
備後西国 第21番 三峯山 浄久寺
広島県庄原市西城町栗甲150平成27年(2015)10月 現在
天文2年(1533)久代七代宮上総守高盛は大富城を築城し、岩戸観音および脇立不動、毘沙門を当地に移して寺を建立しました。開山は徳雲二世鼎庵宗梅禅師、二世中興は徳雲五世覚海道智禅師木中桂抱和尚です。元禄年間に大壇越尺田屋近藤市兵衛により再中興され現在に至っています。
久代家累代の墓、寺宝(県重文)の覚海禅師、宮景盛公、山城守盛勝公の画像三幅があり、県天然記念物のカヤの巨木が昔日の面影を今に伝えています。
(参考)芦田川文庫 原田太朗著「備後西国三十三カ所」


















アクセス
庄原市街地から国道183号を10kmばかり東へ進むと、JR芸備線と西城川をほぼ平行して続く国道の傍へ平子駅がある。駅を過ぎすぐの踏切を渡り、さらに1.5Km程進み西城側に掛かる橋を渡りきった所で左側の狭い道へ入る。川に沿った道を進むと踏切があり、道なりに直進すると左手に寺が見えます。車は山門の石段手前に駐車場があります。
また、平子駅の踏切から700m程で国道のすぐ傍へ「夢」と刻んだ石碑がある橋を渡り、200mほど直進すると線路に突き当たる、線路沿いに右に進むと踏切のある交差点に出るので、山の方へ踏切をわたり、そのまま山に向かって500mばかし進むと寺は見える