
備後西国 第30番 寶龍山 長尾寺
広島県福山市東深津町7丁目13-1平成26年(2014)10月 現在
大同(806-810)年間、弘法大師の開基、十一面観世音を本尊とし観音寺と称します。大治2(1123)年崇徳上皇が再興。現在、長尾寺と呼ぶのは慶長6(1601)広島藩主福島正則の重臣深津郡領主長尾隼正が再興し、祈願寺としたのに始まります。
福山藩主水野勝成公が福山城の際、吉津に一寺を建て当寺の本尊を移し、のちに神辺中条の寒水寺から六尺立像の千手観音を迎え本尊としましたが、昭和20年(1945)8月8日の福山空襲で本尊、伽藍などを焼失してしまいました。堂宇を再興、本尊や脇仏不動明王、毘沙門天など全て新たに勧進しました。
(参考)芦田川文庫 原田太朗著「備後西国三十三カ所」












アクセス
JR福山駅から東へ直線距離で約1.2kmの小高い山の上「福山暁の星学院」の東隣にあります。学院から直接寺へは行かれません。このあたり幹線道路以外の生活道路は、狭くて入り組んでいて分かりにくいです。
少しばかり東に深津小学校があります、小学校北側の広い道を西に向かって進み、突き当たりY字交差点を右方向に進みます。小さい川を渡ると道は狭くなり、交差点に出るので左へ曲がるとすぐにお寺は見えます。道路脇の平地にあるのは別のお寺です。その左隣の見上げる所へあるのが目指す「長尾寺」です。道路脇へお寺の広い駐車場があります。石段左の道を進むと、本堂脇まで車で行くことが出来ます。
またはJR山陽線と新幹線が二階建てになった、線路沿い北側の道を進むと、国道313号から東へ約800mあたり8階建てのマンションの西「辻之坂」交差点を斜め北方向に進むと、500m程の所へあります。狭い道ですので慎重に進みましょう。