
備後西国 第15番 亀屋山 正興寺
広島県三次市吉舎町矢野地869平成26年(2014)11月 現在
開山眼岩和尚の遷化は、後堀河天皇の寛喜元年(1229)3月で、地方有数の古刹と言われていますが、開基など一切の縁起は不明です。万治元年(1658)賊の放火にあい、山門を残して全部焼失し古書、記録なども全て失われました。明治維新前後の無住の時に山林、田畑も殆ど失い、現在は小堂宇と僅かな寺産を有するのみとなっています
(参考)芦田川文庫 原田太朗著「備後西国三十三カ所」











向こうの橋は馬洗川に架かっています
アクセス
尾道から三次方面の国道184号三次市の南方三良坂町と吉舎町の中間あたり、国道184号、JR福塩線、馬洗川と旧道が平行して通っています。旧道へ入り JR吉舎駅から北方2kmばかり、馬洗川に掛かる橋の傍から東の山間(惠木谷)に入って行く道が有ります。「正興寺1.3km」と大きな案内板が有るのですぐに分かるでしょう、福塩線の踏切を渡り、さほど急でもない山道をしばらく行くと、左手に大きなわら屋根風の本堂が見えます。道路脇の広場へ車を停め、小さな川を渡ると山門は すぐ目前です。