を受賞する、北の大地に根差した日本酒。


 「御免酒」と呼ばれる江戸幕府の官用酒であり、歌舞伎や浄瑠璃、浮世絵にも描かれるほどの人気を誇った清酒『男山』。江戸時代、関西伊丹の地で木綿屋の屋号を掲げて酒造りを行っていた山本三右衛門が男山八幡宮からその名を取って生みだした酒を継承し造り続けているのが、男山株式会社。前身である山崎酒造は1887年に北海道で創業。もっと良い酒を造りたいとの想いで1968年、「木綿屋」本家の山本家より『男山』を正統継承した。以来、北海道の自然の恵みを生かした酒造りで、名酒の味を現代に受け継いでいる。
 日本百名山に数えられる大雪山。年中消えることのない万年雪から染み出る伏流水が、男山の味の根幹。そこに清酒醸造に適した厳しい寒さの気候風土、選び抜いた酒造好適米と精米歩合のこだわりが合わさり、キリっとした辛口淡麗の酒が生まれる。舌にしっかりとした米の旨味を感じつつ口当たりはさっぱり軽い。北海道の自然を感じられるこの味こそが男山の酒の特徴である。(hpから)
◇住所:〒079-8412 旭川市永山2-7-1-33。
◇電話:0166-48-1931。

『男山』酒造り資料館
◇住所:〒079-8412 旭川市永山2-7-1-33。
◇電話:0166-47-7080。
◇営業時間:9:00〜17:00。
◇休館日:年末年始。
◇料金:無料。
◇駐車場:あり。


男山酒造り資料館(2023年3月撮影)

あさひかわラーメン村
 あさひかわラーメン村は、旭川が誇るべきラーメン文化をもっと広く知ってもらおうと市民意識の盛り上がりの中で1996年8月誕生。8店舗が切磋琢磨しながら、この味を全国へ、そして世界へと発信している。(hpから)
◇住所:〒079-8412 旭川市永山11-4-119-48。
◇電話:0166-48-2153。

あさひかわラーメン村(2023年6月撮影)

道の駅 あさひかわ
 JR旭川駅の南側に位置し、旭川から富良野を経由して日高地方へ向かう一般国道237号に接している。周辺には郷土博物館がある「大雪クリスタルホール」、アイスホッケーなど様々な催しが行われる多目的施設「大雪アリーナ」、三浦綾子作品『氷点』の舞台となった「見本林」や「三浦綾子記念文学館」等の施設がある。






 北海道のほぼ中央、上川支庁管内の中心部に位置し、和寒町、北海道第二の都市旭川市に隣接している。周りを小高い山に囲まれ、全体的には盆地状をなし、中心部を石狩川に注ぐオサラッペ川が北から南へ貫流している。トマトジュース_工一体となった地域複合産業の形成を目指している。旭川鷹栖インター、旭川北インターの開通 で札幌圏へのアクセスもより容易になっている。
鷹栖町観光協会


メロディー橋
 1981年(昭和56年)に古くからあった北野橋を永久橋化するため、当時の小林町長が「なにか特色のある橋に」と指示を出したことで当時の担当者が記念になるようにと「音を奏でる橋」を考案。曲は童謡「夕やけこやけ」が採用され、橋の欄干の中央あたりに鉄琴が組み込まれている。


 2013年(平成25年)に橋はさらに新しく生まれ変わり、鉄琴のように叩く方式からチャイムのように鳴らす方式が採用され、より一層メロディーが演奏しやすくなっている。日本で初めての「メロディーを奏でる橋」ということで広く取り上げられ、通称「メロディー橋」と呼ばれるようになる。その後はメロディーホール、ハーモニータウン、シンフォニータウンなど、町内の各施設に音楽に関する名称がつけられるようになった(ホームページから)。
◇住所:上川郡鷹栖町10線5号。


メロディー橋(2023年3月撮影)


オオカミの桃(トマトジュース)
 トマト栽培に最適な環境(澄んだ空気と長い日照時間、昼夜の大きな温度差)の鷹栖町の朝もぎ完熟トマトのおいしさをそのまま瓶詰めした。食塩0.2%以外に添加物は一切使用していないので、コクのある素材の甘味が生きている。
◇住所:(株)鷹栖町農業振興公社 上川郡鷹栖町11線5号。
◇電話:0166-87-2938。

オオカミの桃のトマトジュースと酒(2023年3月撮影)



 旭川市に隣接する、面積64.68平方km。町を含む上川盆地一帯は北海道の米主産地。町内には旭川空港があり、インフラ整備も着実に進んでいる。「花のまち」として知られ、平成12年の花のまちづくりコンクールでは最優秀賞の建設大臣賞を受賞。花を生かした美しい環境整備に力を入れている。


 東神楽町は、明治初期には上川離宮予定地のため御料地となっていたが、明治27年(1894年)に貸し下げられ、開拓が進められた。当時は神楽村(現旭川市)の一部で、神楽の地名はもともとアイヌ語で「神々の遊ぶところ」の意訳。昭和18年(1943年)に分村し、母村の東側にあったことから東神楽村となった。昭和41年(1966年)には町制施行。同年、旭川空港が開港した。昭和40年代から『花のまちづくり』が進められ、昭和44年には花のある職場コンクールで内閣総理大臣賞を受賞するほか、現在に至るまで花のまちづくりに関するコンクールで数多くの賞を受賞している。
東神楽町観光情報

ひがしかぐら森林公園
 東神楽町の市街地から東方8kmに位置するひがしかぐら森林公園。人造湖を中心に多彩なアウトドアが楽しめる体験型リゾートとして子供から大人まで十分に楽しめる施設がいっぱい。
◇住所:〒071-1555 上川郡東神楽町25号40。
◇電話:0166-83-3727。

◆ひがしかぐら花まつり
 東神楽最大のお祭りとして、花いっぱいの義経公園を会場に、花の市、フリーマーケット、歌謡ステージなどが開催され、町民や観光客で賑わう。

森のゆ ホテル花神楽
 ひがしかぐら森林公園に待望の温泉宿泊施設「森のゆ 花神楽」 が2000年(平成12年)7月にオープンして以来、6年余で200万人の利用者を数えている。施設内には大浴場、サウナ、大雪山を一望できる露天風呂のほか、レストランやリラクゼーションルームなどがある。また、ホテル棟の一部には客室露天風呂が設備された和室があり、ゆったりとくつろぐことができる。さらに2006年(平成18年)12月20日に新館がオープンした。これまでの19室から全39室になった。
◇住所:〒071-1555 上川郡東神楽町25号。
◇電話:0166-83-3800。
◇営業時間:10:00〜21:00。
◇日帰り入浴料金:大人700円、小人300円

森のゆ ホテル花神楽

◆旭川空港
 旭川市と上川郡東神楽町にまたがる特定地方管理空港。旭川市中心部から南東約16km(バスで約35分)の田園地帯に囲まれた丘陵地帯に位置する。北・北海道の空の玄関として大雪山系を始めとし、周囲の眺望に恵まれた快適で機能的な空港である。
◇住所:〒071-1562 上川郡東神楽町東2線16号98番地。
◇電話:0166-83-3939。

旭川空港





 上川管内の中央部に位置し、旭川市の北西に隣接する農業のまち。米作を中心に野菜や花き栽培にも取り組んでいる。施設栽培のキュウリと菊の出荷は道内トップクラスで、メロン、スイカの栽培も行われている。 1900年(明治33年)、永山村(現旭川市)より分村、村名を当麻村とする。1901年(明治34年)、永山村戸長役場より分離し、戸長役場を設置。1906年(明治39年)、二級町村制を施行、村名を当麻村とする。1919年(大正8年)、一級町村制施行。1958年(昭和33年)、町制施行。
当麻観光協会

当麻鍾乳洞・鍾乳洞グリーンパーク
 当麻鍾乳洞は、1957年(昭和32年)石灰岩を採掘中に発見された。本洞の規模は、全長135m、高さは7〜8mで、上段、中段、下段に分かれ、五5つの部屋がある。1961年(昭和36年)に北海道の天然記念物に指定されている。本洞にある管状鍾乳石は、直径5mmほどと細いが、根元から先端まで直線上で中がパイプ状になっており、学術的に世界でも珍しいもので、マカロニ鍾乳石と呼ばれている。鍾乳洞に隣接して、鍾乳洞グリーンパークが整備されており、7つの森の散策ができる。
◇住所:〒078-1341 上川郡当麻町開明4区。
◇電話:0166-84-2111。

当麻鍾乳洞(2021年7月撮影)

◆でんすけすいか
 ヨーロッパ産と日本産縞皮すいかとの交配改良品種で、皮が黒く、日持ちがよく、紅赤果肉で甘み抜群。ユニークな名前は、コメディアンの「でんすけ」からきている。

でんすけすいか(2021年7月撮影)

◆蟠龍まつりinとうま
 音楽演奏や仮装パレードなどイベント盛りだくさん。各種露店、フリーマーケットも軒を連ねる。郷土芸能「蟠龍太鼓」や「龍おどり」は迫力満点。注目のレース三輪車最速王決定戦「S1GRANDPRIX」など、真夏の夜の当麻はエキサイト。打ち上げ花火でフィナーレを飾りる。JR当麻駅前特設会場で開催される。

道の駅 とうま
 国道39号沿い、当麻町市街入口に建つ道の駅。四季折々の当麻町の特産品を販売している当麻町物産館「でんすけさんの家」。中に入ると数々の特産品が並ぶ。




 1895年(明治28年)、鷹栖村戸長役場に属する。1906年(明治39年)鷹栖村より分村し二級町村制施行、村名を比布村とする。1921年(大正10年)、一級町村制を施行。1962年(昭和37年)、町制施行。上川盆地の北東部に位置し、稲作中心の農業のまち。大正時代からいちご栽培が盛んで、「ぴっぷいちご」の名で知られる。


  母なる川、石狩川と比布川の流域に位置するという地の利を生かし、道北有数の良質米産地でも知られる。同町にある道立上川農業試験場では、さらなる良食味米の試験研究が精力的に続けられている。ピップトンネルを抜けると、比布から和寒町まで国道40号沿線両脇に桜の木が植栽されている。途中塩狩峠には夢ロード「桜パーク」が整備されている。
比布町観光協会

地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 農業研究本部 上川農業試験場
 上川農業試験場は、1886年(明治19年)に忠別農作試験所として創立され、未開の地に農作物試作の第一歩を踏みだした。その後、4度の移転と数度の機構改革を経て、1994年(平成6年)4月から現在地の比布町に移転した。


 2010年(平成22年)4月からは22の道立試験研究機関を統合した地方独立行政法人北海道立総合研究機構の一員として、道民生活の向上や道内産業の振興のための試験研究に取り組んでいる。創立以来120余年、北海道農業の発展を期して試験研究を続けてきたが、ことに北方稲作の安定と向上に努め、これまで数多くの優良品種と栽培技術を開発し、北海道の稲作研究の中心として活動してきた。現在では、水稲のみならず、上川・留萌管内を主な担当区域とする水稲・畑作・園芸の地域に対応した試験研究も行っている。(HPから)
◇住所:〒078-0397 上川郡比布町南1線5号。
◇電話:0166-85-2200。


地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 農業研究本部 上川農業試験場
(2023年6月撮影)

◆いちご狩り
 6月下旬から7月中旬までの間、町内の農園でいちご狩りが楽しめる。いちご狩りのピークの6月下旬に、「ストロベリーフェスタ in ぴっぷ」が開催される。

いちご狩り(2023年6月撮影)

◆ストロベリーフェスタinぴっぷ
 比布の特産品「いちご」をPRするため、町民有志が実行委員会を結成し、毎年6月下旬に開催している屋外ライブイベント。毎年国内の一流ミュージシャンを招き、ぴっぷスキー場の屋外特設ステージを会場に、熱いライブが繰り広げられる。

◆比布神社例大祭
 例年8月1・2日は開拓の昔から人々の心の拠り所であった比布神社の例大祭。市街地を御輿が練り歩く伝統的なまちのまつり。

◆ぴっぷ七夕天国
 毎年8月7日、町内中心部の一部を歩行者天国にして、七夕飾りや行政区対抗の競技会、カラオケ大会、農産物の即売が行われる。8月中旬には、納涼盆踊りも開催される。

遊湯ぴっぷ
 良佳プラザ遊湯ぴっぷは、光明石を使ったミネラル豊富な温浴施設。ジャグジー風呂、打たせ湯・寝湯・薬湯・庭園風呂・サウナ・水風呂など9種類のお風呂がある。宿泊、レストラン、日帰り入浴(大人600円、小人300円)。ぴっぷスキー場が隣接。
◇住所:上川郡比布町北7線16号。
◇電話:0166-85-4700。

遊湯ぴっぷ(2023年6月撮影)

ぴっぷスキー場
 旭川市近郊にあって、ビギナーから上級者まで広く愛好されているぴっぷスキー場。シーズン中のご愛顧にこたえて2月中旬に開催される「ぴっぷスキーまつり」では、リフト券の大幅割引や景品の当たる宝探し、ビンゴゲームなど参加してお得な企画がいっぱい。たいまつの滑降や花火大会、甘酒・おでんの無料屋台など一日中楽しいプログラムが展開される。
◇住所:上川郡比布町北7線17号。
◇電話:0166-85-3056。

◆北嶺山
 比布町の北側にある標高671.6mの山で、冬は「ぴっぷスキー場」となる。町営の比布スキー場は、町民はもとより道内外のスキーヤーから親しまれ、夏にはハンググライダーやパラグライダーも行われる。頂上近くの展望台「ぴっぷながめ台」まで「ほくれいスカイロード」が開通し、自動車で上がることができる。展望台から上川盆地が一望できる。春にはカタクリの群落を見ることができる。



 

 旭川から大雪国立公園に続く国道39号線沿いに位置。千本桜の蓮菜山や石狩川の浸食によって露出した板状節理も見事な石垣山等の景勝地がある。また、《きのこの里あいべつオートキャンプ場》もにぎわいを見せている。愛別ダムや道内初の民間飛行場も完成、同ダムにある《きのこの里広場》では、特産のきのこにちなんだ《きのこの里フェスティバル》を9月に開催する。1972年(昭和47年)にえのき茸栽培が始められ、現在ではえのき茸、なめこ、ひらたけ、しいたけの5種類を年間通じて栽培している。
愛別町産業振興課商工観光係

◆蔵らKURARA
 1923年(大正13年)に建てられた札幌軟石の酒蔵を、平成12年にコミュニティホールとして改修した施設。コンサートや研修・パーティー会場として、さらには町民の憩いの場として利用されている。また、蔵らを側面的に支援しようと有志が集う「蔵ら応援隊」があり、懐かしい映画やコンサートなどを企画運営している。


・石蔵の建造年:大正13年。
・石蔵の建造目的:酒の貯蔵庫。
・建造者:兼七(かねしち)愛別酒造合名会社(資本金2万円)、代表・梅津寛蔵(銘柄「北泉」)。
・工事費:1万3,500円くらい。
・建造請負人:丸山土建、代表・丸山秀次郎。
・素材:一般に札幌軟石と呼ばれる凝灰岩。
・素材の輸送:札幌の石山から札幌駅まで馬車、札幌駅から愛別駅まで汽車、愛別駅から馬車。
・屋根の構造:夏の暑さと冬の寒さを防ぐため、屋根のトタンと野地板の間には、タルキの厚さに粘土を詰めていた。
・開口部の構造:入口上部に「まぐさ」、裏の入口は「要石(かなめいし)」を用い、さらに窓の上部に丸みを持たせて柔らかい感じをなしている。
・営業譲渡:1926年(大正15年)4月16日、資本金12万5,000円の兼七愛別酒造合名会社(後に大雪山酒造株式会社)を梅津寛蔵に16万円で譲渡(1927年=昭和2年に商標登録、清酒「大雪山」に銘柄変更)
・売却:1946年(昭和21年)愛別村農業会(現愛別町農業協同組合)へ売却、農業倉庫(米貯蔵庫)として活用する。
・愛別町取得:2000年(平成12年)5月31日 愛別町農業協同組合より取得。
・名所:2000年(平成12年)6月に石倉倉庫の名称を町民より一般公募し、7月25日に「蔵KURARAら」と命名する。
◇住所:上川郡愛別町字本町119。
◇電話:01658-6-6581。


蔵らKURARA(2023年6月撮影)

◆百田宗治詩碑
 安足間の地を何度も訪れ永住をも考えた詩人「百田宗治」が詠んだ「安足間」の詩碑。毎年10月第2日曜日に百田宗治祭が愛山神社で催される。
◇住所:上川郡愛別町字愛山。
◇電話:01658-7-2218(万葉寺)。

◆中井延也のモニュメント〜石樹〜
 1894年(明治27年)、愛別の地に開拓の鍬が振り下ろされ、1994年(平成6年)に開基100年を迎えた。これを記念して愛別町愛山出身の彫刻家「中井延也」氏に製作を依頼して建立したモニュメントが「石樹」である。町内の公園や学校にも中井延也氏製作の彫刻が設置され、文化の香りを醸しだしている。
◇住所:上川郡愛別町字北町。
◇電話:01658-6-5111(総務企画課)。

◆きのこの里あいべつオートキャンプ場
 雄大な大雪山を望む、さわやかな石狩川沿いのキャンプ場。場内の水車村では、水鉄砲や足踏水車などの珍しい水車で遊ぶことができ、宿泊者へのサービスとしてニジマス釣り(1時間300円、エサ・竿代込み)が楽しめ、子どもたちに大人気。売店には、キャンプグッズはもとより、愛別町特産のきのこや期間限定の朝取り野菜なども販売されている。センターハウスには水洗トイレやシャワー(200円)、ランドリー(200〜300円)、公衆電話などがあり、そのほか炊事棟・屋外水洗トイレなども完備している。2種類のカーサイトには電源も設備され、快適なキャンピングライフが楽しめる。親切と清潔がモットーで、自然がいっぱいのキャンプ場である。
◇住所:上川郡愛別町字愛山。
◇電話:01658-7-2800(センターハウス)。

◆愛別ダム(カヌー)
 洪水調整や工業用水の安定供給のため、昭和61年に完成した愛別ダムをフィールドとし、カヌーなどの水上スポーツを楽しめる。
◇住所:上川郡愛別町字旭山。
◇電話:01658-6-4450(海洋センター)。

◆ダイコロ愛別飛行場
 大雪山の大パノラマや美瑛のパッチワークの丘など大自然がおりなす四季折々のシンフォニーを体感することができる。家族、一人でも構わない。
◇住所:上川郡愛別町字愛別。
◇電話:01658-6-5200。

◆石垣山
 十勝アイヌと石狩アイヌの古戦場と言われてきた「石垣山」、柱状節理の岩肌とヤマアジサイの群落は一見の価値あり。毎年7月第2日曜日には石垣山観光まつりが催され、賑わいを見せる。
◇住所:上川郡愛別町字中央。
◇電話:01658-8-1300(石垣山観光協会)。

◆愛嵐土フェスティバル
 あいべつ夏まつりの夜、札幌や近郊市町のよさこいチームがきのこの里に結集し、華麗な演舞が披露される。観客も踊り子も一体となったフィナーレは圧巻。
◇住所:上川郡愛別町字北町。
◇電話:01658-6-5240(町観光協会)。

◆きのこの里フェスティバル
 毎年9月の第2日曜日。愛別ダム湖畔が1万人の人々で賑わう。きのこと牛肉の食べ放題ジャンボきのこ鍋のきのこ汁、お楽しみ抽選会など、きのこの里を丸かじりできるイベントが目白押し。清らかな空気とすがすがしい開放感の中で、秋の味覚を満喫し、心もお腹も大満足できること請け合い。
◇住所:上川郡愛別町字旭山。
◇電話:01658-6-5111(産業振興課)。

◆あいべつ夏まつり
 7月下旬の日曜日、農村公園のイベント広場を中心にサマージャンボ玉入れ大会、丸太切り競争、豊年餅まきなどのイベントや特産品などの販売も行われ、多くの人々で賑わいをみせる。
◇住所:上川郡愛別町字北町。
◇電話:01658-6-5240(町観光協会)。





 層雲峡、大雪高原、愛山渓などがある大雪山観光園で膨大な森林資源に恵まれた町。層雲峡温泉街から黒岳(1,984m)7合目までロープウェー、リフトが接続し、雄大な景観が楽しめる。開基90周年を記念した大雪展望台《エスポワールの鐘》が有名である。大雪山層雲峡渓谷花火まつり(7月)と、氷瀑まつり(2月)が毎年盛大に開かれる。
◇電話:01658-2-1211 
◇特産品:米・小麦・馬鈴しょ。
層雲峡観光協会

層雲峡温泉
 大雪山国立公園最大の拠点である層雲峡温泉は、断崖絶壁が24km続く峡谷の中ほどにあり、ホテルや民宿が建ち並び、温泉街をつくっている。登山者のいで湯として利用されていたこの温泉も、今では年間約300万人もの観光客が訪れる。
◇住所:〒078-1701 上川郡上川町層雲峡。
◇電話:01658-2-1811。

黒岳ロープウェイから望む層雲峡温泉郷(2008年9月撮影)

大雪レイクサイト
 層雲峡温泉から帯広方面へ約10kmのところ、大雪ダムの周辺に大雪レイクサイトがある。東屋、テーブルベンチ、トイレ、駐車場などの施設があるデイキャンプ場。ここは、熊出没の危険もあるためデイキャンプしかできない。また、9月の紅葉期には高原温泉マイカー規制時の駐車場として利用される。
◇電話:01658-2-4058。

大函・小函
 層雲峡で最も素晴らしい峡谷美と言われているところが、大函(おおばこ)・小函(こばこ)。層雲峡温泉から北見方面へ約6km、新大函トンネルを過ぎるとすぐ左手に大函への入口がある。柱状節理の巨大な岩壁が屏風のように規格正しく並ぶ壮大な景観が目の前に広がる。ただ、「小函遊歩道」は落石の危険があるため通行禁止となっている。
◇住所:上川郡上川町層雲峡大函。
◇電話:01658-2-4058。

大函(2005年7月撮影)

銀河の滝・流星の滝
 層雲峡観光の名所。断崖絶壁を並んで流れ落ちる二本の滝。日本の滝百選にも選ばれている名瀑。
◇住所:上川郡上川町層雲峡。
◇電話:01658-5-3350(層雲峡観光案内所)。

銀河の滝(2006年5月撮影)

◆黒岳(くろだけ)
<層雲峡観光の名所> 上川郡上川町、大雪山国立公園の中心をなす層雲峡から登る頂が黒岳(1984m)。標高2000m内外のなだらかな高原となった頂上部は、8月中旬まで豊富な残雪が残り、高山植物のお花畑が楽しめる。出発点は、大雪山層雲峡ロープウェイと黒岳ペアリフトを乗り継いだ黒岳7合目。山頂へは1時間30分ほどで到達する。


 大雪山の北東の隅に位置し、層雲峡から仰ぐ姿は、右に岩壁を抱えた急峻なもの。火山性の大雪山のなかでは珍しく頂上まで緑が濃く、黒岳の名称も、この深い緑に由来する。層雲峡からロープウェイとリフトを乗り継いで8合目に達し、花が美しい急な登山道をたどって、わずか1時間ほどで頂上。南面には広々とした風景が広がっている。ここで引き返す人も多いが、頂上を越えて十数分の黒岳石室まで行ってみよう。夢のように美しい花の道だ。一時はほとんど消滅したがレンジャーの手で、みごとに復元した。冬は、黒岳の北斜面は、道内有数のスキーゲレンデとなる。黒々とそびえる針葉樹林に囲まれたよい斜面だが、頂上へ行くにはアイゼンが必要。


大雪山 黒岳(層雲峡・黒岳ロープウェイ)2008年9月撮影

大雪 森のガーデン
 約900品種の草花が彩り華やかに植栽された花園。大雪な庭、四季のすみか、花の泉、親しみの庭、カムイミンタラ、それぞれ独自の5つのガーデンで構成されいる。ガーデンレストラン&ヴィラも併設。
◇住所:〒078-1721 上川郡上川町字菊水841-8。
◇電話:01658-2-4655。
◇営業時間:9:00〜17:00。
◇料金:800円、中学生以下無料。





 旭川より分離するとき、母村旭川の東部にあることから命名。大雪山国立公園の主峰旭岳(標高2,290m)西裾に広がる旭平は、8月中旬まで美しい高山植物が咲き乱れ、大雪山系の眺望が素晴らしい。飛瀑と渓谷で知られる天人峡には、落差270mの羽衣の滝や東洋のナイアガラと言われる敷島の滝があり、必見に値する。また、旭川から15kmにあるキトウシ森林公園家族旅行村には、キャビン(貸別荘)やキャンプ場があり、家族連れでにぎわう。毎年7月末から国際写真フェスティバルや写真甲子園が開催される。旭岳温泉は、旭岳のふもとに10軒のホテルや旅館がある。天人峡温泉は、300mの柱状節理の渓谷の中に4軒のホテルや旅館がある。いずれも天然温泉100%。
◇電話:0166-82-2111
◇特産品:米・野菜・高級家具。
ひがしかわ観光協会

写真の町宣言


「自然」と「人」、「人」と「文化」、「人」と「人」それぞれの出会いの中に感動が生まれる。そのとき、それぞれの迫間に風のようにカメラがあるなら、人は、その出会いを永遠に手中にし、幾多の人々に感動を与え、分かちあうことができる。そして、「出会い」と「写真」が結実するとき、人間を謳い、自然を讃える感動の物語がはじまり、誰もが、言葉を超越した詩人やコミュニケーションの名手に生まれかわる。東川町に住むわたくしたちは、その素晴らしい感動をかたちづくるために四季折々に別世界を創造し植物や動物たちが息づく、雄大な自然環境と、風光明媚な景観を未来永劫に保ち、先人たちから受け継ぎ、共に培った、美しい風土と、豊かな心をさらに育み、この恵まれた大地に、世界の人々に開かれた町、心のこもった“写真映りのよい”町の創造をめざす。そして、今、ここに、世界に向け、東川町「写真の町」誕生を宣言する。    1985年6月1日 北海道上川郡東川町


東川町複合交流施設 せんとぴゅあT
 東川町が有する『写真文化』、『家具デザイン文化』、『大雪山文化』を通じた文化活動を中心に、国際交流や日本語学校、住民の自主的な活動など、多様な交流の拠点となる施設として旧東川小学校舎を改修し、2016年10月にオープン。施設には災害時等の非常用施設としても利用可能な宿泊施設を併設している。東川町にゆかりのある木彫刻や木工クラフト、絵画などの芸術作品をはじめ、デザインや機能性にすぐれた「旭川家具」をふんだんにとりいれ、東川町の多様な文化芸術活動の発信拠点施設ともなっている。(HPから)
◇住所:〒071-1426 上川郡東川町北町1-1-1。
◇電話:0166-74-6801。

せんとぴゅあU
 東川町が有する写真文化、家具デザイン文化、大雪山文化の3つの文化を通じた活動を中心に、国際交流、日本語学校、読書、住民の自主的活動など、多様な交流の拠点となる施設が『せんとぴゅあ』。2016年10月に旧東川小学校の校舎を改修した『せんとぴゅあT』がオープン。続いて、2018年7月に旧東川小学校校庭部分に『せんとぴゅあU』が新築オープン。東川町にゆかりのある木彫刻、木工クラフト、絵画などの作品をはじめ、デザインや機能性に優れた旭川家具をふんだんに取り入れ、東川町の多様な文化芸術活動の発信拠点施設となっている。
◇住所:上川郡東川町北町1-1-2。
◇電話:0166-82-4245。

せんとぴゅあ(2023年6月撮影)

織田コレクションとは?


 椅子研究家の織田憲嗣氏が長年かけて収集、研究してきた、20世紀の優れたデザインの家具と日用品群を指す。その種類は北欧を中心とした椅子やテーブルから照明、食器やカトラリー、木製のおもちゃまで多岐にわたり、さらに写真や図面、文献などの資料を含め系統立てて集積されている。近代デザイン史の変遷を俯瞰できる学術的にも極めて貴重な資料である。その希少性と研究実績が世界的にも高く評価され、各国から展覧会への協力要請が相次いでいる。


(左)せんとぴゅあU 展示椅子 (右)『君の椅子』(2020年4月撮影)

『君の椅子』プロジェクトとは?


 「誕生する子どもを迎える喜びを、地域の人々で分かち合いたい」。旭川大学大学院ゼミのそんな会話から始まった生まれた赤ちゃんに椅子を贈る『君の椅子』プロジェクト。子どもたちに「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて居場所の象徴として「椅子」を贈る取り組みである。
 『君の椅子』は、趣旨に共鳴した第一線で活躍しているクリエーターと旭川家具の優れた技術を持つ職人がつくりあげる。長い年月をかけて育まれてきた森、そしてそこから伐り出された木材に、確かなデザインと職人の技によって生まれる。椅子には名前や生年月日、プロジェクトの一連番号などが刻印され「世界にひとつだけの椅子」として届けられる。
 『君の椅子』プロジェクトは、2006年に北海道東川町から始まり、北海道内では剣淵町(2007年〜)、愛別町(2010年〜)、東神楽町(2012年〜)、中川町(2014年〜)の5町村のほか、長野県売木村(2015年〜)、2018年には福島県葛尾村も加わり全国7町村の自治体が参加し、それぞれの市町村で誕生した子どもたちにプレゼントされている。また、2009年より「君の椅子倶楽部」として椅子を希望する方に個人参加型で全国の赤ちゃんにも届けられている。

<君の椅子プロジェクト>
君の椅子プロジェクト実行委員会(事務局:旭川大学庶務課)
◇住所:〒079-8501 旭川市永山3条23丁目1-9。
◇電話:0166-48-3121。
・プロジェクトホームページは、こちら
以上、(有)アグリテックHPから。

旭岳温泉と天人峡温泉
大雪山国立公園の麓に広がる東川町は、旭岳温泉と天人峡温泉の二つの温泉地を有する。山岳基地や高山植物や紅葉の観賞、冬にはクロスカントリースキーやゲレンデスキーも楽しめる旭岳温泉、壮大な峡谷に囲まれ、豊かな自然の香りや270mの落差を優雅に流れ落ちる羽衣の滝で心を癒す天人峡温泉では、良質の温泉と美味しい料理が楽しめる宿泊施設が数多くある。市街地周辺にも民宿やホテル、コテージなどの宿泊施設があり、ギャラリー散策などにも便利。
◇住所:〒071-0372 上川郡東川町勇駒別。
◇電話:0166-82-2111。

天人峡温泉(2012年8月撮影)

◆旭岳
 旭岳(あさひだけ)は、上川郡東川町にある火山である。大雪山連峰の主峰で標高2,291m。北海道最高峰。


 東川町の旭岳温泉から姿見の池(標高1,600m)まで大雪山旭岳ロープウェイがあり、比較的手頃な登山が楽しめるとあって、多くの登山者が訪れる。姿見の池付近はなだらかで高山植物が広がり、本州では3,000m級の山にしかないような植物を見ることができる。また運がよければシマリスの観察もできる。しかし高山であり、夏でも天候が急変すると疲労凍死者が出るほどであることから、天候の急変に備えて非常用装備や秋の北アルプス並みの服装が必要。頂上付近は急坂の岩場が続くが、道の目印となる「金庫岩」と似た「ニセ金庫岩」があることもあり道に迷いやすい(近年は道なりにロープを張る事で改善された)。1989年(平成元年)のSOS遭難事件もここで道を間違えたと言われている。かつてここを北海道道212号旭川大雪山層雲峡線で貫く計画があったが中止となり、2000年(平成12年)に道道は完成部分で2分割され、北海道道1160号旭川旭岳温泉線と北海道道1162号銀泉台線となっている。(jawp)


旭岳(2012年8月撮影)

羽衣の滝
 羽衣の滝は、忠別川の支流アイシホップ沢川と双見(ふたみ)川が合流する地点で絶壁を左曲右折七段に分かれて落水する飛瀑であり、落差は270mで北海道第一位を誇る。この滝は、明治34年ころ発見され、夫婦(めおと)滝と言われていたが、1918年(大正7年)文人大町桂月(おおまちけいげつ)がこの優れた風光を「千丈(せんじょう)の懸崖雲上(けんがいうんじょう)に連なり、懸崖欠くる処飛泉(ひせん)を掛(か)く、相看(あいみ)てただ誦(しょう)す謫仙(たくせん)の句、疑ふらくは是れ銀河の九天(きゅうてん)より落つるかと」と激賞した言われている。1951年(昭和26年)9月6日に北海道史跡名勝天然記念物に指定され、1990年(平成2年)4月28日には「日本の滝百選」に選ばれている。


 大雪山系の東側、忠別川の侵食によってできた渓谷である天人峡の一角に位置する。落差は270メートルとされ、北海道内では最大、全国でも立山の称名滝(350メートル)に次ぐ日本第二位の滝とされている(諸説あり)。1900年ごろに発見され、当初は「夫婦滝」と呼ばれていたが、1918年に大町桂月が「千丈の懸崖雲上に連なり、懸崖欠くる処飛泉を掛く、相看てただ誦す謫仙の句、疑ふらくは是れ銀河の九天より落つるかと」激賞し、「羽衣の滝」と命名したといわれている。大雪山への登山口のひとつでもある天人峡温泉に近く、温泉街からの滝への散策路が整備されている。また、天人峡には忠別川上流に敷島の滝があり、落差は20mほどだが、本流に掛かる滝であるため水量が多く、「東洋のナイアガラ」「北海道のナイアガラ」とも呼ばれている。 天人峡温泉から登山道を約3km登った場所にある滝見台からはこれら2つの滝の全景を望むことができる。(Wikipedia)
◇住所:〒071-1473 上川郡東川町天人峡。
◇電話:0166-82-3761(ひがしがわ観光協会)。


羽衣の滝(2012年8月撮影)

道の駅 ひがしかわ「道草館」
 日本最大の大雪山国立公園の玄関口に位置。旭川市と旭岳・天人峡温泉を結ぶ道道旭川旭岳温泉線沿いに位置。






 十勝岳連峰を背景になだらかな曲線が連なり、美しい農村景観が広がる美瑛町。その景観は「丘のまち・ びえい」としてテレビドラマやCMの口ケ地として知られている。


 丘の風景は全てが見どころ、市街地を挟んで北西側帯をパッチワークの路、南側をパノラマロードと呼ばれ、四季折々、毎年違う彩りの丘の風景を楽しめる。また、JR美瑛駅前通りの道の駅は、物産館「丘のくら」とふれあい館「ラヴ二一ル」の二つに施設が結ばれたもの。ここでは地元食材を使ったバターやうどんなどの加工体験ができ、宿泊施設も整っている。他に、十勝岳を間近に望む温泉郷・白金温泉へ向かう途中には、 温泉の成分が混じって青く彩られた青い池もあり、人気スポットになっ ている。
 基幹産業は農業。大雪山連邦のスカイランを遠くに、詩情奏でるヒーリングな《四季の彩りの丘》、のどかなヨーロッパを思わせる心なごむ《丘陵美》。レトロ人気にわく味わい深い、美瑛軟石造りのJR美瑛駅に広がる粋でおしゃれな新しい町並みも魅力の一つ。絵になる白樺街道を走り抜け十勝岳へ向かうと、リゾートの原点である泉湯湧き出る《白金温泉郷》。気ままに、のんびり、何もしないのも最高のリゾート気分。望み通りの休暇を過ごしたいなら《丘のまちびえい》が一番。〈田園休暇〉富良野・美瑛キャンペーンイベントガイドブックから。
美瑛町観光協会

展望花畑 四季彩の丘
 眺望がすばらしい「丘のまち びえい」に7ha(東京ドーム約3個分)もの広さを有し、春から秋までのお花の季節には、アネモネ、スイセン、チューリップ、アイスランドポピー、ブルーエンジェル、アルメリア、ルピナス、シャスターデージー、オオキンケイ草、オリエンタルポピー、シャクヤク、チャイブ、ラベンダー、ポピー、花ユリ、デルフィニウム、ビール麦、リアトリス、石竹・なでしこ、フロックス、ハナビシソウ、ルドベキア、クレオメ、コスモス、マリーゴールド、サルビア、コキア、ひまわり、キカラシ、ケイトウなどの草花が咲き乱れる。
◇住所:071-0473 上川郡美瑛町新星第三。
◇電話:0166-95-2758。

四季彩の丘(2018年8月撮影)
  • descriptiondescription
四季彩の丘(2018年8月撮影)

◆「丘のまち」美瑛
 美瑛町は、北海道のほぼ中央の旭川市と富良野市の中間に位置し、大雪山国立公園十勝岳連峰の裾野から、なだらかに広がる美しい丘を創り出している。面積は、676.78キロ平方メートルと東京23区の広さに匹敵。その70%が山林である。美しい丘の風景が誕生したのは、50万年前、十勝岳連峰の噴火の繰り返しによって、河川や谷が形成され、丘や平地がつくられたとされている。

美瑛の丘(2004年7月撮影)

四季の塔
 美瑛町役場庁舎に併設された美瑛町のシンボルタワー。高さは32.4mあり、最上階から美瑛のパノラマを楽しむことができる。
◇住所:〒071-0208 上川郡美瑛町本町4-6-1。
◇電話:0166-92-1111。

四季の情報館
 180インチ3D立体ハイビジョンシアターによる美瑛の四季を上映。美瑛観光情報の発信基地。
◇住所:〒071-0208 上川郡美瑛町本町1丁目2-14。
◇電話:0166-92-4378。

拓真館
 日本の風景写真家として世界的にも知られている写真家前田真三氏が1987年新設。入館料無料。JR美瑛駅より10km。
◇住所:〒071-0474 上川郡美瑛町字拓進。
◇ 電話:0166-92-3355。

拓真館(2004年7月撮影)

十勝岳火山砂防情報センター
 十勝岳では、1988年(昭和63年)の噴火後、ワイヤーセンサーや振動センサー、監視カメラなどが設置され、それらを集中管理しているのが十勝岳火山砂防情報センター。十勝岳が噴火した際には、最前線の対策本部として機能するほか、白金温泉地区の人々の一時避難場所・避難所としての役割も果たす。また、通常は一般にも開放し、火山や砂防に関するさまざまな学習ができる。1階シアタールームでは、十勝岳の噴火の記録などを映像で視聴できるようになっている。2019年4月にリニューアルオープンした。
◇住所:上川郡美瑛町字白銀。
◇電話:0166-94-3301。

白金インフォメーションセンター
 必見!木の温もりの建築。年中無休の観光案内所。
◇住所:〒071-0235 上川郡美瑛町白金。
◇電話:0166-94-3355。

◆白金観光センター
 白金温泉の総合案内所。自然紹介のフォトギャラリー。
◇住所:上川郡美瑛町白金温泉。
◇電話:0166-94-3025。

青い池
 1988年(昭和63年)12月の十勝岳の噴火によって、1989年(平成元年)12月、北海道開発局は火山泥流を阻止するコンクリートブロックの堰堤を完成させた。その結果、ブロックえん堤に水が溜まり、その水が青い色を発するようになった。青く見えるのは、白金温泉地区で湧出している「白髭の滝」などからアルミニウムを含んだ水が流れ、その水が美瑛川の水と混ざるとコロイド粒子が生成され、それが太陽光との衝突によって、青く見えると言われている。しかし、明確な原因はわかっていない。こうして「青い池」として神秘な場所となった。今では、青い池の中でカラマツなどの木が立ち枯れている景色が一層幻想的な雰囲気を醸し出し、一躍人気スポットとなっている。
◇住所:〒071-0235 上川郡美瑛町白金。
◇電話:0166-92-4378。

青い池(2012年6月撮影)

青い池(2019年9月撮影)
  • descriptiondescription
青い池(2022年10月撮影)

白金温泉
 大正初期頃に十勝岳中腹(現・十勝岳望岳台付近)に丸谷温泉、現在の白金温泉付近に畠山温泉があったのが始まり。


 しかし、1926年(大正15年)の十勝岳大爆発により両温泉とも泥流に呑まれ消失。後に1950年(昭和25年)8月に温泉が湧出し、温泉開発に成功した当時の町長が「泥の中から貴重なプラチナ(白金)を見つけた思いがする」と述べたことが由来で、白金温泉と命名された。十勝岳の山麓に約7軒の旅館がある。日帰り入浴施設は約7軒、湯元白金温泉ホテル、大雪山白金観光ホテル、白金四季の森ホテルパークヒルズ、国民保養センターなどがある。芒硝泉、源泉温度46〜55℃。神経痛に対する効能が高いとされ、「杖忘れの湯」といわれる。 鉄分を含み、湧出直後は無色透明であるが、空気に触れると徐々に酸化されて褐色に濁る。
◇住所:〒071-0235 上川郡美瑛町白金。


白金温泉(2012年6月撮影)

◆白ひげの滝
 美瑛町の白金温泉郷にある滝。十勝岳連峰の地下水が溶岩層の割れ目から、白(しら)ひげのように美瑛川に流れ落ちていく滝。白金温泉の真ん中、美瑛川にかかる白金橋から川の上流側を見ると、右手に滝が見える。落差30m、標高600m、潜流瀑。白ひげの滝は、青い池から車で4分! 最寄りの駐車場から徒歩5分の近さ。
◇住所:〒071-0235 上川郡美瑛町白金。
◇電話: 0166-92-4321。

白ひげの滝(2022年4月撮影)

◆十勝岳
 十勝岳(とかちだけ)は、北海道の中央部の上川管内美瑛町、上富良野町、十勝管内新得町にまたがる標高2,077mの活火山。大雪山国立公園内の十勝岳連峰(十勝火山群)の主峰。日本百名山と花の百名山に選定。周辺には白ひげの滝があり、国内有数の地下水から湧き上がる水が勢いよく渓流に流れ落ちている。十勝岳・望岳台は白金温泉より約5km。十勝岳連峰を背景に、美瑛地方一帯の大パノラマを見ることができる。美瑛町から白金温泉に向かう道道966号線沿いに青い池もある。

十勝岳望岳台からの十勝岳(2012年6月撮影)

十勝岳望岳台
 標高930mの十勝岳望岳台は、雄大な十勝岳連峰を背景に、美瑛、富良野地方一帯360度の大パノラマが満喫でき、遠くは暑寒別も一望できる。
◇住所:〒071-0235 上川郡美瑛町白金。
◇電話:0166-92-4378。

十勝岳望岳台レストハウス(2012年6月撮影)

◆十勝岳スカイラインルート
 美瑛町望岳台から上富良野町の吹上温泉までの道道966号。十勝岳連峰などの美しい景色や紅葉が楽しめる場所。カーブが続くため走行には十分な注意が必要。

白樺街道
 「北海道自然100選」にも選ばれた白樺街道は、白樺が白金温泉までの約4km にわたって続き、日本一の景観規模を誇る。白樽街道に平行して3kmにわたる遊歩道は森林浴やバードウォッチングに最適。
◇住所:〒071-0235 上川郡美瑛町白金。
◇電話:0166-94-3355(白金インフォメーションセンター)。

◆ブルーリバー
 「ブルーリバー」という呼び名をもつ美瑛川。四季折々美しい表情を見せてくれる。

◆不動の滝
 白金温泉の途中にあるこの滝は高さが25mあり、十勝岳各方面の地下水が集まって岩の間をぬって落ちる段々の滝。水量豊富で水温も低く、夏でも手をひたすとピリピリするほど冷たい。
◇住所:〒071-0235 上川郡美瑛町白金。

◆話題の7本の木


ケンとメリーの木
1972年(昭和47年)日産スカイラインのテレビコマーシャルに使われたが、その時の出演者の名前に由来する。
親子の木
3本並んでいる姿が親子3人仲良く寄り添っているように見えることから名づけられた。
哲学の木
やや斜めに立っている姿が、首を傾げて物事を考えているように見えることからかづけられた。
セブンスターの木
タバコブランドと同名の木はパッケージに使われたことから、その名前が付いた。
マイルドセブンの木
タバコブランドと同名の丘は、ポスターに使われたことから、その名前が付いた。防風林に夕日が沈む景色は格別。
クリスマスツリーの木
クリスマスツリーに似ていることから、この名前が付いた。
パフィーの木
平成9年(1997年)にパフィーが出演したドラマがが放映され、この場所が使われたことから名づけられた。


◆新・美瑛カレーうどん(2012年7月2日デビュー)

◇◇◇新・美瑛カレーうどん(焼き麺)9カ条◇◇◇


1. 正式名称は、「新・美瑛カレーうどん<焼き麺>」とする。
2. 美瑛産小麦うどんを使用する。
3. 美瑛産の豚肉、美瑛産のアスパラガス・スイートコーン、北海道産のチーズを使用する。
4. 各店が創意工夫して作ったこだわりのカレールウを使用する。
5. うどん、豚肉、野菜、チーズ、カレールウをオープンで焼き上げる。
6. 野菜サラダ、スープ、びえい牛乳で作った白いプリンをつける(料理内容や味は、季節等に応じて、自由に変えても良い)。
7. 研究会指定のランチョンマット、カレー皿セット、サラダ皿&プリン皿(受け皿付き) 、各店自由のスープカップ、カレー用スプーン・フォーク、プリン用スプーンを用意し、指定通りのレイアウトにする。
8. スプーン・フォーク用の紙ナプキン( 研究会指定)を用意する。
9. 料金は、1,000 円(税込)以下とする。


◆美瑛カレーうどん(2005年7月2日デビュー)  

◇◇◇新・美瑛カレーうどん6カ条◇◇◇


1. 正式名称は「美瑛カレーうどん」とする。
2. 美瑛産小麦粉「香麦」を使ったうどん麺を使用する。
3. うどん麺とカレールウ、共材を別々に盛った〈つけ麺〉スタイルである。
4. 具材は、美瑛産豚のしゃぶしゃぶ肉、季節に合わせた美瑛産の野菜を使用する。ただし、野菜が収穫できない時期は他産地を使用可。
5. 「びえい牛乳」をつける。
6. 価格は1,000 円(税込)以下とする。

◇◇◇美瑛カレーうどん提供店◇◇◇

<駅の見えるレストラン&カフェKOERU>
◇住所:美瑛町大町1丁目1-7。
◇電話:0166-92-5531。
<ファミリーレストランだいまる>
◇住所:美瑛町中町1丁目7-2。
◇電話:0166-92-3114。
<道の駅びえい「丘のくら」香麦食堂>
住所:美瑛町本町1丁目9-21。
◇電話:0166-92-0920。
<駅前アンテナショップ香麦>
◇住所:美瑛町本町1丁目。
◇電話:0166-92-5539。
<食事処戀やKOIYA>
◇住所:美瑛町栄町1丁目2-26。
◇電話:0166-92-1007。
<レストラン小麦畑と青い池>
◇住所:美瑛町白金ビルケの森。
◇電話:0166-94-3131。


道の駅 びえい「丘のくら」
 大正初期に建設された美瑛軟石づくりの石倉庫を改装したもの。で、美瑛産カラマツを使用した温もりのある内装。美瑛に縁ある方々の写真展や個展などが定期的に開催されている。


道の駅 びえい「白金ビルケ」
 びえい白金温泉や白金青い池への入り口にある白金ビルケの森インフォメーションセンターが道の駅。シャワールームの設置、アウトドアブランドの販売、美瑛町の食材を使用したハンバーガーショップがある。




 標高1,290m、素晴らしい山岳景観を望む北海道で一番高所にある十勝岳温泉は「源泉100%」の天然温泉。野趣あふれる露天風呂や木の香漂う総ヒバ造りの浴場など、それぞれに越の異なった温泉宿が4軒ある。眼下に雲が湧き出るように広がる日には、まさに天上の温泉郷といった様相を見せてくれる。また、上富良野町はラベンダーの故郷、日射しが輝き始める初夏から、街は紫色の花で埋め尽くされる。そんな夏の最大イベントは、「花と炎の四季彩まつり」。これまで別個に開催されてきた「ラベンダーまつり」と、十勝岳の安全を願う「火まつり」を合わせ、一層盛大に開催されるようになった。夏の夜空を彩る花火大会、そして、大小さまざまな行灯が街中を練り歩く行灯行列など、楽しい夏のプログラムが続く。


 上富良野町は北海道の中央、富良野盆地の北部に位置し、東は国立公園大雪山系の十勝岳、西は夕張山地の山岳に連なり、南は富良野盆地の平たん部に開け、北は上川と空知郡界の分水嶺となっている。気候は、平年の平均気温が5.8度Cと比較的暖かい地域であるが、夏の最高気温が26度C前後と高くなるのに対し、冬の最低気温がマイナス15度C前後と寒暖の差が大きく、典型的な大陸性気候。夏は南西風が吹き、気温が高く農業には恵まれた気象条件である。
 十勝岳のふもとに、広大なラベンダーの丘が広がるまち。日の出公園でのラベンダー祭りは、毎年多くの人でにぎわう。また、ジャーマンアイリスなどの花づくりも盛ん。秘湯・十勝岳温泉、吹上温泉も見逃せない。〈田園休暇〉富良野・美瑛キャンペーンイベントガイドブックから
かみふらの十勝岳観光協会

ラベンダー発祥の地

 ラベンダーは地中海原産のしそ科の低木で、昭和になってから香料会社が日本で試験栽培を開始。その後、北海道が適地とされ、奨励作物として全道に耕作が広まった。上富良野町では、1948年(昭和23年)化粧品用香料作物として香料会社との契約栽培が始まった。1975年(昭和50年)一枚のラベンダー畑の写真が当時の国鉄カレンダーに載ったのがきっかけで観光客が訪れるようになり、農業用作物から観光用作物へと変化していった。ラベンダー栽培発祥の地として、また、北海道の夏の丘を紫に彩る風物詩として、多くの観光客で賑わっている。町内には日の出公園をはじめ、町営や民間のラベンダー園がある。これらのラベンダーは、観賞用としてはもちろんのこと、苗木・鉢植え・切花としてそのまま出荷したり、ドライフラワー、ポプリ、オイルに加工して、土産品や香りの製品の原材料として出荷されている。

<ラベンダー香りのオーナー募集中>
 上富良野産100%ピュアエッセンシャルオイル(6ml入り)、ドライフラワー(300g)、そして上富良野産のメロン(2玉)」をオーナー様へお届けする。
◇発送:7月末ころ。
◇予定数:600口。
◇金額:一口1万円。
◇連絡先:社団法人かみふらの十勝岳観光協会
◇住所:空知郡上富良野町中町1丁目1-8セントラルプラザ内。
◇電話:0167-45-3150。


◆フラワーランドかみふらの
 丘の上に15万平方m の広大な花畑がひろがるフラワーランド。ここでは5月から早咲き ラベンダーを楽しむことができ、10月上旬まで、ジャーマンアイリス、きからしやポピ一、コスモスと月ご とに彩りを変えながら花の景観を楽しむことができる。来園者に人気を博して いるのが、その場で食べる北海道の昧覚。夏は、近年人気急上昇の富良野赤肉メロ ンを食べ放題。秋は、ゆでたてのトウモロコシ1 本まるかじりと大地の恵みをその 場で豪快に感じてもらえう企画。その他、ポ二一の乗馬体験やパギーの試乗もあり、食べて遊んで、満足のひとときをきっと満喫できる。
◇住所:上富良野町西5線北27号。
◇ 電話:0167-45-9480。
◇開館時間:8:00〜17:00(6〜8月は18 時まで)。
◇入園料:大人500 円、小人200 円(小学生)。観覧トラクターパス乗車券付。

フラワーランドかみふらの(2021年8月撮影)

◆丘のピラミッド写真館
 役場新庁舎の地上33mの大パノラマ上富良野町で長年丘の風景を撮影している伊東剛写真館(無料)。
◇電話:0167-45-4487。

◆ノースランドギャラリー
 富良野・美瑛の風景写真。高橋真澄写真館(無料)。
◇電話:0167-45-6660。

◆あきらフォトギャラリー
 富良野〜美瑛の風景風景。津幡昭写真館(有料)。
◇電話:0167-45-9614。

◆貝の館ウッディライフ
 世界各地の珍しい貝殻を展示。
◇電話:0167-45-6810。

◆開拓記念館
 大正15年の十勝岳噴火資料と当時の吉田村長の資料を展示。

土の館
 土を耕すプラウの専門メーカー・ スガノ農機が開設している「土の館」では、先人の労苦を伝承し、土と人間、自然環境の大切さを伝えている。また、100年前のカナダ製蒸気トラクタなど展示のほか、世界の土の標本、トラクターの歴史、各種プラウの宝庫。
◇住所:空知郡上富良野町西2線北25号。
◇電話:0167-45-3055。
◇休館日:土・日。

土の館(2009年7月撮影)

後藤純男美術館
 東京藝術大学の教授を務め、中国・西安美術学院名誉教授の称号をもつ日本画の第一人者・後藤純男。彼が雄大な十勝岳連峰の景観に魅せられ、上富良野にアトリエを構えたのが1991年(平成3年)9月、これをきっかけに、1997年(平成9年)9月に後藤純男美術館を開館し た。2002年(平成14年)には新館が完成、現在の力タチに。館内では全長14mにもおよぶ超大作「雲海黄山雨晴」を始め、後藤純男の荘厳で静謐な作品世界をテーマ別に展示。また2階レストランでは、十勝岳連峰を一望しながら地元食材を生かしたメニューを堪能できる。日本画の最高峰、後藤純男の作品を常設する全国で唯一の美術館である。


 1930年(昭和5年)千葉県の真言宗仏門に生まれ、16 歳で山本丘人に師事。のち田中青坪のもとで日本画を修業。1952年(昭和27年)院展で「風景 J が初 入選。その後、日本美術院賞 (大観賞) や内閣総理大臣賞など多くの賞を受け、日本美術院の中心的な画家として活躍。 1988年(昭和63年)から1997年(平成9年)まで東京藝術大学教授として後進を指導。現在は日本美 術院同人理事、中国西安美術学院名誉教授として国際貢献に努 力し、また美術館に併設されたアトリエで創作活動に励む。
◇住所:空知郡上富良野町東4線北26号。
◇電話:0167-45-6181。
◇開館時間:9:00〜17:00。
◇入館料:大人1.000円、小人500円(小学生〜高校生)。


後藤純男美術館(2021年8月撮影)

◆深山峠
 上富良野町と美瑛町の町境に位置する深山峠(みやまとうげ)は、十勝岳連峰の雄大な山並みを見渡す絶景スポット。また、「深山峠アートパーク」として整備され、トリックアート美術館、展示販売、レストラン、観覧車などがあり、自然豊かな中で満喫できる。
◇住所:空知郡上富良野町西9線北34号深山峠。
◇電話:0167-45-6667。

◆トリック・アート美術館
 ヨーロッパ中世の絵を中心にモチーフし、見る位置により変化する不思議な世界。絵が飛び出す。平面に描かれたモノや人物が、立体的に浮かび上がる。 額縁から飛び出してくる絵画。不思議な写真。
◇住所:空知郡上富良野町西8線北33号。
◇電話: 0167-45-6667。

深山峠とトリックアート美術館(2021年8月撮影)

◆深山園「丘のテラス」
 アロマ&ハーブティー体験ができる。
◇住所:空知郡上富良野町西5線北313号深山峠。
◇電話:0167-45-4444。

千望峠
 雄大な十勝岳連峰、上富良野が一望できる。
◇住所:〒071-0506 空知郡上富良野町西6線北22号江花。
◇電話:0167-45-6983。

日の出公園
 7月中旬〜8月上旬にかけ、丘一面に紫のラベンダーが咲き誇る。
◇住所:空知郡上富良野町東1線北27号。
◇電話:0167-45-6983。

◆十勝岳温泉郷
 大雪山系十勝岳山腹の標高1,280mにある凌雲閣は、北海道で最も高所にある温泉である。雲の上の温泉と展望が広がる。2種類の源泉掛け流し天然温泉。酸性湯。
◇住所:空知郡上富良野町吹上。
◇電話::0167-39-4111(凌雲閣)。
◇日帰り入浴:8:00-20:00。
◇料金:大人(中学生以上) 800円、 小学生400 円。

吹上温泉保養センター白銀荘
 十勝岳中腹の大自然に囲まれた温泉宿。日帰り入浴と自炊宿泊施設。ヒバの浴槽や岩風呂などの内風呂、公園の景色を楽しめ、開放感あふれる露天風呂が自慢。48 名まで宿泊可能。サウナと気泡風呂を備えた大浴場がある。宿泊客は共用キッチンを利用。富良野岳から5km 、白ひげの滝から8km。上富良野駅から19km。
◇住所:〒071-0579 空知郡上富良野町吹上。
◇電話:0167-45-3251。
◇泉質:酸性-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。
◇効能:(浴用)神経痛・筋肉痛・関節痛・運動麻痺・関節のこわばり・うちみなど。(飲用)慢性消化器病・慢性胆のう炎・胆石症・慢性便秘・糖尿病・痛風など。

吹上温泉保養センター白銀荘(2021年9月撮影)


吹上露天の湯
 TVドラマ「北の国から」で宮沢りえが撮影で入浴したことで一躍有名になった混浴無料露天風呂。山から湧き出る泉質は石膏食塩泉。無色透明、無臭の温泉。かけ流し式、加水なし・加温なし。吹上温泉「白銀荘」からは徒歩5分。脱衣場はないので女性は水着着用。
◇住所:〒071-0579 空知郡上富良野町吹上。
◇電話:0167-45-6983 (上富良野町産業振興課)。
◇料金:無料。
◇時間:制限なし。24時間OK。
◇休日:なし。オールシーズンいつでもOK。
◇駐車場:無料駐車場あり。
◇露天風呂:混浴2つ。
◇源泉温度:47℃。
◇ph:2.5(酸性)。
◇泉質:酸性−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉。




 花々が咲き乱れ、豊かな自然の彩りにあふれる中富良野町。今なお噴煙上げる十勝岳連峰の麓に美しい田園風景が広がる。新緑に萌える季節の訪れとともに、街のあちこちには、町営ラベンダー園や有名なファーム富田などの花畑、ラベンダー園ひつじの丘や森林公園など、自然の美しさに彩られる風景が広がる。


 また、アクティヴなアウトドア派の心駆り立てるメニューも盛り沢山。卜レッキング、バードウォッチンクなど、自然を満喫する楽しみがいっぱい。さらに、この北の大地ならではの醍醐味である熱気球、いも掘りなどの貴重な農業体験、森の学校など、大自然の息吹を身近に感じながら、心癒されるメニュー が用意されている。
 現在のラベンダー人気は、このまちにある《ファーム冨田》から。全国のハーブ愛好家から注目を浴びる花と香りのまち。大雪山系から清らかな水が育てたメロンなどの特産物が、近年人気を集めている。〈田園休暇〉富良野・美瑛キャンペーンイベントガイドブックから
なかふらの観光協会


なかふらの北星山ラベンダー園
 まちのシンボル「北星山」にあるラベンダー園。観光リフトで北星山の頂上をめざす全長333mの空中散歩。途中、4種類のラベンダーをはじめ、ひまわり、マリーゴールド、サルビアなどのお花畑が広がっている。花と香りのパラダイス。
◇住所:〒071-0714 空知郡中富良野町宮町1-41。
◇電話:0167-44-2123(中富良野町産業建設課)。
◇観光リフト往復料金:大人400円、小人200円。

なかふらのフラワーパーク
 町営ラベンダー園に隣接し、公園面積3.3haのフラワ ー公園。花畑と芝のイベント広場があり、ラベンダー祭りの会場ともなっている。
◇住所:〒071-0714 空知郡中富良野町宮町2-1。
◇電話:0167-44-4488。

なかふらの北星山ラベンダー園(左)となかふらのフラワーパーク
(中富良野町提供)

◆ラベンダー羊ケ丘
 なだらかなラベンダー畑にサフォーク(羊)、ポニー(馬)、アンゴラ(兎)などの小動物がいて、バーベキューを楽しむことができる。

フラノ自然体験村コロポックル
 北海道富良野を体感できるアウトドア体験やカルチャー体験が楽しめる。小さなお子さんから高齢の方まで幅広い年齢の方が楽しめるメニューを用意。最高の思い出をコロポックルで作ってみては。「コロポックル」とは、アイヌ語で「蕗(ふき)の下の人」という意味。アイヌ伝説で、アイヌよりも以前から北海道に住んでいる小人のことを言う。
◇住所:071-0771 空知郡中富良野町中富良野東1線北5号。
◇電話:0167-44-2583。

中富良野森林公園
 雄大な十勝岳連峰と富良野盆地の田園風景が一望できる《緑の風さわやか公園》。
◇住所:〒071-0705 空知郡中富良野町字中富良野西1線北13号 。
◇電話:0167-44-2133。

ファーム富田
 富良野ラベンダー観光発祥の地。ラベンダーを中心に約10haの大花園「あなたの優しい心で花を見るとき、あなたはもう花人」。


 ラベンダー資料館、<花人の舎>、<ドライフラワーの舎>、<ポプリの舎>、<香水の舎>、<グリーンハウス>、<蒸留の舎>と見るものいっぱい。雑誌、TVなどで紹介されるスポット。1975年(昭和50年)、国鉄のカレンダーにファーム富田のラベンダー畑の写真が掲載されたのをきっかけに、全国的にその名が知られるようになった。その翌年から多くの観光客が中富良野町に押し寄せた。ファーム富田のラベンダーが偶然カメラに収められたことが、ファーム富田の命運を大きく変えたといっていい。富田氏がラベンダーと出会ったのは20歳の時。その美しさと香りに魅せられた富田氏は、ラベンダーのとりことなった。今では、ラベンダーを中心に、100種類以上もの花々が咲き誇る。

◇花人の舎 倖の畑・花人の畑のすぐそばにある大きな三角屋根の建物。ステンドグラスから淡い光が射し込むファーム富田のウエルカムハウス。1階にはファーム富田のオリジナル商品を取りそろえたショップ「マリー」と、軽食を楽しめるカフェ「ルネ」(夏期は花人の舎横)がある。2階の「宮田ラベンダー資料館」ではファーム富田の歴史をご覧になれるほか、ラベンダーの香りを比較体験できる。

◇ドライフラワーの舎 日本で最大規模のドライフラワー展示スペースのある建物。建物内のアレンジメントは、「北海道の秋」と題して花の本場オランダのフラワーデザイナーのレン・オーヲメイド氏による。花の香りに囲まれながら、 色鮮やかなアレンジメントや花材を取りそろえ「花のある暮らし」を提案。

◇ポプリの舎 トラデイショナルラベンダー畑のすぐ下にある、木のぬくもりいっぱいの建物。フラワーデザイナーのレン・オークメイド氏のアレンジで飾られた建物の中には、ファーム富田のオリジナル商品をそろえたショップとカフェがある。雄大な十勝岳連峰を眺めながら、ラベンダーソフトクリームやカレーライスなどの軽食をお楽しめる。

◇香水の舎 ラベンターが知られるきっかけとなったトラディショナルラベンター畑のかたわらにあり、十勝岳連峰を美しく見わたせる建物。ここではラベンダーのエッセンシャルオイルを独自に調香し、心をこめて香水を作っている。その様子を間近に見ることができる。

◇グリーンハウス 夏以外の季節にも、ラベンダーを楽しんでいただけるグリーンハウス。真冬でもグリーンハウスの中は、ラベンターの鮮やかな紫色と爽やかな香りでいっぱい。その他にも色とりどりの花々や観葉植物を見ることができる。

◇蒸留の舎 日本で唯一、ラベンダーからエッセンシャルオイルを抽出するための蒸留工場。7〜8月中旬にかけてのラベンター開花期には、紫色のラベンダーから琥珀色のエッセンシャルオイルが抽出される蒸留風景を見ることができる。

◇住所:空知郡中富良野町基線北15号。
◇電話:0167-39-3939。


ファーム富田のラベンダー(1999年撮影)

彩(いろどり)の畑
 「彩りの畑」は、あまりにも有名な風景でさまざまなポスターやパンフレットに採用されている。富良野はもとより北海道を代表する象徴的な景観である。ラベンダーの最盛期にあたる7月中旬に見頃となる花を選んでいるとはいえ、毎年多くの観光客やカメラマンの期待に応え続ける力はさすがファーム富田である。少し離れていて見えにくい場所にあるため、見逃している方もいるようだが、絶対に外せないビューポイント。「彩りの畑」の上には2005年に登場した森の舎(展望台)がある。立ち木を利用した造りで、暑い日には一休みするのにちょうどいい。
◇住所:071-0704 空知郡中富良野町基線北15号。(ファーム富田)
◇電話:0167-39-3939 。

彩の畑(中富良野町提供)

彩香の里・佐々木ファーム
 北海道一、二の広さを誇る約6ha(1万5,000坪)の彩香の里(大ラベンダー園)。軽食・お土産・オリジナル商品・手作り・直売コーナーがある。ラベンダー摘みも楽しめる。
◇住所:空知郡中富良野町丘町6番1号。
◇電話:090-3773-3574。

彩香の里
(中富良野町提供)





 北海道観光で最も人気の高い富良野市。十勝岳連峰を背景に、初夏から花開くラベンダーの花畑は全国的にも知られ、広大で牧歌的な田園風景とのコントラストが美しい景観を彩っている。


 夏の富良野は、楽しみがいっぱい。TV「北の国から」の口ケ地などの散策や特産品の「ふらのワイン」探訪、加工体験できる「ふらのチーズ」などの工房巡り、豊かな自然の中で楽しむスポーツやレジャー、爽やかな北海道を謳歌するメニューが豊富に用意され、一日で全てを回りきるととができないほど観光スポッ卜が多彩。そして、特に有名な夏のイベントが毎年7月28日・29日に行われる「北海へそ祭り」。大きな笠をかぶり、お腹を顔にみたてた絵を描き、2日間で5,000人もの人が街を練り歩く。飛び入り参加も大歓迎 ! へその街ならではのユニークなお祭り、旅の忘れられない思い出になること間違いなし。
 北海道の中心に位置する《へそ》のまち。ドラマ《北の国から》のロケ地となった麓郷の森に加え、新ロケ地《五郎の石の家》など、多くの見所がある。ワインやチーズなど、特産品の豊かなまちとしても知られている。〈田園休暇〉富良野・美瑛キャンペーンイベントガイドブックから
ふらの観光協会


◆北海へそ祭り
 毎年7月28日〜29日開催。北海道の夏の風物詩ともなった「北海へそ祭り」。祭りの主役はなんと言ってもユニークな図腹踊り。個性豊かな図腹で通りを踊りまわる姿に、「これが本当にオナカ!」と驚き、その表現たっぷりの図腹に感心させられ、大いに笑いを誘う。終日、「へそ」にちなんだユニークなプロゴラムが満載である。

麓郷の森
 JR富良野駅から約20km離れた小さな森が《麓郷の森》。麓郷と書いてロクゴーと読む。TVドラマ《北の国から》のロケ地となったところで、森の中には丸太造りの五郎の家などがある。
◇住所:〒076-0162 富良野市東麓郷1-1。
◇電話:0167-29-2323。

 麓郷の森(2003年11月撮影)
(下)五郎の家(下右)黒岩五郎の丸太小屋(北の国から)

北の国から(黒岩家のアルバム)ポストカード

中心標公園
 (富良野小学校グラウンド内) 北海道の《へそ》を象徴する《北海道経緯度観測標》がある。毎年7月28日、29日に開催される《北海へそ祭り》は、この観測標が発祥。
◇住所:富良野市若松町10。

ニングルテラス
(新富良野プリンスホテル横) 倉本聰氏プロデュースのショッピングロード。テニスに並ぶグッズからは自然の素材による温もりが伝わる。だれでも昼・夜問わず散歩するだけで楽しいテラスである。
◇住所:〒076-0016 富良野市中御料。
◇電話:0167-22-1111。

JR富良野駅前横インフォメーションセンター
 富良野地域の観光インフォメーション、各種観光パンフの設置。宿泊施設やアウトドア・インドア体験、観光タクシー等の予約、荷物預かりも行っている。
◇住所:富良野市日の出町1-30。
◇電話:0167-23-3388。

人形工房セントメリー
 手染めの布と森から集めた材料で丹念に作り上げた人形が女性に人気。かわいい人形がいっぱいの店内は、まるで森の妖精が集うメルヘンの国。お店では人形のほかにテレホンカード、ポストカード、染め布なども販売している。営業は土・日のみ。
◇住所:〒076-0034 富良野市北の峰町24-12。
◇電話:0167-22-5369。

>珈琲 森の時計
 「優しい時間」のメイン舞台である「森の時計」。 このドラマのために実際に富良野の森の中に建てられた喫茶店。新富良野プリンスホテル(富良野市中御料) から徒歩3分。ホテル進入路から約600m先。
◇住所:〒076-0016 富良野市中御料。
◇電話:0167-22-1111。
◇営業時間:12:00〜20:00。

Soh's BAR(ソーズ・バー)
 作家・倉本聰氏監修のおとなの隠れ家「Soh's BAR」が「森の時計」の近くにある。Soh's BARは「哀れな愛煙家のためのおとなの隠れ家」(for miserable smokers)であり、禁煙席はない。
◇住所:富良野市中御料。
◇電話:0167-22-1111。
◇営業時間:19:00〜24:00。

(左)森の時計 (右)soh'BAR(ソーズ・バー)2005年6月撮影

ふらのワイン工場
  ぶどうケ丘に並んだ赤い屋根。山の中腹に建つワイン工場は、煉瓦造りの建物で、この工場では、ふらのワインの製造工程、貯蔵室の見学、ワインの試飲などができる。6月下旬〜7月中旬にかけて早咲きのラベンダーが咲く。


 自然豊かな富良野の地に育まれたふらのワイン。その製作過程には、自然の恵みや職人たちの努力、そして富良野市民のたくさんの思いが詰まっている。富良野市が農業振興を目的としワイン用原料ぶどうの栽培に取り組んだ理由のひとつに、富良野地方の気候風土と土地条件がワインの本場、北欧に似て、原料ぶどうの育成に適することが研究結果によって立証されたこと。もちろん恵まれた気候や土地だけでは、ワインは作れない。品種選定や品種改良、ぶどう栽培技術の導入を重ねることで完熟した良質なぶどうを育て、優れた醸造技術、細心の注意と心をこめた品質管理によってふらのワインが生まれた。
 1972年(昭和47年)4月1日。木造、平屋の建物に必要最小限の機材器具をそろえ、富良野市ぶどう果樹研究所が開設された。以来、山ぶどうを中心に生食用ぶどうを原料にふらのワインの醸造試験が開始された。それから50年。数々のワインが誕生し多くのお客様に愛されてきた。(HPから)
◇住所:〒076-0048 富良野市清水山1161-140。
◇電話:0167-22-3242。

<ふらのワインの歴史>
1972年 富良野市ぶどう果樹研究所設置。
1972年 富良野市ぶどう果樹研究所設置。
1974年 北海道及び道立中央農試と富良野市がぶどう栽培試験実施ふらのワインの原料ぶどう専用品種として、セイベル(赤)13053、セイベル(白)5279の2品種を指定。
1975年 富良野スキー国体で試作ワイン提供。
1976年 ワイン工場完成。
1977年 FISワールドカップで試作ワイン提供。
1978年 ふらのワイン(赤)(白)の販売開始。
1979年 ふらのワインロゼの市民還元始まる。
1982年 モンデセレクション主催「第20回ワールドセレクションワイン部門」で赤、白金賞受賞。シャトーふらの(赤)発売。
1984年 ふらのワインミュラー発売。
1986年 バイオテクノロジー研究施設「種苗センター」建設。
1987年 シャトーふらの(白)発売、第1回ふらのワイン・ぶどう祭り開催。
1989年 果汁工場完成、ぶどう果汁(赤)発売。
1991年 ぶどう果汁(白)発売。
1994年 ふらのワインミュスカ発売。
1995年 ワイン工場増築。
1996年 ぶどう枝の和紙研究開発。
1998年 樽熟赤発売。
1999年 樽熟成庫建設、2000年ミレニアムボトル、'99新酒発売。
2000年 大駐車場および定温倉庫建設、ロゼワイン一般販売開始。新世紀記念ワイン発売。
2001年 羆の晩酌(ワイン)、羆の御馳走(果汁)発売。
2002年 バレルふらの白発売 。
2003年 甘口白ワイン”シエル(フランス語で「空」の意)”発売。30周年記念特別限定醸造ワイン発売果汁紅葡萄発売。
2004年 甘口赤ワイン”テル(フランス語で「大地」の意)”発売。甘口ロゼワイン”ソレイユ(フランス語で「太陽」の意)”発売。長期熟成赤ワイン”ツバイゲルトレーベ”発売。
2005年 バレルふらの赤発売。日本初の自然凍結ぶどうによるアイスワイン“F”発売。
2006年 ミュラー(白)が国産ワインコンクールで奨励賞受賞。
2007年 シエル(白)のラベンダーボトル発売。
2008年 新酒富良野(白)発売。
2011年 ツバイゲルトレーベ・スペシャルセレクション(赤)発売。北の国から放映30周年記念ラベルワイン(赤・白)発売。
2012年 創立40周年記念ワイン(白)発売。シャトーふらの・ヌーベルアージュ(赤)発売。
2013年 ふらのワイン初のスパークリングワイン”ぺルル・ド・バッカス”発売。
2017年 シャトーふらの・ヌーベルアージュ(赤)再発売。


ふらのワイン工場(2006年7月撮影)

ラベンダーの森(ハイランドふらの)
 JR富良野駅から約7.5km(車で15分)の山間にある。森林浴ゾーンと健康ゾーンがある。広大なラベンダー畑があり、夏は観光客でにぎわう。ラベンダーの見ごろは、7月中旬〜8月初旬。宿泊・日帰り入浴OK。富良野唯一の天然泉。泉質:弱アルカリ性低帳性冷鉱泉。夏は露天風呂からラベンダー畑を真正面に見ることができる。
◇住所:〒076-0036 富良野市島ノ下。
◇電話:0167-22-5700。

ラベンダーの森とハイランドふらの(2021年7月撮影)

ラベンダー(シソ科) 学名:Lavandula  原産地:フランス


 学名、ラヴァンドラという名の由来は「洗う」という意味のラテン語が上げられている。優雅なギリシャやローマの人たちは、この芳香に富んだ草を浴用香料として疲労や硬直した関節を和らげるのに用いられたと言われている。現在では化粧品、香水、石鹸などに使われている。真夏の太陽が照りつける8〜9月の南フランス海岸から北へ入った山々の一帯の標高800m前後の高地には、ラベンダーの花が鉄分の多い赤褐色の山肌を紫一色に染めてしまう、南フランス一帯がいかに美しい香料の世界的中心であるかを思い浮かべてみてほしい。


富良野スキー場
 北海道の中央、十勝岳・大雪山連峰の雄大な眺望のもと、内陸に位置するスキー場ならではの良質な雪が魅力。過去10回以上のワールドカップを開催している富良野スキー場は、雪質の良さに定評があり、高速ロープウエーに乗れば山頂まで約5分と滑りを満喫できるゲレンデである。最長滑走距離4,000mのビッグゲレンデは初級者から上級者まで楽しめるバリエーション豊かな全28コースがある。
◇住所:(北の峰ゾーン)富良野市北の峰18-1。(富良野ゾーン)富良野市字中御料。
◇電話:0167-22-1111。

◆北の峰エリア
 富良野スキー場の麓には、ペンション、民宿、ロッジ、旅館が立ち並び、スキーシーズンをはじめ、グリーンシーズンも宿泊ゾーンとして利用されている。また、個性的な飲食店も多く、一年を通して賑わいを見せている。

FURANO MARCHE(フラノ・マルシェ)
 JR富良野駅から徒歩7分!!フラノ・マルシェは、富良野の食材にこだわったおいしいものを通してまちなかの魅力を発信している。
◇住所:〒076-0024北海道富良野市幸町13-1。
◇電話:0167-22-1001。


<スイートカフェ サボール(sweets cafe SABOR)>
 スイーツカフェサボールでは、「手作りパンとスイーツのお店 Cazeres ( カゼール )」での焼きたてパンやスイーツをはじめ、市内各スイツ・ベーカリーショップからの、マルシ工でしか手に入らない商品がずらっと並んでいる。併設の「フラノカフェ」では、"富良野をドリンクで味わう"をテーマに、マルシェオリジナルドリンクを楽しめる。サボールは、オープンカフェ。

<富良野物産センター アルジャン(souvenir shop ARGENT)>
 富良野でお土産を貰うならここ!富良野物産センターアルジャン。定番のワイン、チーズ、牛乳、ぶどう果汁、ジャム、スイーツ、ラベンダー商品や各種グッズなど、約2,000 種の富良野土産が大集合。

<テイクアウトショップ フラディッシュ(food court FURADISH)>
 フラディッシュでは、地場産食品をふんだんに使ったテイクアウト商品を用意。「キッチンふらの」では、かみふらのポークを使ったマルシェバガー、「ばすすとっぷ」は、ふらの牛乳ソフ卜とお好きなアイスをまぜまぜ♪「まぜアイス」がイチオシ。「富良野とみ川」は、話題のなが〜い揚げ棒餃子「なまら棒」 、生地にこだわった「ふらのっこ本舗」の「めんこいベア」は、中身の飴の種類が豊富。ふらのチーズ工房直営「ジェラートふらの」は、地元素材のジェラー卜を販売。

<農産物直売所 オガール>
 農産物直売所オガールは、 JAふらの直営の地元農産物と加工品の直売所。旬の野菜と果物が季節ごとに形を変えて店内を彩る。ふらのエリアは、道内で採れる野菜で作っていないものはないというほど、の野菜王国。安心・安全の採れたて野菜が満載。

<タウン情報センター・インフォメーション フラノ>
 富良野周辺の情報を網羅したのが、『タウン情報センター・インフォメーション フラノ』。飲食店情報や各種イベン卜、アウトドア情報にホテルの案内、観光全般について、専属スタッフが案内。各種マップや割引チケットも入手可能。フラノ・マルシェから発信する、ガイドブックには載っていない様々な情報満載のインフォメーション フラノへ。

<FURANO MARCHE ONLINE SHOP(フラノ マルシェ オンライン ショップ)>


1.お米は富良野産を使い、ライスに工夫を凝らす。
2.卵は原則、富良野産を使い、オムカレーの中央に旗を立てる。
3.富良野産のチーズ(バター)もしくはワインを使用する。
4.野菜や肉、福神漬(ピクルス)なども富良野産にこだわる。
5.富良野産の食材にこだわった一品メニューと「ふらの牛乳」をつける。
6.料金は税込1,000円以内で提供する。

◇◇◇「富良野オムカレー」提供店(2012年3月現在)◇◇◇


・くんえん工房Yamadori
◇電話:0167-39-1810。
・山香食堂
◇電話:0167-22-1045。
・朝日の当たる家
◇電話:0167-22-4400。
・民宿・お食事正直村
◇電話:0167-23-3143。
・新富良野プリンスホテル内レストラン
◇電話0167-22-1111。
・カフェ&ビストロパニエ
◇電話0167-23-6359。
・レストランノルドゥ(リゾートインノースカントリー内)
◇電話:0167-23-6565。
・味処笑楽亭(しょうらくてい)
◇電話:0167-22-1978。
・てっぱん・お好み焼きまさ屋
◇電話:0167-23-4464。
・Natural Dining(富良野ナチュラクスホテル内)
◇電話0167-22-1777。
・ムッシュ小林の店(ホテルナトゥールヴァルト富良野内)
◇電話:0167-22-1211。
・ふらのの台所なんまら
◇電話:0167-23-4860。
・ちいさなログカフェふらわ(JR山部駅前)
◇電話:090-6215-1953。




 帯広から狩勝峠を通って走ってくると、富良野市街に入る手前、東大演習林付近、この光景にいつも出くわす。林の間から遠くに山が見えるのである。この遠近感がたまらない。特に今回は、雪に覆われた山を望むことができた。これには目を奪われる。どこか外国の景色かと思わせる。いても立ってもおられず、車を止めてシャッターを切った。ただ、道は狭く、路肩に車を止めるのがはばかれる。そして、交通量が結構ある。とてもゆっくりシャッターを切る余裕などない。車の来ない隙を狙って撮らなければならない。案の定、走って来る車に迷惑をかけてしまった。非常に危険な行為だ。それほど魅力的な場所である。

国道38号線(東大演習林付近)からの早春の眺め(2022年4月撮影)

風のガーデン
 新富良野プリンスホテル内にある『風のガーデン』は、約2,000平方mの広大の敷地内には、気候に合わせて選ばれた約450品種の花々が約2万株植えられている。脚本家・倉本聰氏のテレビドラマ『風のガーデン』のロケ地となった庭園。グリーンハウス内には撮影時のセットが一部再現され、ドラマでルイや岳が手入れしていたガーデンを見学することができる。7月〜8月の早朝には「モーニングガーデン」を開催。
◇住所:〒076-8511 富良野市字中御料。
◇電話:0167-22-1111(新富良野プリンスホテル)。
◇営業時間:8:00〜17:00。
◇休業日:期間中無休(冬期休園)。
◇料金:大人1000円、小学生600円。



 南富良野町は、四方を山々に囲まれた自然豊かなまち。空知川をせき止めて建設された金山ダムによってできた「かなやま湖」は、人造湖とは思えないほど美しい自然景観を見せてくれる。かなやま湖周辺は、オートキャンプもできる道内屈指のキャンピンクゾーン。釣りやカヌー、ラフテインクなどアウトドアの拠点として人気。湖畔にはラベンダーの花畑が広がり、美しい景観を彩っている。また、道の駅にも指定されている「南ふらの物産センター」はカヌーの先端をイメージしたユニークな建物。地元の物産品の販売をはじめ、かなやま湖に棲息する幻の魚・イ卜ウが大型水糟の中で悠々と泳ぐ姿を見ることができる。山、森、川、そして湖、北海道の中でも最も自然が息づく中で、爽やかな夏の一日を過ごすにはもってこいの場所。


 南富良野町は、北毎道のほぼ中央に位置し、東西に貫流する空知川に沿って6つの集落から形成されている。四方は山並みに囲まれ、その大部分は自然のままの豊かな森林で占められている。北は富良野、南はトマム・サホ口のリジート地に隣接し、町の中間に豊かな水を湛える「かなやま湖」は、訪れる人に憩とやすらぎの時聞を与えてくれる。
 南富良野町は、東経142度35分・北緯43度10分、海抜350m( 役場庁舎所在地点) で、四方を山に囲まれた地形。町の中心地は幾寅地区でここに町役場が置かれている。東西に国道38号、根室本線が走っている。上川総合振興局南部に位置し、東西43.3km、南北45.9kmで、面積は665.55平方km。
NPO法人 南富良野まちづくり観光協会


かなやま湖
 1967年(昭和42年)に金山(かなやま)ダムが完成し、山間に巨大な湖、かなやま湖ができた。金山ダムは空知川の洪水量の調整、下流域のかんがい用水の補給、発電による産業振興などを果たす多目的ダム。また、金山ダムは内部に空洞を持った中空重力式ダムで北海道唯一の珍しい形式のダムである。
◇住所:〒079-2400 空知郡南富良野町幾寅。
◇電話:0167-52-3132。


<かなやま湖畔キャンプ場>
 緑と透き通る空気の中で思いっきりアウトドアを満喫、キャンピング、フィッシング、カヌーなど楽しい遊びがいっぱい。
◇かなやま湖ログホテルラーチ かなやま湖の四季をひときわ美しく感じさせるログホテルとコテージ。道産材のカラ松大経木を贅沢なまでに使用している。
◇かなやま湖保養センター 湖に面したミニ展望風呂。ラドン泉室完備。幻の魚イトウの料理が楽しめる。
◇住所:〒079-2411 空知郡南富良野町字東鹿越。
◇電話:0167-52-3132。


かなやま湖(2003年8月、2015年7月撮影)

かなやま湖(2022年7月撮影)

かなやま湖畔キャンプ場(2022年7月撮影)

南ふらの物産センター
 国道38号線沿いにカヌーをイメージしたこの建物は《道の駅》にもなっており、、多くのドライバーの安らぎの場として親しまれている。また、センター内には悠然と泳ぐ体調約1mの幻の淡水魚イトウの姿が大型水槽から見られる。
◇住所:空知郡南富良野町幾寅687。
◇電話:0167-52-2100 。

◆ゼロの山(標高740m)
 眼下にかなやま湖、周囲に夕張岳、芦別岳、十勝岳連邦が望める絶景ポイント。三の山、二の山、一の山の手前にあることから命名。

◆JR幾寅駅
 浅田次郎氏の短編小説「鉄道員( ぽっぽや)」の映画化。この主要な口ケ地となったのが根室本線「幾寅駅」とその周辺。高倉健さんが主演し、厳しい寒さの続く1999年(平成11年)1月、大勢の口ケ隊により2週間にわたる撮影が繰り広げられ、同年6月に公開された。映画上では「幌舞駅」として呼ばれている「JR幾寅駅」と周辺の口ケセットは今もそのままの形で残されている。
◇住所:空知郡南富良野町幾寅。
◇電話:0167-52-2678。

映画「鉄道員(ぽっぽや)」 JR幾寅駅(幌舞駅)

映画『鉄道員(ぽっぽや)』


<解説>
 平凡な人生に舞い降りる一瞬の奇蹟。さい果ての雪に埋もれたローカル線の小さ終着駅。ここを最終の職場として45年に及ぶ長い鉄道員(ぽっぽや)の人生を終えようとしている男のもとに或る冬の夜、愛らしい一人の訪問者が…。
 第27回直木賞受賞作品、浅田次郎の名編「鉄道員」の映画化。発表以来絶賛に次ぐ絶賛で、すでに100万部を起えた大ベストセラー小説の感動がいよいよスクリーンに焼きつけられることになった。
廃線が決まった北海道のローカル線、幌舞線の小駅を、ただ一人黙々と守り続ける筋金入りの鉄道員の気概と誇り。職務に忠実なあまり、生後2ヶ月で死んでいった娘や思いがけない病で死んだ妻に、十分寄り添うことのできなかった悲痛な悔恨。カマ焚きから機関士、そして駅長へ。己のすべてをぽっぽやに託して生きてきた男の歩み、苦楽を共にしてきた同僚との厚い友情。そしてラスト、夜の駅舎で出会い、信じられないような至福のひとときを過ごす、ぽっぽや乙松と愛娘雪子。この父と娘の雪の夜の幻想シーンは、万人の涙を誘う感動の名場面、文字通りのクライマックスとなる。
 映画は、これらのすべてを男の人生最後の数日の中に深い感動を以って描き込み、日本映画久々の人間ドラマの最高峰を築きあげる。主演は世界に誇る日本映画の至宝、高倉健。主人公のぽっぽや、乙松役はこの人をおいて他にないといわれるほどの適役。そして東映映画は19年ぶり、「四十七人の刺客」以来久々5年ぶりの映画出演とあって早くも大きな期待を集めている。
 つづくキャストは、静枝役に大竹しのぶ、雪子役に広末涼子、仙次役に小林稔侍、その他安藤政信、吉岡秀隆、奈良岡朋子ら、これ以上望めない最高の演技陣を揃みている。
 監督は、高倉健と組んで「駅・ STATION 」「居酒屋兆治」「あ・うん」を世に送った名匠・降旗康男。撮影は高倉=降旗とのトリオで知られる名手・木村大作が担当し、北海道の雄大な雪原を詩情豊かに捉える。
 99九年1月より長期に亘る北海道ロケーションを敢行、近代化の波に失われゆく故郷、鉄道 (SL 、旧型気動車、駅舎)をも余す所なく捉えて古き良きものへの讃歌を歌い上げ、感銘深い話題巨編の完成に一丸となっている。

<物語>
 花海道のローカル線、幌舞線の終着駅・幌舞は雪に埋もれ、ひっそりと佇んでいた。
 この幌舞駅の一人駅長、佐藤乙松はこれまで長い年月を筋金入りのぽっぽやとして生きてきたが、近く廃線になる幌舞線と運命を共にするかのように定年を目前にしていた。
 思えば45年、愚直一徹なまでのぽっぽや人生の中で乙松は2度に亘って大きな悲しみを味わっていた。それは今から17年前の長女雪子の死と、2年前の妻静枝の病死だった。いずれの時も、職務に忠実のあまり、乙松は愛する家族に寄り添ってやれぬまま病院で淋しく死なせていた。
 こうして乙松は誰一人として身寄りのない境遇となっていたが、仙次という機関士見習い時代からの古い同僚がいた。仙次は美寄駅の駅長で乙松同様まもなく定年の身。やがてはトマムのリゾート会社重役に転身することになっていた。それだけに乙松の定年後を心配するあまり、仙次は老後も一緒に仕事をとしきりに勧めるが、乙松は首をタテに振らなかった。ぽっぽやのあとの人生など乙松には考えも及ばなかったのである。
 残り少ない最後の日まで一人黙々と勤務に励む乙松に、不思議なことが起こっていた。正月の或る日、乙松の前に姿を見せた5才くらいの愛らしい少女。赤いマフラーをして、赤いランドセルを背負い、手には近頃見ない人形を抱いていた。そういえば17年前乙松は生まれたばかりの雪子にと人形を買っできたことがある。
 その日の午後、吹雪の山中をキハ12(気動車)に乗って仙次がやってきた。その夜、駅舎で乙松と仙次は酒を酌み交わし昔話に花を咲かせた。したたかに呑んだ仙次が酔いつぶれて寝入った真夜中のこと、乙松を呼ぶ少女の声がした。やがて乙松の前にマフラーをした中学生と思われる年頃の少女が立っていた。前の少女が忘れていった人形を取りにきたのだろう。雪の中を寒かったろうにと、乙松はストーブで温めた缶コーヒーを少女に与えた。すると少女は思いがけない行為に出て乙松を驚かせ、風のように立ち去った。
 翌朝、乙松と仙次の姿が丘の上の墓地にあった。静枝と雪子の墓に手を合わせた仙次はその時墓石に刻まれた乙松の名を初めて目に止め、黙して語らぬ乙松の覚悟を知った。やがて仙次は美寄へと帰っていった。
 雪がしんしんと降り積もった。幻のような一面の銀世界。と、乙松の前に美しい、赤いマフラーをした高校生の少女が立っていた。その面差しがどことなく亡き妻静枝に似ていた。雪子が生きていれば丁度今頃…。乙松は目をみはった。
 ユッコ、ユッコか…。乙松はその夜、雪子と二人きりで居た。信じられないような至福に包まれて…。


道の駅 南ふらの
 5分(約4km)ほどの所にあるかなやま湖や空知川では、カヌー遊びが盛ん。そんなことで道の駅の外観は、カヌーの軸先をイメージしたユニークな形の建物。 1階は南富良野町の数々の特産品販売コーナー、2階は南富良野の山林に自生する樹木の見本が展示されている。




 一年を通してリゾート気分を満喫できる魅力あふれる山岳観光地・占冠村。シンボル的なザ・タワーなどのホテル群のあるトマム地区では、自然の地形を生かしたゴルフコース、水の楽園ミナミナビーチ(旧ヴィズスパハウス)などがある。中央・占冠地区には道の駅「自然体験しむかっぷ」や物産館があり、物産館2階はレストラン、郷土資料館がある。また、キャンプ、サイクリングを楽しめる二二ウ地区には、レクリェーションの森、奇岩・巨石が織りなす自然の造形が美しい観光スポット・赤岩青厳峡がある。さらに、温泉にくつろぐ湯の沢地区、ジャーマンアイリスの花畑が広がる双珠別地区など、占冠村全体がアウトドア、リゾートを楽しむ拠点として、四季を通して多くの人が訪れる。


 「しむかつぷ 」 とはアイヌ語の「シモカプ(とても静かで平和な上流の場所) からきている。その名の通り、94%が森林で、森から流れ出す小さな源流がいくつも集まって鵡川となり、村の中央を悠々と流れている。冬は寒さが厳しく、時にはマイナス30 度Cを下回る朝もある。主な産業は農林業やトマムリゾー卜に代表される観光業である。いずれも占冠にある豊かな自然を基盤とする産業で、村のキャッチフレーズは「自然体感占冠」である。占冠村は山間地でありながら、J Rや高速道路などの交通の便が非常に良く、札幌と旭川・富良野方面、 また道東方面を結ぶ交通の要衝となっている。 村の人口は約1,200人。(2010.3現在)豊かな森、美しい川、のどかな農村風景、多様な動植物たち、おいしい山菜や農産物、そして何より心を癒してくれる村民の暖かい笑顔。都会のような便利なものは何もないが、生きるために本当に必要な豊かさがここにはある。
 北海道のほぼ中央に位置する占冠村。雄大な日高山脈と夕張山脈にはさまれた静かな村《しむかっぷ》は、美しい自然に囲まれている。吸い込まれそうな広大な自然林でのバードウォッチング、昆虫・山菜の採取、ナメコ狩り、村を横断する鵡川の清流ではヤマベ、ニジマス、ウグイなどの釣りを楽しむことができる。四季折々の自然の恵みは、私たちを暖かく迎えてくれる。 〈田園休暇〉富良野・美瑛キャンペーンイベントガイドブックから
◇位置 北海道のほぼ中心部、上川支庁管内の最南端に位置する占冠村(しむかっぷむら)。東北は南富良野町、南は日高町と平取町、西は夕張市と穂別町に接し、村界はほとんど分水嶺から成り立っている。総面積は571.31平方km(東京23区とほぼ同じ大きさ)で、その94%が山林という大きくて小さな村である。
◇名前の由来 村名の占冠(しむかっぷ)とは、アイヌ語のシモカプ(shimokap)より転訛したもので、「はなはだだ静かで平和な上流の場所」の意。その名の通り今も変わらず静かで平和な村である。
◇気候 〜緑まぶしい夏、ダイヤモンドダストきらめく冬〜 占冠村は、北海道の内陸部にあり、しかも近接した高峻な山岳に囲まれていることから、気候は内陸性である。気温の日較差、夏冬格差も大きく、風は主として西風、西南風が多く吹く。降水量は、年間約1,400mmに達し、積雪も100cm前後になる。一言で言うと、占冠村の気候は夏涼しく冬寒いところである。
占冠・村づくり観光協会


◆占冠湯の沢温泉森の四季
 山間の緑を背景に、国道237号線沿いに建つ農業者センターは、宿泊施設を備えた施設である。温泉の泉質は、食塩泉。運動機能障害、リューマチ性疾患などに効き目がある。平成24年秋、改修工事を終え新しく生まれ変わった。

星野リゾート トマム
星野リゾート トマム(冬季バージョン)
星野リゾート トマム(夏季バージョン)
 四季を通じて多彩なアウトドアライフを満喫できる通年山岳リゾートエリア。テニスやゴルフ、自然散策など自然と会話するさわやかな夏。スキーやスノーボート、スノーモービルをダイナミックに遊ぶ感動的な冬。今年も自然体験、農業体験、創作体験とたくさんのプログラムが用意されている。
◇住所:〒079-2204 勇払郡占冠村字中トマム。
◇電話:0167-58-1111。

星野リゾート トマム(2010年6月撮影)

占冠村物産館
 占冠駅前に位置する物産館では、1階の特産品の販売のほか、無料レンタルサイクルやパンフレットコーナー、おみやげ品も豊富に取りそろえている。2階にはレストランがあり、「森の恵みしむかっぷ村山菜カレー」が食べられる。
◇住所:〒079-2202 勇払郡占冠村占冠。
◇電話:0167-56-2137。

◆占冠村ショッピングモール
 パンフレットやインターネットを設置して自由に観光情報を収集することができるようになっている。生活情報センターと併設されているショッピングモールでは、占冠村の特産品やおみやげ品のほか、食堂、レストランが建ち並び、村民や観光客に利用されている。
◇住所:〒079-2201 勇払郡占冠村字中央。
◇電話:0167-39-8010。

雲海テラス
 トマムスキー場のゴンドラ山頂駅舎横に夏季設置されるテラス。運が良ければ見渡す限りの雲海を眺めることができる。トマム特有の立地と昼夜の寒暖の差で発生する「雲海」。ゴンドラで雲を抜けると、標高1,088mに作られたテラスに到着。壮大で神秘的な景色がそこに。日高・大雪を望む大パノラマが開ける。6月1日〜10月10日(予定) 5:00〜8:30 。ゴンドラ最終乗車8:00 ゴンドラ往復。大人1,500円、小学生1.000円。
◇住所:〒079-2204 勇払郡占冠村中トマム(星野リゾートトマム)。
◇電話:0167-58-1111。
<雲海ダイヤル>
 雲海の発生確率や雲海テラスの営業状況を案内する。
◇電話:0167-58-1205(音声案内更新時間帯)前日15:00頃、雲海発生確率。 当日4:30〜8:00雲海発生・運行状況。

◆リニューアルオープンの雲海テラス
 2006年に誕生した雲海テラス。そして、2021年8月4日、リニューアルオープン。今までよりも前面にせり出した展望デッキから、より間近に雲海を鑑賞でき、3階建ての最上階からは雄大な景色を見渡せるようになった。さらに山道に沿って6つのユニークなデッキ(クラウドウォーク、スカイウェッジ、コンターベンチ、クラウドプール、クラウドベッド、クラウドバー)からは、違った角度からの絶景を眺望できる。
◇住所:勇払郡占冠村中トマム。
◇期間:2021年の場合、5月1日(火)〜10月14日、5:00-8:00(期間によって確認必要)。
◇料金:日帰りの場合:大人 1,900円、小学生 1,200円、ペット 500円。

リニューアルオープンの雲海テラス(2021年8月撮影)


『雲海テラス』の雲海≠ノいまだ巡り遇えず


 『雲海テラス』に、早朝、ゴンドラで登ったのは、1回目が2010年6月、そして、2回目が2021年8月。あっという間に10年が経ってしまっていた。しかし、残念ながら2回とも雲海を見ることができなかった。1回目は快晴で遠くまで望むことができた。2回目は濃霧。1時間ほど待ったが、濃霧は晴れなかった。やむを得ず下山。もう少し辛抱したら雲海を見ることができたのかもしれない。これも普段の行いのせいだろう。ただ、見ることができれば「もうけもの」と軽い気持ちだった。いつしか、そんな気持ちを持つようになった。このホームページを立ち上げて、しばらくしてからだ。近くだと、また撮りにいけばいいだけの話しだが、一日がかりで遠くに行った場合、さてどうする。満足のいく写真を撮るまで、そこにとどまる。天候の変わるのを夕暮れまで辛抱強く待ったこともある。しかし、そうなれば次のスケジュールが目茶苦茶になってしまう。ロスも甚大。それを繰り返しているうちに、「また、来ればいいだけの話」、「そのうちに、また、来よう」と思うようになった。それからは身も心も軽くなった。次回こそ、「いい雲海の写真を撮ろう」。いや、「撮れればもうけもの」である。


道の駅 自然体感しむかっぷ
 国道237号「花人街道」沿いの道東圏への要衛。占冠村の特産・観光情報を提供。建物の中には、食堂、レストラン、お土産店などがある。






 昔「輪寒」あるいは「和参」とも書かれ、アイヌ語の「ワットサム」から転訛したもので、「ニレの木の傍ら」の意味。昔、ニレの木が繁茂していたところから名づけられたもの。北海道の中央よりやや北部に位置し、旭川市から北へ36kmの距離にある。比較的低い山岳に囲まれた丘陵地と中央部の平坦地からなる穀倉地帯で、総面積224.83平方km。盆地特有の気候は、夏と冬では実に70度Cを超える驚異の温度差がある。
和寒町産業振興課

◆塩狩峠
 北の玄関口「塩狩峠」。「天塩の国」と「石狩の国」の国境にあることから名づけられ、古くは交通の難所であった。天塩川水系と石狩川水系の 分水界である。標高は263m。
◇住所:上川郡比布町(旧石狩国)と上川郡和寒町(旧天塩国)の境にある峠。

塩狩峠(2021年5月撮影) 

◆塩狩温泉
 大正10年、放牧中の牛が泉源の溜水を飲んでいたため発見され、泉質が酸性・緑ばん泉で万病に効くと多くの人々に親しまれている。
◇住所:〒098-0125北海道上川郡和寒町塩狩3。
◇電話:0165-32-2511。

塩狩峠一目千本桜
 塩狩峠は昔から桜の名所として知られ、5月中旬には五月晴れの下約1,600本のエゾヤマ桜が咲き誇る。
◇住所:上川郡和寒町字塩狩。

塩狩峠一目千本桜(2003年8月撮影) 

塩狩峠記念館(三浦綾子旧宅)
 作家三浦綾子さんの旧宅を復元し、小説「氷点」執筆の部屋や小説・映画「塩狩峠」に関する資料などを展示している。


 塩狩峠は、天塩国と石狩国の境界に位置し、古くから交通の難所として知られていた。1909年(明治42年)2月28日、雪深いこの峠の出来事であった。貴社の最後尾の連結器が離れ逆行暴走し、当時の国鉄職員だった長野政雄氏が、自らの命と引き換えに乗客の命を救った。この感動の実話をもとに、作家三浦綾子の代表作「塩狩峠」が生まれ、小説の舞台となったこの地に、塩狩峠記念館(三浦綾子旧宅)が1999年(平成11年)4月に開館した。
・雑貨店−「氷点」のデビュー前に営んでいた雑貨店を再現。
・台所兼居間−三浦夫妻が使っていた家具などを展示、当時の空間を再現。
・和室−作家三浦綾子の歩みを展示。◇「塩狩峠」の部屋−長野政雄氏、「塩狩峠」にまつわる貴重な資料が展示。三浦綾子の肉声を聞くことができる。
・「氷点」執筆の部屋−当時の様子にほぼ近く復元され、口述筆記が体験できる。
◇住所:上川郡和寒町字塩狩。
◇電話:0165-32-4088(塩狩峠記念館)。0165-32-2423(和寒町産業振興課)。
◇開館日:4月1日〜11月30日。
◇開館時間:10:00〜16:30。
◇休館日:毎週月曜日。
◇入館料:無料。


塩狩峠記念館・三浦綾子旧宅(2021年5月撮影) 

◆全日本玉入れ選手権
 毎年9月第1日曜日開催。和寒発信のニュースポーツ!6人が100個の玉をいかに早くかごに入れるかを競うタイムトライアル競技。レディース部門や特別賞もある。





 穏やかな丘陵に囲まれた《恵みの大地・彩りの町》剣淵は、「絵本の里づくり」を進めている。絵本1万8,000冊を有する絵本の館が常設され、読み聞かせの会等を開催している。また、絵本原画展が8月いっぱい実施される。皆さんの投票により選ぶ「けんぶち絵本の里大賞」も実施し、翌年の3月に発表会とあわせて絵本原画展を行う。地域の憩いの場桜岡湖周辺には、家族旅行村「レークサイド桜岡」があり、温泉入浴や宿泊者で賑わう。産物は、米、馬鈴しょ、豆類、ユリ根、軟白ねぎ、健康ジュース。電話016534-2121
剣淵町観光協会

絵本の館
 絵本の館は、絵本の図書室と美術館がいっしょになった『親子が触れ合える』ところ。絵本がいっぱいの『えほんのへや』、原画を展示する『展示ホール』、木のおもちゃのほか、まちの図書室もある。絵本の館にある絵本や紙芝居、また実用書や文芸書_
◇住所:〒098-0332 上川郡剣淵町市街地錦町。
◇電話:0165-34-2624。

絵本の館(2006年、2021年撮影)

道の駅 絵本の里けんぶち
 レストランや剣淵産の農産物を販売する直売所、地元特産品などのお土産を販売。自由に遊べる絵本と木の砂場のコーナーは親子に人気。近くにドッグランもある。




 2005年(平成17年)9月1日 、(旧)士別市と朝日町(上士別村字奥士別)の新設合併により、士別市が誕生した。北海道北部の中央に位置し、道立自然公園「天塩岳」をはじめとする山々や北海道第2の大河「天塩川」の源流域を有する水と緑豊かな田園都市である。JR宗谷本線や北海道縦貫自動車道をはじめ、国道や主要道道が接続するなど、交通網は良好な条件にあり、北海道の中心都市である札幌市までは、車で約2時間半、JRでは約2時間でアクセスできる。市域は、東西に58km、南北に42kmに広がりを持ち、行政面積は1,119.22平方kmを有する。そのうち約75%は山林。気候は、四季の変化がはっきりとした内陸性気候で、5月から9月上旬までは比較的高温多照に恵まれるが、気温の日較差や年較差が大きく、また、11月中旬頃から降り始める雪は平地でも1m、山間部では2mを超えるなど、積雪寒冷な豪雪地帯でもある。平成19年の最高気温は32.8℃、最低気温は−25.45度Cで、年間平均気温は559度C、年間日照時間は1,499時間、降水量は802802mm。


<旧朝日町>
 北海道の北部に位置し、北海道第2の長流天塩川の最上流、森林に囲まれた農・林業の町。人造湖「岩尾内湖」と手塩岳道立自然公園の中心となる手塩岳がある。岩尾内湖は、多目的ダムで、洪水調節、農業用水など道北地域開発の拠点として、また森と湖が調和した一大観光地として脚光を浴びている。湖畔には、白樺キャンプ場、テニスコートなどがある。上士別村から分村の際、母村の東方に位置するところと朝日の昇るような隆盛を、という意味から命名。
士別観光協会


サフォークランド士別
 広さ37.4haの緑の草原には、めん羊が草を食む姿を見ることができる。士別全体では約1,000頭のサフォーク種のめん羊が飼養されている。このめん羊牧場には、世界各国の珍しいめん羊30種類が飼養されている「世界のめん羊館」もある。また、この牧場のてっぺんには、天気のいい日に大雪山系を望めるほか、めん羊の放牧風景を眺めながら高級羊肉料理が堪能できるレストラン「羊飼いの家」がある。さらに観光シーズンには牧羊犬が羊を追うシープドッグショーが行われる。見て、食べて、遊んでのサフォークランド士別は、四季折々、家族連れで賑わう。
◇住所:〒095-8686 士別市東6-4-1(士別市役所)。
◇電話:01652-3-3121(士別市役所)。

サフォークランド士別のひつじたち(2021年5月撮影)

羊と雲の丘
 サフォーク種の羊を中心に、観光牧場では100頭をこえる羊が放牧されている。「世界のめん羊館」では、世界各国の珍しい羊が多く飼われていて、レストラン羊飼いの家では地域ブランド羊肉「士別サフォークラム」をはじめ、雄大な景色を見ながらさまざまなメニューが楽しめる。また、羊の毛刈りショーやシープドッグ(牧羊犬)による羊追いショーが楽しめ、めん羊工芸館「くるるん」では羊毛を使った作品の製作ができる。
◇住所:士別市西士別町学田 。
◇電話:0165-22-2991。

羊と雲の丘(2009年8月撮影)

世界めん羊館(2003年8月、2021年7月撮影)

日向(ひなた)温泉
 日向スキー場の斜面の標高約180mの場所に日向温泉(士別市日向保養センター)が建つ。2013年1月リニューアルオープン。効能が豊富な日向温泉。また、近くの森林公園には、バンガローを備えたキャンプ場がある。
◇住所:〒098-0475 士別市多寄町4098。
◇電話:0165-26-2021。
◇入館料:中学生以上450円、小学生220円。
◇営業時間:入浴10:00〜21:00。食堂11:00〜19:00。
◇定休日:毎週水曜日。

日向温泉(2021年5月撮影)

道の駅 羊のまち 侍・しべつ
 2021年(令和3年)5月、道内129番目の道の駅として士別市にオープン。国道40号と国道239号の交点で市内の中心にある。地域住民と観光客の交流の場としての機能を備えている。地域ブランド羊肉「士別サフォークラム」などの特産品や名産品を販売している。





 天塩川と名寄川の合流点に位置し、豊かな水と清浄な空気に恵まれ発展してきた道北経済圏の中心都市。道内唯一の国立薬用植物栽培試験場があり、芍薬、牡丹など200種の薬草が栽培されている。智恵文には10ha、60万本のひまわり畑があり、8月に満開となる。自然休養林のピヤシリ山(987m)は、原始樹海で、峰越え林道沿いのダケカンバ、山頂のハイマツの群生は素晴らしい。山ろくに「雪質日本一」が自慢の名寄ピヤシリスキー場がある。2006年(平成18年)3月に風連町と合併。
なよろ観光まちづくり協会


<旧風連町>
 東に北見山地、西に天塩山地を望む名寄盆地の中心にある。行政上は北海道上川支庁管内の北部にあり、南は士別市・朝日町、北は名寄市、東は下川町、西は空知管内雨竜郡幌加内町に接し、広さは220.61平方キロメートル。天塩川の本流と東を流れるフーレベツ川との間に形成された平原に肥沃な水田が開ける。

ふうれん望湖台自然公園
 131haの広大な自然に囲まれ、20サイトのオートキャンプ場、8人用コテージ、テニスコートや宿泊施設がある。予約と問い合わせは、センターハウス。
◇住所:〒098-0512 名寄市風連町東風連165。
◇電話:01655-3-2755。

なよろ市立天文台きたすばる
 国内でもトップクラスの星空が観測できる名寄市は、豊かな自然条件と盆地に位置する地形的な条件から良好な観測条件にある。なよろ市立天文台きたすばるは、名寄らしく北にあって冬をイメージできる「すばる(プレアデス星団)」、ハワイにある「すばる望遠鏡」にあやかって、北のすばるの愛称をついている。


 1階には、プラネタリウム・展示コーナー・レクチャールームがある。全50席のプラネタリウムは投影機が壁にあるため、広い空間となり、講座などの学習にも活用できる。展示コーナーは故木原秀雄氏の資料展示をはじめ、旧プラネタリウム館の投影機、天体写真やリアルタイムの太陽映像を映し出すディスプレイなど、いつでも天文を学べるスペースとなる。レクチャールームは間仕切りで大きさを変えられる多目的スペースで、講演会・天文教室・星空ライブなどにも使用できる。2階は観望・研究フロア。屋上観測室には4台の望遠鏡が設置され、それぞれの用途に応じて天体観測を楽しむことができる。10mドーム観測室には、北海道大学が設置した、口径1.6mの大型望遠鏡がある。この望遠鏡では、主に惑星観測を行い、この研究分野の施設では世界最大級となる。
◇住所:〒096-0066 名寄市字日進157-1。
◇電話:01654-2-3956。


なよろ私立天文台きたすばる(2023年6月撮影)

名寄ピヤシリスキー場
 ピヤシリスキー場は雪質が自慢の全9コース。ビギナーからエキスパートまで、山頂から自分にあったコース選びができ滑走が楽しめる。
◇住所:〒096-0066 名寄市字日進。
◇電話:01654-2-2131。

ピアシリスキー場
(2004年1月撮影)

サンピラー現象


 宇宙の神秘現象と言われる「サンピラー(太陽柱)」。氷点下20度前後の朝、ピヤシリスキー場には大きな光柱が立ち昇る。太陽光がダイヤモンドダストに反射し柱状に輝いて現れる。

サンピラー
(上左)北の耀き(上右)なよろグルっとガイド
(下左)piyashiri(下右)なよろめぐるマップから


名寄流!なよろ煮込みジンギスカン


 名寄市のジンギスカンは漬けダレでグツグツ煮込む。その食べ方によって道内他地域ではお目見えしない食材が登場する。名寄のジンギスカンは、7店ある老舗精肉店秘伝の漬けダレが命。その漬けダレのおいしいところを余すことなくいただくために、「油揚げ」を入れて、漬けダレをたっぷりしみ込ませて食べるのだ。続いては「もち」。名寄市は、全国でも日本一の生産量を誇るもち米の大産地。しかもその品質は、国内の有名企業から大きな支持を得ている。一例をあげると伊勢の老舗ブランド「赤福」やロッテの「雪見だいふく」にも使用されている。そんなもち米を使ったもちの食べ方は、名寄のジンギスカン文化にも融合している。その食べ方は、薄くスライスしたモチをグツグツ煮込んだ漬けダレにからませて召し上がる。そして、うどんを代表とした「麺」。道内他地域と比較して漬けダレがたっぷりの名寄流の食べ方は、老舗精肉店の秘伝ダレを余すことなくいただくことがポイント。その秘伝ダレのうまみがたっぷりしみ込んだ、うどんや蒸し麺を豪快にいただくのが名寄涜だ。

◇◇◇なよろ煮込みジンギスカンを食べさせてくれる店◇◇◇

<なよろ温泉サンピラー>
◇住所:名寄市日進。
◇電話:01654-2-2131。
<レストラン風の寄り道(道の駅もち米の里★なよろ内)>
◇住所:名寄市風連町西町334番地1。
◇電話:01655-7-8686。
<レストランヒビンカ(名寄グランドホテル藤花内)>
◇住所:名寄市西5条南4丁目。
◇電話:01654-3-2323。
<三星食堂>
◇住所:名寄市大通南6。
◇電話:01654-2-3535。
<海旬屋う美〇(うみまる)>
◇住所:名寄市西2条南7。
◇電話:1654-2-7303。
<お食事処美音福(みねふく)>
◇住所:名寄市風連町南町3。
◇電話:01655-3-2308。
<西洋居酒屋びすとろ>
◇住所:名寄市西4条南4丁目丸八ビル。
◇電話:01654-2-0080
<味処鳥長>
◇住所:名寄市西2条南6丁目。
◇電話:01654-2-2379。

◇◇◇老舗・精肉店◇◇◇

<いろは肉店>
◇住所:名寄市西4条南5丁目。
◇電話:01654-2-2488。
<下国肉店>
◇住所:名寄市西3条南6丁目。
◇電話:01654-2-2882。
<ラルズマート名寄店>
◇住所:名寄市西5条北2丁目。
◇電話:01654-3-6161。
<株式会社東洋肉店>
◇住所:名寄市西1条南6丁目。
◇電話:01654-3-5511。
<正一肉店>
◇住所:名寄市西2条南6丁目。
◇電話:01654-2-2339。
<株式会社西條>
◇住所:名寄市西3条南8丁目。
◇電話:01654-3-5151。
<うえだストアー>
◇住所:名寄市西10条南3丁目。
◇電話:01654-2-3958。

ジンギスカンストリー・発祥物語

 北海道民のソウルフードの王座に位置するジンギスカン。発祥の地が名寄だったことは知られていない。その昔、さかのぼること大正時代、名寄市智恵文地区はめん羊を盛んに飼育しており、最盛期は1,200戸を超える農家が約3,000頭以上のめん羊を飼育していた。1937年(昭和12年)の当時、智恵文めん羊組合の組合長であった山口長氏の妻、山口トメノさんが滝川種羊場で開催された、「羊肉料理実習」にてタレに漬け込んだジンギスカンの料理方法を習得し、その調理法を智恵文地区に持ち帰り、農家の各家庭に普及したのが、煮込みジンギスカンのルーツだ。名寄市内の精肉店からの聞き取り調査では、1948年(昭和23年)から、めん羊をタレに漬け込んで計り売りをしていたとの証言を得る。ジンギスカンの本場、滝川市に1950年(昭和25年)から、滝川種羊場(現在は、統廃合により北海道立総合研究機構農業研究本部畜産試験場となった)に勤務していた、北海道めん羊協議会・近藤顧問の発言では、名寄市同様の販売は行われていなかったとのこと。これらの情報から、名寄市は、「ジンギスカン発祥の地」を自称することとなった。なよろ煮込みジンギスカン研究会は、これからも、発祥の地として、この半世紀続く食文化を広めていくことになった。


道の駅 もち米の里★なよろ
 国道40号線に位置。名寄名産の「もち米」にこだわった特産品や「安全・安心・新鮮・安価」を売り物にした地元農産品をはじめ、地場産の食材を使った食事を提供するレストラン「お食事 風の寄り道」。また、情報発信基地として地域FM「Airてっし」を利用して、名寄市とその周辺の情報を発信している。




 下川は、アイヌ地名「パンケ(下)・ヌカナン(沢、川)」から出た地名。総面積の約90%が森林で、林業・林産業が基幹産業。1,000m級のなだらかな山に囲まれた盆地。冬はマイナス30度C、夏はプラス30度Cと気温較差が60度Cもある。


 恵まれた自然環境、町を一望できる桜ヶ丘公園にぎっしり積まれた石の城壁「万里の長城」。だれでも気軽に石積みに参加でき、積んだ石には、記念に名前を刻むことによって、再び訪れる楽しみも生まれる。下川町開基100年に当たる西暦2000年に、高さ3m、延長2kmの「万里の長城」の完成を目指している。また、レク施設の完備した五味温泉、下川町特産品の手延めんなどが好評。電話01655-4-2511。
しもかわ観光協会


万里長城
 市街地から南へ1km、緩やかなカーブを描く丘陵に突如として延々と続く石の城壁が現れる。それが下川町のシンボル「万里長城」。


 「万里長城」は、草地造成で出た石を利用して、日本一の手づくり観光を目指し、昭和61年町民の手づくりでスタートした。昔なつかしい「モッコ」を使い石を一つ一つ積み上げ、その積み上げた石に記念として名前を刻み込むというアイデアも生まれた。これが、体験型観光として、またユニークなまちおこしとして全国に広まり、毎年一万人を超える方が石積みに訪れ、石積みをとおして町民との交流が図られている。万里長城がある桜ヶ丘公園には、「ふるさと交流館」(郷土資料館)や「桜ヶ丘アリーナ」(土間運動場)、「山村広場」、「野球場」、「売店」、「トイレ」なども整備され、町民の憩いの場となっている。5月の桜の時期には「万里長城祭」が行われ、2月には「アイスキャンドル・パーク」が開催される。万里長城の四季折々の楽しみ方が芽生えている。「万里長城」は、西暦2000年秋、当初の計画とおり桜ヶ丘公園をぐるりと囲み、2,000m築城を達成した。平成12年10月8日には、下川町開拓100年記念事業として築城2,000m達成記念セレモニーも行われ、新世紀への新たなスタートを切った。
◇住所:〒098-1205 上川郡下川町西町, 桜ヶ丘公園。


万里長城とふるさと交流館(2004年6月撮影)



 上川支庁管内の北部中川郡に位置し、稚内市と旭川市を結ぶJR宗谷本線・国道40号のほぼ中央で、西方に天塩山地、東方に函岳を主峰とする北見山地を望む盆地に開けた町。


 町内を道内第2の天塩川(256.3km)が南北に貫流し、北は音威子府村、南は名寄市、東は雄武町・枝幸町・歌登町、西は幌加内町・中川町に隣接。面 積は672.14平方キロメートルの広大な面 積を擁する。JR宗谷線と国道40号線が町のほぼ中央を南北に縦貫。肥沃な農地で、米、馬鈴しょ、てん菜、酪農のほか、豊富な森林を利用した林産業の町として栄えてきた。森林公園「びふかアイランド」には、物産展示館「双子座館」をはじめ、オートキャンプ場、テニスコート、パークゴルフ場、野外ステージなどがあり、水辺にはチョウザメが放流され、併設の「びふか温泉」では世界三大珍味のチョウザメ料理(キャビア)が味わえる。また、体験交流施設「ふるさと館」や世界のチョウザメを集めたミニ水族館「チョウザメ館」があり、このほかにコテージも充実している 。
美深観光協会


びふか温泉
 2009年(平成21年)11月にリニューアルされたばかりの大浴場は、大きな窓と天窓からたっぷりと外光が降り注ぐ、開放感あふれる造り。無味・無臭の冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)は、なめらかな湯ざわりで、入浴後にはさっぱり、すべすべ肌に。浴槽は、主浴槽のほかジェットバス、サウナを完備。
◇住所:〒098-2366 中川郡美深町字紋穂内139。
◇電話:01656-2-2900。

トロッコ王国美深
 「日本一の赤字ローカル線」として全国にその名を知られ、昭和60年に廃止された旧国鉄・美幸線。その跡に平成10年からトロッコが運行されている。本物のレールの上を樹木のトンネルをくぐり、見晴らしのいい野原を風を切って進む。往復10km(約40分)走ることができ、普通免許があれば運転することもできる。
◇住所:中川郡美深町字仁宇布。
◇電話:01656-2-1065(NPO法人トロッコ王国美深)。

◆美深チョウザメ館
 天塩川水系に魚がいっぱい。チョウザメは、生きた化石と言われるシーラカンス時代の残存種です。北半球、中緯度以上の北に分布し28種類ほどが知られている。一般的には体調1〜2m前後だが、特にオオチョウザメなどは体長8m、体重1,300kg以上となり、年齢は生後100年以上も生きるともいわれ、淡水産魚類中、最大、最長寿の魚である。
◇電話:01656-2-2595(美深チョウザメ館)。
◇住所:中川郡美深町字紋穂内(森林公園びふかアイランド内)。

松山湿原
 天竜沼から頂上の松山湿原までは片道約900m、30分の道程。やっと頂上に着くと、一変してそこはもう別世界。幾百年もの歳月に耐えた矮姓のアカエゾマツ、ハイマツがまるでオブジェのように辺り一帯に見事な姿を披露してく。この山頂の湿原には6月頃から真白いワタスゲ、紫色のホロムイリンドウやタチギボウシ、そして赤い実をつけたゴゼンタチバナなどの花々がそよ風を受けて身をゆらしている。
◇住所:中川郡美深町字仁宇布。

仁宇布の冷水・十六滝
 1985年(昭和60年)に「名水百選」が選定された。環境省では、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、地域の生活に溶け込んでいる清澄な水や水環境の中で持続的に保全活動が行なわれているものを、現在の名水百選に加え、「平成の名水百選」として選定を行った。
◇住所:中川郡美深町字仁宇布。

道の駅 びふか
 国道40号沿いにある道の駅。イタリア人の建築家が設計した中世ヨーロッパのお城風の建物。裏手には天塩川が流れるびふか森林公園が広がり、温泉、キャンプ場、コテージなどがある。温泉では、珍しいチョウザメを見ることができる。




 交通の要衝として発展。山に囲まれた中央を天塩川が貫流。道内有数の豪雪地帯で雪質の良い音威子府スキー場がある。


 住民保養センターは、近代的な設備を整えた本格的な宿泊施設。併設の「天塩川リバーサイドパーク」は、湧出冷泉を利用し、美しい肌、健康回復に効果があるとされている。また、周辺は遊歩道(約442km)が完備され森林浴が楽しめる。パークゴルフ(9ホール)の使用料は1回100円、ゲートボール(2面)は無料。そのほかにキャンプ場もある。産物は、馬鈴しょ、牛乳、生そば。 ◇電話:01656-5-33111。
 2010年現在、北海道内で最も人口の少ない自治体。「森と匠の村」を標榜し、豊富な森林資源を生かした工芸による村おこしを推進している。という地名はアイヌ語の「オ・トイネ・プ」(河口・土で汚れている・もの)に由来し、音威子府川が天塩川に合流する地点が泥で濁っていたことからの命名とされる。
音威子府村商工会・観光協会


 1857年(安政4年)、松浦武四郎は、アイヌの人たちと共に天塩川を探査し「天塩日記」として書き残した。天塩川探査の帰途中、オニサッペ(筬島の鬼刺川付近)で、故事に詳しいアイヌのアエトモ長老から話を聞いた。<アイヌの通称である「カイナ」の「カイ」とは、この国に生まれた者ということで、「ナ」とは、貴人をさす尊敬の言葉である。>これを聞いた武四郎は、「アイヌの人々は、自らその国を呼ぶとき、加伊(かい)と言い、アイヌはひげが長いところから、蝦夷(かい)の字を用いたが、もともと蝦夷地の蝦夷(えぞ=かい)とは加伊(かい)のことである。」と考えた。1871年(明治2年)7月17日、武四郎は、道名に関する意見書を提出。候補に、日高見道(ひたかみどう)・北加伊道(ほくかいどう)・海北道・海島道・東北道・千島道の6道を提示、この中から「北加伊道」が採用され、「加伊」の字に北方の海に通じる「海」をあて、「北海道」名が誕生した。現在の「北海道」は、まさにこの地でアエトモ長老と出会ったことから生まれたのである。


北海道命名の地(2022年5月撮影)

天塩川歴史紀行
(北海道の名付け親・探検家 松浦武四郎)「天塩日誌」を訪ねて


 1857年(安政4年)6月、探検家・松浦武四郎(当時40歳)(1818〜1888年)は、蝦夷地(現在の北海道)に渡り、アイヌの男性4名と2艘の丸木舟で天塩川探査を行い、「天塩日記」を記した。北海道第2位の大河でありながら、当時未開の地であった天塩川流域の調査は、往復24日間の道程で多くの困難に遭遇した。しかし、一方で、豊かな自然とアイム文化に触れることができた。現在地は、探査5日目に宿泊したと推定されている「トンベツホ(音威子府村頓別坊)」である。武四郎は、この地でアイヌの人々の温かい心に触れた。
6月11日(調査5日目)
 夜明けを待って出発。空には黒い雨雲があって、地上には濃い朝もやがたちこめている。川岸にはウニシテやラウラウが多く見られるが、これらはアイヌの人々が食糧とする野草である。先を進むと、両岸は岩の崖になり舟に網をつけ引いて上げる。やがてカムイルウサン(中川町神居山)という高さが約900mもある絶壁がそびえ立ち、遥かその頂にエゾ松などが岩を這うように生えていて奇景である。この地はたいへん神聖な場所なので、通る際にはいつもイナウとたばこと米を一つかみづつこの地の神に供えてから通るのだという。ここを過ぎると、重なり合った岩の上から一筋の滝が落ち、7段にわたって流れている。周囲も険しい崖ばかりで、様々な動物を想わせるような奇岩怪石も川の中に多く見られる。浅いつもりで川の中を歩くと急に深くなるため、大変危険でここで溺れる者も多い。そのことから昔から川を歩いて渡ることが厳しく禁じられているのだそうである。トンベツホ(音威子府村頓別坊)には家が2軒ある。ここに案内人トセツの妻子が来ていたので、今夜はトンベツホに泊まることにした。この日、暮れてから近くでしきりに「ホッホッホッ」と鳴く鳥の声を聞いた。アイヌの人々は、アオタコダンチカフと呼んでいるらしいが、黄泉鳥(よみじのとり)の意味だそうである。聞き方によって「仏法、仏法」「梅干し、梅干し」と鳴いているようにも聞こえる声であるが、この家の主アエトモの話では、昔、最上徳内もこの鳥の鳴き声を聞いて、この鳥は本土の尊い高山にもいる仏法僧と言うのだと語ったそうだ。それで私もこれが有名な仏法僧であることを知ったのであった。
<アイヌ語>(武四郎メモ)
・ウニシテ=「おにのやがら」とも呼ばれる植物。山野の林中にはえる多年生の無葉蘭。
・ラウラウ=「コウライテンナンショウ(高麗天南星)」のこと。
・イナウ(木幣)=アイヌ民族の祭具のひとつ。日本における御幣に似たもので、人間と神や先祖を取り持つものとされている。


音威子府そば
 畠山製麺(代表・畠山捷一)が製造するそば。
◇住所:中川郡音威子府村420。
◇電話:01656-5-3035。


 殻の付いたまま製粉したそば粉を使用しているため色は真っ黒であり、そばの香りが強い。生そば製品(ビニール包装・350g)の袋の裏には、本品は当店が先代より今日まで90年の間のそば打ちの経験により、原料そばは最も美味しい北海道産を原料とし、精撰したるものを優秀なる製粉技術により、160メッシュの製粉として自家製粉し、多年の経験と独特の秘宝とにより、切れない風味豊かな、そばは全国でも珍しい、北海道の名物そばとして道内始め遠く本州方面にも御引立頂いて居ります。手造りの小さな町工場でありますが、美味しいそば打ちに一層の努力致しますので末永い御引立をお願い申し上げます。と書かれている。
 音威子府駅の駅そば(常盤軒・休業中)他、村内各所で食べることができる。


JR音威子府駅と駅舎内の立ち食いそば屋「常盤軒」(2019年7月撮影)

音威子府そば(2020年7月撮影)

道の駅 おといねっぷ
 国道275号と40号の分岐点にある道の駅・おといねっぷは、森と匠(たくみ)の村にふさわしく、木の香り漂う落ち着いた雰囲気のレストハウスがあり、自慢の名物音威子府そばが味わえる。




 中川町は北海道の北部に位置し、東に北見山地、西に天塩山地が走り、この両山地の中央を流れる天塩川とこれに合流する安平志内川流域に沿って南北に細長く開けている。地形は山岳地と平野地に大別され、平野地は一部の泥炭地を除き、肥沃で農耕に適している。気候は日本海沿岸型に属し、春は雨が少なく秋に多くなる。また寒さが厳しく積雪も多いのが特徴。


 1993年(平成5年)にオープンしたポンピラアクアリズイングは、豊かな緑と川のほとりのアクアリゾートとして好評。1996年(平成8年)にはオートキャンプ場「ナポートパーク」もオープン。カヌー工房も併設され、カヌー練習場もあり、天塩川下りの搬送サービスもある。重さ100kgの丸太を押し合う「北海道知事杯争奪丸太押し相撲大会」が開催される。産物は、かぼちゃ、とうもろこし、ハスカップ、酪農。◇電話:01656-7-2811。
中川町観光協会

中川町エコミュージアムセンター
 自然史博物館と宿泊型体験研修施設が一体となっている。1999年に廃校となった佐久中学校の建物を利用。体育館を博物館に、校舎を宿泊研修施設へと改修した。エコミュージアム構想に則り、中川町は町そのものを博物館とみなした町づくりを行っている。具体的には化石を活用した地域活性化であり、そのためのコア施設である。教育面での「ふるさと学習」の取り組みが文部科学省や教育委員会からも着目評価されている。夏には森の学校や地域観察教室などの催しが行われる。
◇住所:〒098-2625 中川郡中川町字安川28-9。
◇電話:01656-8-5133。
◇入館料:大人200円、中学生以下無料。
◇開館時間:9:00〜16:30。
◇閉館日:毎週月曜日。

中川町エコミュージアムセンター(2023年6月撮影)

中川町公共温泉・ポンピラアクアリズイング
 ポンピラアクアリズイングは、緑の森と河畔に佇む本格的なアクアリゾート施設として生まれた。アクアリズイング(PONPIRA AQUA リ2ING)のふたつの「リ」は、「リラックス」と「リフレッシュ」を表している。天然の湯と薬湯のある大浴場と、アンモナイト型のプールやジャグジーでリゾート気分。
◇住所:中川郡中川町中川439-1。
◇電話:01656-7-2400。
◇日帰り入浴:大人400円、子供200円。

天塩川


 天塩川と流域13市町村が、2004年(平成16年)10月第2回北海道遺産選定の27件に選ばれた。天塩川はその姿の美しさとともに、流域の上流部には天塩岳道立自然公園、下流部には利尻礼文サロベツ国立公園が広がり、また河口までの160kmを一気に下ることのできる日本有数のカヌー適地でもある。20カ所あるカヌーポートには多くの愛好者が訪れカヌーツーリングを楽しんでいる、そして流域13市町村での広域リバーフロント文化圏としての官民一体の幅広い取り組みが評価されている。
 天塩川は、北見山地の天塩岳を源に、剣淵川や名寄川など多くの支流を集めながら流下して、音威子府からは山に挟まれた狭い谷を美しい弧を描きながら中川町に至り、さらに天塩平野に入って、天塩町で日本海に注ぐ流域面積5,590平方km、流路延長256kmという全国第4位、北海道では石狩川に次ぐ第2位の長さの一級河川。北海道で唯一、北に向かって流れる大河。天塩川の名前は、アイヌ語の「テッシ(簗・やな:魚を獲る仕掛け)・オ(多い)・ペッ(川)」が語源となっていて、岩が簗(やな)のような形で川を横断していたという独特な地形に由来している。
 また、天塩川流域を探査した松浦武四郎が著した『天塩日誌』凡例には「本名テシウシなるを何時よりかテシホと語る也。テシは梁の事ウシは有との意なり。此川底は平磐の地多く、其岩筋通りて梁柵を結し如く、故に号しと」とある。松浦武四郎が天塩川流域を調査中に出会った音威子府村の川筋に住んでいたアイヌの長老アエトモの話から、北海道という名が誕生した。中川町は天塩川流域に南北に広がる町で、町の歴史にも天塩川はとても深く関わっている。天塩川との歴史は、水害との闘いの歴史でもある。また、四季それぞれに表情を変えながら、町の中心を流れる天塩川は町民に深く愛されている。

◆天塩川流域13市町村 =士別市、名寄市、和寒町、剣淵町、下川町、美深町、音威子府村、中川町、幌加内町、天塩町、中頓別町、豊富町、幌延町。
 2012年(平成24年)5月14日に 「テッシ・オ・ペッ賑わい協議会」 を立ち上げた。本協議会は、天塩川の恵みを再認識し、地域を訪れる方に天塩川をより一層理解してもらうことを目的に、2012〜2013年度(平成24〜25年度)の2年間にわたり、各市町村が連携し、以下の大きく3つの事業を行うことで、交流人口の増加、さらには移住定住人口の拡大に努める。
1地域連携『絆』事業=天塩川の恩恵を受けている地域が連携して絆を深める。
2魅力創造『彩』事業=天塩川の魅力を地域自らが再発見し、内外に魅力をPR。
3情報発信『伝』事業=地域FMやフェイスブックなどで、さまざまな天塩川情報を発信する。

天塩川(2009年8月撮影)

道の駅 なかがわ
 稚内市から国道40号を南に約90q。一級河川天塩川の中流部の平野のほぼ中央に位置する。玄関ホールの正面には、天井から吊り下げた鉄製フードの暖炉があり、冬場には燃え盛る暖炉に身も心も温まる。周辺には自然誌博物館(中川町エコミュージアムセンター)、温泉と宿泊施設を兼ね備えたポンピラ・アクア・リズイング、設備の整ったオートキャンプ場・ナポートパークなどがある。




 幌加内は、アイヌ語で却流する川の意であり、新成生、下幌加内の二白治区にまたがる改修前の幌加内川は、長蛇のごとく曲がりくねって、水流がはっきりしないようなところから名付けられたものである。


 分村当時4,670人であった人口が、昭和4年の幌加内駅の開業によって急増し、その後クローム鉱など地下資源開発によって、1942年(昭和17年)には1万,580m1万,O00?35年(1万,016m)以降減少を続け、2000年(平成12年)には2,217人と40年前と比べ81.6%の減少となった。人口減少の原因は、経済不振、後継者不足による離農、購買力低下に伴う商業者の転出、公的機関の合理化などと考えられる。
 気候は、山岳に囲まれた盆地のため、内陸性で、夏は高温多湿、冬は寒冷多雪、通年の寒暖の差が大きく、昼夜の気温差も大きい。近年の平均気温は5.℃、年間降水量は.1,658mmとなっている。まれに初霜が9月下旬、遅霜が6月になることもあり、冷害の誘因になることもある。
 本町は空知支庁管内の最北端に位置する。北は美深・中川町、南は深川市、東に名寄・士別・旭川の各市および和寒・風連町、西に小平・苫前・羽幌・遠別の各町に接している。町役場所在地より札幌市まで道路で149.1km、旭川市は44.8km、名寄市は71.8km、深川市には45.5kmの地点にある。
 地勢は、おおむね山岳が多く、四囲は森林に囲まれている。町の中央を貫流する雨竜川は、石狩川の一大支流で、雨竜・天塩・苫前の三郡にまたがる高峰ピッシリ山に源を発し、南流すること82km、沿線に大小の盆地を包有し、この間で朱鞠内・添牛内・政和・幌加内の4つの市街を形成している。
幌加内町観光協会

◆日本最寒の地碑
 1978年(昭和53年)2月17日、母子里の北大演習林作業所で、マイナス41.度が言記録れ「日本最寒の地」として有名になりった。
◇住所:雨竜郡幌加内町朱鞠内湖畔。

母子里(もしり)クリスタルパーク
 1978年(昭和53年)2月17日、幌加内町の母子里もしり地区で、日本最寒気温となるマイナス41.2度を記録したことを記念して作られた施設。敷地内にある特徴的なデザインのモニュメントは「クリスタルピークス」という名称で、凍てつく寒さの中のつららをイメージしている。マイナス41.2度を記録した2月17日は「天使の囁き記念日」として、日本記念日協会から正式に認定されており、 毎年2月には「天使の囁きを聴く集い」のイベント会場として、モニュメントのライトアップやセレモニーが行われている。管理棟内には、近年の気温の推移などの寒さに関する展示室があるほか、「日本最寒地到達証明書」を100円にて発行している。
◇住所:雨竜郡幌加内町母子里地区。
◇電話:0165-38-2513。

◆作付面積日本一の「そば」
 幌加内町の基幹産業は農業で、全道でも優良米を生産する町として知られている。現在は米作中心の一方で、農業に従事している人の約8割が何らかの形でそばの生産にかかわっている。そばは10a当たりの収益性が低いことから、その分広い作付面積を必要とする。幌加内町はそのための土地条件が整っており、その生産量は全国で生産される総量の約1割を、全道では約3割を占め、日本一の生産量を誇る。


 現在、幌加内町のそばの作付面積は約2,400haで、年々増加の傾向にある。また、作付されている品種はすべて「キタワセ」で、ほとんどのそば農家が同じ時期に収穫を迎える。そばの収穫は、天候にも左右されるが、実の水分が最も少ない時間帯(およそ3時間)に集中して行うため、1日、2日の乾燥調整のズレが品質に大きく影響する。幌加内町では、平成11年(1999年)度新山村振興等農林漁業特別対策事業で、新たにそば乾燥調整施設を建設した。処理能力も大幅に向上し、収穫適期20日間で、全圃場から施設への受け入れができるようになった。さらに、除湿マドラー通風乾燥方式の採用により、高品質仕上げが可能となり、幌加内産そばの品質向上に大きく寄与している。 

◆幌加内町オリジナルそば品種「ほろみのり」
 そばにもさまざまな品種があり、北海道の主流は、「キタワセソバ」。当町では、安定生産を目標に平成9年(1997年)からそばの品種改良に取り組み、7年の歳月をかけ「ほろみのり」を開発した。従来の「キタワセソバ」より草丈が低く風雨により倒れにくいので、脱粒が少なく、味は甘みがあり、クセがなく、上品な昧と言われている。従来品種「キタワセソバ」などは同じ時期に種をまいても開花期や収穫期にばらつきが出て、成熟が早い株は収穫前に実が落ちてしまうことがあるが、「ほろみのり」は、収穫までの期聞が70〜100日と従来種より20日ほど短く収穣期も同時に迎えることができる。平成16年(2004年)に種苗法に基づく品種登録を受け、平成18年(2006年)から本裕約な栽培が始まった。


そばの花(2010年7月撮影)

幌加内町新そば祭り
(2007年9月撮影)

◇◇◇幌加内町の主なそば屋さん◇◇◇


<せい一>
◇電話:0165-35-3646。
<八右ヱ門>
◇電話:0165-35-3521。
<あじよい食堂>
◇電話:0165-35-2056。
<片田舎>
◇電話:0165-35-3311。
<誠や>
◇電話:0165-35-2202。
<霧立亭>
◇電話:0165-37-2233。
<政和三頭山>
◇電話:0165-37-2464。
<そばの里>
◇電話:0165-37-2070。
<玄蕎麦処〇(まる)>
◇電話:0165-37-2700。
<レークハウスしゅまりない>
◇電話:0165-38-2029。


日本最大の人造湖・朱鞠内湖(しゅまりないこ)
 まるで北欧の湖畔にいるような錯覚をもたらす日本最大級の人造湖・朱鞠内湖。この雨竜第一ダムは発電を目的として作られ、1943年(昭和18年)に完成した。湖の面積は23.7平方km 、周囲約40km、水深約40mあり、第一ダムはブトカマペツ川をせき止めて貯水している。1974年(昭和49年)には道立自然公園に指定され、幻の魚「鱗イトウ」が住む神秘の湖と呼ばれ、訪れる人々を魅了している。

人造湖・朱鞠内湖(2021年8月撮影)

朱鞠内道立自然公園
 1974年(昭和49年)に道立自然公園に指定された朱鞠内湖一帯は自然保護上の厳しい規制処置を受ける原生域が広がり、今もなお自然の原型をとどめている。深い原生林に囲まれた湖には、大小13の島々が浮かび幻想的な雰囲気を醸し出し、幻の魚「イトウ」が潜むことから神秘の湖と呼ばれている。夏にはキャンパーや観光遊覧、冬にはわかさぎ釣りで賑わいを見せる。
◇住所:雨竜郡幌加内町。
◇電話:0166-46-5922(上川総合振興局保健環境部環境生活課)。0164-42-8436(留萌振興局保健環境部環境生活課)。

◆朱鞠内湖・湖水祭り
 8月上旬に行われる湖水祭りは、朱鞠内湖の夏の風物詩。全日本水上綱引き大会は、迫力満点。

道の駅 森と湖の里ほろかない
 日本一の生産量を誇るそばで有名な幌加内町。夏は真っ白なそばの花が咲き乱れ、冬は文字どおり雪原。国道275号沿いに建つ。併設するセンターハウスのせいわ温泉ルオントがある。


◆せいわ温泉ルオント・ログキャビン
 道の駅センターハウスである「ルオント」では見渡す限りの大自然の中で天塩山系三頭山の山麓に湧く緑深い山のいで湯である「三頭の湯」を楽しむことができる。宿泊施設の9棟のログキャビンはエアコン完備で快適。ロフト付きや2段ベット付き、バリアフリーなど多様な客室レイアウト。
◇泉質:ナトリウム塩化物泉。
◇効能:神経痛・筋肉痛・五十肩・関節痛など。
◇電話0165-37-2070。

せいわ温泉ルオント(2021年8月撮影)



Copyright(c)1999 by Niida Groups ,All Rights Reserved