
備後西国 第31番 明尾山 寒水寺
広島県福山市神辺町西中条1674平成26年(2014)4月 現在
養老2年(717) 密蔵上人の開基で、本尊は正法明如来の御自身作と伝えられています。古くは寺禄三千貫を領し七堂伽藍を有し、子院十二ヶ寺がありました。たびたび 火災に遭い、本尊大士は不思議にも岩上或いは土中にて難を免れ、明治30年(1897)の火災にも老松の梢に避難されたと伝わっています。古来より安産の観音として参詣す る人は多い。創年代を証する白鳳期の碑仏数体が発掘されています。寺は海抜120mに位置して、眼下に神辺の町並みや福山市街地を望遠できます。
(参考)芦田川文庫 原田太朗著「備後西国三十三カ所」










アクセス
岡山県井原市からの国道313号と、府中方面からの国道486号が合流する交差点からすぐ北へ小さな川へ沿っての土手道があります。入り口は「福山カントリーク ラブ」とゴルフ場の看板があるので分かるでしょう。国道から分かれて北へ500mほどで、県道181号(旧山陽道)との交差点に出ます。さらに直進すると、すぐに道路右手下にお寺が見えます「備後国分寺」です、ゴルフ場を目指して川沿いに進みます。
若しくは国道486号傍の「菅茶山記念館」西にある大きい道を北に進むと大きな池の交差点に出ます、直進し道なりに進めば「国分寺」に出ます、こちらの道は2車線道路です。
国分寺から1kmぐらいで、右下に大きな石積みが見えます、江戸時代に作られた「砂留め」です。今は埋め立てられて「堂々公園」となっています。公園駐車場の少し手前に道路左側へ「寒水寺入口」の石柱があるので、山道へ入って行きます。曲がりくねった急な山道を500m進むと正面にお寺が見えます。突き当たりの広場へ車は停めておきましょう。