
第17番 吉祥山 岩屋寺
広島県三次市畠敷町2121平成27年(2015)10月 現在
1250年ほど前の天平年間に行基が岩屋の洞窟に観音像を刻んで祀ったのが始まりとされ、岩屋寺の名の由来とされています。曆応2年(1339)に足利尊氏によって、講堂が造営され修験道場として栄えました。中世には近くにある比叡尾城の城主三好氏が祈願寺とし現在の場所に本堂、庫裡などを造営、その後三次藩主浅野長治の加護を受けました。近年荒廃していたのを昭和34年に瑞秀上人を住職に迎え復興されました。当寺は三次地方の名物、霧の海観望の勝地です
(参考)芦田川文庫 原田太朗著「備後西国三十三カ所」
























仁王門内の仁王像(前回参拝時撮影)
アクセス
やまなみ街道(松江自動車道・尾道自動車道)三次東インターから県道434号を西へ約1.8kmの所。三次自動車学校から400mほど西の信号のない「岩屋寺公園」と案内がある交差点を山に向かって北方向へ。狭い道を進むと、途中Y字に分かれているので左に進む。400m程で「岩屋寺毘沙門堂」があります。
そのまま左手に進むと七曲りと言われる、曲がりくねった急な狭い山道を通って3km程で、お寺のすぐ横まで車で行くことが出来きます。途中2km程で岩屋寺公園展望台へ進み、そこから100m程歩くとお寺へ行かれます。または麓の毘沙門堂に車を停めて沢沿いの表参道を歩いて20~30分でお参りできます。あまり人が通ってない 急な山道ですが、途中には「仁王門」「地蔵堂」があり、さらに崖縁にある「白山大権現」に行くことができます。こちらの表参道がお勧めです。
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